司馬遼太郎のレビュー一覧

  • ビジネスエリートの新論語

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    司馬遼太郎氏の本といえば、僕の中では歴史小説
    しかし、この本は、普通のビジネス書、サラリーマンたるや、何なのかを明快に書いてる本。
    サラリーマンとして、戦後の感覚は今でも通じるものであった!

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    2020年06月07日
  • 世に棲む日日(四)

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    『坂の上の雲』でも同様の趣旨のことを言っているが、司馬遼太郎の、いわゆる「偉人」たちを特別視しつつも、もしその人たちがいなくても他の誰かが同じ役割を担ってたっていう考え方が好き。

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    2020年06月06日
  • 国盗り物語(一)

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    日本史、特に戦国時代の歴史にとても疎かったため、少しでも知りたいと思い読み始めた本。
    この時代の歴史に興味を持ったキッカケは、大河ドラマ「麒麟が来る」でした…

    「麒麟が来る」は明智光秀が主人公のため、ドラマが始まった時点での斎藤道三は既に成り上がった後でした。油売りの成り上がり、斎藤道三がどのように美濃の国盗りに至ったのか、その過程の前半の物語。
    歴史というものは、人によっても書物によってもいろいろな解釈があると思います。多少の脚色、そして事実との相違もあるのでしょうが、わたしのような歴史に疎い人間にとっては、そんな細かな部分はどうでもよく、楽しく歴史を学べて、そしてもっと先や奥を知りたくな

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    2020年06月01日
  • 殉死

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    児玉源太郎によれば軍人の頭脳は柔軟でなければならず、新しい現象に対して幼児のように新鮮な目を持たねばならない
    将器というのは教育によるものではなく、ついにはうまれついての才能によるものであろうか
    軍人というのはいったん腰をすえた作戦観念や地理的場所から容易に抜けだすことができない職業人

    私は、児玉源太郎将軍が好きです。

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    2020年05月24日
  • 坂の上の雲(六)

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    黒溝台会戦の日本の体たらく、グリッペンベルグの意気地ない退却、ロジェストウェンスキーの無謀な大航海、運気もあがらずまとまりのない日本陸軍。どちらも悲惨な精神状況下で戦い続ける日本とロシアにおいて、日本を勝利に至らしめた要因は国民のナショナリズムの強さの違いではないかと感じる一冊。情報が入ってこないにしろ、文句を言わずに天皇・軍部を信用する日本人の国民性はある種、天皇を神格化したからこそ生まれたのではないか、と思う。それが、昭和の第二次世界大戦の大敗につながってしまうのだが、当時のロシアにはぎりぎり通用したようだ。

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    2020年05月23日
  • 竜馬がゆく(四)

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    ネタバレ

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    ついに私塾の海運学校を設立、船も手に入れた竜馬。一方、京で新撰組が活躍、長州藩が薩摩の策略で後退。その影響を受けて、土佐勤王党までもが容堂の手で崩された。最後まで理想に生きた武市と、勝を師に開国攘夷思想を学ぶ竜馬。船での移動が定着し始めた。

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    2020年05月17日
  • 新装版 アームストロング砲

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    司馬先生の長編にありがちな、時代や地域についてのレクチャーの反復(あれはあれで良いんですが)が省略されており、テンポよく読める短編集です。
    『倉敷の若旦那』は実話とは思えないほど荒唐無稽な男の話し。これはぜひ長編に仕上げてほしかった。

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    2020年05月17日
  • 胡蝶の夢(三)

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    文久2年(1862年)ポンペは日本を去った。松本良順もその年西洋医学所(東京大学医学部の前身)へ移る。着任早々今までの学制を廃止し長崎医学伝習所の制度をそのまま持ち込んだために守旧派の伊東玄朴によって追い詰められていた。しかしある失態から玄朴が罷免されため良順の西洋医学所は玄朴の拘束から解放された。
     元治元年(1864年)孝明天皇が将軍家茂、一橋慶喜、その他公卿、大名たちを小御所にあつめ、「横浜を鎖港するように」という詔勅を発した。良順も奥医師として慶喜に従い京都に滞在している。この間面識のあった新撰組詰所の衛生指導や隊士の健康診断をしている。
     慶応2年(1966年)第二次長州征伐において

