岩田健太郎のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
「国民全部をネットできる仕組みを作ろうとしたら、人間は何を嫌がり、何に惹きつけられ、何を恐れるのかという人間の欲望と弱さについての深い理解が必要です」
という内田氏の言葉に、強くひきつけられたな。別に俺は国民全部をネットしたいと思っているわけではない。ただ、仕事やマンションの理事会、学童の役員会、いろんな場面でいろいろな人と関わっているとさ。合意形成の難しさやめんどくささを感じるんだよね。俺は大きな声を出す方ではないし、別に子どものための会合で大きな声を出す人がいるというわけでもないんだけど、そうであればなおさら、どうやって物事を決めていくかという難しさは感じるわけでさ。問題があるなら、解決 -
Posted by ブクログ
またミーハーな本を読んでしまった・・と思ったらすごく良かった!実はインフルエンザの本に続き、2冊目。前回はふざけた医者だと思って笑いながら本を読んでいたが、ダイヤモンドプリンスのYoutube騒ぎがあり、今は著者のツイッターもフォローしている。
先生はもともとインフルエンザの検査も無理にやらなくて良いという考えだったそう。PCR検査も韓国でやってるから日本もやらなくては、というとものではないとのこと。(保健所たらい回しでここまでできないのは問題だと思うが)
コロナの話もさることながら、
・初めてのことが起こっているのだから、間違った対応をしてしまっても仕方ない、すぐに誤りを認めて軌道修正すれば -
Posted by ブクログ
あえて、岩田先生の著書、読んでみました。
ダイヤモンドプリンセス号に乗り込んで、状況を英語も含めて動画アップしたことで「お騒がせの人」みたいに一部では受け取られてしまっているようですが、いや、著書の中身はとても客観的かつご自身の専門にも裏付けられているもので、今一度のこれまでの理解の整理になりました。この方は…著書を読む限り…冷静な方と思います。
また、「日本の対応はおおむねうまやっているが、問題がない訳ではない」として、問題点についても触れていらっしゃいますが、日本の問題点の1つは「リスク・コミュニケーションが下手(駄目)」という点はその通りであろうと思います。 -
Posted by ブクログ
ダイヤモンド・プリンセス号に乗船し、動画で世界に問うた、かの岩田先生の本。さすがにわかりやすい。明快。
情報に基づきその都度判断し、行動する。 手指消毒が重要。 環境を消毒しつづけてても意味がない。 同じ専門家でも別の領域の専門家を専門家としてどうくくり。
間違えに寛容になる。 間違えたらしっかり謝る。 リスクコミュニケーションが重要。
昨今の騒ぎにて自分が正しいと思う情報を入手し判断してきたことが確認できた。 やっぱり、ファクトフルネス、大事だ。
そんな中でも一番響いたのがあとがきにあったので抜粋。
==========
一般的に、ぼくが本を作るときは、ファクトチェックがしやすいよう -
購入済み
主題と副題が逆
本書の内容は、「リスク・コミュニケーション入門」です。この時期ですので、「感染症パニックを防げ!」に引き込まれて購入しましたが、主な内容はリスク・コミュニケーションの入門書です。
感染症についてもリスク・コミュニケーションの観点からの記載です。
ただ、私にとっては、知らないことばかりでしたので、興味を持って、あっという間に読めました。文章は解り易いです。 -
Posted by ブクログ
今回のコロナ禍の中で、一躍“時の人”になった医療関係者は少なくない。“8割おじさん”こと、西浦博・北海道大学教授。連日ワイドショーに出まくっている岡田晴恵・白鴎大学教育学部教授。感染拡大の初期に最も注目されたのは、本書の著者、岩田健太郎・神戸大学教授だろう。
当初、新型コロナウイルス感染症についてはどこか他人事だったが、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」号で感染者が続出。船内に乗り込んだ岩田教授が内部の危険な状況を告発したことで、日本人が一気に危機感を持った。
それから2カ月余り。少しばかり「商売っ気たっぷりな本では?」と疑いつつも、手に取ったが、良い意味で期待を裏切られた。著者 -
Posted by ブクログ
とにかく一番大事なものは、手です。手指消毒を徹底することで、自分が感染するリスクを確実に減らすことができます。
(引用)新型コロナウイルスの真実、著者:岩田健太郎、発行:株式会社ベストセラーズ、2020年、72
新型コロナ対策として、ある大学のホームページに、学生に対して次のことが書かれてあった。
「学生の皆様に守っていただきたいこと」
・不要不急の外出や会食等を控えること
・発熱等の風邪症状がある場合等は自宅で休養
・栄養、睡眠、健全で規則正しい生活
・手洗いと咳エチケットの徹底
・密閉空間、密集、近距離での会話を避けること
私は、岩田氏の本を読んだ後、この大学の行動指針に触れ、とても