萩尾望都のレビュー一覧

  • 王妃マルゴ -La Reine Margot- 2

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    肉食女子と変態さんを作者ならでの視点で丁寧にかさねていくが、萩尾望都がかかなきゃならんテーマとは思えず。桐生操でいいっすよ、とおもってしまう。

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    2014年03月20日
  • 母と娘はなぜこじれるのか

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    毒母、毒親という概念が紹介されるようになってだいぶたつ。
    自分とその母親の関係はどうだったのかなぁ、こどものを育てる母親として自分はどうなんだろう・・・と振り返りたくて、本書を読んでみた。

    まぁびっくりする。世の中にはいろんなお母さんがいるんだな、と。うちの母親も結構強烈な人だが、毒でもなんでもないかも。

    毒母に苦しんだマンガ家の田房永子さん、家族とか母子関係を描いた作品の多い角田光代さん、萩尾望都さん、母娘問題などに詳しい臨床家の信田さよ子さん、女性問題や家族関係、子育て論の社会学者で詩人の水無田気流さんと引きこもりを専門にしている精神科医の斎藤環先生との対談集。

    それぞれの体験談も交

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    2014年03月13日
  • ルルとミミ

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    物語の背景は時代を感じさせるものの、テーマ自体は全く古さを感じさせない。今読んでいても面白く、深かった。少女漫画らしい作品もあれば、サスペンスもあり、詩のような作品もあり、内容もバラエティに富んでいて、満足度の高い短編集だった。
    私が小中学生だった頃、流行っていたと思い出に残っているのは「ときめきトゥナイト」などが掲載されていた「りぼん」だけれど、少し前の世代がこんなに大人っぽい「少女漫画」を読んでいたのかと思うと、不思議だ。なんだか、時代が下がるにつれ、精神年齢が退化している感じ。
    それにしても、萩尾望都さんの漫画は、現代においても、どこか超越している…

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    2014年03月09日
  • 10月の少女たち

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    普遍的で哲学的な作風で大好きな作家、萩尾望都さんの初期の作品集。時代を感じられる作品が多かった。
    一番印象に残ったのは、創作活動に関するエッセイ漫画。筋(ネーム)を考える漫画家さん達の凄まじい集中力に、びっくり。

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    2014年03月09日
  • 思い出を切りぬくとき

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    あの絵柄、色遣いに通じるものをいっぱい感じた。この人、なんというか独特の感性の人だ。感性が人の何倍も敏感というか。こういう人だからあの絵がかけるのだねー。ちゃんと萩尾望都の漫画読もう。

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    2013年07月11日
  • マージナル 3

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     どんな世界なんだろう。「もしも〇〇だったら」の仮定の先にある想像がSFだという気がする。その世界は、想像であるというのに、作者の生きている現実の世界を色濃く映し出すような、そんな作品だった。

     この作品はやっぱりメイヤードでしょう。

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    2013年06月15日
  • 王妃マルゴ -La Reine Margot- 1

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    マルゴが6歳からのスタートでとても丁寧な描き出し。
    複雑な人間関係とた~くさんの登場人物。
    しかもアンリいっぱい!
    でも混乱することもなく読むことが出来る。
    おもしろいし♪

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    2013年06月08日
  • 王妃マルゴ -La Reine Margot- 1

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     萩尾先生が歴史もの初とは意外です。歴史ものを描いているのに、不思議とそれを感じさせないところがあります。
     ちょうどフランス王家の歴史を書いた本を読んだばかりだったので、なかなか興味深く読みました。当時のいろいろな王家は複雑に血縁が入り交じっていて、整理してから読んだ方が面白いかもです。

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    2013年06月05日
  • 訪問者

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    ネタバレ

     親子ってものはなんでこう難しいのかね。

     本当に血がつながってなくても、まあいい。
     確かに自分は愛されている、そこに自分の
     居場所があると、こどもが思うことができれば
     それでいい。

