中原尚哉のレビュー一覧

  • 勅命臨時大使、就任! 海軍士官クリス・ロングナイフ

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    面白かった。
    面白いのだが、話がちょくちょく脇道に逸れて中々先に進まない。
    読み手は基本、クリスについて回っている上にネリーとの不毛なやりとりを見ることになるので、ある意味ジャックより振り回される。

    それから、イティーチ族の生態って選抜のこととか体色のこととか、エイミーの緑の少女のテンドゥに似てる。

    前半はイティーチ族絡みの騒動。
    後半はレイ王の指令で辺境へ。

    ああ、次巻を早く読みたい。

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    2017年03月28日
  • ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン 上

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    面白い。日本とドイツが勝利した歴史改変物。日本が原爆を投下してUSAをUSJとして統治、って設定が燃える。科学の水準も1988年で既に現代を凌駕してるのが面白い。まだイマイチ主人公には感情移入できず、ただこの世界観を楽しむのみ。猟奇的な描写にはちょっと辟易。作者は韓国系アメリカ人だということだけど、日本文化について相当深い理解がある様子で興味深い。現代日本人の感覚からすると、戦後も続いた日本帝国のエクストリームすぎる描写が誇張にも皮肉にも思えるんだけども、冷静にもしあの戦争に負けてなかったらこうなってるかもな、と納得出来もする。これは日本のことよく知らないと書けないし、そこに脱帽。それと、訳の

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    2017年02月20日
  • ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン 下

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    下巻もメカの戦闘シーンは少なめ。パシフィックリムを観た時のようなテンションにはたどり着けなかった。
    ただ、ストーリー自体は思っていたよりも楽しめた。なかなか深い結末だ。日本人が同じ設定で小説を書いたら全然違う現状を描いていた気がする。
    オマージュとも言われたディックの『高い城の男』を未読だったので、俄然興味が出てきた。

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    2017年01月04日
  • クリプトノミコン4 データヘブン

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    本書は四分冊の最後の本だ。第二次世界大戦で日本軍が隠した金塊などを現代で掘り起こす物語。埋蔵金の場所は暗号化されているので、それを解読する過程にドキドキする。ラストに向かって大きな冒険があるにはあるが、冒険小説ほどではなく、暗号の解読も思っていたよりあっさりと成し遂げられてしまったので、意外な展開と言えばそうなのだが、盛り上がりにかけてしまった印象を持ってしまうのが残念なところだ。これは、自分の期待が暗号寄りだったためであり、小説としては良質のエンターテイメントになっていると思う。本書で意外にも良かったのが解説である。本書意外にも暗号について分かりやすい解説が巻末にあり、暗号に馴染みがない人が

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    2016年11月10日
  • クリプトノミコン2 エニグマ

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    多少中弛みのようなものを感じたが、それ以上に多くの謎を提示され、続きが気になる展開だった。日本兵の後藤がジャングルをさまようシーンがあるが、日本人作家が書いたかのように日本兵の立場を描写している。翻訳者が補ったところもあるのだろうけど、日本兵の苦しみを日本人の立場で考えられる。物語全体は「チューリング」の巻と同じく、第二次世界大戦と現代が並行して流れる。より密接に二つの時代が絡むのかと思ったが、この巻ではそこまでいかない。次巻でのお楽しみのようだ。特筆すべきは巻末の解説。暗号化技術について簡潔かつ分かりやすく、歴史まで解説している。暗号化技術って何? と思っている人は、この解説を読むだけでも役

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    2016年09月10日
  • クリプトノミコン1 チューリング

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    映画「イミテーション・ゲーム」を見て、チューリングが登場する小説ということで読んでみた。表紙の絵が古くさく、こんなの面白いのかなと不安であったが、読んでいて止まらなくなった。コンピュータが好きな私なので、暗号や数学、コンピュータそのものが出てくるだけで楽しめるのだ。物語は、現代と第二次世界大戦が並行して進む。第二次世界大戦のパートでは、もちろんチューリング博士が登場する。第二次世界大戦時代に登場する人物の子供や孫が現代パートで登場する。過去と現代が微妙なリンクをしつつ、どちらも通信の暗号や解読に関わっており、冒険小説のようでハラハラドキドキする。さて、本作は4作品で1つの大長編だ。第2作の「ク

