萩尾望都のレビュー一覧

  • 思い出を切りぬくとき

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    たぶんすごい読書家なんだろうな! と思わせる片鱗が見え隠れ。
    あれだけの伽藍のような漫画を描くのだから、当然といえば当然か。
    ものすごいノウハウがあるんだろう、それを見てみたい、と思ったが、
    作劇方法云々よりも身辺雑記だった。
    まあエッセイなのだから当然だが。

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    2016年07月14日
  • 半神

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    体が腰の部分でくっついて生まれた一卵性双生児の物語である表題作のほか全部で10作が収められた短編集。

    確かに表題作ほか素晴らしい作品もあるけれど、全部が良作とは思わなかった。
    妄想になじめない…と思う話もあったし…。

    ややギャグテイストが混じった物語のほうが、ストーリーに親近感があって、らじ的には入っていけるように思います。

    中二病とかにかかっているときに読むと、そういった物語のほうがハマるようにも思うけれど…ね(笑)

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    2016年06月07日
  • ゴールデンライラック

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    ヒロインのキャラクターやエピソードが『風と共に去りぬ』を彷彿とさせる表題作と、やはり部分的に『風とともに去りぬ』っぽい(「私はまだ若いのに喪服を着なきゃならないなんて!」ってあたり。)『ばらの花びん』、そして、今里孝子さんが原作の『マリーン』の3作を収録した1冊。

    『風と共に去りぬ』はあちらの方があちらの女性を描いているから実感的だけど、日本人が海外を舞台に長編恋愛ドラマを描くとそれはやはりファンタジーになっちゃうような気がする。

    その現実と虚構の隙間を上手に紡いで物語にしているのが、萩尾さんの魅力なのかなぁ~。
    らじ的には、ややギャグ的要素のある作品のほうが生き生きしているように思うんだけど…。

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    2016年06月03日
  • 11月のギムナジウム

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    表題作は『トーマの心臓』の原型になった作品を含む初期短編集。時代背景や当時の少女漫画の傾向もあるのだろうけど死別や養子になってるパターンが多い……

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    2016年05月27日
  • 残酷な神が支配する 10

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    あれ!?
    おお……びっくりした…わりとハッピーエンドじゃないか……おかしいな、昔読んだ曖昧な記憶によるとバッドエンドだった気がしたのに……。昔の自分はこれをバッドエンドだと解していたのだろうか……。

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    2016年05月17日
  • イグアナの娘

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     ドラマ化もされたイチ作品。
     母と娘の確執。
     娘、長女がイグアナにしか見えない母親。普通の女の子が良い。次に生まれた次女は人間だ。嬉しい。夢見てたの、可愛い女の子、なんでも似合うのね。
     写真で見るぶんには普通の、人間の娘にみえる。でも、母親の目には、イグアナにしか見えない。
    「ブサイクなくせに化粧なんて!」
     もし他の人の目にも娘がイグアナに見えたら、『あたし なんて言われるか』
    「小学生のくせにませちゃって……!」
    「リカって頭いいの? あのブスいイグアナが? イグアナのくせになまいき!!」

     日々が過ぎ、大学受験の時期。
     馬鹿にしていた姉の行っている大学を受験したいと担当に伝えるマミ。
    「あなたの成績じゃ、もう二つほどランクを下げないと……」
     遊びに来たマミの恋人が言う、
    「美人の上に頭いいんだー」
     気づいてくる、母親による格差。

     リカは恋をした。イグアナなので食べてしまう!と恐れたが牛の彼は大丈夫。卒業と同時に結婚する。北海道と遠く離れた土地に彼と二人きり。母親の小言に悩まされずに済み、ほっとする。
     そして子供が生まれる。
     母親にどことなく似た女の子。
     イグアナか、夫に似た牛のような子供が生まれるかと思っていたのに、何故?と悩む。
     愛せない、と悩むリカ。
     そんなとき、マミから連絡が来る。
     母親が亡くなった、と。
     哀しくない。母親が亡くなったというのに哀しくない。それにショックを受けるマミ。
     家につき、顔を見てあげてと親戚に言われ、布をめくるマミ。
     顔を見たら、少しは悲しめるかしら?と思いながら、そうっとめくる。

     そこには、イグアナが居た。

     イグアナが、目をつむって、佇んでいた。

    「キャーーー」

     叫ぶ。人間であるはずの母親の顔がイグアナ。叫ぶ。
     落ち着いて!と親戚に慰められる。
    「わ わたしの顔に そ、そそ、そっくり そっくりよ!」
    「そうよォ、前から言ってたのよ、ゆりこちゃんとリカちゃんはよく似てるって。そう言うと、ゆりこちゃんは、怒ってたけど……」

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    2016年04月05日
  • 王妃マルゴ -La Reine Margot- 3

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    アンジュー公には参りました。
    こんな浅はかな子だったとは思わなかった。
    おバカはシャルル陛下だけで充分なのになー。

    色々かわいそうな目に遭うマルゴですが、空虚さを身体の満足で埋めようとしています。
    泣き暮らすよりはいい。
    強くないとやっていけん境遇だから。

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    2016年03月14日
  • 王妃マルゴ -La Reine Margot- 3

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    3巻。いよいよマルゴの女としての性が開花し、かたやカトリックとプロテスタントとの争いは激化していく。
    助走が終わり、次巻はおそらくサン・バルテルミの虐殺が描かれることになると思う。この最大の山場をどう描いていくのか。

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    2016年03月06日
  • 11人いる!

