中原尚哉のレビュー一覧

  • スタートボタンを押してください ゲームSF傑作選

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    ネタバレ

    もともとビデオゲームを題材にした26篇が収録されていた米国のアンソロジーから、12篇を邦訳した日本版再編集アンソロジー。全体的に読みやすい文体で短めの短編作品が多い。ゲームSF縛りだけど全く飽きず。

    「リスポーン」★★★☆☆
    - 本アンソロジー唯一の日本人作家、桜坂洋。ラノベ出身なだけあってサラッと読みやすい。死ぬと近くにいる誰かに乗り移って、死ねない男。

    「救助よろ」★★☆☆☆
    - ゲームにのめり込んだ元カレ、デボンと連絡を取るためにメグはそのゲームに参加してみると「助けてくれ」という連絡。彼女は元カレのためにゲームを勝ち進み、彼氏を救出するが、それは毎回記憶(記録)をリセットして繰り返

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    2022年04月05日
  • ネットワーク・エフェクト

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    1作目が面白かったので続編購入。
    プリザベーションのスタッフは良いメンバーだなぁ。今回の誘拐事件は警備ユニットを狙った事件だし、怒っても良いというか訴えたら負けるところだけど世間慣れしてない感じが、うん。良い人たちだ。

    警備ユニットが軟派オトコを撃退するところとか、02の思考回路とか相変わらず皮肉なユーモアは健在だし、さらに再登場のARTがふるってる。AIに感情が無いというやつにこの気まずい雰囲気を見せてやりたいって人間の感想が良いな!
    と言う訳で無事シリーズ化しそうな凸凹コンビの結成ですかね。そしてメンター(だったかな)博士がかっこいい。彼女という拠点もできたし、警備ユニットの今後の活躍が

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    2022年03月04日
  • ネットワーク・エフェクト

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    マーダーボット・ダイアリーの第二部(といっても、第一部は中編4話を日本向けにまとめて上下巻にしたもので、長編としてはこの第二部が初なのだそう)。
    今回も“弊機”のボヤキとイヤミと内省とごく稀な素直な気持ちをたっぷり聞かせてもらって、楽しい時間を過ごせました。設定がそれなりに複雑なので、楽しむのと理解するのと忙しいですが、とりあえずずんずん先に進むと自ずと理解できるので、心配不要ではあります。より弊機の独白が増えそうな第三部ももうすぐ。楽しみ。

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    2022年02月27日
  • この地獄の片隅に パワードスーツSF傑作選

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    久し振りに読みやすく分かりやすい内容で、面白く読めた。満足、満足。
    ストレスフリーで読める本は、楽しい。

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    2022年01月08日
  • ネットワーク・エフェクト

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    ネタバレ

    待ちに待ったマーダーボット・ダイアリーの続編。
    弊機とまた会える!
    プリザベーションで幸せな暮らしをしてるのかな、今度はどんな物語かなと思ったらすごい冒険譚だった。
    ART再登場も嬉しかったし、「情緒的破綻」を起こす弊機の可愛さといったらないし、2.0と子どものくだりは大笑いしたし、別れは辛すぎるし、もうこちらの情緒も大変なことに。
    人間の青少年や、ARTの乗組員や警備ユニット三号との出会いやチームワークが、みんな弊機の有機体の部分に影響を与えて、だんだんと変化していくのを見守っているのが本当に楽しい。

    前日譚の中編も、続編(これは絶対あるでしょ?)も、全部楽しみ!

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    2021年12月06日
  • 失われた世界

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    8、9ページのような遊び心を見るだけで、いやが上にも期待は高まる。個人的には、どうでもいいように思われる部分(失礼)に力を入れることで臨場感を高め、「さあ、思う存分、楽しんでくれよ!」と言われている気分だ。

    ちなみに、「チャレンジャー教授」が調査隊を率いてと、あらすじには書いてあるが、実際のところは、正気の沙汰ではないと、「サマリー教授」に疑われたチャレンジャー教授が、一緒に行って証明してやるとばかりに、他2名を証人代わりに加えたというだけのことであり、一名は頼れる冒険家、「ジョン・ロクストン卿」、もう一名は、すでにチャレンジャー教授と拳で語り済みの新聞記者、「エドワード・D・マローン」で、

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    2021年12月02日
  • スタートボタンを押してください ゲームSF傑作選

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    ゲームがしたくなる!
    ゲーム好きには人間ドラマがドラマチックに目の前に映し出され、ゲーム未経験にはゲームの妄想が膨らむ傑作短編!

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    2021年08月03日
  • この地獄の片隅に パワードスーツSF傑作選

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    「パワードスーツ」というテーマからして、かなりコアなファン向けと思ったが、読んでみるとどれも楽しめる内容だった。初っ端の表題作「この地獄の片隅に」が恐ろしさを感じつつも1番この本にふさわしく大変面白かった。恋愛ものの「アーマーの恋の物語」や猫の救出劇を描く「猫のパジャマ」、不気味さを感じさせる「天国と地獄の星」も面白かった。原書の23編から12編を厳選したものなので、この本に入りきれなかった短編がどんな内容なのかが気になる。

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    2021年05月22日
  • ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン 上

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    第二次世界大戦で枢軸国側が勝ち、アメリカ西海岸が日本統治下にあるという「歴史改変SF小説」。
    作者がアメリカ人であることを忘れそうになるくらい、日本に詳しい。面白い。

    日本がアメリカに原爆を落とした世界線。真珠湾攻撃を仕掛けなかった世界線。「軍国主義的、かつ日本的」価値観がまだ当然生きていて、まさに勝てば官軍負ければ賊軍。
    ストーリーは石村という帝国陸軍検閲局任務の隊員を主軸に進む。ハッカー?のようなすごい技術を持ちながら、不思議な価値観、数奇な人生を送る石村に目が離せない。

