長嶋有のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
好きな作家・長嶋有さんの作品、久々に読んだことのない作品を…と手に取った本作。
いやぁぁぁーーー、この作品めっちゃ素敵ですねーーー( ̄∇ ̄)
長嶋有さんは何作か読みましたけど、一番最初に読んだ「猛スピードで母は」を読んだときの衝動を思い出させてもらった気がしました…
そうそう、長嶋有さんの良さはコレだよなぁ…と。
一言で表すと「もう空気感最高過ぎ」なのかなと…(´∀`)
個人的には「エモ写実主義」ってワードが浮かびました、けっこう気に入ったんだけどどうだろう…(笑)
潔い装飾しすぎない文章、密度が濃すぎず作品全体に漂う程良いヌケ感、けっして現実を美化し過ぎない(自分はそこがとても写実的 -
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Posted by ブクログ
文庫本を買ったので再読。単行本を2回読んでいたので3回目。
現実やフィクションの、さまざまな死と訃報を通じて、、通じて、何を描きたいのかな。
ひとまず文庫の裏にあるような「死を見つめることで、生の大切さを描いた感動作」ではないことは確か。でも、色々な距離感がとても良いです。
全体的には感動しないけど、ちょっとした一つ一つの文に感動、というかしみじみします。
ジョン・レノン、スティーブ・ジョブズから、X JapanのTaiji、声優さん、登場人物の持ってるマックまでいろんな人が亡くなる。
新年早々読む本でもないな、と思いつつも読んでて、で、この本を読んでる1月15日に、高橋幸宏の訃報があって -
Posted by ブクログ
他の方の感想でも述べられている通り、この一冊で入門できるかというと、できない。ただ俳句をちょっと新しい形でやり始めた一例としては、とても面白かった。
お勧めする人
・句会に参加したことがある(軽い気持ちでやってるとなおよし)とエンジョイしている感じを共有できて楽しいと思う
お勧めしない人
・俳句初心者には得るものはあまりないかも
・俳句こうあるべき派にもお勧めしない
初めて著者の文章を読んだが、さすがのセンスを感じた。視点や語りが私には目新しく、また気持ちよい。個人的には、できれば、そうだな、「ひとり同人」とか、そんなテーマで続きを読みたい。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ元々、制作する楽曲の多くが、過去の文学作品を礎にしている人間椅子、彼らの作品が今度は小説のモチーフになったということで、いわば音楽界から文芸界への逆輸入、という発想がまず面白い。
そして、そのような出自であるからして、彼らの楽曲がノヴェライズのベースとして馴染まない訳がない。
まず選ばれた5曲を見てみると、1つは筋肉少女帯との共作だが、残り4作はすべて和嶋慎治氏の手による詞、ということに少し驚いた。
また、著名な代表曲ばかりということはまったくなく、むしろコアなファン以外にはすぐにピンとこないであろう作品も。
口火を切る大槻ケンヂ氏の「地獄のアロハ」、イカ天をリアルタイムで観ていた世代にとっ -
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