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    2020年05月17日
  • 国盗り物語(二)

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    戦国時代に油商人から大名にのし上がった斎藤道三が主人公。第2巻では、美濃を手中に収めるまでの過程が、面白おかしく描かれている。国を盗んだというよりも、人の心を盗んだ結果と言えるだろう。新しい戦法を導入して、戦に強かったことも魅力である。大河ドラマ「麒麟がくる」とは異なった部分もあるのが気になるが、この本が出版された後にもいろいろな歴史的な書物が発見されているので、仕方がないところかもしれない。いよいよ信長も登場してきて、ますます楽しみである。 
    コロナで外出ができない中で、親しい友人が突然亡くなった。葬儀にも参列できず、喪失感がつのる。もっと一緒に酒をのみ、ゴルフをすればよかったと、今更ながら

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    2020年05月16日
  • 胡蝶の夢(二)

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    1857年(安政4年)長崎海軍伝習所でポンペは松本良順、伊之助ら14名の学生に医学の講義を始めた。
     安政5年咸臨丸で勝海舟を船長格として練習航海のため薩摩を訪れ島津斉彬と会う。
     この年コレラが日本国中を震撼させた。良順も罹患するが一命を取り留める。
     安政6年長崎海軍伝習所は突如廃止となり海軍教育も医学教育もやめる命令がでたが井伊直弼の機転のより医学教育は廃止を免れる。
     コレラ騒動の年からポンペと良順は病院建設に奔走する。「オランダの市民社会から成立した病院は病人を病人として見る。原則として病人の身分の高下や貧富は病院の門を入ればいっさいその優性、劣性の効力を失う。」身分制を基本的に成り

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    2020年05月15日
  • 燃えよ剣

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    最近では組織論としても引用される事の多い本作。その観点ももって読んでみたものの、圧倒的な時代感の違いをどう処理すべきか。。呆気なく人が殺められ生き残ったものが正当化される世界そのものが浮世離れしているのだから。
    あまり妙な付加価値を求めずに、痛快時代劇としては、もちろん最高。


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    2020年05月09日
  • 酔って候

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    司馬遼太郎さんの幕末短編集
    収録作品
    ①酔って候 
    土佐藩の山内豊信を主人公
    ②きつね馬
    薩摩藩島津久光が主人公で、倒幕論者でなかったにもかかわらず、下級藩士の急進的な運動により討幕維新に向かわらざるを得なかった。「酔って候」と同じく『翔ぶが如く』原作の一部になった。
    ③伊達の黒船
    宇和島藩の伊達宗城と、彼に命じられて蒸気船を開発した前原巧山(嘉蔵)を描いた。1977年の大河ドラマ『花神』の原作のひとつ。
    ④肥前の妖怪
    近代化に邁進する肥前藩の鍋島直正を描く。

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    2020年05月05日
  • 新装版 歳月(上)

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    「三国一の何々」という「三国」とは(近隣国では)
    「唐天竺(中国インド)」と日本の中で一番だということで
    「韓」というものがふくまれていないのだった
    と、司馬ワールドではいう

    古来、朝鮮という半島は国家については地理的位置が近接しすぎており、
    しかも人種までが類似し、このため厳密な外国意識をもたずに数千年経てきている。
    から
    含まれなかったのはあまりにも近縁で他国視できなかったのであろう。


    今読んでいる司馬遼太郎『歳月』(江藤新平栄光と転落の生涯)にある文章で

    これ、わたしは「ははーん」と思ったことだった
    おもしろいものだ
    いまではとても同じ人種と思えない気質なのにね
    でも

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    2020年05月04日
  • 新装版 歳月(下)

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    江藤新平という法律立法における天才といわれた人物と
    大久保利通という日本初の宰相(松本清張の『史観宰相論』より)
    のことがよくかわかる小説であった

