萩尾望都のレビュー一覧
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無料版購入済み
オムニバス作品
東京を舞台にした漫画やイラスト、エッセイなどのオムニバス作品。
試し読み増量だったので判断つかず評価は☆3。
東京に住んでる人や住んだことのある人なら思入れがあって面白いのかも? -
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竹宮氏の自伝と併せて読みました。
お別れした当時のことは、御本人方しかわからない部分があるでしょうから、それぞれそういう想いがあったんだ…と納得しながら読みました。
しかし、竹宮氏がなぜこの時期自伝を出し、のみならず、それに付随する様々な事を起こそうとしたのかが疑問でした。
竹宮氏御本人というよりはその周辺の方というべきでしょうか?非常にきな臭く感じました。
「トキワ荘」に対抗し、「大泉サロン」という象徴を残そうとしてるのか…。
また、最近有名漫画家さんがご自身の作品の扱いについて傷つき、生命を絶たれた事件とリンクするような作品を創り出すことへの苦しみを萩尾氏も述べられております。 -
Posted by ブクログ
トーマの死んだ理由がこの作品の核になるものだと私は思っていたから、そこが殆ど触れられずに終わってしまったのがかなり残念だった。
漫画版とは完全に別物として読むものだったな。そもそも舞台が違うしキャラクターの性格も若干違う。っていうか日本が舞台だったらユーリはまだ分かるけどエーリクって名前は変じゃ。。?エーリクは完全な日本人って設定だよね確か。。。どうしても萩尾望都先生の描くブロンド髪の美少年たちで想像してしまってチグハグを感じてしまった。
オスカーの弱さや、純粋で美しいエーリクに対して眩しさを感じる気持ちは漫画版よりもよく伝わってきた。
淡々とした静かで冷たい文体が、合間に挟まる詩を際立たせ -
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Posted by ブクログ
萩尾望都先生の未完の SF小説。萩尾望都さんを“先生”と呼ぶのは、私たちの世代に大きな影響を与えた漫画家だからです。
この作品は1994年〜95年にかけて角川書店で発行したアニメ雑誌『The Sneaker Special』で発表した作品をまとめたもの。ユーロとピアリスという引き裂かれてしまった双子の姉妹が住む異世界。どちらの世界も崩れていく。過酷な 情勢に巻き込まれながら心身ともに傷ついていく二人。しかしその行く末は未完のまま終わります。雑誌が廃刊してしまったので、と あとがきに書いてありました。
『バルバラ異界』に通じるものがあるテーマ。萩尾望都ファンならその世界観はすぐに理解できます。が -
Posted by ブクログ
原作の萩尾望都先生の漫画が大好きで、森先生が萩尾先生のことがすごく好きだと聞いてとても嬉しかった。好きな人が好きな人を好きなんて!
そしてこの小説化を知って、表紙を見て、とてもうれしかったことも思い出しました。
眺めて楽しんでいるうちに、読まないまま今に至り、やっと読むことに。
まさかの日本が舞台!
はっきりとは書かれてない(はず?)けれど、たしかそんなことを雑誌で見たなと思い出す。
けれど読んでいるうちにすぐに背景や人物は萩尾先生の原作の絵に近づいていってしまう。
そのたびに「ちがう、ちがう」となんとか離れようとがんばりましたが、読み終えた今、どっちでもよかったように思います。
章のはじま -
Posted by ブクログ
・なんとアランが……! という、驚きというか嬉しさというか。
・「春の夢」「ユニコーン」「秘密の花園」に続いて「青のパンドラ」。
「秘密の花園」では絵がどうかと思ったが、本作ではまあ気になるっちゃ気になるけどそこまでの気になりではなくなった。
読む側が慣れたのか、描く側がデジタルに慣れたのか、は知らないが。
・大老(キング)ポーがここまで描かれるのは初めてのはず。
かすみの向こうに朧気に描かれていたからこその神秘性が、かなり暴かれ、神秘度が下がる……。
うーん、気になるところはいろいろあるが、でもそれでも、こういう話があってもいいじゃないとは思う。
・「シャイニング」に対する「ドクター・スリー -
Posted by ブクログ
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『11人いる!』
著 : 萩尾望都
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かねてより評判を聞いていた萩尾望都先生の
作品を初めて拝読しました。
これ迄に読んだ幾人もの漫画家さんが、
尊敬する漫画家として萩尾望都先生を
挙げており、前々から興味を持っておりました。
伝説の漫画家の一人として、
漫画のみならず方々に影響を与えており、
私自身、最近は祖となる作品を鑑賞する機会が
増えてきたこともあり、
特別な書店へ足を運んだ際に勇気を出して
この短篇を手に取りました。
『11人いる!』はSF作品で、
1チーム10人が外部と接触を断たれた宇宙船で
53日間生きのびる試験を受けるが、
宇宙船には11人いた!
果たして無 -
Posted by ブクログ
ネタバレ1巻の時点ではあまり気にならなかったが、2巻では線の太さが気になった。
というか、同じページ内でもぶっとい線と細い線が混在していて、なんか変。
コマごとに違う人が描いているのかと思ってしまうくらい。
時期によって絵柄が結構変わる作者なので、過渡期なのか。
おそらく手書きとデジタルの組み合わせがうまくいっていないのだと思うが。
そのせいでページ全体が窮屈な印象。
短いページ内に物語が凝縮されているのが萩尾マジックだったのが、逆になってしまっている。
と、正直に書いてしまったが、ところどころドキッとするくらい綺麗な絵もあるので、来年春からの再開も楽しみ。
これにて個人的萩尾月間はひと段落とし、今後 -
Posted by ブクログ
ネタバレ「とってもしあわせモトちゃん」路線かと思いきや、第1話が辛すぎて……。
ネットで調べてみたら発達障害と関連付けてしまって辛い、という感想があった。
そこまで思いが及んだわけではないkれど。
しかしそれ以外の話ではあっけらかんとしていたり、そこまで辛くもなかったりして、不思議なシリーズ。
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レオくんは2歳の雄猫。お隣のタツルくんが小学校に通うことになったら、自分も行ってみたくなって、ついにランドセルしょって念願の小学校入学!(「レオくんの小学1年生」)。さらには、映画スターをめざしたり、婚活をしたり…。猫だけど、猫だって、猫だから楽し~い、レオくんの毎日です。
1.レオくんの小学一年生