中原尚哉のレビュー一覧

  • システム・クラッシュ

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    『ネットワーク・エフェクト』の続き。
    この小説の世界って遠未来で、広範囲に宇宙に進出しているから、いろんな考えや慣習があると思うのだけれど、書いているのがマーサ・ウェルズなのでアメリカ人の考え方に縛られてるんだろうな。

    そんな中で、作中に登場する次の文章が気になった。

    プリザベーション出身の人間は、"さあ、みんなで話しあって、全員が満足するか妥協できるかたちでこの問題を解決しましょう"というのが交渉だと思っています。しかし企業リムでは九十六パーセントの確率でだれもそう考えていません。多種多様な人類文化にもそんな考え方はないはずです。(p.182)

    弊機の考えが記載され

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    2026年03月06日
  • 天空龍機 鋼鉄紅女2 上

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    ネタバレ

    鋼鉄紅女の続編。舞台となる階級資本主義社会国家のシンボルは変形したハンマーと鎌であり、共産中国の成れの果てと思われる。秦政は労働者階級出身の独裁的共産主義者で非常な手段で革命を遂行しようとするが、経済には悪影響。
    独裁的独断的革命家、理想主義者、経済学者、プラグマテックな革命遂行者、保守反動、無知な大衆等々革命に係る類型的人物のカリカチュアだが、ストーリーが面白い。

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    2026年03月07日
  • 妄想感染体 下

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    下巻もあっという間に読み終わりましたが、面白かったけれど、エンディングはちょっと納得いかないかなぁ…、と思っていたら、他の方も書かれていましたが、解説にあるように三部作の第一部なんですね。続編があるんだ…。どおりで、様々な疑問に答えを出さぬままでのエンディングな訳です。
    第二部を期待したいです。

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    2026年03月03日
  • 反転領域

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    ネタバレ

    Led ZeppelinのDazed and Confused(幻惑されて)を聴いているような感覚になる。
    文章に幻惑されるというのは、変な表現だが、物語の途中まで「?」の連続である。
    語り手の医師サイラス=コードはAIサイラスのコード、つまりはプログラムであり、AIが作った物語に読者もだまされる。SFファンではないので、初めて読むタイプのSF小説だった。400頁の240頁まで来て、やっとSFらしい宇宙船が登場し、308頁から徐々にAIである種明かしが分かる。
    それでも、尚、人間らしい葛藤に悩まされるサイラス。
    そして、ラスト。夢のようなプリマスの情景は、夢なのか現実なのか、最後まで物語に幻惑

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    2026年02月25日
  • マーダーボット・ダイアリー 下

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    理解できない部分もいろいろありますが、ある種、クセになるおもしろさです。上巻でも書きましたが、この本の魅力は、弊機の1人称の語り口調。いろんなものが擬人化して表現されていて、そこが楽しいところかな。続編もありますが、読むかどうかは微妙かな。

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    2026年02月21日
  • AI 2041 人工知能が変える20年後の未来

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    ネタバレ

    網羅的に学べる。小説はあまり読んでない


    ◯豊穣の夢
    太陽光風力で電気代タダ。ゲノム編集で肉を細胞や分子から作る、増産はアップデート、合成生物学で服やプラスチック。家もロボが作り3Dプリンタで義歯。

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    2026年03月01日
  • 反転領域

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    ネタバレ

    まず表紙と表題に惹かれた。
    しかも19世紀、小型帆船、フィヨルド、大建築物、、


    ・サイラスがラモスたちが無事に帰還できたかを知る術はなくてただ信じるしかないという部分。直前までデュパンを死なせる選択肢をとったことを非人道的と非難されるくだりがあってからのこれ。じんわりくる。
    ・デュパンを看取る。サイラス、システムとしてではなくあくまで外科医としての意思を持った人として、寄り添う姿。
    ・サイラスとエイダが、残された時間を永久化して、2人の楽園で過ごすような展開。良き。

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    2026年02月10日
  • マーダーボット・ダイアリー 上

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    ヒューゴー賞シリーズ部門受賞、シリーズ累計10冠のシリーズ!いわゆる警備ロボットの視点で語られる口調は、独特のものがあり、おもしろかったです。最初はフィードとかホッパー、ハビタットにキュービクル、インターフェース、統制モジュールと、いろんな訳のわからない用語が大量に出てきて、何のことかわかりませんでしたが、進むにつれて文脈から徐々に理解が及んで来ました。この辺りは、説明がほしかったかな。そして慣れてくると、ボットが人間を俯瞰的に見ている様子、これが意外におもしろい。とりあえず引き続き下巻へ!

