岩田健太郎のレビュー一覧
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著者自身、タイトルに対する結論は出せていないが、それでも非常に参考になった。本書に書かれているエピソードは、医学界において著者が経験したことを中心に書かれているが、本質的には一般の企業内や家庭内でもよく起こっていることと類似しているように感じた。自分自身や自分の周囲の環境に照らし合わせてみると、耳の...続きを読むPosted by ブクログ
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トリガーワード:やりたいことをやる、賞味期限、翻訳のすすめ、ふりをしない、慈しむ、謙虚、他者に規定されない、ずれを作る、自分の知らない世界、死亡率100%、
『プライオリティリストを作らず、選択肢をいくつも並べておき、やりたいものからやる』というのは、わたしにとってもシックリくるやり方だと思った。...続きを読むPosted by ブクログ -
また読んでみよう。仕事にだらけ感が出てきた時に再読・・・。自分って何だ?結局、自分は自分だ。。出来ること、やりたい事から始めてみよう。毎度、そう心に誓う私。。Posted by ブクログ
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感染症の権威としてわかりやすい本を書かれている岩田先生の本で、フォトリーディングしてサクッと読もうと思ったが、語り口が面白いこともあってついついジックリ読み込んでしまった。
この本は確かに『予防接種について』書かれた本であるが、その背景にある考え方、物事には両面性があり、複雑なことは複雑なまま、あ...続きを読むPosted by ブクログ -
ワクチンをめぐるいろいろを臨床医師が考える。効果と副作用をめぐる戦後日本ワクチン史も。筆者は,予防接種をめぐる単純化された報道を苦々しく思っている様子。
新聞・テレビは,予防接種の副作用被害をことさら強調したり,逆にワクチン導入の遅れを批判したりする。ワクチンは利益もあればリスクもあるのに,その...続きを読むPosted by ブクログ -
特に第1章が面白かったです。
医療の話というよりは、他者との関わり方について多くのことを
教えてもらいました。
結局は医療行為も医者と患者の関係性の中でしか実施されない訳ですから
より良い関係性をつくっていく事は治療上不可欠な訳です。
医者と患者が対等でないという著者の意見にとても賛成です。
た...続きを読むPosted by ブクログ -
序文だけで良書とわかるのは『iPS細胞』以来。論争を語る本は一方向に偏りがちだが、本書は両論取り扱った上で、『現在時点』でどのような判定が下せるのか、という検証のスタンスが明確になっていて気持ちが良い。予防接種について知りたい人だけでなく、「原発より自動車の方が人を殺してる」とか言っちゃう人にも読ん...続きを読むPosted by ブクログ
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どうして予防接種が漠然と不安なのかを教えてくれる良書。情報公開のあり方やリスクの取り方についての本としても面白い。幼児的思考停止に陥らないよう是非読むべき本。Posted by ブクログ
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抑制的な、でも情熱の溢れる文章。
エビデンスを明示して、慎重な立場ながら丁寧な論証。
難しいことをわかりやすく。
単に噛み砕くのではなく、丁寧な思考過程を理解させる。Posted by ブクログ -
岩田健太郎先生の書籍。
「予防接種は安全か」の内容が古くなった今、日本人の手による予防接種本では、最高のものではないでしょうか。
ポリオ生ワクチン緊急輸入、副作用、前橋レポートなど、よくぞわかりやすくまとめて下さった、という内容です。
新型インフルエンザの検疫騒ぎについて記載があれば良かったと思...続きを読むPosted by ブクログ -
私は打ち上げ花火飽きたので読みました
大体の内容は知っててやってることや普段から考えているものが多く、共感するものばかりでした
だから私にとって目新しさはないし、むしろマイナーなのマジかって感じですが
大谷サンや藤井くんは自己鍛錬を怠らず弛まぬ努力を続けてるから天才と呼ばれるようになったんですよね
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そりゃ繰り返しの部分もあるけど、それだけ大事な部分、ってこと。コロナ渦を経て、個人のレベルでも政策のレベルも、ワクチンに対する向き合い方に変化がもたらされたのは間違いないけど、上手くポジティブな方向に活かされることを願う。Posted by ブクログ
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金田一秀穂さんは
日本語は緊急事態に向かないと言う
緊急事態を宣言します、には
本当に緊急事態なの?
緊急事態宣言を発出します、だと
ああそうですかとどこか他人事
日本語の得意は落とし所を探す事
ロックダウンより20時閉店
和を持って貴しとなす、それでいいPosted by ブクログ -
EBM推奨で、引用文献のない健康本はほとんど信用できないとのこと。
一方、EBMは全てを網羅しているのではなく、エビデンスなくとも個人的に効果あるのならやった方が良い、というのは新鮮な見解。
Posted by ブクログ -
岩田先生の考えはとてもわかりやすい。
極端な健康本が多い中、健康とは目的ではなく手段であるという大前提を忘れないように、バランスの良い判断をするために役立つ情報や考え方がたくさん出てきた。
今までいろんな本を読んだ中で自分の考えと概ね相違はなかったけれど、もっと素材の多様性を取り入れていきたいと思...続きを読むPosted by ブクログ -
今まで当然のように言われてきたことをバッサリ切って,いじめを加害者単独でなく,空気や体質の問題とし,科学的に見ようとする姿勢は良いと感じた。実際の会社などでの対処法を、法律の専門家と書いて欲しい。Posted by ブクログ