     でも、それが叶わなかった子って、たくさん
     いるんだよね。不安定な気持ちのまま
     育った子が。

     そんな子はきっと、我慢して我慢して
     いい子でいようとするでしょう。
     自分の気持ちを隠して大人に合わせようと
     するでしょう。愛されたくて。

     だから、子どもの割に変に落ち着いてたり、
     見方によってはどこか冷めてたりもする。

     子どもが子どもらしくいられる。
     みんながそうであったらいいのに。

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    2013年04月29日
  • A―A’

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    有名なタイトルを古本屋で見つけて衝動買いしました。まっさらなひとたちがじわじわと心を動かしていくさまがひじょーにせつない

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    2013年04月07日
  • 感謝知らずの男

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    萩尾望都の主人公は綺麗で抽象的なイメージが強かったけどレヴィは何だかリアルだったな。「現代っ子」って感じ。
    バレエを題材にした話。面白かった!

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    2013年03月21日
  • 残酷な神が支配する 9

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    実際に起こっていることなのか、想像の世界なのか??
    想像の世界なのに、なんで会話したりしてるのか???
    もはや理解不能
    心理学の症例

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    2013年03月20日
  • 残酷な神が支配する 8

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    心理学のカウンセリング読本かと思うほど
    登場人物それぞれ心に問題を抱え
    語る・語る・語る・・・
    ちょっと食傷気味
    男同士にベッドシーンも趣味じゃない

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    2013年03月19日
  • ローマへの道

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    バレエを題材にした短編集。
    表題作は主人公がローマに行く事で愛を取り戻す話。
    あとがき読んでから読み返したら、物語の深さや漫画の技巧に更に感動した。

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    2013年03月19日
  • 感謝知らずの男

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    ぼくは
    まだ持ってる
    あんたが
    くれたものを

    ハイド・パークの
    会話

    ばかばかしい
    ニースの別荘の
    ワナに はまった夏

    レンズの
    向こうの
    テレパシー

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    2013年03月12日
  • 残酷な神が支配する 5

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    そうか・・そうなっていくか・・
    悪者はもういないのに、いつまでも精神的に立ち直れない主人公
    救われる日は来るのか・・・

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    2013年03月11日
  • スフィンクス

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    萩尾作品をやや苦手に感じるようになった今日この頃の1冊。どうしてしまったんだろう?と思うけどこの作品も私にはまあまあかな。最終的には生方先生の壮大な人生記みたいになるのだろうか?とするとギリシャ神話の挿話の意味は??どれも水準を超える佳作とは思うけど、なんとなくなじめない自分が残念です。ただ「世界の終わりに・・・」の大津チズの会いたい人は誰もいないというセリフは、彼女の悲しみよりも潔さのようなものを感じ、共感できるような気がする。全て折り合いつけることができたんだろうな、と。(2013年2月4日)
    再読 2013年5月18日 おかげさまで「海辺のカフカ」楽しんでおります。
    再読 2014年9月

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    2014年09月06日
  • ルルとミミ

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     デビュー作なので…。

     私より一世代前の人たちが「神」と崇めている。

     もう少し読んでみようと思う。

     こういう作品が周りにない時代にこれを描いていたのであれば、すごいと思う。

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    2013年01月07日
  • スター・レッド

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    ネタバレ

     初めて読んだのが小学生のころ。
     この前読んだマージナルが思ったより
     切なかったから、スター・レッドも
     そろそろいけるかもと思ったら…
     切なさの意味合いが違った。

     不死身の彼はきっと狂うことを
     選ぶだろうけれど、
     15年経ったら、きっと星が迎えに
     来てくれるよ。
     みんなが話してくれるよ。
     彼のことを。
     そして、死の星から連れ出して、
     2人で暮らせばいいじゃないか!

     勝手な妄想。

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    2012年12月22日
  • あぶない丘の家

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     これが絶大なる人気のある萩尾ワールドなのか?なんやねんと思いながら読んだ。けれどもアズ兄ちゃんがなんか変なのに情があって好きだ。

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    2012年12月11日