岩田健太郎のレビュー一覧

  • ぼくが見つけた いじめを克服する方法~日本の空気、体質を変える~

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    立て続けに出版されたイワケン新書。リアルタイムなコロナ関連の問題も絡んだことにより、俄然注目度が増しそうな印象。その部分を抜きにしても、非常に示唆に富む内容で、いじめから目を背けがちな自分としては、身につまされるとともに、教訓に満ちたものだった。不寛容への不寛容、情報の開示、とかは誰でもすぐに実践できるもので、かつてきめんな効果も期待できそう。

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    2020年04月20日
  • 新型コロナウイルスの真実

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    感染症の専門家という立場から、公平かつ合理的な視点で書かれており、とてもわかりやすかった。新型コロナウィルスについては、これからいろいろ明らかになってくることと思う。2020年4月時点で、この病気についての情報をまとめて得ておきたくて読みました。

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    2020年04月19日
  • 新型コロナウイルスの真実

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    ネタバレ


    新型コロナウィルスについて、とても分かりやすく説明されています。
    岩田先生は感染症の専門家なので、その分かりやすさに誠実さを感じました。

    1章、2章で新型コロナウィルスとは何か、そして罹患しないためのイロハが書かれています。この2章だけでも十二分に価値ある内容だと思いました。
    正しく診断ではなく、正しく判断というのは、とても合理的だと思いました。インフルエンザも同様ですが、検査キットは100%正しい結果を出せるものでは無いというのは知りませんでした。故に「正しい判断」をすると言う事にすごく納得させられました。
    故に、インフルエンザで診断書を出して出社可能とする事も、あまり意味がないことがよ

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    2020年04月18日
  • 新型コロナウイルスの真実

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    ネタバレ

    政治的概念はさて置き、「感染症」としてどうすべきか、どう対応するのが適切か、という感染症の基礎知識から、ダイヤモンド・プリンセス事件の真実、そしてこれから…もうまさに「今」どうすべきかという内容が綴られていました。突貫工事の如く仕上がった本ですが、医療従事者ではない一般の方にも是非読んで欲しい1冊です。勿論医療従事者の(特に)感染に携わってない人も是非。

    YouTubeの動画、その後の岩田健太郎氏のツイート、フェイスブック、清潔ゾーン不潔ゾーンが素人が見てもぐっちゃぐちゃだったあの誰かさんのツイートの写真を思い出しながら読むと、より一層深まりますので、この本を読む前に見ておくとよいかと思いま

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    2020年04月17日
  • 新型コロナウイルスの真実

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    コロナウイルスに関する正確な情報が知りたかったので購入。やはりメディアで取り上げられている内容と専門家の意見では大きな隔たりがある。

    特にマスクに関するデマ。深刻なマスク不足が問題となっているが、実際予防という観点では、健常者がマスクをつけても効果は小さく、ソーシャルディスタンスを保つことや、ステイホームに努めることが圧倒的に重要だという。本書を通して、専門家の意見に耳を傾けることがいかに大切かが身に染みて分かった。あと真偽が定かでない情報を受け取らないことも。

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    2021年02月25日
  • 新型コロナウイルスの真実

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    よし読み終わった。
    新型コロナウイルス感染症とはどういうもので、これからどういう風に向き合っていけば良いのか、口述なので非常に読みやすい語り口でコンパクトにまとまっているので万人にお勧めできる。
    個人的には著者の人間観や社会観、例え話まで、同世代ということもあるのか共感することばかり。

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    2020年04月14日
  • 1秒もムダに生きない~時間の上手な使い方~

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    順番は逆転するのだけれど、岩田先生の著作が初めてなら第3章から読まれることを薦めたい。
    岩田先生の大前提を知らずに本書を読むと、第1章の途中で投げ出す人、腹を立てる人が出てくるような気がする。
    それはそれで仕方がないことなのかもしれないけれど、せっかくの出会いなのでどうせなら楽しく本書を読んでいただきたいですから。

    著者自身が断っているとおり、いわゆる時間管理術の本ではない。
    岩田健太郎という一人の人物がどういう生き方、考え方をしているかというエッセイだとするのが妥当だろう。
    だから、岩田先生のやり方や考え方に共感できない人も多数いると思う。
    著者自身がそれでいいと思って書いていらっしゃるし

