中原尚哉のレビュー一覧
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本書は四分冊の最後の本だ。第二次世界大戦で日本軍が隠した金塊などを現代で掘り起こす物語。埋蔵金の場所は暗号化されているので、それを解読する過程にドキドキする。ラストに向かって大きな冒険があるにはあるが、冒険小説ほどではなく、暗号の解読も思っていたよりあっさりと成し遂げられてしまったので、意外な展開と言えばそうなのだが、盛り上がりにかけてしまった印象を持ってしまうのが残念なところだ。これは、自分の期待が暗号寄りだったためであり、小説としては良質のエンターテイメントになっていると思う。本書で意外にも良かったのが解説である。本書意外にも暗号について分かりやすい解説が巻末にあり、暗号に馴染みがない人が
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多少中弛みのようなものを感じたが、それ以上に多くの謎を提示され、続きが気になる展開だった。日本兵の後藤がジャングルをさまようシーンがあるが、日本人作家が書いたかのように日本兵の立場を描写している。翻訳者が補ったところもあるのだろうけど、日本兵の苦しみを日本人の立場で考えられる。物語全体は「チューリング」の巻と同じく、第二次世界大戦と現代が並行して流れる。より密接に二つの時代が絡むのかと思ったが、この巻ではそこまでいかない。次巻でのお楽しみのようだ。特筆すべきは巻末の解説。暗号化技術について簡潔かつ分かりやすく、歴史まで解説している。暗号化技術って何? と思っている人は、この解説を読むだけでも役
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映画「イミテーション・ゲーム」を見て、チューリングが登場する小説ということで読んでみた。表紙の絵が古くさく、こんなの面白いのかなと不安であったが、読んでいて止まらなくなった。コンピュータが好きな私なので、暗号や数学、コンピュータそのものが出てくるだけで楽しめるのだ。物語は、現代と第二次世界大戦が並行して進む。第二次世界大戦のパートでは、もちろんチューリング博士が登場する。第二次世界大戦時代に登場する人物の子供や孫が現代パートで登場する。過去と現代が微妙なリンクをしつつ、どちらも通信の暗号や解読に関わっており、冒険小説のようでハラハラドキドキする。さて、本作は4作品で1つの大長編だ。第2作の「ク
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なんというストレートな宇宙海賊冒険小説小説なのだろうか。古典SFを読んでいるかのようだ。今、本作品を面白く読めるのは、今だからこそ素直に楽しめる作品が求められているからかもしれない。少なくとも自分は求めていたのだろう。SFの入門にはもってこいだ。
本作品の面白さは、主人公が海賊だということ。犯罪者である主人公を応援したくなるのは、ルパン三世が人を惹き付けるように、強烈で魅力的なキャラがあってこそである。本作品のデビッドは、ハッキングで衛星を乗っ取ったり、コンピュータネットワークで痕跡を残さずに行動するなど、頭が良さそうである一方、行動の大胆さはマッチョを想像させる。海賊なので犯罪者ではあるが -
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ネタバレ登場人物は同じで、シチュエーションが違う世界が何度も繰り返される。転生物のジャンルでReゼロかグノーシア等で日本の読者のハードルは高いぞ!という訳で、まあまあ面白かったが星三つ。以下ネタバレ
主人公がAIソフトでヒロインもAIソフトという落ちには納得。AIソフトが夢をみて(夢に逃げて)悩むという設定も現代風。でもAIソフトのサイラス・コードへの感情移入ができない。なぜ夢に逃げる?最後は同じAIのエイダと夢の中で幸せになる?現実では船が壊れるまでの短い時間でも、夢の中では十分に長い時間?
これが現実でおこって、生成AIの進化版が夢に逃げる可能性があるとなると恐ろしい気がする。人類の未来を決める -
ジョナサン・ストラーン / トバイアス・S・バッケル / ユーン・ハ・リー / アーカディマーティーン / アレステア・レナルズ / T・キングフィッシャー / チャーリー・ジェーン・アンダーズ / アリエット・ド・ボダール / セス・ディキンソン / ラヴィ・ティドハー / ベッキー・チェンバーズ / アーニャ・ジョアンナ・デニーロ / アン・レッキー / サム・J・ミラー / カリン・ティドベック / 赤尾秀子 / 市田泉 / 内田昌之 / 大島豊 / 金子浩 / 小路真木子 / 中原尚哉 / 中村融 / 原島文世 / 細美遙子 / 茂木健 / 山﨑美紀
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ネタバレ現代スペースオペラのアンソロジー。スペースオペラとは言うじょう、波乱万丈ではまったくない。
〇イアス・S・バッケル「禅と宇宙船修理技術」ーロボット宇宙船が宇宙戦に生き残った戦争を起こした冷酷な独裁者の救助命令に逆らえないが。
・ユーン・ハ・リー「課外活動」ー七連合王国もの
〇アーカディ・マーティーン「あなたが王だと思っていたすべての色」ー女王のクローンが女王との決闘に臨み反逆を企てる。
〇アレステア・レナルズ「ベラドンナの夜」20万年周期で銀河を周回し記念イベントを行うが、実は種族は滅びている。哀愁漂う
・T・キングフィッシャー「金属は暗闇の血のごとく」
・チャーリー・ジェーン・アンダーズ「時