あらすじ
かつて大量殺人を犯したとされたが、その記憶を消されていた人型警備ユニットの“弊機”ことマーダーボット。植民惑星での異星遺物汚染事件に巻き込まれた弊機は、ARTこと探査船ペリヘリオン号の協力もあり、窮地を脱する。だが、この惑星を支配しようとする冷酷な企業バリッシュ‐エストランザ社は、いまだあきらめてはいなかった……はたして弊機は入植者たちを救い出し、ARTとともに新作ドラマを視聴する生活にもどれるのか? ヒューゴー賞4冠&ネビュラ賞2冠&ローカス賞5冠&日本翻訳大賞受賞の大人気シリーズ、待望の第4弾!/解説=池澤春菜
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Posted by ブクログ
・あらすじ
人型警備ユニットの「弊機」はART(ペリヘリオン号)とARTの船員、ブリザベーション調査隊の隊員とともに植民惑星での異性遺物汚染事件を解決した。
そして植民惑星とその入植者と奴隷契約を結ぼうと暗躍するバリッシュ・エストランザ社の活動を阻止しようとする。
・感想
今回も面白かった!
自虐な弊機節は健在。だけどなんだかいつもと様子が違う弊機。
前回のあらすじを訳者さんが巻頭にまとめてくれてたけど正直「そんな話だったっけ?」ってなってた。
読んだの2年以上前だし完全に忘れていたみたい。
久しぶりにマーダーボットの世界観に入ったからか、序盤は世界観に慣れる必要があったんだけど中盤からはスイスイ読めた。
ストーリー的には面白かったけどあまり起伏のない展開で前回事件の後片付けと今後の展開のための種まき(仲間増やしたりなど)してる印象の巻だった。
あと弊機のトラウマと成長かな。
構成機体であるが故に有機組織部分の「人間的な感覚」を弊機がどう処理していくんだろう。
まだまだ続くそうなので今後も楽しみ!