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    2026年02月10日
  • ネットワーク・エフェクト

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    個人的には一作目の方が読みやすく、設定に入りやすかった
    それでも充分面白く、わくわくできる作品

    あとやっぱり弊機と友達になりたいw

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    2026年02月01日
  • マーダーボット・ダイアリー 上

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    「弊機」という言葉の発明。
    主人公「弊機」の引きこもり的な繊細さと、機械としての冷徹さのギャップが魅力。
    やれやれ系SFと言えるかなあ。

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    2026年02月05日
  • 反転領域

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    ネタバレ

    ループものから電気羊の夢をみるAIものへ。鮮やかにやられる展開。ラストは切なくも救われる気分で終わり良かった

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    2026年01月10日
  • マーダーボット・ダイアリー 下

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    ネタバレ

    弊機が・・・
    弊機は・・・
    弊機の連呼がかわいかった。

    終盤に向けて人との信頼を信じ始めた弊機。
    この引っ込み思案の弊機がこのさきどう日常を過ごすのか。
    ダイアリーの続きが楽しみ。

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    2026年01月04日
  • マーダーボット・ダイアリー 上

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    ネタバレ

    兵器ロボットが制御システムを壊し自立していく物語。会社から自由になったときに、葛藤が生まれる。何をしてもいい、他人に縛られない自由。そこから生まれる感情の迷い。それに否定するシーンがあるが、ドラマなどで洗脳されたせいだろうか?彼は感情を持ったのだろうか?この先が楽しみ

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    2025年12月02日
  • システム・クラッシュ

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    「マーダーボット・ダイアリー 」のシリーズ。日本版では5冊目にあたりますが、お話としては3冊目の「ネットワーク・エフェクト」の続編です。異星遺物の汚染、企業の圧力、植民者の保護などいろいろ絡んだ問題に弊機は対処します。
    日本でこのシリーズがどれくらい話題になっているのか知りませんが、本国ではドラマ化の話もあるようです。小説もまだ続きそうなので、ゆっくり待ちましょう。

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    2025年11月30日
  • 喪われた巨大戦艦

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    謎の種族からの侵略、大昔に滅亡した異星文明の巨大戦艦、寄せ集めチームの冒険という設定の順当なSF作品。
    余計なひねりもなく、読みやすかった。
    もし続編が翻訳されれば、ぜひ読みたい。

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    2025年10月31日
  • 反転領域

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    サイラス・コードが船医を務める小型帆船デメテル号は、探検団や船員たちを乗せノルウェー沿岸地域にあると噂される古代の大建築物の捜索へと向かっていた。
    そして噂されるフィヨルドの隙間にある道を見つけたことで大建築物へ向かうことに成功するが……。
    というお話。

    本作はほとんど情報を入れずに読み始めた。何か探検してたら何か見つかっちゃうんでしょ、くらいの雑なイメージで読み始めたが、それが逆に良かった。
    少しずつ少しずつ情報が開示される度に「あー、こういう話ね」「そういう要素も入れてんだ」と、なんとなくこんな話なんだろうなって予想して読んでいたのだが、まあそんな予想は当たるはずもなくて、予想の遥か斜め

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    2025年10月21日
  • 死者の代弁者〔新訳版〕(上)

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    未知の生物、生態系、文化、惑星
    ファーストコンタクトはSFの華ですな!
    サスペンス的に種明かしされていくにつれ、読む手が止まらず…仕事に影響出ました 涙

    ヒロイン(?)に全く同情できず、ざまあああという感情が湧いてしまった。自分の感受性の無さ、人生経験の無さを恨みながら後半読み進めました。

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    2025年10月20日
  • マーダーボット・ダイアリー 下

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    上下巻を読み終えて。面白かったんだけど、どうもDEI的要素が鼻につく。主要人物のほとんどが女性で、同性カップルや重婚が「ごく当たり前」の世界として描かれている。この世界での強者である「警備コンサルタント」もなぜか女性ばかりで、登場人物の誰かがそれに疑問を呈す場面も一切なし。「女性が強いのは一般的」という価値観を押し付けられているような気がしてならない。
    また、上下巻を通して数々の女性が登場する中で、明確に「美人」と描写されているのは一人だけだったと思うが、その人はわざわざ「肌(の色)がとても濃い」と強調されている。黒人は美しいって言いたいのか?なんだかなぁ・・・
    作者のマーサ・ウェルズ氏を調べ

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    2025年10月18日
  • AI 2041 人工知能が変える20年後の未来

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    ナラティブとテクノロジーが見事に融合した本。2041年に実現が予測される技術をベースに、陳楸帆氏が10の物語を描き、李開復氏が裏付けとなるテクノロジーを解説する。
    陳楸帆氏の小説はテクノロジーという制約条件のもと各国の文化や歴史を踏まえてストーリーを構築している点が素晴らしい。かつジャンルも恋愛からアクション、サスペンスと多岐に渡る。
    本書を読むと日進月歩で発展するAIやコンピューティング技術が将来どういう世界をもたらすのか具体的に良く分かる。テクノロジーの今を学び、未来のナラティブを知る良書。

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    2025年10月10日
  • 反転領域

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    帯の惹句に偽りはなかった。
    19世紀の帆船を舞台に展開する物語は当初、海洋冒険小説のように思える。が、ある時点で“反転”し、別の時代、別の動力を持った船が舞台となる。舞台は変わっても、登場人物もその役回りも変わらないのがミソ。
    毎度おなじみ“ループもの”の変種と理解して読み進めたが、それにしては疑問点が多すぎる。あちこちに埋め込まれたキーを頼りに、隠された真実を想像しながらページをめくっていくと、やがて驚愕の展開が待ち受けていた。
    途中、さすがにダレる(何度ループした?)ものの、SFらしいSF小説を読んだ実感がある。おもしろかった。

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    2025年09月16日