岩田健太郎のレビュー一覧
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今回のコロナ禍の中で、一躍“時の人”になった医療関係者は少なくない。“8割おじさん”こと、西浦博・北海道大学教授。連日ワイドショーに出まくっている岡田晴恵・白鴎大学教育学部教授。感染拡大の初期に最も注目されたのは、本書の著者、岩田健太郎・神戸大学教授だろう。
当初、新型コロナウイルス感染症についてはどこか他人事だったが、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」号で感染者が続出。船内に乗り込んだ岩田教授が内部の危険な状況を告発したことで、日本人が一気に危機感を持った。
それから2カ月余り。少しばかり「商売っ気たっぷりな本では?」と疑いつつも、手に取ったが、良い意味で期待を裏切られた。著者はSARSやアフリカのエボラ出血熱などに対処した経験もあり、知見は豊富だ。コロナウイルスとは何なのか、感染症対策の基本、PCR検査って実際どうなの?、インチキ臭い情報への対処法……、正体がよくわからない感染症へ、医療の素人である一般人がどう向き合うべきかがよく分かる。
もっと早くこの本が出ていれば、ミシンを買ってマスクを作ったりしなかったのにと思いつつも(まあ、社会的なマナーとしては必要な感じだし、案外よくできて自画自賛)、あふれかえるコロな報道に一喜一憂しなくなった。 -
Posted by ブクログ
とにかく一番大事なものは、手です。手指消毒を徹底することで、自分が感染するリスクを確実に減らすことができます。
(引用)新型コロナウイルスの真実、著者:岩田健太郎、発行:株式会社ベストセラーズ、2020年、72
新型コロナ対策として、ある大学のホームページに、学生に対して次のことが書かれてあった。
「学生の皆様に守っていただきたいこと」
・不要不急の外出や会食等を控えること
・発熱等の風邪症状がある場合等は自宅で休養
・栄養、睡眠、健全で規則正しい生活
・手洗いと咳エチケットの徹底
・密閉空間、密集、近距離での会話を避けること
私は、岩田氏の本を読んだ後、この大学の行動指針に触れ、とても良く纏まっていると感じた。
国による緊急事態宣言が発令され、外出自粛の機運が高まっている。
いま、私たち、国民にできることは、アタリマエのことだが、新型コロナウイルスに感染しないこと。そして、知らず識らずのうちに感染を拡大させてしまわないことだ。
新型コロナウイルスが終息しなければ、いつまで経っても我が国の経済が停滞したままであるし、学校が休校したままであるし、人間らしい文化的な生活が送れないままだ。
ただ、やみくもに、新型コロナウイルスを恐れる必要はないとも思う。私たち日本国民は、岩田氏の本を読むなどして、新型コロナウイルスの正しい知識を得て、一人ひとりが認識し、対策をしてく必要がある。
そのためには、私達ができることもたくさんある。まず、外出したら手を洗う、うがいをする。その徹底だけで、感染リスクをかなり抑えることができると岩田氏は言う。
新型コロナウイルスの終息に向け、いまは、ただ、祈るしかないのか。
いや、私たち一人ひとりが意識し、行動し、新型コロナウイルスを終息させていくことしか、道はない。
かつての、日常を取り戻すために。 -
Posted by ブクログ
タイムマネジメントの最大の秘訣は今やりたいことをやる。他者のまなざしに規定されず、今一番やりたいことを優先させてやる。なぜならやりたいことには集中して取り掛かることができ、何をしようか迷う時間を削り、結果的に時間を有効活用できる可能性が高いからである。本書では時間の使い方だけでなく、「新聞、テレビは見ない」「語学学習法」「タスク管理法」など岩田氏の様々な持論を知ることができる。
コロナウイルスで話題となった岩田氏をテレビで見て、考え方に魅力を感じこの本を購入。語り口調や少し尖った表現で書かれているため個人的に読みやすかった。
新聞否定説には少々引っかかることがいくつか。
ネットより信憑性があるとしても、結局偏向的な内容を読むことになる
→情報源が多様になったからこそ、新聞、ネット、SNSを活用するべきではないか?
