岩田健太郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
言葉ってあくまで後から当てはめたものであって、同じ言葉でも使う所によって意味が変わったり、人によって解釈が違ったりする。
それを理解せず、自分の知っている言葉の中だけで考え、誰かを間違っていると考える姿というのは本当に多いと思うが、医学界も例に漏れずなんだなと思いました。
形式もまた然り。
マスクしようとの関連を示すフォレストプロットを見ただけじゃ、どんなマスクを使っていたか(素材や質)やどのようなつけ方をしていたか(口だけにしているとか)がわからず、すべてをひとまとめにマスクをしているとしているのだとしたら、そのデータってマスクの有効度に対して正確な参考になるのか?と素人目には疑問に思ってしまう。
親御さんって水泳する姿見るものなの?送り迎えすらしてもらったことないや。
この本を読んで、私は濃厚接触などの定義がわからないんだ!と気がつきました。
どのくらいが狭いの?何㎡?何分?何時間?何日?同じタオルを使うのは?同じ皿から取るのは?
どのくらいから換気してると言えるのか?どのくらい滞留するものなのか?
エアロゾルのイメージはずいぶん変わりました。
わからない話について無抵抗に受け入れてるんじゃなくて、自分の中での優先度の違いで、そういう話があると頭に留めるという世界線はあるのではないか…?
人は一生の間ですべてを学べはしない。少なくとも私はそうだ。
わかりやすく噛み砕いた教材の用意は大事なのについては同意見。 -
Posted by ブクログ
子供のいじめが無くならないのは、大人の社会がいじめ体質だから当たり前。岩田健太郎さんの言葉は身も蓋もない本質をついていて気持ちいい。
日馬富士、闇営業芸人、不倫や薬物問題を起こした人など「叩いてもいい」対象になった人間に対する過剰な制裁は年々激しさを増している。
いじめへの対抗策も、みっちりと具体的に書いてある。
実現可能な、具体的な方法論を出させたら岩田健太郎さんの右に出る者はいないのでは。
きれいごとを否定し、いじめを克服するという成果に向けて何をすればいいかズバズバと指摘する。
学校でいじめを受けている子供たちの読み物として。
この本を読んでいるといじめにも対抗できそうな気がしてくるが、実際いじめられている子が、すべて実行して成功させられるかというと、うまく行かないことも多いだろう。
岩田さんのような無敵な立ち回りは誰にでもできるものではない。
しかも彼ですら、学生時代には抵抗できなかったのだ。
それでも、この本でいじめが絶対悪であると一流の理論武装をしておくことは、心の支えになる。
大人になるにつれ、実践できることも増えてくる。
子供が読むとして、大人の世界もいじめに満ちている、という指摘は、子供たちに絶望感を与えるかもしれない。
しかし大人の世界にいじめがあっても、子供の世界よりは圧倒的に開放的であることは知っておいてほしい。
閉鎖性が強く、抑圧されている集団ほどいじめはおきやすい。
政治的空間を離れ、貨幣的空間に移るとヒトは愛憎を覚えないので、フラットな関係を築く。
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Posted by ブクログ
新型コロナウィルスのパンデミックの昨今において、ニュースなどで話題になった医師、岩田健太郎氏の著書です。
この本の題名を見ると、「コロナウィルスに関しての本かな?」と早合点してしまいそうですが、実際にコロナウィルスに関して述べられているのはあとがきの数ページのみですので、その方面でこの本を検討されている方には注意が必要です。
本書の中で岩田氏が言っているポイントとしては、
・潜伏結核と活動性結核のように、医師が恣意的に判断することによって(感染症は)病気として認定されたり、されなかったりする
・病原菌は存在するとしても、「病原菌の実在=病気の診断」ではない
・検査されない限りは診断されず、診断されない限りは病気とは認識されない
この3点が重要なポイントだなと思います。
「実在しない」という言葉の捉えかたがミソで、存在しているかしていないか? ではなく、感染症を始めとする「医師の診断」には(岩田氏自身が本文中で何度も述べられているように)「恣意性」が含まれているということ。
病気の定義が変われば病名も変わる、ということが「結核」を例にして解説されています。
また、検査についても「感度」と「特異度」という二つの基準を示して述べられており、専門的な内容ながら、なるほどそうだったのねと納得する内容でした。
(特に「治療効果95%の薬」の項目は必見です)
ひととおり読んでみて、日本は新型インフルエンザの際の間違いをまさにこのコロナ禍で繰り返してしまったのではないか? と感じました。
日本の制度的な問題は想像以上に根が深く、厄介そうです……。 -
Posted by ブクログ
いじめについて論じた本。筆者もいじめを受けた経験があり、そのような被害者としての視点も交えながら、いじめついて分析している。日本には空気を読まなければいけない文化あるいは同町圧力という悪しき文化が存在するがゆえにいじめがあらわになることが少ない。まずは教育機関を中心に審議プロセスの透明化を図る必要がある。そして何よりもいじめの加害者とした加担しないことである。ある研究によると、いじめの被害者だけでなく、加害者までもが将来上手くやっていけないという報告があるくらい。またいじめを広義解釈すれば差別や侮蔑といった行為も同様な構図をしている。近年ではSNSやインターネットも発達したため反撃は容易になりつつあるが、決して助長してはならな心構えが必要。