池上彰のレビュー一覧
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愛され憎まれる国、アメリカを知る決定版!
黒人大統領の誕生と巨大資本の破綻のみならず、アメリカは建国以来さまざまな希望と絶望を繰り返してきた。自身「好きで嫌い」という池上彰が、9つの側面から解説するアメリカを知るための教科書決定版。
随分前になってしまったけれど、オバマ大統領が誕生するまでの歴史がかなり分かりやすくまとまっている。宗教のくだりは面白かったですね。そこまで熱心なイメージはなかったけど、みんな大統領も神の名のもとに宣誓するのかー、もし無神論者が大統領になったらどうするんだろう(笑)とにかく大統領の権利が強いイメージだったけど、それは戦争など必要に迫られただけで本来は州ごとに中央に対して厳しい目で監視していたので、なかなか連邦が管理できないこと、たとえば銃規制や同性婚の問題があるのかと納得した。 -
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こんばんは! 今日のイチオシの本は、
『日本の戦後を知るための12人』:著 池上彰
本書は、池上彰さんチョイスの、現代日本を形作った重要人物12人を語る本となっています。今回はその12人から【田中角栄】さんのご紹介をさせていただきます!調べてみると、田中角栄さんの人柄や人生はすごく面白いです。田中さんの成り上がりはまるで、農民から太閤まで上り詰めた豊臣秀吉、分かる人には分かるものですが『キングダム』の呂布韋のようです。
このレビューを見れば、田中角栄という人物や当時の政治の流れを、【最速で大体知ることが出来る】ようになっています!政治や歴史のことになんとなく興味があるけどあんまり知らないよって方は勿論、興味なんかねえよ!って方にも面白い内容となっていますので、ぜひご覧ください!
※この記事は特定の政治団体や信条を支持するものではないです。あくまで、「面白いこと、ものをたくさんの人に知ってもらいたい」という本レビューの目的から書いており、本書と事実に基づいた内容となっていますので、ご安心ください。
●田中角栄...自民党の政治家であり、1972年の日本の内閣総理大臣。日中国交正常化などの大きな成果を挙げたが、「金脈問題」を契機に僅か2年で退陣。
①農民出身の内閣総理大臣
日本の歴代総理大臣の中でも有名な田中角栄。さぞ有名大学出身のエリートなのだろうと思うところでしょうが、なんと彼は貧しい農民出身。しかも最終学歴は高等小学校卒。今で言うところの中学校卒程度の学歴しかありません。
彼は高等小学校卒業後単身上京し、工場で働きながら夜間学校で勉強しました。その後、建築会社を設立して経験を積んだり、人脈を作ったりしていき、最終的には政治家になったという、努力で成り上がった人間なのです。これは、当時の「有名大学卒中心の政治」ではもちろん、今の「世襲政治」でもなかなか見られない異色の存在と言えるでしょう。
※「世襲政治」...現首相の安倍晋三は元総理である岸信介の孫、副総理の麻生太郎は元首相の吉田茂です。
②コンピュータ付きブルドーザー
では田中角栄はどうやって成り上がったのでしょうか。暗記力、実行力等、要素はたくさんあります。しかし、彼を語る上で欠かせないもの、それは「金」です。彼は、工場で働いたり建築会社を経営したりした中で「金」の知識、使い方を培いました。政治家となってから、彼は金を上手く使うことで人の心をつかみ、成り上がっていきました。
彼の「金の使い方」を表す面白いエピソードがあります。これは総理になった後の話ですが、当時敵対していた議員が入院したとき、田中自身お見舞いに行きました。議員からしたらこれだけでも恐縮するのですが、帰り際に田中は封筒を置いていきました。その議員は、「田中さんは気前がいいからお見舞い金は50万円くらいかな。」と思い封筒を見てみたら、なんと500万円だったのです。しかも、それが4日間も続きました。合計で2000万円。
こうやって田中は自分の見方を増やしていったのです。【金を豪快に巧みに操る、力と知をあわせ持った人物】ということで、彼は「コンピュータ付きブルドーザー」という異名を持つようになったのです。
