司馬遼太郎のレビュー一覧
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日本史、特に戦国時代の歴史にとても疎かったため、少しでも知りたいと思い読み始めた本。
この時代の歴史に興味を持ったキッカケは、大河ドラマ「麒麟が来る」でした…
「麒麟が来る」は明智光秀が主人公のため、ドラマが始まった時点での斎藤道三は既に成り上がった後でした。油売りの成り上がり、斎藤道三がどのように美濃の国盗りに至ったのか、その過程の前半の物語。
歴史というものは、人によっても書物によってもいろいろな解釈があると思います。多少の脚色、そして事実との相違もあるのでしょうが、わたしのような歴史に疎い人間にとっては、そんな細かな部分はどうでもよく、楽しく歴史を学べて、そしてもっと先や奥を知りたくな -
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文久2年(1862年)ポンペは日本を去った。松本良順もその年西洋医学所(東京大学医学部の前身)へ移る。着任早々今までの学制を廃止し長崎医学伝習所の制度をそのまま持ち込んだために守旧派の伊東玄朴によって追い詰められていた。しかしある失態から玄朴が罷免されため良順の西洋医学所は玄朴の拘束から解放された。
元治元年(1864年)孝明天皇が将軍家茂、一橋慶喜、その他公卿、大名たちを小御所にあつめ、「横浜を鎖港するように」という詔勅を発した。良順も奥医師として慶喜に従い京都に滞在している。この間面識のあった新撰組詰所の衛生指導や隊士の健康診断をしている。
慶応2年(1966年)第二次長州征伐において -
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戦国時代に油商人から大名にのし上がった斎藤道三が主人公。第2巻では、美濃を手中に収めるまでの過程が、面白おかしく描かれている。国を盗んだというよりも、人の心を盗んだ結果と言えるだろう。新しい戦法を導入して、戦に強かったことも魅力である。大河ドラマ「麒麟がくる」とは異なった部分もあるのが気になるが、この本が出版された後にもいろいろな歴史的な書物が発見されているので、仕方がないところかもしれない。いよいよ信長も登場してきて、ますます楽しみである。
コロナで外出ができない中で、親しい友人が突然亡くなった。葬儀にも参列できず、喪失感がつのる。もっと一緒に酒をのみ、ゴルフをすればよかったと、今更ながら -
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1857年(安政4年)長崎海軍伝習所でポンペは松本良順、伊之助ら14名の学生に医学の講義を始めた。
安政5年咸臨丸で勝海舟を船長格として練習航海のため薩摩を訪れ島津斉彬と会う。
この年コレラが日本国中を震撼させた。良順も罹患するが一命を取り留める。
安政6年長崎海軍伝習所は突如廃止となり海軍教育も医学教育もやめる命令がでたが井伊直弼の機転のより医学教育は廃止を免れる。
コレラ騒動の年からポンペと良順は病院建設に奔走する。「オランダの市民社会から成立した病院は病人を病人として見る。原則として病人の身分の高下や貧富は病院の門を入ればいっさいその優性、劣性の効力を失う。」身分制を基本的に成り -
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「三国一の何々」という「三国」とは(近隣国では)
「唐天竺(中国インド)」と日本の中で一番だということで
「韓」というものがふくまれていないのだった
と、司馬ワールドではいう
古来、朝鮮という半島は国家については地理的位置が近接しすぎており、
しかも人種までが類似し、このため厳密な外国意識をもたずに数千年経てきている。
から
含まれなかったのはあまりにも近縁で他国視できなかったのであろう。
と
今読んでいる司馬遼太郎『歳月』(江藤新平栄光と転落の生涯)にある文章で
これ、わたしは「ははーん」と思ったことだった
おもしろいものだ
いまではとても同じ人種と思えない気質なのにね
でも -
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江藤新平という法律立法における天才といわれた人物と
大久保利通という日本初の宰相(松本清張の『史観宰相論』より)
のことがよくかわかる小説であった
江藤と大久保は似た気質であるという
司馬さんの文章にこうある
「人間の才能は、大別すればつくる才能と処理する才能のふたつにわけられるにちがいない。」
明治期、このつくる才能に恵まれたふたり
他の維新の面々が封建制を倒したのはいいが
日本国創造の抱負も実際の構想も持たなかった時
ふたりは才能を発揮し、がちんこしたのである
江藤新平には政治力がなく、うかつな性格、うぶな一面
大久保利通には冷たいまでの狡猾な理知があったという
こういうスタンス -
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【感想】
ついに倒幕の大きな推進力となる薩長同盟を実現させるに至った坂本竜馬。
坂本竜馬ひとりの力で功が成ったとはさすがに言い過ぎだが、やはり坂本竜馬なしでは同盟の締結なんて無理だったんだろうな~
温故知新というか、功を焦らず機が熟すまでじっくりと待つことの大切さ。
あと、それぞれが持つ背景をきちんと捉えた上で、「理」だけでなく各々の「情」も汲んで事を進める点は、現在にも通じる交渉術だなぁと思いました。
面白い本ではありますが、前巻同様で、おりょうとのラブストーリーの箇所が要らないなと個人的には思います(笑)
【あらすじ】
幕府を倒すには薩摩と長州が力を合せれば可能であろう。
しかし互 -
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徳川家康の悪役扱いは皆様も書かれている通りです。
ただ、落城後の家康の描写には考えさせられるところがありました。数百年の太平のために徳川家康という人間を守り、表現しなければならなかったのか、という感想を抱きました。
また、豊臣家の自害を迫るシーン、あれは徳川のせめてもの温情なのでしょうか。それとも武士たちの憐憫の想いからでしょうか。何よりあの豊臣家を憐んでいたのは著者ではないかなと思います。
各陣営の心境にここまで丁寧な描写があるのはさすが司馬遼太郎氏です。本多忠朝や松平忠直の逸話もしっかり加えており、昔の大河ドラマで言われていた毛利勝永陣営の暴発についても丁寧に記述されていました。ただ、彼特