池上彰のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
(全ページ読破した書籍のみレビューを投稿しています)
昨今のウクライナ戦争について情報を得たいと思い、ちょうど良いタイトルに惹かれ読み始めました。
まず、本書は冒頭にもありますが「週刊文春に連載したコラムを再構成し加筆修正したもの」となっております。
さて内容ですが、「プーチンによるウクライナ侵略」「すべてはクリミア併合から始まった」「独裁者・習近平にどう対峙すべきか」の三章で構成されています。
既にツッコミどころを感じざるを得ない訳ですが、一旦置いておきます。
章を構成するそれぞれの節については、池上彰氏がコラムを執筆した日付と共に、5ページ程度で内容が書かれており、この一つ一つは価値のあるものだと思いました。
タイトル通りの問題提起が、当時の時事や、同氏の現地取材の成果とともに分かりやすく書かれており、私としては大変満足のいく内容だったと思います。
気になるのはやはり構成です。
第一章はとても良いです。今回のウクライナ戦争に関する考察が並べられ、読んでて違和感がありません。
第二章。これはテーマがバラバラです。タイトルは「クリミア併合から始まった」とありますが、それを感じさせるのは最初の4項だけで、以降は「ロシアによるスパイ襲撃」や「北方領土問題」、果ては「トランプ大統領が親ロシアを打ち出している」など、ウクライナ戦争とはおよそ結びつかない項目が多くなります。
記事は時系列通りなのですが、これが2014年から2021年と幅広いので、読んでてスッと頭に入ってきません。テーマがバラバラで統一性もないので理解が追いつかず、例えば2016年の記事に「今後の動きに注目です」と書いてあると「いやその後どうなったか分かるでしょうに」とモヤモヤしました。
第三章。なぜか中国について取り扱っています。二章を読むのが大変すぎたのと、脱線慣れしていたため、ここまで来ると開き直って楽しく読むことが出来ました(洗脳されました)。
前述の通り、一つ一つはとても面白いんですよ。第一章は言わずもがな、それ以降でもベラルーシの難民外交とかウクライナ大飢饉(ホロドモール)、ロシア軍を追い詰めた民間の調査組織の話とか。これだけでも読んだ価値はあります。
それ故に惜しいです。図解や現代に合わせた注釈もないため、過去のコラムを「ロシア」「独裁者」などで抽出して時系列順にソートして世に出しただけ感があり、価格も割高に見えます(星を一つ減らしています)。
また書籍のタイトルと得られる情報との間に格差が大きく、センセーショナルなタイトルだけに裏切られた感が強いかも知れませんね(星を一つ減らしています)。
第二章を分割して、全五章構成とかにしたら違っていたのかな。
星3にはなりましたが、総じて、価値がない本だとは思いません。ただ最初から真面目に読み進めるものではなかったですね。
ウクライナ戦争について知りたいのであれば、第一章を全部読み、第二章を気になるコラムだけつまみ食いして、あとがきのブックガイドにある本に移行すると良いかもしれません。 -
Posted by ブクログ
1.この本を一言で表すと?
現代の左翼がどうなってしまったのかを論じた本。
2.よかった点を3~5つ
・冷戦後も生き残った事実唯一の左翼政党である日本共産党が、ウクライナ戦争に対して「あらゆる戦争に反対する」と言う声明を出すことができず、逆にこのような祖国防衛戦争の論理を打ち出し始めたと言う事は、日本の左翼がもはや戦争の論理に完全に搦め捕られたと言うことを意味しています。(p177)
→これは今いる共産党の議員に聞いてみたい。志位委員長の発言はあなたの考えと矛盾していないのか?
・国労や動労の場合は自分たちの運動がひとつのきっかけになって流通革命を招き、それが組織力低下につながっていったと言うのはなんとも皮肉です。(p111)
→国鉄の労働運動と、ヤマト運輸の「宅急便」進出がちょうど重なっていたとは知らなかった。
・左翼ではなく「アナキスト」(p40)
→左翼とアナキストは似ているが、根本的には全く異なることはよく注意する必要がある。
・国鉄職員の場合、正確にはストではなく順法(遵法)闘争が基本的な闘争の仕方でした。(p64)
→スト権が無くてこのような手段で闘争していたのはり知らなかった。
・共産党vs社会党・新左翼という分節化に基づいて日本左翼史を論じた本は他にない。(p183)
→今まで共産党と社会党は同じ左翼との括りだったが、歴史的にも別物と考えた方が理解しやすいと思う。
3.参考にならなかった所(つっこみ所)
・左翼にとって価値判断の基準は「国家」でも「民族」でも「国民」でもない。基準は常に「階級」であり、戦争であろうと環境問題であろうと、「労働者階級にとってそれは何を意味するのか」と言う問題設定から全ては始まります。(p182)
→現代では、「労働者階級」と言う言葉自体が死語になってしまったのではないか?だからそのような問題設定が今の日本社会ではできないのではないか?
・創共協定(p90)
→共産党が公明党批判してたらしいが、池田大作と共産党は意気投合していたのでは?
4.議論したいこと
・左翼史を振り返って、今後に活かせる教訓は何か?
・今後の日本で左翼的価値観が見直される事はあるのだろうか?
・日本左翼史シリーズをお通してどのように感じたか?
