池上彰のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
宗教がわかれば世界が見える。そのとおりなのだろうが、この本を読んだだけでは宗教はわからないしべつに世界は見えてこない。
ユダヤ教、キリスト教、イスラム教、仏教、神道、大枠のイメージを掴んだうえで興味のフックを探すという点では面白い話はいくつかあった。
池上彰さん自身の年齢もあり、また元が文藝春秋の連載なのでしょうがないとも思うが、死に近い老人からの視点で多くをまとめてあるのは気になった。
団塊の世代が「死」の準備をする時期になったため宗教への関心が高まったと池上彰さんは言うが、現代の若者にもなぜ宗教的関心がある人が多いのかをもうちょっと掘ってほしかった。 -
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Posted by ブクログ
社会人として転機を迎えるにあたり、何となく自己流だった新聞の読み方に裏付けのようなものが欲しくてこの本を手に取った。新聞の見出し→リード→本文という流れは忙しい読者が効率的に情報を入手できるよう洗練されてきた構造であり、見出しやリードだけであらましを理解できるよう作られている。改めて、どんなに忙しくても見出しくらいはざっと目を通す、気になった記事だけでもリード・本文を読むということをマイルールにしようと思う。また、取材の仕方・原稿の書き方・事実関係の確認について厳しく指導されて育った新聞記者、取材に投じる費用や手間等、新聞には良質な記事を生むためのプロセスがあり、これだけネット記事が溢れる現代