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    1話目の「11人いる!」は昔読んでものすごく印象に残っていたのだけど、あれ?続編…まさか続編があったとは。
    というわけで、とても新鮮な気持ちで読み終えました。
    中島らもの解説にあった男子校事情が衝撃的。

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    2016年01月18日
  • 半神

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    ネタバレ

    16頁の中にすべてが凝縮されている傑作と名高い半裸。
    短編じゃ物足りない~。
    映画”戦慄の絆”を思い出した。

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    2016年01月06日
  • AWAY-アウェイ- 2

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    …んっ?えっ…あ、これで終わりか!帯にも背表紙にも完結巻って書いてあるのに、読み終えて表紙見直してやっと気付きました。そうかー、これは考えなきゃいかんやつだな。
    17歳までの子どもたちと大人たちの世界に分かれちゃったというこの世界。この時まで、と期間が定まっているならともかく、ずっとだと大変だよな…準備無しにいきなり子どもだけの世界(AWAY)になってインフラを整備するなんてまあ不可能だし、しかも子どもはみんな大人になっていなくなるだけじゃなく、どんどんあちら(HOME)から生まれ落ちてくるわけでしょ…。時が経てばHOMEのことを一切知らない世代だけになって、いずれAWAYはAWAYという独自の世界のようになり、HOMEとの断絶はどうしようもなくなっていくのでは…とか思っていたけど、もっとわかりやすい警告が残されて終わった。
    うーん、先延ばしにしてきたあれやこれやを、いずれ子どもたちがなんとかしなくちゃいかん、がんばれ、って放り出されてる現実への揶揄だったりするのだろうか。

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    2015年11月18日
  • あぶな坂HOTEL

    ネタバレ 購入済み

    あの世とこの世

    あの世とこの世のはざまにあるホテルを舞台にしたお話。
    1巻で終わってしまうのはもったいないような感じ。
    舞台化してもよさそうな感じ。
    子供は迷いがないからっていうのに泣けてしまいました。
    「ここではないどこか」シリーズが好きならおすすめです。

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    2020年10月16日
  • バルバラ異界 3

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    時夫があんまりにも子どもなので、もやもやもやもやしていましたが、今巻、もう流石にここまでやられると、まあ、もう、これはこれで、いいか……という気に。
    エズラはヨハネは青博士は一体何者なのか。キリオは果たして。

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    2015年10月19日
  • 母と娘はなぜこじれるのか

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    精神学てきには男性は身体を持っていないというのは驚き。女性の母と娘の関係は、女性は身体を持っているので、身体性を通じて支配・被支配が起こるという視点。

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    2015年10月18日
  • バルバラ異界 2

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    火星と地球、未来と現在。なにが夢でなにが現実なのか…
    しかしキリヤの母はもうちょっと、見たくもないレベルだけども、時夫も…時夫もなあ…
    親ももちろん人間だけども、子どもの前では「親である」という幻想を守らなきゃいけないと思うのだ…。少なくとも「親であろう」としているのであれば。せめて子どもがそっと目をつぶれるくらいの粗でなくては…。
    まあ要はデリケートな時期に迂闊なことしちゃいかんよーっていう…。

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    2015年10月15日
  • バルバラ異界 1

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    会社の先輩から借りたもの。
    萩尾望都作品初めて読んだ。
    設定が複雑で、考えながら読み進めてたので?マークが。
    続きが気になる。

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    2015年10月04日
  • HOLY ホラーコミック傑作選第1集

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    今夜は重いモノ避けたかったので、久々のコミック。

    文庫版コミックの漢字が読みにくい年齢になってきたかな(苦笑)。

    初版は20年以上前。初出は1969~1989年であるが古臭さはほとんど感じない。

    今回のお気に入りは、日野日出志「はつかねずみ」、花輪和一「怨焔」、次点が諸星大二郎「小人怪」、大御所手塚治虫「バイパスの夜」って感じかな……?!なお、丸尾末広「電気蟻」は単行本『新ナショナルキッド』収録で何度も読んでいるので、対象外としました。

    他の作家陣も豪華だし、一括りで「ホラー」と言っても方向性は様々。個人的には一作を除いて、全て及第点超え。

    今回、BOOK・OFFの¥108コーナー、10%引きで入手。こういう拾いモノは嬉しい。

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    2015年05月13日
  • マージナル 2

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    99年に初版が発売されたとのことだが、今の少子化問題を考えると、ちょっとリアルに感じるストーリー。第1巻を読んだ時はあまり引き込まれなかったが、第2巻を読んで、続きが気になった。

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    2015年05月07日
  • マージナル 1

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    漫画を紹介する雑誌の特集で見つけた作品。自分には少し難解なところもあるが、読み応えのあるストーリーだった。

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    2015年05月07日
  • 王妃マルゴ -La Reine Margot- 3

    購入済み

    処女さえも国家財産

    王女マルゴは身分のほかは何も持っていない。
    領地もお金も宝石も全ては国のもの。マルゴの処女さえも国家財産。
    そんな中ギーズと結ばれひっそりと子供まで産む。
    あの子はこの後出てくるのかなあ。

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    2017年01月29日