【感想・ネタバレ】システム・クラッシュのレビュー

あらすじ

かつて大量殺人を犯したとされたが、その記憶を消されていた人型警備ユニットの“弊機”ことマーダーボット。植民惑星での異星遺物汚染事件に巻き込まれた弊機は、ARTこと探査船ペリヘリオン号の協力もあり、窮地を脱する。だが、この惑星を支配しようとする冷酷な企業バリッシュ‐エストランザ社は、いまだあきらめてはいなかった……はたして弊機は入植者たちを救い出し、ARTとともに新作ドラマを視聴する生活にもどれるのか? ヒューゴー賞4冠&ネビュラ賞2冠&ローカス賞5冠&日本翻訳大賞受賞の大人気シリーズ、待望の第4弾!/解説=池澤春菜

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

今年の3月に「ネットワーク・エフェクト」を読んでいたところ、本書が「ネットワーク・エフェクト」の続編だということで、積ん読中の「逃亡テレメトリー」に先立って本書を読むことにしました。
本書でもマーダーボットは満身創痍になりますが、「ネットワーク・エフェクト」の方がピンチだったような記憶。
解説によれば、まだシリーズは続くとのことで、マーダーボットの過去が明かされるのを楽しみに待ちたいと思います。
思わぬ立ち位置に立たされることになったレオニード氏の活躍が今後もあるのかどうかも、ちょっぴり楽しみにしています。

0
2024年11月09日

Posted by ブクログ

「マーダーボット・ダイアリー 」のシリーズ。日本版では5冊目にあたりますが、お話としては3冊目の「ネットワーク・エフェクト」の続編です。異星遺物の汚染、企業の圧力、植民者の保護などいろいろ絡んだ問題に弊機は対処します。
日本でこのシリーズがどれくらい話題になっているのか知りませんが、本国ではドラマ化の話もあるようです。小説もまだ続きそうなので、ゆっくり待ちましょう。

0
2025年11月30日

Posted by ブクログ

・(相変わらず)面白かった〜。
・世界観や、戦闘シーンでの戦略ややり取り?(フィード等)の方法やその内容等、魅力は沢山あるのだけど、やっぱり主人公のキャラクターに魅かれているのがデカいな〜。道具扱いのボットから、徐々に人間性を獲得していっている所も微笑ましい(それを本人が認めない所も、可愛い)
・特に今回はある事情から自ら映像作品を企画していく件が、今まで配信ドラマを観ていただけの立場(ちょっとした憧れ込みで)から、今度は自ら発想して作る側に回る、っていう。状況は危機的なんだけど、ちょっと楽しそうな感じが、何かホロっときてしまった。
・ドラマも小説とはちょっと違う感じだけど、悪くなかった。

0
2025年08月12日

Posted by ブクログ

マーダーボットたる弊機そのものが、誰よりも人間らしく機微に通じて、人間を愛しているのではないか、とふと思いました。それはドラマを視聴しつづけて得た知識のような副産物のようなもの、それこそAIめいたものかもしれませんが、弊機単体の行動や言動に沁みついている以上、それはいとおしい個性にほかならない、と思うのです。要は弊機、貴方の不器用な生き方が、好きでたまらない。

もちろん戦闘はガンガンこなす。怪我をいとわず敵を憎み好戦的。その活躍もしっかり見せ場があり満足でした。ARTとの次なる旅路が今からとても楽しみです。

0
2024年11月22日

Posted by ブクログ

 待ちに待った新刊ということでウキウキと入手! 序盤から頻出する【編集済】の三文字に不穏な気配を覚えつつ、今作でもARTや三号が出てくるのが嬉しいところ。弊機も相変わらずながら、「弊機の人間」をどんどん好きになっていることがじわじわ伝わってきて、不器用な振る舞いが可愛らしくて仕方がありません。そして今回のぼやきっぷりもなかなかです(笑)
 とは言え、やはり戦闘シーンになるとハチャメチャに格好良い。今回はドローンの数が限られる分、敵警備ロボットの意表を突く動きが映える肉弾戦が大変良かったです。続きもあるということで、まだまだこの先も楽しめそうです……!

0
2024年11月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

弊機のぼやきを堪能
危険な雰囲気が漂う物語が2/3まで発砲すらなく進行するとこも手に汗握る
まだまだ続くようで楽しみ

0
2024年11月16日

Posted by ブクログ

 <弊機>が帰ってきた。<マーダー・ボット・ダイアリー>シリーズの第4弾となる。本書は2番目に邦訳された『ネットワーク・エフェクト』の直接の続編となっている。

 前作の内容を忘れた読者のために、『ネットワーク・エフェクト』のあらすじが、冒頭に掲載されている。これはありがたいが、登場人物がどういう人物だったかをなかなか思い出せなかった(歳のせいか)。

 異星由来の遺物より発生した汚染(感染すると意識を支配されゾンビのようになる)を被った植民惑星が舞台となっている。この植民惑星を開発しようとするBE社(悪徳企業です)は、取り引きが禁止されている異星遺物の採掘を進めようとしている。住民たちは事情を知らされぬままで、救援を待っている状況。<弊機>を含む調査隊の面々は、『ネットワーク・エフェクト』からの成り行きで、住民の自由と安全を守ろうとするのだが…

