萩尾望都のレビュー一覧

  • バルバラ異界 4

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    今年度SF大賞を受賞した萩尾望都の最新作。さすが萩尾望都…テーマが広くて深すぎるぅ…ていうかよくわからない…。夢、カニバリズム、前世の記憶、パラレルワールド、火星、若返り…そして親子関係。それにしてもすごい話の密度で4巻にまとまっちゃっていることにまず驚く。先が気になる一気読みで、ラストに急転直下の収束感が味わえます。やはりこの人の構成力は余人に真似できるものではない。

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    2009年10月04日
  • バルバラ異界 4

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    一気に1〜4巻まで読みました。
    ファンタジーな感じで始まりながら、それは親の心臓を食べたあと昏々と眠る少女の夢の世界で、現実の世界で夢の中に入れる渡会が彼女を起そうと夢に干渉しはじめたところから、夢と現実が交錯しあい・・。

    いやはや、なんというか4冊で終わるには内容が詰まってます。若返り、不老不死、親と子、遺伝子、試験官ベビー、未来、火星・・・
    そして萩尾ファンなら見覚えのある欠片があちこちに・・
    4巻ラストで一気に収束していきます。

     感じとしてはモザイクラセンを彷彿としましたが、より親と子の関係に重点が。結局、親にとっての「子」子にとっての「親」は、個別の生に対する愛情なのか

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    2009年10月04日
  • 感謝知らずの男

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    何ということもないけれど、読めば寝食を忘れる。踊りたくなる。たぶんこういうのを「リアリティのある臨場感」とか何とか言うんじゃないですか?

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    2009年10月04日
  • 訪問者

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    「トーマの心臓」の名脇役オスカーの物語が表題作。この物語を読んでから「トーマ…」を読んだら、オスカーを見る目が変わりました。

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    2009年10月04日
  • 残酷な神が支配する 10

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    1-10巻
    プチ・フラワー連載中は痛くて、コミックスを買うことができないほどだったけれど、10年経って文庫を買った。
    やっぱり大作。

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    2009年10月04日
  • バルバラ異界 4

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    何で死んじゃうわけ?そして彼は伝説になるみたいな…?キリヤ君のことは時生しか覚えてないのかなキリヤ君自身すら忘れちゃってるのよね。なんかハッピイエンドだけど願いも叶ったはずだけど思うとおりにはならなかったと言う…何が本当なのかって結局わからないと言うか、自分の見ていることだけが本当で時生はいろいろ見たものが残っちゃったから…面白かったです。

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    2009年10月19日
  • 訪問者

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    オスカーがシュロッターベッツに来る前のお話。最初読んだ時は自分自身幼くてよく分からなかったのですが、年を重ねてじっくり読む毎に段々泣けてきました。

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    2010年10月01日
  • 訪問者

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    ぼくは雪の上に神さまの足跡をさがした

    「トーマの心臓」の番外編で、オスカーの幼い頃が描かれる表題作を含む4篇から成る。
    オスカーが抱く寂しさに思わず涙。

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    2009年10月04日
  • A―A’

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    キューンって、すっごく切ない気持ちになった。ポーとかトーマの切なさとはまた違うくて…。作中に出てくる特殊な種族について文章で説明があるだけでなく、赤いたてがみをチャームポイントにすることで、孤独で危うくて情熱的なキャラを前面に押し出している。こんなに上手に読者に自分の持っているキャラコンセプトを伝えられる漫画家はそういないですよね。天才っているもんだなぁ

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    2009年10月04日
  • ゴールデンライラック

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    表題作「ゴールデンライラック」が、素晴らしかったです。ヴィクトーリアとビリーの、紆余曲折した愛の物語。
    「ばらの花びん」は、大事なところが1ページ抜け落ちていてほぞを噛みました。えええセザンヌとマルスはなぜ婚約破棄したの!?ポルトとファデッドが!?マルスとミシェルは!?お陰で、分からないところだらけです。。