③田中内閣の政策
田中は総理になってから、外交では日中国交正常化、内政では列島改造計画と、大きく動き出していきました。
当時、世界は資本主義と社会主義の対立という構造で、共産党が支配する社会主義国である中国と国交を結ぶのはとても難しい情勢でした(日本はアメリカとの関係もあり、資本主義陣営側)。そんな中、田中内閣はなんと発足してから【僅か3ヶ月後に】成し遂げます。
列島改造計画に関して。田中は総理になる1ヶ月前に新聞記者や官僚を集め、これからの日本列島の土地をどのように開発していきたいかを大々的に発表します。(これはすぐに『列島改造論』という本になり、ベストセラーとなりました。)これに、大手ゼネコンや建設会社は飛びつきました。それは、【これから総理になる人がどの土地に鉄道や道路を作りたいかを知ることで、前もって土地の買い占めをし、利権を得ることが出来る】からです。これが理由で、1970年代前半に土地の買い占めブームが起こりました。
④幕引き
しかし、田中内閣は長くは続きませんでした。1973年に第4次中東戦争が勃発し、石油が市場に回らなくなることで価格が高騰し、日本はオイルショックとなってしまいます。あらゆるものの値段が高騰し、土地の買い占めブームと悪い形で重なってしまったために、日本は混乱に陥りました。これが政権批判に繋がり、田中内閣は危機に陥ります。
そして、文藝春秋社が田中がどのような金の使い方をして政治活動をしていたかという記事を世に出したことが決定だとなり、田中角栄は1974年、辞任という形で幕引きとなりました。しかし田中派閥の議員が首相になるなど、引退後も、その圧倒的な影響力は日本政治に残り続けたのです。 -
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『【改訂新版】池上彰のお金の学校 』/池上彰
様々なジャンルから書籍を出されている著者ですが、今回取り上げたのは、「お金」についてです。それに連動する形で、「経済」についても解説されています。
自分が歳を重ねるにつれ、知っていると思っていたことや、何となくは知ってるけどといったこと、又は、認識の振り返りという意味では、とても分かりやすく基礎知識を学べます。
その内容は、「仮想通貨」のことや「キャッシュレス」、「GAFA」についてなど、既存のことから現代のお金の現状についてもまとめられております。
私が学生だった頃にこういう書籍があればなぁとつくづく思いましたし、今はどうかわかりませんが、当時の教科書よりも教科書らしい書籍でした(笑) -
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文春新書から定期的に刊行されている池上彰氏と佐藤優氏の対談をまとめた本。これまでの著作では、国際情勢とか社会問題について二人の対談を通じて、それらの解説や様々な視点を提供してもらえるような内容でしたが、今回の著作はちょっと雰囲気が異なります。
とにかくよく勉強され、教養を身につけておられる二人による「人生の後半である45歳を超えたら、どうやって勉強し続けるか」についての心がけや、方法論を60のトピックスに分けて紹介する内容となっています。
全てが共感できる項目、参考になる項目というわけではないですが、私にとってヒットした項目をいくつか列挙します。
・理系の知識を身に着けたいなら講談社ブルーバックスは大変お勧めである
・45歳を過ぎたら新しいことはほとんど頭に入らない。自分の頭はバケツではなく、ザルと思った方がいい。ただ、ザルでも水を救うことを諦めてはだめだ
・読書していて眠くなったら音読する
・誰かにアウトプットする(話す)前提で本を読んだら、より定着する
・「分かりやすい」説明は危険。現実に起こっている事象は、そんなに簡単に説明できることばかりではない
・リアルな書店に足を運ぶことは、自分が思っているのとは異なる立場の本との出会いがある
・ネットを通じての連絡、返信はスマホでなくPCを使う。絵文字が使えないから表現が磨かれ、文章全体を眺めることができるので、きっちりと読める