    早く下巻読みたい。

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    2021年05月21日
  • スタートボタンを押してください ゲームSF傑作選

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    すごく読みたいと思いつつずっと寝かせてあったのを、今モンハンにハマっているので読んだ。もっと早く読んでおけばよかったとも思うし、面白い本読む機会を今得られて良かったとも思う。 殺伐とした雰囲気の中にどこかユーモアのある「リスポーン」、フィクションが段々リアルに置き換わっていくのが切ない「救助よろ」や、「1アップ」「キャラクター選択」は王道の面白さで、短いテキストにたっぷりユーモアを効かせた「ツウォリア」などが好みだった。 『レディ・プレイヤー1』が好きなら絶対ハマるはず。

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    2021年04月25日
  • サイバー・ショーグン・レボリューション 下

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    大西ってメカ・サムライ・エンパイアだと誰だっけ
    後半ページ数少ないのにどうまとめるかと思ったけれど、特にまとめる風でなく

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    2021年03月05日
  • ネクサス(上)

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    2040年、能力を拡張されたトランスヒューマンが世の中に現れ、根本的に異なるポストヒューマンももう次のステップとして見えている時代を舞台にしたSFスリラー。
    民主主義国家のアメリカにおいても、ポストヒューマン技術が取り締まられる時代となり、「他人と精神的に繋がる」ナノマシンを生み出した大学院生の主人公が、FOXドラマ的なジェットコースター展開に巻き込まれていくというストーリーです。

    いやもう、舞台装置も素敵だし、著者はMS社のエンジニア出自。なかなかに練られた、「もし人と人とがネットワーク経由で直接繋がったら?」が味わえます。好物です。ちょっと攻殻機動隊っぽいですね。
    個人的には、「脳内OS

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    2021年02月28日
  • サイバー・ショーグン・レボリューション 上

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    読み終わってみると、ロボットの戦闘場面はあまりなかった。けれどすんなり読み進めることができた。前の事前知識があるからか?逆に世界観の説明か少なかったかもしれない。
    人物の漢字の名前が難しいのがあって覚えられない。

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    2021年02月28日
  • ネクサス(上)

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    苦手と思ってたSF、勧められて読み始めて、途中から夢中に。ネクサスを利用してるシーンの描写がリアルで異次元を疑似体験。
    登場人物それぞれの立場と信念、葛藤が違うから、感情移入しやすさから自分の感覚を知ることができる。
    それにしても20年後の設定というのが絶妙。物語の設定の仕方がとてもうまいと思う。

    あとは下巻でどう展開するか?それによって星の数は変わるかも

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    2021年02月25日
  • サイバー・ショーグン・レボリューション 下

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    歴史改変SFシリーズ3部作完結篇。
    テンポの良さと読者を惹きつける描写は健在。ラストはこういう感じなのかーと言うのか正直な感想。

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    2020年11月11日
  • メカ・サムライ・エンパイア 上

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    歴史改変×巨大ロボットSF「ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン」の続編となる本作は、前作とは異なりメカ(巨大ロボット)の活躍がメインとなっている。

    メカのパイロットを目指す主人公の少年の成長が描かれており、ディストピア感の強かった前作に比べると、「機動戦士ガンダム」のようなイメージに近い。

    ストーリー展開もテンポが良くスルスルと読むことができる。

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    2020年09月27日
  • ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン 上

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    フィリップ・K・ディックの「高い城の男」を下敷きに、スマホのようなコンピュータ(作中では電卓と呼ばれる)や、巨大人型兵器などの現代ジャパニーズカルチャーを取り込んだ作品。

    表紙のイラストから巨大ロボットが活躍するイメージがあるが、巨大ロボットはあまり登場しない(ただし作中では重要なキーを握っている)。

    訳も分かりやすくて一気に読み終えることができる。

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    2020年09月21日
  • 神の水

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    とてもリアルかつ、エンターテイメント性の高い作品だった。すぐにでも映画化できそう。水の枯渇に苦しみ、水利権を巡って州同士の争いが絶えないアメリカ。そこで暗躍するウォーターナイフ。バチガルピ氏は様々なレポートなどの事実を元にこの物語を書き上げている。蛇口から滴る一滴の水も大切にしたくなる作品。

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    2019年10月18日
  • スタートボタンを押してください ゲームSF傑作選

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    あらゆるゲームのプレイ中の感覚を活かしている、そんな短編がたくさん。粒よりでどれもおもしろかった。読後感はそれぞれにさまざま。明るい話よりは、救いがないというか暗い雰囲気の話のほうが多いかな。しかしひとつ選べと言われても選べないというくらいに楽しめた。

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    2019年05月06日
  • スタートボタンを押してください ゲームSF傑作選

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    ビデオゲーム×SFをテーマにしたアンソロジー。
    全部で12作品載っていて、自分的に特に印象深かったのは、「猫の王権」(チャーリー・ジェーン・アンダース)。
    主人公が認知症の改善に効果があるという評判のVR国家運営シミュレーションゲームを同性のパートナー(認知症)にプレゼントするんだけど、そのパートナーはVRの世界でものすごい政治家になっちゃって、もはや主人公とは違う世界の住人になってしまう、っていうお話。
    ゲームにのめり込むにつれて、主人公を必要としなくなってくるパートナーと、それを受け入れざるをえない主人公の悲しみが切ない……
    最後、主人公が同じような境遇のひと(新しいパートナーになりそうな

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    2018年12月18日