中原尚哉のレビュー一覧

  • ネットワーク・エフェクト
    大ボリュームで、マーダーボット・ダイアリーの世界にどっぷりと浸かれる一冊。
    マーダーボット自体、天の邪鬼なところがありますが、ほかの機械知性も一筋縄ではいかないといいますか、あえて外したようなリアクションをしてくるのが楽しいです。
    今回も絶体絶命のピンチを迎えるマーダーボット。
    分身の術(?)で死地...続きを読む
  • AI 2041 人工知能が変える20年後の未来
    ものすごいツボに入った。
    2041年に起こりうるAIによる変化が起きた世界を物語として提示しつつ、その技術的な説明もセットで掲載。
    物語がどれもすごく興味深く、それだけで読んでいてすっごく楽しい。説明もわかりやすい。
    リスクはあるとは思いつつも、早くこんな未来が来て欲しい。
  • マーダーボット・ダイアリー 下
    戦闘警備ボットめちゃくちゃ強そうでかっこいい。また別の戦闘警備ボット出てきて主人公と関わってほしい。
  • マーダーボット・ダイアリー 上
    チート過ぎん?と感じつつマーダーボットのキャラがかわいいし面白いので楽しく読めた。調査船頼りになりすぎる。安倍吉俊さんの表紙絵も素敵ですね
  • 失われた世界
    シャーロック・ホームズの著作で有名な著者の「ロスト・ワールド」もの。冒険に至るまでに全体の1/3もページ数を割いており、はじめは少し焦ったく感じます。その分、冒険に参加する四人の性格が丁寧に書かれているので、物語が進むほどにキャラの発言や行動が際立っていき、気が付けば夢中になって読んでいました。

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  • スタートボタンを押してください ゲームSF傑作選
    ビデオゲームをテーマにした、現代SFを牽引する豪華執筆陣によるオリジナルSFアンソロジー。全12編を収録。

    「リスポーン」「救助よろ」「1アップ」「NPC」「猫の王権」「神モード」「リコイル!」「サバイバルホラー」「キャラクター選択」「ツウォリア」「アンダのゲーム」「時計仕掛けの兵隊」を収録。

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  • 逃亡テレメトリー
    「逃亡テレメトリー」プリザベーション連合で警備コンサルタントになった弊機が、不審な死体の発見から始まる事件を調査する話。弊機、というより警備ユニットを信頼していない警備局と摩擦が起こるも、最終的には協力する。
    ここではプリザベーション連合の自由ボットにイライラ(つまりやや嫉妬)する。
    プリザベーショ...続きを読む
  • ネットワーク・エフェクト
    プリザベーション連合にひとまず身を落ち着けたマーダーボットは、メンサー博士の依頼で人間たちと新たな調査任務に向かう。メンサー博士の娘で思春期真っ只中のアメナを筆頭に、人間たちに心の平穏を乱されるマーダーボット。大きなトラブルに対処する中で、あのART(不愉快千万な調査船)に再会。しかし、船の中にAR...続きを読む
  • マーダーボット・ダイアリー 下
    「暴走プロトコル」悪徳企業が遺棄された惑星を違法に探索しようとしていることを知った「弊機」は、その証拠を掴みメンサー博士に届けるべく、ある調査隊とともに惑星に侵入。調査隊で可愛がられている素直で友好的なペットロボット、ミキにイライラしながらも作戦を遂行したが、遺棄された研究施設に残っていた戦闘ボット...続きを読む
  • AI 2041 人工知能が変える20年後の未来
    SFとしても、その解説としても素晴らしい。
    何よりAIと人間の共存に向けての希望と示唆に満ちている。
  • AI 2041 人工知能が変える20年後の未来
    その本を選んだ理由
    2023年の年間ベストブックで選ばれていたのと、ラジオ番組「bibliotheca」で山口周と長濱ねるがとりあげていたこと。そして、現在の日本のIT技術が20年前から進歩していない、行き止まり感。世界から置いて行かれている感じ。この現状をブレイクスルーするためのヒントになるのでは...続きを読む
  • AI 2041 人工知能が変える20年後の未来
    AIの進歩に関する10の短編とそれに使われている技術説明の部分の抱き合わせ。
    どのお話もとても面白かったですが、個人的には「コンタクトレス・ラブ」「アイドル召喚!」「幸福島」あたりが興味深かった。

    「高度に発達した科学は魔法と区別がつかない」

    とは有名な言葉ですが、この中で使われている技術は時に...続きを読む
  • AI 2041 人工知能が変える20年後の未来
    仮想現実、拡張現実、複合現実など新たな技術の最大の課題は想像力、コンテンツ制作だ。AI による仕事は今後あらゆる面での雇用問題が噴出する。人間の仕事の40%が2033年までに代替可能となり「大転職時代」になると予測している。
    AIの苦手分野とは3つ、創造性、共感、それに器用さである。そんな中で有望な...続きを読む
  • 鋼鉄紅女
    めちゃくちゃ面白い。
    主人公の怒りは当然。どんどんやったれとい思っているうちに終わっちゃう。500ページもあるのでにあっと言う間。
    人名の読み方が覚えられない!
  • アポロ18号の殺人 上
    実際のアポロ計画は17号まで。本作の架空の18号のミッションは軍事目的。殺人事件と絡んでしまう上に軌道上の衛星と偶発的に戦闘状態となってしまう。もちろん相手はソ連。厳しい冷戦の中、実世界ではソユーズと米国宇宙船のドッキングを行うまでの間にこの架空の18号を挟む。著者はカナダ人発の宇宙飛行士ということ...続きを読む
  • 創られた心 AIロボットSF傑作選
    SFってやっぱ面白い、と思わせてくれる16編と盛りだくさんの短編集。文庫も物価高騰のあおりを受けてこんなに高くなったか・・・と思いつつ買ったが、元は取れたと思う。

    どの作品も味わい深いのだが、意識を持ったAIは物理的につながりさえできれば、ハード(シャーシ)を乗り換えていけるって設定が興味深い。人...続きを読む
  • 逃亡テレメトリー
    すごく面白かった。一番好きな巻になったかもしれない。殺人事件の捜査する話と過去の弊機の話やメンサー視点の話が載ってた。第三者による弊機の外見描写は貴重なのでにやにやしちゃった。やっぱり?細いんだ。小柄でもないけどそこまで身長高いわけでもない?もっと情報欲しい。
    次巻もめちゃくちゃ楽しみ。首長くして待...続きを読む
  • ネットワーク・エフェクト
    面白かったけど難しかった。
    もう少し後日談が欲しくなったけど、多分それは次巻の短編集でする?どちらにしろ楽しみ。
  • マーダーボット・ダイアリー 下
    弊機がどんどんプリザベーション連合の人間たちと交流を深めていく様子に心温まった。次巻で感情とか過去のこともう少し描かれそう。長そうなので楽しみ。
  • AI 2041 人工知能が変える20年後の未来
    今から約20年後、AIが社会にどのように利用されており、どんなことが実現されていて、また同時にどういう弊害が発生する可能性があるのかを分かりやすく解説。
    偏見・分断の固定化、ディープフェイク、医療、教育、自動運転、自律兵器、淘汰される職業、幸福など各テーマを扱う短編のフィクション(2041年の架空の...続きを読む