池上彰のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ノウハウ本に多くを期待していない。ノウハウとは所詮、実践の中で獲得するものだろうから。本書の「はじめに」で著者も「私の『わかりやすさの技術』は、テレビの仕事の中で、試行錯誤して身につけてきたものがベースになっています」と書いている。
人に話をするときや人の話を聞くとき、また本を読むときや授業を受けるときに大事なのはコンテクストである。コンテクストがわかっていれば受け手は安心する。ゆえに人に話をするときは、全体像を示しながら、全体像の中の位置を確認しながら話すべきである。本書はそのための話術や工夫を具体的に提示しているが、具体的なことほど役に立たない。具体的な技術は状況によって変わるからだ。
その上で本書で意外だったのは「空気を読む」ことを強調していた点だ。「空気を読む」とは何だろうか。状況を把握し、自分に求められていることを察することであろう。説明がうまいだけではテレビの世界で生き残れないのだ。 -
Posted by ブクログ
何年振りかに読んでみた本。最近読んだ聞く力や日本語に関する本に書かれていた重要なポイントと同じであらためて大切なことに気づかされる。
学びメモ
・自分が知らないことを知り、他者から謙虚に学ぶ姿勢が大事、知らないことはたくさんある、そのことを知ること。
・子供にもわかりやすく伝えるにはどうすれば良いかを意識しながら知ろうとすること。
・人は自分が話すことが好き。コミュニケーションにおいては自分が話すことばかりでなく、相手が話すことのバランスを意識すること。
・接続時にも注意「そして、それから」、順接の「が」
人としての品位を常に考える、伝えることとは逸れるが、自分の場合はすぐにカッとなってしまったり相手に嫌な言い方をしてしまうことがよくある。それは相手から嫌味なことを言われていると感じること、理不尽だと思うことを言われることからそのような言動になってしまうが、そういったこと自体をやめる、心を落ち着けて話すことを意識したいと改めて考える。