萩尾望都のレビュー一覧

  • ピアリス

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    まず、声を大にしていいたい。未完です! 未完ですよー、みなさん。せめて帯に書いておいて欲しかった(涙)

    近所の本屋で見かけ、「萩尾望都の小説・ハードカバー・文芸の棚にポツンと1冊」という状況で、「この地域でこれを買う人は私しかいないでしょ!?」と勝手に使命感にかられて購入してしまいました。

    面白かったです。一気読みでした。挿絵が多いこともありますが、文章だけでも望都さまの絵が浮かんでくる。なぜか、コマ割りまでイメージできるという不思議。

    そして、第4章を読み始めたところで「あれ、このペースだと終わらないよね……」と気づき(←遅い)、巻末インタビューで「雑誌廃刊のため、連載がとまった」と知

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    2018年02月24日
  • 訪問者

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    戦争や人間のこころの内を描いた漫画の短編集です。
    全ての作品のテーマが重たいと感じますが、現在ではなかなかこのような作品を探すのは難しいと思います。そんなお話がたくさん詰まっています。

    テーマが重たく感じますが、全てのお話の舞台がどこかの外国なので、映画を見ているような感覚になります。

    心理描写がイラストで表現されているので、なんとも言えぬおもむきがあります。

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    2018年02月13日
  • トーマの心臓

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    重い、難しい、ツラさを伴う物語。でも目を離すことができず、つい引きこまれてしまうパワーがある。これが「名作」と呼ばれる作品のチカラか(@@)。

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    2018年01月29日
  • ピアリス

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    うう未完…。というかこれでは導入部ではないか。やっぱり漫画で読みたいなあ、完結編で。20年前の作品、萩尾望都SF、おもしろさはもちろんだけど、差別と戦争と暴力のテーマについて、いろいろ胸に迫る。「弱さは恐怖に、恐怖が怒りに、怒りが暴力になるのだ。」「あたしたちは、怒りと暴力の世界に生き続けるしかないのだろうか。」

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    2018年01月23日
  • 11人いる!

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    再読。
    1994年発行だったけど今読んでもすごく新鮮でおもしろい。それぞれが未来へ向かって歩み出すエンディングがいいな~
    フロルが可愛い。

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    2018年01月25日
  • ピアリス

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    未完だよね。
    もう書く気はないっていうけど、これからユーリとピアリスが再会して、というところを書いてくれなくちゃ、
    続きが読みたい!

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    2017年12月24日
  • 美しの神の伝え 萩尾望都 小説集

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    美しの神の伝え/音楽の在りて/CMをどうぞ/マンガ原人/守り人たち/闇夜に声がする/子供の時間/ヘルマロッド殺し/左ききのイザン/プロメテにて/おもちゃ箱/クレバス/憑かれた男/クリュシュナの季節/左手のパズル/いたずら らくがき

    マンガを読んでる感じの小説と小説を読んでる感じのマンガ。望都さまを読めて嬉しい。二つの世界に触れるのが楽しい。

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    2017年12月07日
  • AWAY-アウェイ- 1

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    最初の20ページくらいは、やけに登場キャラが説明口調で自己紹介するので、「コレはハズレかな?」と思っていたけど、だんだんと状況が飲み込めていくにつれて、ハマっていってしまう。
    面白かった。

    萩尾望都先生のあとがきにもあった「子供だけの世界になったら?」を表現している点も高評価です。

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    2017年11月01日
  • しゃばけ漫画 佐助の巻

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    佐助テーマな、しゃばけマンガ版。
    もー様はかなり読み込んでいるな~な内容。
    しかも32P!!絵も描きこんでいるし・・・さすがです♪
    最後の温泉シーンはサービスかも(^^;
    他の作家さんのは・・・ん~。
    最後のしゃばけ4コマは、柴田さん!面白かった♪

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    2017年10月15日
  • ピアリス

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    萩尾望都さんが20年前に別名義で書いた小説。
    当時の連載での萩尾望都さんのイラストもたっぷりで、話もすごく面白い。
    が・・・・未完とはーー!未完とは知らずに読んだので大ショックです。完結の予定もないとか。。。
    書籍化するなら完結させてからにしていただきたかったなあ・・・・それより
    やっぱりマンガで読みたいー!

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    2017年09月05日
  • ピアリス

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    未来を視るユーロと過去を視るピアリスの双子の物語.故郷のアムルーでは戦争が続き難民となった二人は5歳の時に離ればなれになる.それぞれがそれぞれの運命を背負って何かが動き出した.というところで,,これで終わるのですか?とてもショック!

