萩尾望都のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ドラマ化もされたイチ作品。
母と娘の確執。
娘、長女がイグアナにしか見えない母親。普通の女の子が良い。次に生まれた次女は人間だ。嬉しい。夢見てたの、可愛い女の子、なんでも似合うのね。
写真で見るぶんには普通の、人間の娘にみえる。でも、母親の目には、イグアナにしか見えない。
「ブサイクなくせに化粧なんて!」
もし他の人の目にも娘がイグアナに見えたら、『あたし なんて言われるか』
「小学生のくせにませちゃって……!」
「リカって頭いいの? あのブスいイグアナが? イグアナのくせになまいき!!」
日々が過ぎ、大学受験の時期。
馬鹿にしていた姉の行っている大学を受験したいと担当に伝えるマミ。
「あなたの成績じゃ、もう二つほどランクを下げないと……」
遊びに来たマミの恋人が言う、
「美人の上に頭いいんだー」
気づいてくる、母親による格差。
リカは恋をした。イグアナなので食べてしまう!と恐れたが牛の彼は大丈夫。卒業と同時に結婚する。北海道と遠く離れた土地に彼と二人きり。母親の小言に悩まされずに済み、ほっとする。
そして子供が生まれる。
母親にどことなく似た女の子。
イグアナか、夫に似た牛のような子供が生まれるかと思っていたのに、何故?と悩む。
愛せない、と悩むリカ。
そんなとき、マミから連絡が来る。
母親が亡くなった、と。
哀しくない。母親が亡くなったというのに哀しくない。それにショックを受けるマミ。
家につき、顔を見てあげてと親戚に言われ、布をめくるマミ。
顔を見たら、少しは悲しめるかしら?と思いながら、そうっとめくる。
そこには、イグアナが居た。
イグアナが、目をつむって、佇んでいた。
「キャーーー」
叫ぶ。人間であるはずの母親の顔がイグアナ。叫ぶ。
落ち着いて!と親戚に慰められる。
「わ わたしの顔に そ、そそ、そっくり そっくりよ!」
「そうよォ、前から言ってたのよ、ゆりこちゃんとリカちゃんはよく似てるって。そう言うと、ゆりこちゃんは、怒ってたけど……」 -
Posted by ブクログ
…んっ?えっ…あ、これで終わりか!帯にも背表紙にも完結巻って書いてあるのに、読み終えて表紙見直してやっと気付きました。そうかー、これは考えなきゃいかんやつだな。
17歳までの子どもたちと大人たちの世界に分かれちゃったというこの世界。この時まで、と期間が定まっているならともかく、ずっとだと大変だよな…準備無しにいきなり子どもだけの世界(AWAY)になってインフラを整備するなんてまあ不可能だし、しかも子どもはみんな大人になっていなくなるだけじゃなく、どんどんあちら(HOME)から生まれ落ちてくるわけでしょ…。時が経てばHOMEのことを一切知らない世代だけになって、いずれAWAYはAWAYという独自の世界のようになり、HOMEとの断絶はどうしようもなくなっていくのでは…とか思っていたけど、もっとわかりやすい警告が残されて終わった。
うーん、先延ばしにしてきたあれやこれやを、いずれ子どもたちがなんとかしなくちゃいかん、がんばれ、って放り出されてる現実への揶揄だったりするのだろうか。 -
ネタバレ 購入済み
あの世とこの世
あの世とこの世のはざまにあるホテルを舞台にしたお話。
1巻で終わってしまうのはもったいないような感じ。
舞台化してもよさそうな感じ。
子供は迷いがないからっていうのに泣けてしまいました。
「ここではないどこか」シリーズが好きならおすすめです。 -
Posted by ブクログ
今夜は重いモノ避けたかったので、久々のコミック。
文庫版コミックの漢字が読みにくい年齢になってきたかな(苦笑)。
初版は20年以上前。初出は1969~1989年であるが古臭さはほとんど感じない。
今回のお気に入りは、日野日出志「はつかねずみ」、花輪和一「怨焔」、次点が諸星大二郎「小人怪」、大御所手塚治虫「バイパスの夜」って感じかな……?!なお、丸尾末広「電気蟻」は単行本『新ナショナルキッド』収録で何度も読んでいるので、対象外としました。
他の作家陣も豪華だし、一括りで「ホラー」と言っても方向性は様々。個人的には一作を除いて、全て及第点超え。
今回、BOOK・OFFの¥108コーナー、10%引きで入手。こういう拾いモノは嬉しい。 -
購入済み
処女さえも国家財産
王女マルゴは身分のほかは何も持っていない。
領地もお金も宝石も全ては国のもの。マルゴの処女さえも国家財産。
そんな中ギーズと結ばれひっそりと子供まで産む。
あの子はこの後出てくるのかなあ。