    江藤と大久保は似た気質であるという
    司馬さんの文章にこうある
    「人間の才能は、大別すればつくる才能と処理する才能のふたつにわけられるにちがいない。」
    明治期、このつくる才能に恵まれたふたり
    他の維新の面々が封建制を倒したのはいいが
    日本国創造の抱負も実際の構想も持たなかった時
    ふたりは才能を発揮し、がちんこしたのである

    江藤新平には政治力がなく、うかつな性格、うぶな一面
    大久保利通には冷たいまでの狡猾な理知があったという

    こういうスタンス

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    2020年05月04日
  • 「明治」という国家

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    明治国家の歴史は実はまだまだ学術的にアンタッチャブルな領域だが、英国の歴史学者が英国の文脈で日本の明治史を研究されている方が増えているので、そろそろ明治とは政治的、文化的な革命(しかも流血を伴わない名誉的な)だとする視点を受領してさらに明治国家の全体像を再定義して頂きたい。

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    2020年05月02日
  • 竜馬がゆく(六)

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    【感想】
    ついに倒幕の大きな推進力となる薩長同盟を実現させるに至った坂本竜馬。
    坂本竜馬ひとりの力で功が成ったとはさすがに言い過ぎだが、やはり坂本竜馬なしでは同盟の締結なんて無理だったんだろうな~

    温故知新というか、功を焦らず機が熟すまでじっくりと待つことの大切さ。
    あと、それぞれが持つ背景をきちんと捉えた上で、「理」だけでなく各々の「情」も汲んで事を進める点は、現在にも通じる交渉術だなぁと思いました。

    面白い本ではありますが、前巻同様で、おりょうとのラブストーリーの箇所が要らないなと個人的には思います(笑)


    【あらすじ】
    幕府を倒すには薩摩と長州が力を合せれば可能であろう。
    しかし互

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    2020年04月30日
  • 城塞(下)

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    徳川家康の悪役扱いは皆様も書かれている通りです。
    ただ、落城後の家康の描写には考えさせられるところがありました。数百年の太平のために徳川家康という人間を守り、表現しなければならなかったのか、という感想を抱きました。
    また、豊臣家の自害を迫るシーン、あれは徳川のせめてもの温情なのでしょうか。それとも武士たちの憐憫の想いからでしょうか。何よりあの豊臣家を憐んでいたのは著者ではないかなと思います。
    各陣営の心境にここまで丁寧な描写があるのはさすが司馬遼太郎氏です。本多忠朝や松平忠直の逸話もしっかり加えており、昔の大河ドラマで言われていた毛利勝永陣営の暴発についても丁寧に記述されていました。ただ、彼特

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    2021年01月28日
  • 酔って候

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    ネタバレ

    幕末の雄藩・薩長土肥のうちの長州を除く薩土肥の藩主、山内容堂・島津久光・鍋島閑叟を取り上げた司馬遼太郎の三作品。幕末ものは名維持維新後に活躍した志士達を主人公にしたものが多いので異色だが、視点を変えれば見える風景も違うことが分かる。真ん中に挟まれた島津久光のバカっぷりが際立つのが面白い。

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    2020年04月26日
  • この国のかたち(一)

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    儒教は諸悪の根源として描かれる。特に朱子学。汚染されなかったのが日本のラッキーなところという。たしかに、宦官や衣装、男尊女卑すぎる世界に汚職は少ない日本。そうかもしれない。では、儒教とは、朱子学とはなんなのだろう。まるで邪教ではないか。
    戦前、戦中を鬼胎の時代とした。完全にミッシングリンクの時代と。それは司馬さんの願いでもあるのかもしれない。現代も、とても戦時中の国家に似ているからだ。誰もが肌で感じている政府の無能さ。

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    2020年04月20日
  • 国盗り物語(四)

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    いつもそうだが司馬遼太郎の小説は後半に行くにつれて、情熱が少なくなるというか。

    そして、最後はあっさりと読者を置いてけぼりにして終わる。
    それがいいといえばいいのだが。

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    2026年02月21日