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    2017年09月01日
  • ゴールデンライラック

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    萩尾望都さま再読月間(あ、今日31日か)。第1次世界大戦前後のイギリスが舞台の人間ドラマ。
    どうしてこんなに胸を打つのでしょう。最初から最後までずっと泣き続けてまうわ。
    ありがちかつドラマチックすぎる筋立てに、典型的なキャラなのに。エピソードひとつひとつを受け止めるときの人物の表情、短いがゆえにピリッと効いてテンポよく物語を進めるセリフ…うーん、カンペキ。

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    2017年08月31日
  • スター・レッド

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    読み返すたびに圧倒される。思えば火星ものには惹かれてたくさん読んできた。『火星のプリンセス』から『火星の人』まで。多くの作品で描かれる「失われた火星」への郷愁が、故郷や子供時代を偲ぶ気持ちに重なるのかな。それでいうと、この作品はあまりにもそれに満ち満ちていて、つらいくらいだ。
    ところで『レッド・マーズ』の続編はいつ出るねん。10年以上待っとるけど、ていうか、出るんかい。

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    2017年08月30日
  • 母と娘はなぜこじれるのか

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    私が当事者ではないせいか(父とは問題があったけれど母とは特になかった)信田さよ子さんや水無田気流さんとの専門的な話になるとあまり頭に入ってこない。子どもも息子一人なので娘を育てる悩みもママ友から聞くだけだし。
    母娘問題について思い当たる人には気付きのきっかけになるかも。(ただ田房永子さんの「呪詛植え」は我が子に対しても気を付けようと思いました)

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    2017年08月17日
  • 半神

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    ネタバレ

    表題作の『半神』は読んでいて切なくなる

    私と腰のあたりで繋がった妹
    私の栄養を取って美しく輝く妹
    その美しさと知能が低いゆえに天使と褒められる妹
    私を邪険にする妹

    このままでは二人ともの命が危険と判断され、二人を切り離す手術が行われ、元気を取り戻す私と反対に、どんどん衰弱していく妹
    栄養を作れずに朽ちていく妹
    それは以前の私そっくりの姿
    亡くなったのは「妹」なのか「私」なのか

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    2017年08月06日
  • マージナル 1

    購入済み

    箱庭計画

    てっきりファンタジーだと思っていたら、舞台は滅亡間近の未来の地球でした。
    地球という箱庭に閉じ込められて、外界がある事も知らされず(意図的な情報遮断)地球が終焉に向かっている事も隠された隔絶世界。
    人々はまさに閉じ込められた実験マウスのようです。
    マザの交代システムは華不魅先生の『鉄錆廃園』の玉座システムを思い出しました。
    引っ掛かったのがレミングの引用。篠原烏童先生の『セフィロト』にも同様の引用があり、現在では否定されている説なので盛大にモヤりました。

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    2017年07月29日
  • ポーの一族 ~春の夢~

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    ポーの一族を引っ張り出して読まねば!
    と、読んだ後に思う。

    遠い記憶の彼方になってるところに読んだので
    これはこれで萩尾さんらしくて良かったです。
    アランはやっぱりアランだ。

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    2017年07月26日
  • ポーの一族 ~春の夢~

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    ネタバレ

    『ポーの一族』40年ぶりの新作。
    単なるファンへのアンコールに留まらず、新たな物語と人物とを創造する志の高さに圧倒される。
    緻密で重々しいとも、繊細で瑞々しいとも言える、幼くて年老いた吸血鬼たちの物語。
    あらためてまた、本編の方も読み直したくなる。

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    2017年07月16日
  • ポーの一族 ~春の夢~

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    なんと40年ぶり(!)の続編。
    一応、この一冊でエピソードとしては完結しているが、まだまだ続きがありそうな雰囲気。

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    2017年07月16日
  • ポーの一族 ~春の夢~

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    ネタバレ

    通りがかった駅中の本屋さんが手書きの大きな紙を貼りだしていました。事件のような扱い。
    40年ぶりの新作だから、当然か。
    しかも、字があまりきれいじゃなかった。。。

    もちろん、すぐに買いました。私にとっても大事件だったから。
    ポーの一族の新作を再び読むことになるとは。
    スターウォーズの新作を映画館で見たときよりも、感慨深い。

    そして、40年間マンガ描き続けてきた作者、すごすぎる。

    正直、この春の夢の表紙の絵はあまり好きではないなあと思った。
    でも、中の絵は好き。
    連載開始した最初の回と次の回は雑誌買って読んで、わりと普通に戦争と平和かなって思ってたら、
    ファルカやクロエがでてきて、にわかに

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    2017年07月12日