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    2009年10月04日
  • 海のアリア 1

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    出来のいい兄と、出来の悪い弟はある日、友達と共に海に出て、そしてそこで兄は死んでしまう。
     「ずっと思ってたよ/ずっと思ってた/あいつさえいなけりゃって/でも/それは/死んじまえってことじゃなかった・・・・・・」
     しかし、兄は宇宙鉱生物に寄生されて、弟の下に戻ってくる。コメディタッチで進みながらも、何もかも完璧なはずの兄のもつ傷・心の闇が、弟の前に立ち現れる。
     そして、そこに表れる宇宙人のアリアド。
     アリアドは、兄の中に居る宇宙鉱生物と共鳴して音楽を奏でるプレイヤーだった。
     やおいの匂いが漂う?と見せかけて、アリアドの深い傷と死者への悼みがまた読者を沈黙させる。
     そして奏でられる、

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    2009年10月04日
  • バルバラ異界 1

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    親子関係を子供の側から描き続けた萩尾望都が、ついに親の視点からの親子関係を描いた作品。それぞれの親たち、そして未来への不気味な予感の中で、子を思うトキオの祈りが切ない。また、SFは常に未来への不気味な警告である、と感じさせてくれる作品でもある。

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    2009年10月04日
  • マージナル 1

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    マージナル=境界の、辺境の、不十分な、わずかな、ほんの少しの
    こんな題名をつけるところがすごい。

    「マザ」唯一の女性。この国は、マザ以外は男性ばかりだ。
    そこへ、「キラ」という、この国にとって異性人とも言える青年(?)がやってくる。
    キラを巡り、いろいろな人間(マージナル人、センターの人、キラの産みの両親、別の国のESPなど)が交叉する。
    私だったら絶対に思いつかない国、マージナル。
    先が見えない面白さ。
    いつしか私もマージナル国に魅入られる。
    そして、まさかこんなクライマックスを迎えるとは。

    予想を裏切るというより前に、予想がつかない。

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    2009年10月04日
  • ポーの一族 1

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    萩尾望都♥♡少女コミックの名作ですね。おばぁチャン家にあってたまたま読んだみたのがきっかけで大好きになっちゃいましたよ(★´艸`)吸血鬼のお話なんだけど。。。切なくて泣けます((涙 もう色もくすんで表紙も破けちゃったりしてるけど大事なもののひとつです***

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    2009年10月04日
  • 11月のギムナジウム

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    トーマの心臓のもととなる11月のギムナジウム。
    かなりあっさり目。
    一緒に収録されているセーラ・ヒルの聖夜も好き。

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    2009年10月04日
  • ∀ガンダム 1.初動

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    佐藤茂氏のターンAを先に読んでしまったのだけど(萩尾望都せんせの挿絵に負けた。大ファンなのでね!)、そのうち、福井晴敏氏の方と読み比べてみたい。富野御大の原作(アニメ)があって、小説が2種類もある…。なんか、贅沢な同人誌を提供して頂いてる気分!

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    2009年10月04日
  • バルバラ異界 4

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    9歳で両親の心臓を食べてから7年間眠りについたままの少女青羽、他人の夢に入ることを生業としている度会、その息子キリヤ。青羽とキリヤが夢の中で作り出した島バルバラを巡って、青羽の夢と現実世界が交錯する。巨匠萩尾望都の最新近未来SFロマン。その世界観は既存の小説、映画の類を完全に凌駕しており、圧倒される。1〜3巻までの謎が4巻で一気に解ける様は快感。もう言葉にならないくらいスゴイ。同時代に同じ国に生きられたことが本当に嬉しい。この人はスゴイ。

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    2009年10月04日
  • ゴールデンライラック

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    「・・・ごめんなさい・・・ ごめんなさい・・・・・・ わたしを許してくれやしないわね?」「いったいどんな悪いことをしたんだい? わたしに」「あなたを一番愛してたわけじゃないのに結婚したわ」「そんなことはいいんだ わたしのほうは一番愛してたんだから」

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    2009年10月04日
  • ローマへの道

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    「愛してる? なぜなぐるの? あたしはサンド・バッグなの?」「ラエラ! 愛してる 悪かった こんな・・・・・・」「愛してるのはあたしよ! あなたは愛してなんかいない! あなたには愛なんかない! こんなのは・・・・・・愛じゃない・・・! 愛じゃない・・・・・・! あなたは人生において愛を学ばなかったのよ・・・! ・・・・・・! だから・・・! あたしの愛が見えないのよ・・・!」

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    2009年10月04日
  • ゴールデンライラック

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    「みつけちゃだめよ」--「でも恋人ならいいわ」幼心のかくれんぼと大人への階段…希望は空にある…そんな漫画です。他に「ばらの花びん」、「マリーン」なども収録されています。

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    2009年10月04日