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    2018年12月03日
  • インフルエンザ なぜ毎年流行するのか

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    論調はいつも通り。今回は、最新の情報へブラッシュアップしたものを、普段よりも一般の人向けに噛み砕いて書いた感じ。そのために選んだのがベスト新書からの出版ってことなんだろうし、是非、医療従事者以外の色んな目に触れることを願う。

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    2018年11月26日
  • 感染症医が教える性の話

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    もちろん性の話だし、性感染症を防ぐための性教育の話なのだけれど、射程はそこだけにとどまらず、どう生きるか、どう人を愛するかというテーマに帰着する。語り口も軽妙で非常に面白い。こういう本を他人に勧めるのは気がひける感覚が私にもあるのだけれど、できるだけ多くの人に、特に中高校生には読んでおいてもらいたいと思う。

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    2018年11月03日
  • 1秒もムダに生きない~時間の上手な使い方~

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    ネタバレ

    ■要約
    一度止まるとなかなか動けなくなる
    テストの採点は、テストの日にやる
     鉄は熱いうちに打て
     どちらにせよやらなければならないなら、一番いい時にやる
    反論しないでスルーする
     陰口をたたいても何も前進しない
     時間の無駄
    「精密で正しい」よりも「大体正しい」こと
    時間を大切にする「キャラ」でいる
    ボトルネックになる仕事は早めに片付けておくこと
    内部事情に通じない、空気を読めないフリをする
    中途半端な知識をつけてあたふたしない
     以下の2パターンしかない
      俺は分からないから専門家に任せる
      or
      覚悟を決めてしっかり勉強する

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    2017年06月25日
  • ワクチンは怖くない

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    ワクチンについての新書、内容刷新版ですね。記憶に新しい子宮頸癌ワクチンをめぐっての騒動を通じて、あるべきワクチン接種の姿に迫ってます。妄信・過信はいけないにせよ、概ねワクチンに対しては高く評価しているので、本書の論旨に関しても納得。まだまだ後進国といわざるを得ない日本。未来を明るくしていけると良いですね。

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    2017年02月10日
  • 感染症医が教える性の話

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    ブログとかも拝見してるんで、おおかたの言い分は予想のつくものでした。最後の章で熱く語られる絶対恋愛は、少なくとも自分の感性とは相容れない気もしたけど、あくまで可能性をあまねく提示する意図の元で触れられていることだから、なるほどそういう考え方も、って感じで読み進められた。家庭での性教育と、学校での性教育は、やっぱり意味合いが違ってくると思うけど、少なくとも家庭での対応は考える必要がある訳で、その一助にもなると思えた。

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    2016年12月19日
  • 絵でわかる感染症 with もやしもん

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    借りたもの。
    感染症の定義から、感染症を引き起こす微生物について、それに対抗する抗菌薬の開発から種類まで、多岐にわたる話が初心者に解る範囲?で書かれた本。
    『もやしもん』とのコラボイラストが合間にあるので、難しい話も何となくすっ飛ばしながら(?)気楽に読む。
    タイトルの「絵でわかる」イラストは図解というより、読みやすくするコミックという立ち位置。
    岩田健太郎氏が斬る、医療界の問題についての言及も散見。
    不必要な抗菌薬を処方することへの疑問、新薬が必ずしも良いというものでもない事、薬剤耐性菌問題、日本の医療が縦割りで感染症も試験官内での検証で症候からのアプローチに疎かったこと等を指摘。
    そうした

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    2015年05月12日
  • 絵でわかる感染症 with もやしもん

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    一般向けの本かもしれませんが、医療従事者も勉強になります。むしろ、感染症って楽しいな、勉強してみようかなという気分になる本です。類書は矢野邦夫先生の「ねころんで読める抗菌薬」でしょうか。この本を読んで矢野晴美先生の「抗菌薬はじめの一歩」「感染症まるごとこの一冊」に進むと良いと思います。

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    2015年05月11日
  • サルバルサン戦記~秦佐八郎 世界初の抗生物質を作った男~

