池上彰のレビュー一覧
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取り上げられている9組のうち5組はIT関係で、経済的に成功した実業家の経歴を紹介しているにとどまっているのが残念だが、政治にも介入し、まさに世界を動かしているメディア王ルパート・マードックとコーク兄弟の章は読みごたえがあった。
コーク兄弟の父は、冷戦時代にソ連の招きに応じて近代的な石油精製技術を供与し、莫大な利益を得たが、共産主義の邪悪な性質を見て、自分の力を振り絞ってこれと戦う決心をした。コーク・インダストリーは、消費者向けでなく企業向けの商品を扱い、株式市場にも上場していない。自社の経営方式を「市場ベースの経営」と呼ぶが、政府による規制に反対し、発癌性のあるベンゼンを大気中に排出したり、 -
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いつもながら分かりやすくて面白かったです。
6章で構成されていて、順番に、トランプが大統領になったアメリカの状況、イギリスがEU離脱を宣言したヨーロッパの状況、中東状況、アジアの状況、グローバル化した世界全体、と来て最後に安倍政権下の日本の状況について記述されています。
個人的に面白かったのが、北朝鮮の諸問題の解説の中で、池上さんの個人的な意見として、「金日成にしても金正日にしても金正恩にしても、強いコンプレックスを持っているのだと思います」と書かれていたのが、非常に同感で良かったです。
国政に限らず、会社や学校などの小さなグループでも、北朝鮮みたいに独裁的に成り立っている集団って、必ずそこに -
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新刊なのに特価扱いで300円OFFで売られていた中に池上さんの本もあったので購入。お題は集団的自衛権関連。かなりわかりやすく、バランス良く解説されていると思う反面、まだわからないし最後は条文まるまる引用のところがあって、興味もやや薄いせいもあり読むのがちょっとだけしんどかった。
安全保障関連法案が可決した直後で、2015年なのでトランプが大統領になる前かつ海外派遣前で防衛大臣の首もとぶ前の話。戦後自民政権は特に阿部政権はアメリカの意向を兎に角くもうとしているんだなという印象。アーミテージ・ナイ報告の日本への提言というものがあり、今はその通りにやろうとしているらしい話があった。それ自体はそんなも -
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トマ・ピケティの『21世紀の資本』が世界的なベストセラーとなる中、改めて資本主義のメカニズムを批判的に分析したマルクス=エンゲルスの『資本論』の持つ意義について、池上彰と佐藤優が語り合っています。
日本特殊論と世界システム論を対置し、前者を「講座派的」、後者を「労農派的」と呼ぶ佐藤の視点は新鮮に感じたのですが、これを文化論と文明論という対立に置き換えてみると、やや偏りのある視点からなされた分類のようにも思えてきます。
あるいは、佐藤の知的バックグラウンドにはマルクス主義と同時にナショナリズムがあることも考え合わせるならば、こうした分類が現代の国際政治を読み解く上で重要な機軸をなしているとい -
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クリエイティビティ、マネジメント、ホスピタリティ、がない仕事はAIに代わられる。もっとも重要なのはホスピタリティ=共感力。
証券アナリスト 証券アナリスト基礎講座、証券分析のための数学入門講座
証券外務員、
アクチュアリー
精神科医が急増、泌尿器、皮膚科、整形、眼科も増えている。外科、小児科、産婦人科、内科は減っている
キャリアカウンセラー、コーチングインストラクター、職業訓練指導員、パソコンインストラクター、
ビッグデータの活用のために24時間体制が必要になる
福祉住環境コーディネーター検定試験
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司法書士=需要が増加すると予想されている
山岳ガイド=日本アル