萩尾望都のレビュー一覧
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表題作「ゴールデンライラック」のほか、「ばらの花びん」「マリーン」を収録しています。
「ゴールデンライラック」は、ヴィーことヴィクトーリアという少女と彼女の家に引き取られてきたビリー・バンの物語です。ヴィクトーリアの父親のスタンレィ氏が死んだことで、彼女たちは働いて生活をすることを余儀なくされます。最初はホテルで働いていたヴィーは、やがてクラブで働きはじめ、スティーブンス男爵と知りあいます。しだいに変わっていくヴィーを身ながら、ビリーは複雑な思いを胸にかかえます。
「ばらの花びん」は、ミシェルという青年と、彼の年上の友人であるマルスラン、そして美しい未亡人のファデットと、ミシェルの姉のセザ -
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Posted by ブクログ
姉の持っていた『ポーの一族』を学生時代に読んで、ストーリテリングの巧さに感嘆し、エドガーの行く末に想いを馳せたものだった。
『ポーの一族』の新作が40年ぶりに発表されると聞いて、当時の記憶が思い出されたが、期待半分、不安半分だったので、読むことはしなかった。
そんな時本書が刊行されたので、手に取った。
I章は、もともとイタリアでの日本少女マンガ講義を元にしたもので、著者の視点でのマイルストーン的な作品が紹介されるとともに、自作を素材にテーマやテクニックが語られる。
タイトルは知っているが実際には読んだことのない作品が多くて興味深かった。
II章は、I章を踏まえた上でのインタビ -
無料版購入済み
有名作品
萩尾望都さんは漫画界で超有名な方で、その中でも『ポーの一族』は一度は読んでみた方が良いと思って読んでみました。
正直な感想としては連載当時に読んでいたら、また違うのかなという印象です。 -
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Posted by ブクログ
先月のちょうど今頃、池袋の梟書茶房に行ってきました。
タイトルも著者名もブックカバーで伏せられた1231冊の本が並んでいて、訪れた人たちは番号、紹介文そして直感だけを頼りに選んで購入できるカフェです。
それで私の誕生日とおなじ番号だったのがこちら。紹介文を読んでも興味を惹かれたので、買っていざカバーをめくってみたら漫画だったのでびっくりもびっくり!
萩尾望都さんかー、好きな作家さんたちの大好きな一冊としてよく挙げられているのを見るのでもちろんお名前は存じていたけれど、読むのは初めて。
バレエに打ち込むレヴィ、オリバー、サンドラたちまだ10代の少年少女が主人公の短編で、彼らは天賦の才能に恵まれ -
購入済み
圧巻のエドガー
初期のポーの一族のエビソードと繋がる、そして各自の苦悩を縦糸に、エドガーが緯糸として物語が紡がれてゆく。
アランは寝たきりですが。続きが待ち遠しいです。 -
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ネタバレ■10月の少女たち 1971年8月
少女ならではのセンチメンタル。
■みつくにの娘 1971年11月
和モノ。少女の死と、氷の下に閉じ込められた邂逅。
■精霊狩り 1971年5月
■ドアの中のわたしの息子 1972年2月
■みんなでお茶を 1974年2月
精霊狩りのシリーズ。テレポート出産とか、なんだか円城塔の小説に出てきそうだ。軽やかでいいね。
■千本めのピン 1973年1月
ビジュアルストーリー。
■プシキャット・プシキャット 1974年4月
コミカル路線。
■赤ッ毛のいとこ 1976年8月
まりが預けられた家にはのえるという赤毛のお転婆少女。
まりはコミカルに恋愛遍歴をしていく。
■花と -
購入済み
10点満点で評価します
萩尾望都:由良の門を:7点:寄生獣テイストはあまり無いけど雰囲気は良し
太田モアレ:今夜もEatit:10点:素晴らしい。極上パロディ。本書最高傑作はこれ
竹谷隆之:ババ後悔す:1点:うーん、何が描きたいのか
韮沢靖:PARAGANT:0点:これが無ければ本書はもっと安かったのかなあ?
真島ヒロ:ルーシィとミギー:3点:まあ原作が好きなら別に良いんじゃ無い?
PEACH-PIT:教えて!田宮良子先生:6点:まあまあ。ちょっと面白い
熊倉隆敏:変わりもの:9点:かなりハイレベル。雰囲気良し。本書ナンバー2
皆川亮二:パーフェクトソルジャー:5点:期待外れ。他の作品は好きな漫画家だが