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    2016年09月06日
  • ラグランジュ・ミッション

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    なんというストレートな宇宙海賊冒険小説小説なのだろうか。古典SFを読んでいるかのようだ。今、本作品を面白く読めるのは、今だからこそ素直に楽しめる作品が求められているからかもしれない。少なくとも自分は求めていたのだろう。SFの入門にはもってこいだ。

    本作品の面白さは、主人公が海賊だということ。犯罪者である主人公を応援したくなるのは、ルパン三世が人を惹き付けるように、強烈で魅力的なキャラがあってこそである。本作品のデビッドは、ハッキングで衛星を乗っ取ったり、コンピュータネットワークで痕跡を残さずに行動するなど、頭が良さそうである一方、行動の大胆さはマッチョを想像させる。海賊なので犯罪者ではあるが

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    2016年04月06日
  • ラグランジュ・ミッション

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     ちょっと未来。月からヘリウム採取して地球に運ぶことが産業となる時代。
     ヘリウム強奪を行う宇宙海賊のキャプテン・ブラッグことデビット。
     そして迎え撃つは米国空軍のエリザベス。正確には迎え撃ちたいというアグレッシブなヒロインである。

     この物語は何がすごいって、ヒーローもヒロインも大概駄目だということ。能力は高いのだけれどもアレだこの人たち。近くにいたら迷惑なタイプだ。
     ジャンルとしてSFっていうよりはスリラーやスパイものに近い気がする。
     ジャンル関係なく面白いけどね!

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    2016年03月29日
  • 王立調査船、進撃!

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    シリーズ6作目にして、家族の下を飛び出し独立した行動を始めたクリス。辺境の地で調査船に見せかけた元海賊船で進むとやはり待ち受けているのは戦いだった。敵国王女との再会は何をもたらすのか。

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    2015年07月12日
  • 特命任務、発令!

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    お気に入りのシリーズの第5作ですが、第4作から間が空いたので、出版されていたことに気づいていませんでした。
    爽快なアクションが売りのシリーズですが、今作では主人公が襲われるシーンが途中2回ほどあるものの、直接対決のバトルシーンは最終版のみ。むしろ主人公の置かれた状況の不可思議さの理由や、敵の目的が最後までわからないというミステリー的な謎で引っ張るタイプの話でした。
    宇宙軍記物のシリーズなので、次回にはまた爽快な艦隊戦に期待したいところです。

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    2015年06月13日
  • 死者の代弁者〔新訳版〕(上)

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    続編は3000年後、エンダーはすっかり大人。
    知的異星種族の文化や生態の違いによる
    事件の謎解き、少々ミステリーのニオイもする。
    感想は下巻で。

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    2015年04月27日
  • クリプトノミコン2 エニグマ

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    相変わらず全体像は見えないけど、過去、現在共に物語は盛り上がってきた。
    現在ストーリーでは敵の存在も明らかに。
    そして最後でリンクする過去と現在。

    続刊手元にないんだけどいつよめるかな…

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    2011年09月01日
  • 冒険者カールの地球ダンジョン2 銀河生配信! デスゲームでめざせフォロワー爆増

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    読み進めていくうちにちょっとクセになるコメディ要素が強めの『冒険者カールの地球ダンジョン』第2弾です


    どのくらいコメディ要素が強いかというと、

    ある真夜中、元カノの逃げた猫を捕まえようとパンツ一丁で外に出たら、その瞬間に人類はほぼ滅亡!
    宇宙人の侵略によって地球はダンジョン化してしまい、生存者たちは宇宙人のおもちゃとして、全銀河に配信される地球ダンジョンでのサバイバル・ゲームで命をかけて戦うことを強いられる
    地球の生存を賭け、喋るようになった元カノの猫とともに、パンツ一丁で戦いながら罠だらけのダンジョンに挑む!

    という設定


    こんなふざけた設定でも人気シリーズみたいです
    もともと著者

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    2026年07月05日
  • 冒険者カールの地球ダンジョン1 宇宙人襲来! 飼い猫とダンジョンに放りこまれたんだが?