5.全体の感想・その他
・左翼の終焉という言葉が出てきているが、それは日本共産党のは変節ぶりに現れていると感じた。
・日本の左翼は、少しでも考え方の違う人を受け入れなかったために自滅したのではないか、と自分なりに解釈した。
・中曽根首相がいかに重要な功績を残したかがわかった。
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Posted by ブクログ
2014年11月に出版された当時の世界情勢についての池上彰氏と佐藤優氏の対談内容をまとめた新書です。
2022年9月現在、ロシアによるウクライナへの侵攻が続く中、ロシアによるクリミア半島併合があった2014年当時のことを復習したくて読みました。
「ウクライナ問題が解決しない理由は、まだ殺し足りないから。これ以上犠牲が出ることは嫌だとお互いが思わなければ、和解は成立しない。」という佐藤氏の発言が印象に残りました。
先の見えない現在のウクライナ情勢。「犠牲(家族等の死)」が「領土(ナショナリズム)」に勝つには、もう少し時間がかかりそうな気がします。
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Posted by ブクログ
左翼、ってなんだ?
マルクス、スターリン、日本赤軍、ブント…聞いたことはあるけれど、「なんかやべー奴ら」としか思っていなかった。
左翼といえば革命。
革命を担うは労働者、労働者の権利といえば労働組合。
誤解なきようはじめに言うと、労働組合そのものは労働者の権利であって全く悪いものではない。
だが、「九条、沖縄、団結せよ!」しか言わない(しかも組合費の使途は不透明でやたら高い上に私の給料も待遇も上がらないし)会社の労働組合はとっくに抜けた。
せいせいした〜
だが、その程度の認識でいいのか?よく知らないままでいいのか?
「なんかやべー奴ら」の歴史を知りたい。
学校や資格試験の勉強、普段の仕事では出てこないことをちゃんと知りたい。
本書は佐藤優氏と池上彰氏の対談形式。
どちらもまだ学生運動華やかなりし頃に学生時代を過ごしている。
左翼の思想から学ぶことは多い、と彼らは言う。少し構えた。
しかし彼らは何も暴力革命を煽っているわけではない。
本書は可能な限りフラットに語ろうとしているように思えた。
分裂していく思想、政党の変遷…こうしたものを見ると、人間の善き面だけではない多様性を感じた。
確かにどこからでも学ぶべきものはある。
まだ、私は左翼を知らない。 -
Posted by ブクログ
世界に影響を与えた以下の10冊の本を紹介している。
・アンネの日記/アンネ・フランク
・聖書
・コーラン
・プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神/マックス・ウェーバー
・資本論/カール・マルクス
・イスラーム原理主義の「道しるべ」/サイイド・クトゥブ
・沈黙の春/レイチェル・カーソン
・種の起源/チャールズ・ダーウィン
・雇用、利子および貨幣の一般理論/ジョン・M・ケインズ
・資本主義と自由/ミルトン・フリードマン
たかが本、されど本。この本を読んだら、本の影響力の大きさにある種の恐れを抱いた。その後の戦争や環境、社会の仕組みまで左右してしまうなんて、本当に影響力は甚大だと思う。
後半は経済学的な話も多くて、自分には難しいところも多かったけど、頑張って読んだ。少しは理解できて良かった。 -
Posted by ブクログ
何も知らなかった自分を恥じた。
SDGs、テレビやSNSでよく目にするけれど、中身を真剣に考えた時間がなかった私。
みなさんはどこまで知っていますか?
今じゃ小学生でも考える時代。大人の私たちが、子どもたちの未来を守るためにもまずは知ることが大切。
子ども向けの言葉でかなり優しく分かりやすく、漫画もあって楽しく学べる。
今飲んでいるそのペットボトル。ラベル、キャップ、本体で分けて捨てていますか?
本体はちゃんと潰して捨てていますか?
ペットボトルをお店で買わずに、マイボトルを持つことは考えましたか?
ゴミひとつでも世界を救えると思えば、読む前の自分より今の自分のほうが誇らしく生きられる気がする。
小さなことをみんながやれば大きな一歩になる。
強要はしないけれど、1秒でも子どもたちや未来の地球のためにより良い環境が長く続くように生きていきたい。
決して他人事ではない。みんなの地球なのだから。人間だけが生きているわけじゃないし、人間だけが生き残るわけでもない。
植物や動物たち、山や海に生かされていることを忘れずに生きる。
読むだけで自然とそんな考えになる。
夏休みに親子で読んだら楽しく勉強できそう。 -
Posted by ブクログ
0 どんな本?
働くことの意義、働き方、職種、目的を若年層向
けに書かれた本。中高年が読んでも為になる本。
1 何で読んだの?
(1) レビューが高く売れてるから。
(2) 何故働くのか?の見解を知りたい。
(3) 子供に聞かれた時に答えたい。
2 構 成
全6章構成200頁
漫画も挟んでいて、文章の部分もイラスト豊富で読
みやすい。池上彰の「素敵な一冊になって欲しい」
から始まり、働き方に正解は無いけど一人一人に答
えがあると終わる。
3 著者の問題提起
働くってどう言う事か?
4 命題に至った理由
若い人にこれからの働き方の選択肢と形を伝えた
い思いから。
5 著者の解
正解は無い。人生の時々で想いは変わるし、何が
あるかわからない。しっかり目標を定めて行動して
ほしい。
6 重要な語句・文
(1) 挑戦する事。
(2) その時で変化するし、して良い。
(3) 自分の好きややりたいの理由を深堀。
(4) 短所は長所と表裏一体。
(5) 人目と成功を気にしすぎない。
(6) 成功と幸福は同じでは無い。
(7) 年収800万と400万では幸福度に大差は無い。
7 感 想
子供が大きくなったら読んで欲しいと感じた。
刺さったのは成功と幸福は違う事。深く知りたい事は自分の好きな事の理由。人に勧めるなら挑戦する事。
ビジュアル要素満載で読みやすかった。サブタイトルの君が幸せに〜はメインであると思う。
8 todo
(1) 自分の好きな事の理由の深掘り
(2) (1)を本質目標に反映する。
9 問 い
幸福とは?
10 答 え
正解は無い。一人一人が答えを出し続ける。