池上彰のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
(全ページ読破した書籍のみレビューを投稿しています)
昨今のウクライナ戦争について情報を得たいと思い、ちょうど良いタイトルに惹かれ読み始めました。
まず、本書は冒頭にもありますが「週刊文春に連載したコラムを再構成し加筆修正したもの」となっております。
さて内容ですが、「プーチンによるウクライナ侵略」「すべてはクリミア併合から始まった」「独裁者・習近平にどう対峙すべきか」の三章で構成されています。
既にツッコミどころを感じざるを得ない訳ですが、一旦置いておきます。
章を構成するそれぞれの節については、池上彰氏がコラムを執筆した日付と共に、5ページ程度で内容が書かれており、この一つ一つは価値の -
Posted by ブクログ
1.この本を一言で表すと?
現代の左翼がどうなってしまったのかを論じた本。
2.よかった点を3~5つ
・冷戦後も生き残った事実唯一の左翼政党である日本共産党が、ウクライナ戦争に対して「あらゆる戦争に反対する」と言う声明を出すことができず、逆にこのような祖国防衛戦争の論理を打ち出し始めたと言う事は、日本の左翼がもはや戦争の論理に完全に搦め捕られたと言うことを意味しています。(p177)
→これは今いる共産党の議員に聞いてみたい。志位委員長の発言はあなたの考えと矛盾していないのか?
・国労や動労の場合は自分たちの運動がひとつのきっかけになって流通革命を招き、それが組織力低下につながっていったと -
Posted by ブクログ
2014年11月に出版された当時の世界情勢についての池上彰氏と佐藤優氏の対談内容をまとめた新書です。
2022年9月現在、ロシアによるウクライナへの侵攻が続く中、ロシアによるクリミア半島併合があった2014年当時のことを復習したくて読みました。
「ウクライナ問題が解決しない理由は、まだ殺し足りないから。これ以上犠牲が出ることは嫌だとお互いが思わなければ、和解は成立しない。」という佐藤氏の発言が印象に残りました。
先の見えない現在のウクライナ情勢。「犠牲(家族等の死)」が「領土(ナショナリズム)」に勝つには、もう少し時間がかかりそうな気がします。
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Posted by ブクログ
左翼、ってなんだ?
マルクス、スターリン、日本赤軍、ブント…聞いたことはあるけれど、「なんかやべー奴ら」としか思っていなかった。
左翼といえば革命。
革命を担うは労働者、労働者の権利といえば労働組合。
誤解なきようはじめに言うと、労働組合そのものは労働者の権利であって全く悪いものではない。
だが、「九条、沖縄、団結せよ!」しか言わない(しかも組合費の使途は不透明でやたら高い上に私の給料も待遇も上がらないし)会社の労働組合はとっくに抜けた。
せいせいした〜
だが、その程度の認識でいいのか?よく知らないままでいいのか?
「なんかやべー奴ら」の歴史を知りたい。
学校や資格試験の勉強、普段の仕事で -
Posted by ブクログ
最悪のシナリオ、プランBを考えないのは、プランAの立案者に対して失敗を予想しているかのようでもあり失礼。もしくは、関係者の士気を下げてしまうというような配慮があるのだろう。口に出すだけでも許されないという文化は少なからず日本にはある。日本だけでは無く、他国にもある。蓮舫が二位じゃ駄目なのかと言った時の世間の叩きようは、そんな発言も許す寛容さが無いのか、と私は正直、逆にそのムードに引いてしまった。言葉と足並みを、文脈や論理よりも重視し過ぎている。文脈や論理を読解し、自らの論理を紡ぐ事こそ思考するという事だろう。誤字、誤認への脊髄反射は、思考ではなく、文字通り、正誤チェック機能を作動した反射だ。
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Posted by ブクログ
本来、自由人であるためのリベラルアーツだが、現代社会には自由市民など少なくなり、社畜と揶揄されるような(あるいは自嘲するような)都合良く洗脳された労働の奴隷が、別の奴隷のためにリベラルアーツを学ぶ時代。現代社会の悲劇として語る上田紀行氏、東工大のリベラルアーツ研究教育院長の発言は非常に考えさせられる。
教育の名の下に奴隷を育ててはならない。しかし、そうは言うが、社会にとって有用な人材だから用いられるのであり、それが所謂労働ニーズになるなら、我々は奴隷たることから逃れられず、自由市民にはなり得ない。我々自身も社会からの期待を将来像に設定するから、とがった夢を見ることも叶わない。つまり、社会的動 -
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世界に影響を与えた以下の10冊の本を紹介している。
・アンネの日記/アンネ・フランク
・聖書
・コーラン
・プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神/マックス・ウェーバー
・資本論/カール・マルクス
・イスラーム原理主義の「道しるべ」/サイイド・クトゥブ
・沈黙の春/レイチェル・カーソン
・種の起源/チャールズ・ダーウィン
・雇用、利子および貨幣の一般理論/ジョン・M・ケインズ
・資本主義と自由/ミルトン・フリードマン
たかが本、されど本。この本を読んだら、本の影響力の大きさにある種の恐れを抱いた。その後の戦争や環境、社会の仕組みまで左右してしまうなんて、本当に影響力は甚大だと思う。
後 -
Posted by ブクログ
何も知らなかった自分を恥じた。
SDGs、テレビやSNSでよく目にするけれど、中身を真剣に考えた時間がなかった私。
みなさんはどこまで知っていますか?
今じゃ小学生でも考える時代。大人の私たちが、子どもたちの未来を守るためにもまずは知ることが大切。
子ども向けの言葉でかなり優しく分かりやすく、漫画もあって楽しく学べる。
今飲んでいるそのペットボトル。ラベル、キャップ、本体で分けて捨てていますか?
本体はちゃんと潰して捨てていますか?
ペットボトルをお店で買わずに、マイボトルを持つことは考えましたか?
ゴミひとつでも世界を救えると思えば、読む前の自分より今の自分のほうが誇らしく生きられる気