萩尾望都のレビュー一覧

  • 王妃マルゴ -La Reine Margot- 2

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    世界史で習ったけれど、人物は見えてきません。コミックで読むと、人が息づきすぎるほどです。メアリースチュアート、18歳でスコットランドに帰されてその後波乱万丈の人生。マルゴは15歳。兄たちも濃いキャラです。

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    2020年04月09日
  • 王妃マルゴ -La Reine Margot- 1

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    新聞で紹介されてたので読んでみました。数々の作品で読んできてる時代ではありますが、ちょっと経つと忘れちゃう。人名を思い出しながら読みました。それにしても人物名多くて、紹介ページに戻らないと分からなくなっちゃいます。コマが多くて、濃い!

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    2020年04月09日
  • ポーの一族 ユニコーン

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    40年ぶりに書かれた「春の夢」から2年

    前作と同じく気になる歌曲「ホフマンの舟歌」
    キングポーは「世界で一番美しい舟歌」と

    ユニコーンは亡くなった兄のために歌う
    ジュリエッタはユニコーンにコンサートに招待され歌う
    彼女の母は若かりし頃サルバトーレ・ルチオと
    5年の間ベネチアのコンサートで歌っていた
    年老いないサルバトーレと彼女は出会う

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    2020年04月03日
  • ポーの一族 ~春の夢~

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    美しい装丁
    40年ぶりの新刊

    数年前に宝塚歌劇が初めて舞台化したことで
    売ってしまった全作品をふたたび買いなおし
    読み直していたのでブランクを感じることなく…

    とはいえ舞台化されるまでも時折読み返したくなる
    作品でしたけれど

    続きがあるなんて思いもしなかったからお得な気分でした

    この作品全体が時系列にそって書かれていないので
    いったいどの巻のどの話の続きなのか
    旧作を読み返しながら考えるのも楽しみのひとつ
    (年表を作って公開してくださってるファンも!)

    題名の「春の夢」はシューベルトの歌曲「冬の旅」から

    「美しい愛の歌だ」とエドガーが言う

    ウィルスの影響で遠出は控えていますが

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    2020年04月03日
  • AWAY-アウェイ- 1

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    ネタバレ

    ロボットアニメとか児童小説とかでは、何らかの理由で大人がいないか極端に少なくなり、子どもたちだけの力で難局を乗り越える、という筋立てはよく見かけるのだけれど
    その子どもたち、大概は幼くても3~4歳で、言葉は通じるし自力で食事も排泄も出来て(まあトイレの場面はないんだけどさ)、赤ちゃんとか病児への対応は考慮せずに物語は進んでいった
    この作品でも、設定を近未来にすることで、エネルギーインフラが人間の手を経なくても途絶えなかったり、中高生が運転や消火活動が出来たりと、ファンタジックな側面はあるのだけれど
    実際に、今この現代地球でそんなことが起こったら、とリアルに想像できてしまうところが怖い
    殺人と赤

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    2020年01月25日
  • ピアリス

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    漫画家の萩尾望都が別名義で25年くらい前に雑誌連載したSF小説。当時は作者の正体は隠していたそうで、挿絵のみ萩尾望都によるものとされていたらしいのです。

    故郷のアムルー星の戦争から逃れるため双子のピアリスとユーロは、星の空港で生き別れとなってしまう。そのふたりの持つ能力過去を視る力と未来を視る力。それを欲するものの手により攫われるユーロ。ピアリスの住む街を襲う謎の勢力。
    物語の扉が開かれこれから面白い展開が待っていると思わされたところで、掲載誌の廃刊により中断されています。
    巻末のインタビューでも続きを書く予定はないとのこと。恐らく書きたい核となるものをその後のまんが制作で消化してしまったの

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    2019年11月27日
  • ポーの一族 ~春の夢~

    購入済み

    やっぱり好きだ

    エドガーとアランにまた会えた、それが嬉しくて仕方ありませんでした!美しいところはそのままに、再び描き始めて下さった萩尾先生には感謝しかありません。

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    2019年11月27日
  • ポーの一族 ユニコーン

    購入済み

    やはり素晴らしい

    萩尾先生の描かれる絵が大好きです。とてもひき込まれます。デビュー後半世紀たっても活動していらっしゃる先生がこの続編をかいてくださったこと、本当に嬉しいです。

    #感動する

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    2021年04月28日
  • ポーの一族 ユニコーン

    購入済み

    春の夢に続く迷宮

    話は、現在と過去の数地点を行きつ戻りつ迷路の中を彷徨っているようだ。
    読者は自我を保ちつつ、読み解く必要がある。
    「春の夢」が独唱なら、こちらは合唱。様々な登場人物の思惑が入り乱れている。
    このボリュームには収まり切れていない感がある。
    広がった話の行く末が知りたい。

