池上彰のレビュー一覧

  • 池上彰の世界の見方 インド~混沌と発展のはざまで~

    Posted by ブクログ

    インドに対して抱きがちなステレオタイプが、本当は複雑で多様なインドの民族、宗教、文化をいかに単純化してしまっているかを教えてくれます。高いポテンシャルがある一方で現状はいろいろと難しい経済の状況も分かりやすく書かれてます。

    0
    2021年11月27日
  • 〈わかりやすさ〉の勉強法

    Posted by ブクログ

    本書はわかりやすい説明やプレゼン等をするための勉強法を著者の経験を元に記しています。

    情報収集の仕方から、調べた情報のまとめ方、相手に理解してもらうための方法、上手い脱線の仕方等、多岐にわたって教えてくれます。
    さまざまな手法が記してあるので、全てをすぐに実行する事は難しいですが、これ一冊をマスターする事ができればプレゼンの手練れになれることでしょう。

    確かに著者の本はどれも読みやすくて私も好きです。
    その読ませる文章の秘密を垣間見れる一冊です。

    プレゼンでお困りの方は是非どうぞ。

    まあ、私は仕事でプレゼンをしないからあれですけど。

    0
    2021年11月21日
  • 知らないと恥をかく世界の大問題4

    Posted by ブクログ

    本書で池上さんが何度も解説している、大きな政府(みんなに幅広いサービス、稼いだ大金は国民に還元)、小さな政府(何事も自己責任、稼いだ大金は頑張った自分へ)という考え方はすごくわかりやすいなあと思う。
    自分は格差を危惧するマインドだから今は大きな政府を指示かなあ。

    アベノミクスは中小企業や個人商店が貧しくなって国民の借金を増やした印象しか残っていない。。。。また株価は豊かさに結びつくものじゃないんだなあということをこのタイミングで学ばせてもらいました。

    0
    2021年11月14日
  • 伝える仕事

    Posted by ブクログ

    ジャーナリストでありニュース解説でお馴染みの池上彰氏が自身のNHKでの記者時代からこどもニュースそしてNHKを退社してから現在のニュース解説の地位を築くまでの反省を書いた一冊。

    NHKに勤務して今でも常に伝えることの最前線にいる池上氏が伝えるということについて自身の人生の振り返りとともに書かれており、色々と参考になることがありました。
    地方勤務を経て東京での社会部記者時代、ニュースキャスター時代を経てこどもニュースの司会を行うことや独立後コメンテーターとしての活動や現在のニュース解説を行うようになるまでの苦悩なども知ることができました。
    また、リポートの仕方や取材相手の人身掌握術や記者として

    0
    2021年10月24日
  • 本音で対論! いまどきの「ドイツ」と「日本」

    Posted by ブクログ

    ドイツ
    俺ルールを合法的に周囲に押し付ける

    家を出たらすべてが政治
    10歳で大学進学か、職業専門学校(15歳~)の技能職かを決める
     大学進学率41% 大学まで無料 塾は無し
    日本史と世界史があるのは日本だけ? ヨーロッパの歴史では日本は登場しない
    定義されていないことはやらない サービス砂漠

    親の経済状況ではなく子供の福祉 児童手当は一律 「子供は社会で育てる」
     日本人:社会的な問題への突き放しと無関心

    積極的土下座外交
     ドイツの謝罪=被害者への直接の謝罪+賠償金+罪の自覚と再発防止

    森の民 環境意識
     食事にはこだわらない 味ではなくプロセスや品質を求める

    0
    2021年10月17日
  • メディアをつくる! YouTubeやって考えた炎上騒動とネット時代の伝え方

    Posted by ブクログ

    ザ・テレビの人の「YouTubeやってみた」の記録です。試しに視聴してみました。テレビ番組ではピシッとはまっている池上彰が、なんとなくとまどっている感もあり、しかし、それを楽しんでいるのも伝わってきました。選挙特番の無双モードとは違う、ちょっと喋り方も緩めで、すっかりおじいちゃんな雰囲気でしたが、それを醸し出しているのはもしかして増田ユリアというパートナーが介護士っぽい語り掛けをしているからかな…とも思いました。でも70歳のYouTube挑戦、立派です。そして、ネットならではの炎上に対するスタンスも、緩さとは反対の硬派で貫けたのも、増田ユリアというタッグパートナーがいたからこそ、と思いました。

