池上彰のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
我々一般人が「学び直す」ためのヒントを、知の巨匠コンビが対談形式で豊富な経験に基づいて惜しみなく伝えてくれている。
「リスキリング」というよりも「再武装」という表現が面白い。ハードかつソフトな人生の戦略本。
YouTubeでも学びたい、SNSも使いたい、新しいことも試したい、、、なんて折り返し点を過ぎてもまだ思ってしまうけど、壁が目前に迫ってきたら彼らの教えにハッとし、現実的に取捨選択するんだろうな。
それにしても、お二人の経験値と学びの深さ・広さはやはり凄い。
アウトプット、棚卸し、若い世代との付き合い方etc.できるところから取り入れて、準備していこう。
情報の波に溺れず、限りある時 -
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試し読み
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Posted by ブクログ
とても読みやすかった。頭にストンと入ってくる文章だった。
大学生の頃に読んでおきたかったな。
池上さんの授業を受けたことがあるのでなおさら。
どのような意図であの授業をやっていたのか分かっていれば、もっとまじめに受けただろうな…
歴史とか文化とか色々なものに興味を持っていることは自覚してたけど、それに時間を割く意味を与えてもらえた。
これからもっと本を読んでいきたい。
内面を豊かにしていきたい。
以下見返したいこと
教養=リベラルアーツ
リベラルは様々な枠組みから自由になること
変化の激しい時代において、教養こそが次の解を出す
社会に対して傍観ではなくコミットメントする
すぐに役に立 -
Posted by ブクログ
日本語についての楽しいエピソードの数々。アクセントにより意味が違う!すごい言葉だ。「サポーター、ショップ、パンツ、チーム、彼氏、彼女」平板な発音が若い人たちが仲間うちであることを暗に示している。驚いた!
笑ったのは次の話し。「日本の社長が海外から来た視察団の歓迎会で「本日はお日柄もよろしく、遠路 はるばるお越しいただいた皆様をお迎えできたことは、欣快至極でありまして・・・・・・」と決まり文句に満ちた長大なあいさつをしたところ、通訳が、たった一言「ウエルカム」と訳した という笑い話」ありそうなこと。最近の人権に配慮した表現が入ってきて、背の低い人を「垂直に挑戦を受けている人」また「髪の毛の不自由 -
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お金に関する知識の入門書。
多少思考に偏りがあるかも...
と疑いながら読みましたが、
決して池上さんが金融商品をすすめているわけじゃないとゆうところも、多少安心して読めたかなと思います(笑)
投資(ETFや債券)・保険(生命保険や年金)・税金(所得税や特別会計、NHK受信料)・ニュースのお金(デフレやGDP)・身近なお金(キャッシュレス社会や格安商品の仕組み)など。
情報が浅く、広く書かれており、わかりやすいです。
入門書としては手に取りやすい1冊かと思います。
個人的には、仮想通貨=暗号通貨の考え方に目から鱗でした。
ビットコインが流行る理由も頷けました。ただ、監視できても取り締ま -
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2020年、2021年の世界を象徴するキーワード、それは「感染症」と「分断」。
(裏表紙より)
世界中の争いや問題を、歴史と一緒に分かりやすく学べる一冊。
自分の知識のなさと、危機感のなさ、どうにもできないもどかしさと怒りを感じる。
最近宇宙系の本を手に取る機会が増えたので、奇跡の星である美しい地球に、人間がそぐわないなと思ってしまう。
前作を読んだときにも思ったが、私が神様だったら、『人間、いい加減にしろ。もう一回絶滅させるわ、ポチッとな』だな。
2022年のキーワードはどんなものになるんだろう?
前向きなものを希望するけど、期待薄かな... -
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第一次世界大戦以降しばらくの間メイドインジャパンというのは粗悪品の代名詞であった!
なぜか???
日本は明治維新以降、急速に近代化したものの、世界標準のモラルやルールは身についていなかった。貧しい国が急激に発展すると、どの国でも起こりうることである。
ソニーのウォークマンの成功がそれを変えた!
日本製品イコール粗悪品というイメージを払拭し、高品質と認めてもらうまで約60年を要した。
これと似た動きを、現在の中国に見ることができる。コピー商品があるれる中、政府当局による偽ブランド撲滅運動がはじまっている。通信機器大手のファーウェイのスマホやタブレットは世界的に売れている。世界では中国の製品は品質 -
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ミクロ経済学についてわかりやすく解説した本。
例えば分業体制をとると労働者は得意な仕事に、企業も地の利を生かした事業に集中できる。
圧倒的多数のアメリカ人は農作物を育てたこともなく、獣が利用したことも家畜を買ったこともないまた小麦粉からパンを作ったことさえない。またほとんどのアメリカ人は絶望的なまでに何の訓練も受けていなければ身の回りにある機械類のちょっとした修理でさえも、自分たちのコミュニティーの他のメンバーを呼ばなければならない。逆説的なことだが、アメリカが豊かになればなるほど、平均的な人々には何の助けもなく単独で生き延びる能力がないことがますます明らかになっていくのである。