池上彰のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ジャーナリストでありニュース解説でお馴染みの池上彰氏が自身のNHKでの記者時代からこどもニュースそしてNHKを退社してから現在のニュース解説の地位を築くまでの反省を書いた一冊。
NHKに勤務して今でも常に伝えることの最前線にいる池上氏が伝えるということについて自身の人生の振り返りとともに書かれており、色々と参考になることがありました。
地方勤務を経て東京での社会部記者時代、ニュースキャスター時代を経てこどもニュースの司会を行うことや独立後コメンテーターとしての活動や現在のニュース解説を行うようになるまでの苦悩なども知ることができました。
また、リポートの仕方や取材相手の人身掌握術や記者として -
Posted by ブクログ
ドイツ
俺ルールを合法的に周囲に押し付ける
家を出たらすべてが政治
10歳で大学進学か、職業専門学校(15歳~)の技能職かを決める
大学進学率41% 大学まで無料 塾は無し
日本史と世界史があるのは日本だけ? ヨーロッパの歴史では日本は登場しない
定義されていないことはやらない サービス砂漠
親の経済状況ではなく子供の福祉 児童手当は一律 「子供は社会で育てる」
日本人:社会的な問題への突き放しと無関心
積極的土下座外交
ドイツの謝罪=被害者への直接の謝罪+賠償金+罪の自覚と再発防止
森の民 環境意識
食事にはこだわらない 味ではなくプロセスや品質を求める -
Posted by ブクログ
ザ・テレビの人の「YouTubeやってみた」の記録です。試しに視聴してみました。テレビ番組ではピシッとはまっている池上彰が、なんとなくとまどっている感もあり、しかし、それを楽しんでいるのも伝わってきました。選挙特番の無双モードとは違う、ちょっと喋り方も緩めで、すっかりおじいちゃんな雰囲気でしたが、それを醸し出しているのはもしかして増田ユリアというパートナーが介護士っぽい語り掛けをしているからかな…とも思いました。でも70歳のYouTube挑戦、立派です。そして、ネットならではの炎上に対するスタンスも、緩さとは反対の硬派で貫けたのも、増田ユリアというタッグパートナーがいたからこそ、と思いました。
-
Posted by ブクログ
予備知識があまりにもなかったため、読んでいても理解がしづらい部分があった。
一定以上の知識は持ち合わせているという前提で書かれているため、初心者向きではない。
ただ、これだけの種類の内容をこの1冊にまとめるには致し方なく、不満はなし。
10/19
読み終わった直後にそのまま2回目へ。
1回目よりは理解が深まりました。
それでも特に理解しづらいのは中東の話。
宗教に関して知識もそうだが、体験が全くないのでどうしても遠くの話に感じてしまう。
しかし、現代社会においても日々届くニュースのほとんどは宗教がなにかしらの形で関わっており、世界を理解するためには不可欠な知識であるので、今後も勉強していきた -
Posted by ブクログ
話にはリードをつける。今からこういう話をしますよと最初にリードを言っておくと、聴く側も心の準備ができる。
この報告に見出しをつけるとどんなキーワードになるか。本当によく理解している人はざっくりと一言で説明ができる。
わかりやすい説明をするときには、絶対に必要な情報と、なくても良い情報を峻別し、絶対に必要な情報だけを伝えること。これでノイズをカットしたクリアな情報が伝えられる。
聞いている人は、具体的なエピソードに加え、それを一段次元を上げた抽象化した内容を聞くことによって、大事なことを聞いたという気持ちになれる。
わかるとは、自分が持っているバラバラな知識が1つにつながると言うこと。また、 -
Posted by ブクログ
密かにドイツ移住を企んでいるので読んでみました。
ドイツ賛美の意見には触れることが多かったけど実際どうなの?というところを知れて、非常に参考になりました。
改めていいなと思ったのは、ドイツでは多くの人が「子どもは社会全体で育てる」という意識を持っている、という点です。
教育も自己責任な日本から比べると理想郷のように思えますが、それでも移民の教育水準が上がらなかったり、10歳のタイミングで将来の進路を決めないといけなかったり、大変なことも多いということも知りました。
人間がやってる以上完璧な制度にはなり得ない、というのは本当にその通りだと思います。
あと、エコに対して意識高いマウントとか、 -
-
Posted by ブクログ
分かりやすさで定評のあるジャーナリスト池上彰による、天皇についての本。
本書は上皇陛下がまだ生前退位される前に刊行されたものであるが、学ぶところは多いにある。
そもそも日本人として日本に生まれたからには、意識せずとも(どの国でもそうなのであろうが)自身の国について考えさせられることがあるのであろうが、ではその中心ともなるのは、日本では首相ではなく、天皇なのであろう。
それは主役が国民となった今日においても、我々自身の気づかない連綿たる伝統と歴史、そして国民を繋ぎ融和と繁栄の、まさに一個人を脱した結合体かのようである。
日本国の象徴であり日本国民統合の象徴、簡単には言うが、それを日々問