池上彰のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
2019.6th
トピックとしては「知らないと恥をかく」シリーズ(以下「シリーズ」)と大差ない感じでした。
AIや仮想通貨など近年ホットなトピックとシリーズでも毎回取り上げられている世界情勢(トランプ、ブレグジット、中東、パレスチナ、中国など)それと憲法について取り上げられています。
世界情勢については「民族」の性質が「想像の共同体」と定義されていたり、地政学やポピュリズムなどの視点から整理されていたりして、シリーズとは構成が若干違いますね。
前作はリベラルアーツを解説するというコンセプトで作られていたので、シリーズとは違った面白い本だったのですが、今回はシリーズの復習?角度を変えて説明してみ -
Posted by ブクログ
池上さんが、いかに学んできたのか、自伝的な内容を中心とした本。
これはこれで読み応えがあって面白いのだけど、「質問力」は全体の1/6もないかな。質問の考え方について解説があるわけでもないので注意。
異分野に身をおく時に、学び、糧にするポイント4つ
・無知の知。知らないということを知る
・知らないことを知って、停滞を破る(行動する)
・既知のものとの共通点を見出す
・自分を相対化する。多数の視点を持つ。
「愚かな質問はない、あるのは愚かな答えだけだ」(だから積極的に質問を)との言葉が紹介されていたけど、出所はどこだろう。
良い質問ができなければならない、という価値観の意見や本ばかりみてきたの -
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Posted by ブクログ
佐藤優氏の「皮肉な事に平和と結びつくのは、平等ではなく、格差。そして、平等に結びつくのは戦争なのです。」は、インパクトあった。確かにこれまでの歴史は過去もそして今現在もそうだったという不都合な真実だなと。
トランプ大統領になったら、戦争は起きないという洞察も今現在は当たっている。
リーダーという観点から特定の宗教団体をあげたり、共産党の前の書記長の名前を出すあたりもキリスト教の氏の独特なメッセージが織り交ぜられていて本の幅を広げている。
この本の締めは、キリストの言葉をひいて、「ナルシズムの肥大した根拠のない全能感を持つような指導者は必要ない。民衆の前にへりくだることができ、弱い人と共に進 -
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★What is Buddhism; explaining by Akira Ikegami, a Japanese journalist
Basic information and ideas of Buddism thinking
Talking report with Dalai Lama
Buddhism for Japanese
I enjoyed learning lots about our country and thinking of Japanese
日本人にとっての仏教とは?
日本仏教の伝来のルーツなど仏教の基本から他の宗教との違い
ダライラマ法王との対談
仏教のも -
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池上彰と佐藤優の対談が、一番面白かったかな。宗教と資本主義、現代社会をわかりやすくつなげてくれる。試験登用による官僚制は、宦官とか聖職者の独身制の現代版であるとかね。それはつまり世襲によって、権力の固定化を避けたのだ、と。
資本主義は非常によくできたシステムで、個人がこれにあらがうことは難しい。せめて、というか、お金にならない、何か自分で大切と考えること、後進を育てるとか、見返りを求めない寄付をすることで、社会の重厚さを担保できるんじゃないか、という見方はいいと思う。自分でも、いずれなにか考えよう。まぁ、そう考えたら、自分の子を育てるって、そういうところはあるんだけどね。老後のめんどうをみさ