    0
    2021年10月11日
  • 知らないと恥をかく世界の大問題12 世界のリーダー、決断の行方

    Posted by ブクログ

    予備知識があまりにもなかったため、読んでいても理解がしづらい部分があった。
    一定以上の知識は持ち合わせているという前提で書かれているため、初心者向きではない。
    ただ、これだけの種類の内容をこの1冊にまとめるには致し方なく、不満はなし。

    10/19
    読み終わった直後にそのまま2回目へ。
    1回目よりは理解が深まりました。
    それでも特に理解しづらいのは中東の話。
    宗教に関して知識もそうだが、体験が全くないのでどうしても遠くの話に感じてしまう。
    しかし、現代社会においても日々届くニュースのほとんどは宗教がなにかしらの形で関わっており、世界を理解するためには不可欠な知識であるので、今後も勉強していきた

    0
    2021年10月11日
  • わかりやすく〈伝える〉技術

    Posted by ブクログ

    話にはリードをつける。今からこういう話をしますよと最初にリードを言っておくと、聴く側も心の準備ができる。
    この報告に見出しをつけるとどんなキーワードになるか。本当によく理解している人はざっくりと一言で説明ができる。
    わかりやすい説明をするときには、絶対に必要な情報と、なくても良い情報を峻別し、絶対に必要な情報だけを伝えること。これでノイズをカットしたクリアな情報が伝えられる。

    聞いている人は、具体的なエピソードに加え、それを一段次元を上げた抽象化した内容を聞くことによって、大事なことを聞いたという気持ちになれる。

    わかるとは、自分が持っているバラバラな知識が1つにつながると言うこと。また、

    0
    2021年10月10日
  • 「独裁者」の時代を生き抜く27のヒント

    Posted by ブクログ

    経済を支える屋台骨はやはり人口。
    最後の村上さんとの対談で、長期的な日本の問題は人口減少。セルフィッシュな高齢者が憚る日本を変えたい。

    0
    2021年10月04日
  • 社会に出るあなたに伝えたい なぜ、読解力が必要なのか?

    Posted by ブクログ

    知識を教養に変えていく方法は酒造りに似ている、という例えがすごく分かりやすかったです。今回も為になる読書経験を積ませてもらいました。

    0
    2021年10月03日
  • 池上彰の「日本の教育」がよくわかる本

    Posted by ブクログ

    この著者の最大の特徴、ごくごく一般的な、完璧に普通の、本当に常識的な、全く何の取り柄もない本。何の臭みも、味もない情報がきれいに並んでいる。しかし、だからそこ類書がなかったので教育関係者は全員が持っとくべき。

    0
    2021年10月03日
  • 本音で対論! いまどきの「ドイツ」と「日本」

    Posted by ブクログ

    密かにドイツ移住を企んでいるので読んでみました。
    ドイツ賛美の意見には触れることが多かったけど実際どうなの?というところを知れて、非常に参考になりました。

    改めていいなと思ったのは、ドイツでは多くの人が「子どもは社会全体で育てる」という意識を持っている、という点です。
    教育も自己責任な日本から比べると理想郷のように思えますが、それでも移民の教育水準が上がらなかったり、10歳のタイミングで将来の進路を決めないといけなかったり、大変なことも多いということも知りました。

    人間がやってる以上完璧な制度にはなり得ない、というのは本当にその通りだと思います。

    あと、エコに対して意識高いマウントとか、

    0
    2021年09月27日
  • 知らないと恥をかく世界の大問題11 グローバリズムのその先

    Posted by ブクログ

    世界が、相変わらず絡まった糸のようにぐちゃぐちゃで、解けるどころかきつくなっているんだなと。
    明るい見通しどころか、現在も問題が山積みになっている。

    読後のずーんとくる感じが何とも…
    それとともに、日本が平和であることを実感した。

    台湾や香港の若者達の危機感と、日本人のそれとは全く違うものなんだなと、幸せと言っていいのか、哀しいと言うべきなのか、表現に困る。

    日本は、国内の政治家(政治屋か?)をどうにかしないといけないね。
    ウンザリしてしまった。

    私が創造主なら、地球一回リセットしよっか❤︎だな。ポチッとな。

    0
    2021年09月13日
  • なぜ、世界は“右傾化”するのか?