単純に難しい語彙が多く、語彙力がまだまだ足りないことが分かった。勉強せねば、、
quote:
正直言って、今のような目まぐるしく転換していく世の中で、5年後、10年後のキャリアプランを立てても,
あまり意味はないと思います。環境が劇的に変遷する中で、5年先の世の中を予見することは極めて難しいのです。・・・時間の上手な使い方は、他者のまなざしに規定されるのではなく、自分の気持ちを基盤にして意思決定をしていく態度と同義です。ふわふわとした自分探しや自己実現を希求しているとき、その「空想している」時間はまさに「無駄に使われた時間」なのです。そんなふうに僕は考えます。 -
Posted by ブクログ
体の声に耳を傾けてみる。自分にも周りにも迷惑をかけない生き方をしたい。
健康には程ほどの自信があった。スポーツが好きで、程ほどとはたまに風邪を引くことくらいだった。10年ほど前に山登りを強行して初めて体調を壊した、以後数回の病気で、体内部の構造(臓器の位置など)にも興味がわき、図を見てビックリ、やっと昔見た理科室のいろいろが鮮明になった。健康についても遅まきながら考えるようになった。
家族の食の管理も見直すのがいいかなと、すこし関心が出てきたのでこの本を読んで見た。
題名が日ごろの考えに近いこともあって、そうなのかと同意できることが多かった。
臨床データも示さず、大声で主張するこういう類の本は余り知識もなく関心もないので読まなかったし、体にいいといわれる食物も気がつかず、健康番組も余り観なかった。内臓の位置もぼんやりとしか知らないで、健康診断の時「内臓が下に落ちないのはなぜですか」と訊いてみた。「腹腔内膜が繋いでいるんです、様々な管も繋がってますしね」と先生は手前にある模型を見せてくれた。今思うと汗だくものだが、やっぱり人間だって動物と同じだと心から納得した。このあたり変な人といわれるし、テンネンだと言う声も納得できる。
今まで新聞の派手な見出しで「~すれば癌はなおる」「この食べ物で体質が変わった」
こういう広告に出ているような惹句が目立つものは、第二章の健康「トンデモ」本というところで述べられている。
「極論が多い」「科学では説明できないこともある」「自然治癒力」「日本古来の」「古代からの」「自然免疫力」などの「キラキラワード」を多用するという。
こういう健康情報満載の本が新聞広告欄にある。読んでそうかなぁとは思う、古来からの智恵にも学ばなくていいけない。だがその後に続く効用をすべて信じていいのだろうか。
等と思っている時にこの題名「からだに訊け」が目に付いた。
静かにからだに訊くと、見逃していたわずかな変調に気がつくことがある。幸運なら予兆が見つかることもある。寝る前のすこしの時間、静かに声を聞く。
病気なってから治すのではなく、その前に耳を傾ける。原因を考えてみる。
それぞれの体質には個人差がある、自分というたった一つの個体を知ることで、そのうち健康に関心が持てる、一概に、こうすれば「癌にならない」「血圧が下がる」「体重が減る」または「増える」などと言うことではない。
いいことは試してみる、人によって効果があるかもしれない、人はそれぞれ体質も嗜好も違う。健康状態も日々違っている。
ただ過食はよくないと書いてある。カロリーの摂りすぎは、消費することを前提に考える。使わない余分なものをため込まない。おいしいものは食べたい、ああそれが難しいけれど。
このあたりは非常に常識的で、納得できた。健康で回りに迷惑をかけないということは、なんでもそうだけれど少しの我慢もしなければならない、余り嬉しくなさそうだが。
第一章に上げられているところは、まず読むべきだろう。
*糖質制限は本当にからだによいのか。
筆者は若く健康体で、昼食は仕事しながらコンビにのおにぎりだと言う。
糖質制限でも、ストレスはバースデイケーキの一切れで癒されるならいいそうだ。そうかもしれない。
だが。新陳代謝の活発な年齢ならいい、高齢化が問題になっていると、私もまわりの邪魔にならない生き方をしなければと思う。
等質制限(とり過ぎないこと)は常に頭にあっていい。病気でなくても、肥満、皮下脂肪、中性脂肪型の油脂の摂取、消費とのバランスには注意がいる。私は少し肥満指数が高いので関心がある。「何でも体力よ」といってくれる人がいるがそれもちょっとしか嬉しくない。
糖質制限は大切であり、糖尿病になるとほぼ完治しない、気長な治療も必要だ、しっかりとした目標もいる。食は楽しみであり生きて行く基礎なのだが、思うまま摂取できない体質(病気)を持って生まれることがある。同僚で腎不全の人がいて、若いのに透析に通っていた。
それぞれの専門医の意見をしっかり守ることが一番であるが、実行するのは自分でありいかに先進医療を受けても、健康を取り戻すには前向きに地道な努力がいる。「直せない病気になって人は死ぬ、老化だって自然の節理よ、アンチエイジング?無駄、無理」という同級生の言葉だから耳が痛い。努力すれば少しは……気弱な私はこっそり言ってみる。
窮屈な生活は楽しくない。ただ知っていて、時にからだの声に耳を傾け、若さで許されることもいつか小さな割れ目から不要な病原がたまり、年を重ねて代謝が劣っていきていることに気づく、そんな時のために健康に目を向けることも必要だ。
平均余命がのびてきた今、若いからといって油断せず、小さな積み重ねが、心身の健康を守ることだと感じた。高齢者が自立するためのも知識と努力は続けなくてはいけない。
原因はストレスかなというような、ちょっとした病気の自覚のない状態でも、心を広げ、遠い山河を思うだけでも、ささやかで短い人間の人生はわずかに軽くなるのではないだろうか。
初ものは寿命を延ばす、笑いは健康の元、とはうまいことを言う。
家族の健康管理に気を使いながら、続けていける程度の暮らしをしていこう、自分も生き物なのだ、頭でイメージするような心(精神)優先の高等な生き物でもなさそうだ。
歩かないで殆ど車を使う、時間があれば座って本を読む。よくないかも。ウォーキングシューズを誕生祝にくれた、底を減らさなくては、健康だけでなくもう一足気に入った新しい靴を目指して歩いている。
季節のめぐりは早い、イチョウは透明なほど黄色になっているし、唐かえでは燃えるようだ。季節を追いながら歩いている。
運動は健康の元だ、書いてあったかな。 -
Posted by ブクログ
自分自身、職場の新人さんたちと話していて、前に指示したことと矛盾していること言ってるなぁと思うことがある。ただ、言葉の上では矛盾しているようでいて、自分の中で矛盾はまったくなくてさ。同じことを、真反対の言葉で言っている、と感じるといった方が正直なところ。でもそれを伝えるのは難しいのも、現実で体験している。
本書でいわれている主体性を教える、ということも近いことであるように感じた。医学教育の話ではあるんだけど、いろいろな場面に適用できそうな話だね。最後のサッカーネタも、ご本人が好きだからというのもあるのだろうけど、とても楽しく、何より腑に落ちた。
岩田氏は内田樹がすごい好きなんだなぁということも、多々感じたところ。内田樹だけじゃなく、いろいろなところから引用もあった。仕事をばりばりすると同時に、勉強家なんだろうね。