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    ある日、突然異変は起きた
    宇宙人によって人類は一瞬でほぼ滅亡した
    そして、地球全体に広がる地下ダンジョンが出現し、世界各地にその入口が開いた──


    生き残るために主人公カールと元カノの飼い猫・ドーナツ、そしてQはダンジョンに挑むこととなりました!
    (どんな物語でもすぐ参戦したくなるQです)


    設定はものすごく好き
    まさにダンジョンRPGです
    「トルネコの大冒険」みたいな感じです

    けどね、言っておきます
    めっちゃおもろい!ってことはありません


    うーん、何でしょう、、、

    この世界観の設定や会話にユーモアがあると言えば良く聞こえますが、ちょっとコメディ要素が強すぎるんですかね、、、
    ま、

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    2026年07月03日
  • 反転領域

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    ネタバレ

    登場人物は同じで、シチュエーションが違う世界が何度も繰り返される。転生物のジャンルでReゼロかグノーシア等で日本の読者のハードルは高いぞ!という訳で、まあまあ面白かったが星三つ。以下ネタバレ

    主人公がAIソフトでヒロインもAIソフトという落ちには納得。AIソフトが夢をみて(夢に逃げて)悩むという設定も現代風。でもAIソフトのサイラス・コードへの感情移入ができない。なぜ夢に逃げる?最後は同じAIのエイダと夢の中で幸せになる?現実では船が壊れるまでの短い時間でも、夢の中では十分に長い時間?
    これが現実でおこって、生成AIの進化版が夢に逃げる可能性があるとなると恐ろしい気がする。人類の未来を決める

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    2026年06月09日
  • 冒険者カールの地球ダンジョン1 宇宙人襲来! 飼い猫とダンジョンに放りこまれたんだが?

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    なろうによくあるローファンダンジョン物とVRゲームものを合わせた感じ
    新しさはないけど説明と展開が丁寧でちゃんと面白い

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    2026年06月02日
  • 星の海を駆ける 新世代スペース・オペラ傑作選

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    ネタバレ

    現代スペースオペラのアンソロジー。スペースオペラとは言うじょう、波乱万丈ではまったくない。
    〇イアス・S・バッケル「禅と宇宙船修理技術」ーロボット宇宙船が宇宙戦に生き残った戦争を起こした冷酷な独裁者の救助命令に逆らえないが。
    ・ユーン・ハ・リー「課外活動」ー七連合王国もの
    〇アーカディ・マーティーン「あなたが王だと思っていたすべての色」ー女王のクローンが女王との決闘に臨み反逆を企てる。
    〇アレステア・レナルズ「ベラドンナの夜」20万年周期で銀河を周回し記念イベントを行うが、実は種族は滅びている。哀愁漂う
    ・T・キングフィッシャー「金属は暗闇の血のごとく」
    ・チャーリー・ジェーン・アンダーズ「時

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    2026年05月16日
  • 反転領域

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    『プロジェクト・ヘイル・メアリー』からSFを知り、次に挑戦するSF小説を探していたところ、SNSで「ネタバレなしで最後まで読んでほしい」と話題になっていた。
    慣れていないからか、難しくて読み飛ばしたいところがあったりしたが、話題のラストも思ったより大きな感動ではなかったものの、最後の数ページは泣けた。
    ちょっと期待値が大きすぎたかな。

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    2026年04月28日
  • マーダーボット・ダイアリー 下

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    自らを「弊機」と自称する人型の警備ユニットを語り手とするSF小説で、4話を上下巻で収録しています。
    戦闘シーンが続くシーンでは少し間延び感があるようにも感じましたが、全体としては弊機の正直で辛口な語り口や、弊機が「耽溺」している連続ドラマで学んだ人間の感情や言動と現実を比較して語る様子を面白く読みました。
    下巻を読みはじめたあたりでは、このシリーズはこの本だけでもういいかなと思っていたのですが、下巻を読み終わった今、主人公の今後の決断が気になっています。

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    2026年04月26日
  • 冒険者カールの地球ダンジョン1 宇宙人襲来! 飼い猫とダンジョンに放りこまれたんだが?

    購入済み

    プロジェクトヘイルメアリーが面白かったので、SF熱が高まり、ランキング上位だったこちらの本を購入しました。地下ダンジョンでレベルを上げて最強を目指すストーリーがラノベやなろう系を想起させます。高飛車な雌猫がしゃべるのが可愛いです。

    #ドキドキハラハラ

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    2026年04月18日