 <弊機>は相変わらず、ぼやきや皮肉を交えて策略をめぐらす。趣味の連続ドラマからを引き合いに出すのもいつものとおり。ここがとてもが面白い。

0
2024年11月04日

Posted by ブクログ

2024-10-19
おかえり弊機!その語り口は健在で、もうほぼ一気読み。ARTも相変わらずでまさに迷コンビ。
人間たちの(弊機からみた)愚かさや愛おしさや憎らしさもさらに深くなった。分離派説得の名案には、ニヤリ。
2作目「ネットワークエフェクト」の直接の続編だが、冒頭に詳しい概要が載っているので覚えてなくても大丈夫な親切翻訳。ありがたいしかない。

0
2024年10月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

・あらすじ
人型警備ユニットの「弊機」はART(ペリヘリオン号)とARTの船員、ブリザベーション調査隊の隊員とともに植民惑星での異性遺物汚染事件を解決した。
そして植民惑星とその入植者と奴隷契約を結ぼうと暗躍するバリッシュ・エストランザ社の活動を阻止しようとする。

・感想
今回も面白かった!
自虐な弊機節は健在。だけどなんだかいつもと様子が違う弊機。

前回のあらすじを訳者さんが巻頭にまとめてくれてたけど正直「そんな話だったっけ?」ってなってた。
読んだの2年以上前だし完全に忘れていたみたい。

久しぶりにマーダーボットの世界観に入ったからか、序盤は世界観に慣れる必要があったんだけど中盤からはスイスイ読めた。
ストーリー的には面白かったけどあまり起伏のない展開で前回事件の後片付けと今後の展開のための種まき(仲間増やしたりなど)してる印象の巻だった。
あと弊機のトラウマと成長かな。
構成機体であるが故に有機組織部分の「人間的な感覚」を弊機がどう処理していくんだろう。

まだまだ続くそうなので今後も楽しみ!

0
2024年10月17日

Posted by ブクログ

ちょっと疲れてきたかなぁ。
  それと、Apple TVのドラマ版を見て、いろいろがっかりしたことも影響してるかも。

0
2025年11月19日

Posted by ブクログ

いや。

面白いねん。面白いのはわかってんねんけど。
サザエさんになってきた感じが。ペリーローダンというか。

「弊機」と「ART」の絡みが大好きなんでそこに不満はないのだが、この先どこへ持っていって、いつどうやって終わらせるのか。
そんなことが気になった。

釣りキチ三平でも、一平じいちゃん亡くなって終わった。

終わりどころを見失った昔の少年ジャンプの漫画は、沢山ある。

前日譚の概略はアニメのドラゴンボールの前半使った前回あらすじくらいにあるのだが、それでも記憶が欠けててよくわかんないところはあったし。

話的にはかなり地味だった気がした。

なんかちょっと変な心配ばかり先行。

いや、面白いのよ。だけど。

0
2025年08月27日

Posted by ブクログ

安定の面白さのマーダーボットシリーズでした。
このシリーズはすでに5冊ぐらい出ているので、いつもの展開で特に目新しさは無かった。つまらないわけでは無く、一応最後まで読み切れる程度には面白かったです。

回を重ねるごとにアンドロイドの仲間が増えていくので、この部分は物語に変化をもたらしていたので良かったです。続きは当分無いと思いますがやるなら大きな変化が欲しいところですね。
実写化の予定があるみたいなので楽しみです(^^)

0
2025年07月22日

Posted by ブクログ

お気に入りの〈マーダーボット・ダイアリーシリーズ〉で『ネットワーク・エフェクト』の続編

“ART”と“弊機”のやりとりは相変わらず人間よりも人間臭く「こういうやついる〜」ってニタニタしてしまう。

ただ、シリーズもここまでくると最初のワクワク感が無くなって、日記風の文章が疎ましく感じるようなのが、とても残念。
次はぜひ、“弊機”に別の世界へ旅してほしい(ちょくちょく“ART”は顔出し?してほしいけど)

0
2025年05月25日

Posted by ブクログ

ストーリーは前巻からの引き続き。惑星の入植者を巡って企業と対決。
ARTの支援も限られる中、弊機の選択した起死回生策が、弊機ならではで痛快

0
2025年03月21日

Posted by ブクログ

待ってましたのマーダーボット・ダイアリーシリーズ。日本では4冊目で、お話の内容としては2冊目の「ネットワーク・エフェクト」の続きとなってます。
今回は映画で言うと前半の見どころシーンが300ページほどの文庫になっている感じで、正直クライマックスまで大きなドラマがなく、いつも楽しみな“弊機”のシニカルな独白もさすがにダラダラと退屈に感じられてしまいました。が、クライマックスはさすがのマーダーボット。弊機の活躍と少し前向きで成長したボヤキ、ARTとのやりとりが楽しめます。
あまり話が展開しないなと思ったものの、そういえば、一冊目から中編短編4つのエピソードで構成されていて、2冊目だけが長編で特殊だったのだなと考えると、今回の1シチュエーションでのエピソード展開も、あ、そもそもそう言うお話だったよね、と納得です。
あとがき解説によると、Apple TVでドラマ化の話が進んでいるとか。こちらも楽しみにするとしましょう。

0
2025年01月05日

「SF・ファンタジー」ランキング