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    夢中で一気に読んでしまいました!
    登場人物が歴史上の偉人も多いのですが、さりげなく、しかし存在感はとても強く描かれていて、当時の世界にタイムスリップしたかのような感覚を得ました。戦記、前記の織り交ぜ方も絶妙なだけに。
    その中に、愛もあり、一転して不思議な世界が広がったり、岩田先生のメッセージも随時盛り込まれている至極の一冊です。
    話しに登場するので、ここ数年毎年見る機会があるのですが、youtubeで石見神楽を聞いてみたりと、少しでも作品の世界にイメージを近づけたいなと努力をしてみたりもしてしまいました(笑
    しかし、こういった先達達の努力の先に自分たちがいるということを身にしみて痛感。なにげな

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    2015年04月18日
  • 絵でわかる感染症 with もやしもん

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    書かれている内容はいつも通りで、そこにもやしもんのエッセンスが散りばめられているだけ。でも、十分に新しい読み物に生まれ変わっていると思うし、漫画が付いたからこそ、一般に訴えかけるものもあって、素晴らしいコラボだと思いました。日経メディカルの連載をまとめたものかと思ってたけど、これは全くの別物でした。

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    2015年03月24日
  • 「感染症パニック」を防げ!~リスク・コミュニケーション入門~

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    本書はパニック時にいかに効果的に情報を伝えるかということを考えた「リスク・コミュニケーション」の入門書。感染症を題材としているが、リスク・コミュニケーションが応用できる範囲は医療分野に限らず、企業広報やパニック時の友人とのコミュニケーションなど多岐にわたる。また逆に、パニック時に聞き手としてどのような情報に着目すればいいかということを本書は教えてくれる。広報担当者のみならずすべての人にお勧めしたい本。

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    2015年03月12日
  • 食べ物のことはからだに訊け! ――健康情報にだまされるな

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    今のところ、トンデモ本はいかにもそれらしい佇まいだから見れば分かる、と思ってるし、実際そういう本を手に取ることもない。でも、じゃあそれを放置しておいて良い訳ではなく、こういう理由でダメなんだ、って声を上げる姿勢は大切だと思う。だからこそ、そんな中にもマトモな本もあるし、徹頭徹尾トンデモじゃなくて、一部では至極全うな意見を述べられている、っていうことも分かってくるんだろう。それにしても、食べ物に限らずどんな分野でも、自分の完成を磨いておく、ってことは本当に大事ですね。ネットが一般に普及して、あらゆる情報がすぐに手に入る現代だからこそ、感性が鈍っていると、本当に自分に適したものを手にすることって、

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    2015年02月15日
  • 「感染症パニック」を防げ!~リスク・コミュニケーション入門~

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    根幹の部分は全くブレがなくて、でも読む毎に勉強になる内容を、分かりやすく平易な文章で表現されていて、今回も一気に読んじゃいました。プレゼンの方法とか目的とかについては、分かっちゃいるけど実践できてないことばかりで…かといって一朝一夕に出来るもんじゃないから、ひたすら鍛錬あるのみ、ですね。対象の大小を問わなければ、生きている以上、何らかのリスコミが必要になる場面は数多ある訳で、そういうときに、ここで読んだ内容が少しでも活かされるよう、心に留めて生きたいと思います。

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    2014年12月06日
  • 99.9%が誤用の抗生物質~医者も知らないホントの話~

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    日本の抗生物質は「効かなくてもいいから副作用だけは起こすな」という考えで少量でバンバン処方して、バンバン耐性菌を作っている。
    かぜと抗生物質が必要な肺炎などの境目はグレーで、グレーであれば「待てる状態」なので、抗生物質は処方しない。
    抗生物質は命にかかわる感染症に、点滴で大量投与する大事な切り札。少量投与は耐性菌を生み出し切り札を使えなくしている。

    歯科・皮膚科で出る抗生物質の多くも誤用。
    とびひは抗生物質を処方しなくても殆どが治る。

    各専門医は感染症をやっつけ仕事で対応されているが、感染症のプロに任せた方がいい。楽。

    検査・薬を足していく「足し算の医療」から卒業すべし。

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    2014年07月29日