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    2019年11月25日
  • トーマの心臓

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    暑い夏に外から帰ってきてソーダ水を飲んだような感じ。

    少年愛がこころに痛いです。

    「ギムナジウム」という場所のパワーと隔世感がすごいです。

    たぶん「ギムナジウム」でなら、こんな美しい事件も起こるんじゃあないかと思わせる。

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    2019年11月03日
  • ピアリス

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    住んでいた星が戦争になり難民として逃げる空港で生き別れになってしまった双子。SFな世界観も、作者本人による挿絵もとっても嬉しい。双子のそれぞれの人生を描くはずが、問題は未完だということ。4話書いたところで雑誌が廃刊になったらしい。4話だけでもそれなりの厚さがあるので、かなりの長編になったはずの話が、放り出されたままになっていて、とっても消化不良なので、なんとかしてほしいと切実に思う。

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    2019年08月27日
  • ポーの一族 ユニコーン

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    「ポーの一族」への40年以上に渡る想いや予想は、文庫本「ポーの一族3」にあらかた書いてしまった。予想通り、この(1)には、予想以上のことは幾つしかなかった。もちろん、バリーという新キャラについてはまるきり予測できなかった。しかし、彼は「解」を導くための補助線みたいなものだ。

    最大の予想外は、アランが生きているかもしれないということだ。悲しいけれど、これでシリーズが終わるだろう、という私の予想は変わらない。これからのことを、大胆に予想してもいいけど、それは自分の胸に秘めておく方が粋というものかもしれない。

    「VOL1わたしに触れるな」は、過去作品のようにコマ枠を破って人や言葉や夢や時が溢れ出

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    2019年08月12日
  • ポーの一族 ユニコーン

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    ネタバレ

    旧作のラスト「エディス」の続きの話らしい。「ポーの一族 The Beginning」と言うべき内容かな。旧作とは、絵柄が変わっているし、耽美的な物語ではなく、叙事詩的な物語になってきたように感じる。

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    2019年07月15日
  • ポーの一族 ユニコーン

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    大好きなエドガーたちに再び会えるのはとても嬉しい。けど、2011年のあの時以来の萩尾先生には怒りと棘がある。以前のエドガーも皮肉も言えば怒りもしたが、どこかに優しさが感じられたのに。エンディングを迎える時、再び会えた事を心から喜べる事を祈っている。。

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    2019年07月12日
  • トーマの心臓

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    有名な作品で興味があったので手に取ってみました。

    漫画には珍しく理解するのに少し時間が必要だと思う作品でした。

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    2019年01月14日
  • 11人いる!

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    題名は前から知っていたし、萩尾望都も当然名前は分かるんだけど、彼女の作品自体、今回が初めてかも。これまでの人生で一番漫画に親和性が高かったと思われる中高生時代でさえ(だからこそ?)、少女マンガは皆無だったし(唯一の例外がさくらももこ)、最近も好んで読む訳ではないので。あとやっぱり、いわゆる温故知新系の漫画には心惹かれないってのがおおもとにある。ただやっぱり、これ以降に出ている諸々を既に見ているせいで、11人目の招待はもとより、あまり新鮮味が感じられなかったのは事実。嫌いじゃないです。

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    2018年11月06日
  • なのはな 新装版

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    『私の少女マンガ講義』の作中にでてきて、読みたいなと思ったので購入。
    『プルート夫人』はなんだか山岸凉子テイストが入っていて、両氏が好きな私は妙に嬉しくなってしまった。
    『福島ドライヴ』の大五福龍丸の見開きシーンは圧巻。

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    2018年05月26日
  • ポーの一族 ~春の夢~

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    永劫の時を生きるエドガーとアラン。第二次大戦中ふとしたことで出会った少女ブランカとの交流。絵が綺麗で本当に春の夢のような作品。

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    2018年04月06日
  • メッセージ

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    浦島舞さんの話が好きです。普通の恋愛作品っぽいけど、こういう細かい感情を描けるのは、さすが萩尾先生だな〜と思います。最近の少女漫画ではなかなか見られない。
    人魚姫に例えているところ、めっちゃ上手いな!と思いました。

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    2018年03月28日
  • 思い出を切りぬくとき

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    萩尾望都先生のエッセイ。面白かったです。『トーマの心臓』の裏話やミステリーの話、アニメの話、映画の話など、やっぱり感性を他分野に広げて吸収しているから素晴らしい作品が描けるのだなぁと思いました。

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    2018年03月14日