    Posted by ブクログ

    先が読めない時代において複雑化する世界をどう見ていけばよいかを考える人におすすめ。

    【概要】
    ●「ウソニュース」の見分け方
    ●分断された世界、一国主義
    ●右翼と左翼
    ●ポピュリズム
    ●欧米情勢 など

    【感想】
    ●欧米における社会政治の流れ見るに当たって、その基盤となる考え方は何に基づいているのか真相を知っていると、また違った観点で捉えることができる。この本は、その手助けになると思った。

    0
    2021年09月09日
  • 知らないと恥をかく世界の大問題12 世界のリーダー、決断の行方

    Posted by ブクログ


    感染症 と 分裂
    歴史を学ぶということは、人間がいざというときにどんな判断をするか、どういうことで誤るか。それを知ること。

    人々に納得してもらうには、客観的なエビデンスと共に、国民の気持ちを察することができる
    共感力 が必要

    知識と経験を結びつけることで、冷静に物事を見極める視点を養ってほしい。
    フェイクニュースに騙されるな。

    0
    2021年09月09日
  • 令和を生きる 平成の失敗を越えて

    Posted by ブクログ

    あとがきの池上さん曰く、「昭和史に詳しい半藤さんに、平成について語ってもらう」対談。
    確かに「昭和史を振り返っての現代批判」は多くあっても、直接平成を語る、というのは目新しい?かも?

    とにかく、具体的な細かいエピソードが抜群に面白い!
    神や真理は細部に宿るけど、歴史も細部に宿ると思います。

    半藤さんの功績は昭和の証人に丹念にインタビューしたことだと思いますが、昭和となると半藤さんがインタビューされる側なんだなあとしみじみ思いました。

    0
    2021年09月08日
  • 知らないと恥をかく世界の大問題12 世界のリーダー、決断の行方

    Posted by ブクログ

    <目次>
    プロローグ私たちは100年に1度の大変革期を生きている
    第1章トランプ劇場、第2幕の幕開け
    第2章結局、euも自国ファーストか
    第3章アラブの春から10年、中東に新たな火種
    第4章虎視眈々と勢力を拡大する中国
    第5章感染症とフェイクニュース
    第6章コロナ禍で日本社会が可視化された
    エピローグ現代を未来から振り返る視点
    おわりに

    0
    2021年09月05日
  • 池上彰の「天皇とは何ですか?」

    Posted by ブクログ

     分かりやすさで定評のあるジャーナリスト池上彰による、天皇についての本。
     本書は上皇陛下がまだ生前退位される前に刊行されたものであるが、学ぶところは多いにある。
     そもそも日本人として日本に生まれたからには、意識せずとも(どの国でもそうなのであろうが)自身の国について考えさせられることがあるのであろうが、ではその中心ともなるのは、日本では首相ではなく、天皇なのであろう。
     それは主役が国民となった今日においても、我々自身の気づかない連綿たる伝統と歴史、そして国民を繋ぎ融和と繁栄の、まさに一個人を脱した結合体かのようである。
     日本国の象徴であり日本国民統合の象徴、簡単には言うが、それを日々問

    0
    2021年09月04日
  • 武器になる! 世界の時事問題~背景がわかればニュースがわかる

    Posted by ブクログ

    世の中の問題や歴史がとてもわかりやすく解説されていて、さくさくと読むことができた。

    メディアで報道されている内容は本当にごく一部を切り取った部分だけで、物事が起きている背景を理解するしないだけで解釈は大きく違ってくる。

    一部著者の偏った表現もあったが、
    大枠を理解するという点ではとても読みやすい。

    0
    2021年09月03日
  • 一気にわかる! 池上彰の世界情勢 2021 新型コロナに翻弄された世界編

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    相変わらず分かりやすく面白い。楽しい時間を過ごせた。ただ、分量が少なく、内容的にも狭く浅い印象が残る。私の勝手な期待が悪かったのだが、この手の本ではやはり国内のメディアがこぞって取り上げるようなものに限られてしまうということか。氏がそれなりのリソースを投入して著したであろう「お金の学校」などと比べてしまうと、個人的には少し物足りない感じもある。

    0
    2021年08月25日