岩田健太郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
新書なのに,想定読者が医療者…?不思議なコンセプトではあるけど,リスコミ全般についてまとまってるので一応一般にも有益。正しい情報を伝え,パニックを回避し,リスクそのものを減らしていくコミュニケーションの方法論。
日頃のコンセンサス・コミュニケーションと緊急時のクライシス・コミュニケーションを区別すること。科学的に正しいことを言うだけではなく信頼を勝ち取ること。感情的になる聞き手を否定しないこと。マスコミと良い関係を築き,うまく利用すること。リスクへの対処という目的を見失わないよう常に心掛けること。
どれもごもっともな指摘。ただいちいちちょっとウエメセなのが気になる人もいるかも。あと,度々出てく -
Posted by ブクログ
プレゼンのノウハウといった戦術面もかなり丁寧だが、それよりも、戦略、すなわちコミュニケーションの確立といった目的を重視した書籍であり、医療関係者のみならず、組織において対外的な役割を担っている人には読む価値が大いにある。
些末情報に翻弄されて本質がおろそかになる例:
「レンガがある。その横にレンガがある。その隣にも、その上にも、そのまた上にもレンガがある」→東京駅
恒常的な問題に無関心である喩え:
人が犬を噛んだ場合の対策マニュアル、講演、チームの立ち上げがされ、その間、犬は人を噛み続ける
P246-247.トンデモ主張における一定の戦略
「ワクチンは100%安全とは言えない」(ゼロリス -
Posted by ブクログ
2010年にこの本が発行されて、4年だけど、定期接種の状況は既にいろいろ変わっていますね。
小児科の先生に「予防接種の本が改版されましたが」と声をかけたら「いまいろいろ変わってるところだから、一段落するまで買わなくてイイヨ」と言われたのをそっと思い出したり。(結局最新情報は時々特集記事になってるしね…)
ワクチン云々を語るなら(語らなくてもいい?でも語ってるひと時々いるよね)大きな副作用も含めたワクチンの歴史、日本での取り組み、世論も含めた「これまでの流れ」をざっくり把握すべき。
「捕ったどー」的に自分の主張に沿う論文だけを高く掲げてもね。
社会情勢や医療技術、個々人の価値観が変化していくなか -
Posted by ブクログ
第1章「時間を削り取る、時間を作る」、第2章「時間を慈しむ」、第3章「私の時間は何ものか」という3部構成になっている。
「はじめに」でも書いてある通り、これはハウツー本ではない。時間に対する、著者の思想だと思う。
もちろん、有効な時間の使い方を具体的に提示しているが、それは技術的な上辺だけの話でなく、時間という
概念そのものであると思う。
時間というものがアセット(資産)であるということ、「時間を無駄に使っていることに罪悪感を覚えるような、そういう「感覚」」を持つことが何より大切なのだと思う。
そして、削り取った時間を、どの様に使うか、何のために削り取るか。これがとても大切だと思う。
削り取る -
Posted by ブクログ
○医者で神戸大学教授の岩田氏の著作。
○「ワクチン」とは何か、どのような仕組みなのかを中心に、予防接種の歴史や効果、副作用などを分かりやすく解説した作品。
○ワクチンの種類やその効果・副作用はもちろんのこと、過去のワクチン開発や予防接種の歴史は、とても勉強になった。
○予防接種を受けるか否か、その効果や副作用をどうとらえるかは、あくまでも個人(=自分)でしっかりと考える必要があるということが、最大のポイント。安易に賛成・反対などをするのではなく、よく勉強して知識を仕入れてみたい。
○なお、著者の説明は分かりやすいが、一部、極端な表現などが多いのが、少し気に掛かった。