・自ら疑うことを放棄すると、フェイクニュースに騙されやすくなる。
・本当に怖いのは、加齢による記憶力の衰えではなく、好奇心の衰えである -
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混迷の世界情勢をわかりやすく解説する安定のシリーズ第9弾。国家間の対立構造の説明はさすがですが、今回は(おそらく)筆者の専門外の仮想通貨についても解説。この仕組みが、なぜ仮想なのに信用されるのか、データ改ざんされないのか(よく盗まれていますが・・)について私自身がよくわからなかったので期待して読みましたが、池上氏も多分よくわかっていないのでは、と思われます。曰く、10分ごとに整理されるデータで相互監視できるブロックチェーンの特徴は、一か所のコンピュータでまとめて管理すると改ざんしたり偽装される可能性がありますが、すべての取引情報をみんなにオープンにすることで特定の誰かに改ざんされることはありません。(P251)
実際、このような言い方を様々な解説書で見るのですが、正確には(多分)「すべての情報をオープンすることで、不正が見破られやすくなります」であって、「改ざんされることがない」のではないと思われます。こうした言い方をしないのは、おそらく専門書の受け売りで本人もよくわかっていないのではと勝手に思ってしまいました。もし、この指摘が間違ってたら、ごめんね、ジロウ。 -
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『知らなきゃよかった』抜粋
普段僕たちの目に入るニュースなどでは知ることのできない裏側の話を知ることができて面白かった。
今後、ニュースを見る際などに、どんな裏側があるのか想像しながら見てみるとより深く学べるかもしれない
■米朝トップ会議とカジノの怪しい関係
IR法案(通称:カジノ法案)
アメリカからカジノ法を作れと圧がかかっているのではないかと言われている。
■日本も核武装が必要なのか?
安倍政権はすでに、
・核兵器の保持
・核兵器の使用
は憲法違反ではない、と閣議決定させている。
イギリスとイタリアが結んでいるニュークリア-シェアリングようなものを
日本とアメリカが結び、非核三原則が崩れてしまう可能性もあるのではないかと懸念されている。
■日本と北朝鮮は国交正常化するのか?
正常な国交を結ぶことは日本にとって問題解決につながる。
北朝鮮は、人々の教育水準も高く、今後カジノなどによって、資金も流入してくる。
そうなれば、北朝鮮は非常に魅力的な市場となる。
北朝鮮に対して、日本の存在感を見せていくことが大切になっている。
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大学の講義でこういうことをやってもらうというのは、楽しいだろうな。アウンサンスーチーは、田中真紀子みたいな人、とか、知っている人物についての知らない話もあれば、そもそも誰?という人もけっこういた。アニータ・ロディックとかベティ。フリーダンは名前も知らなかった。緒方貞子は知っていたけど、具体的なエピソードは知らなかった。俺も『ホテル・ルワンダ』の映画は見ているけど、あそこに出てきた国連軍の背後にいたのが彼女だったと思うと、なんというかあれこれ考えるところはあるなぁ。あの国連軍、評判悪かったもの。
学生さんたちとの議論も良かった。池上氏流のアピールするポイントの見せ方とか、文筆家、ジャーナリストとしてのスキルも垣間見ることができたんじゃないだろうか。
面白い本だった。 -
Posted by ブクログ
池上さんは、難しいことをわかりやすく解説するのが
本当に上手な人だ。
この本もとても読みやすく、平易な言葉だけで書かれているのでつい読み飛ばしてしまいそうになるけれど、
書かれているのは今の時代を生きていく上で非常に大切なことばかりだ。
池上さんが今憂慮しているのは、
話を聞いた人たちが、わかった気になってそこで終わってしまうことなんだそうだ。
そこから先を自分の頭で考え、さらに疑問を持つまで至らないと。。。
(それは池上さんがあまりにわかりやすく説明をしてくれてしまうためなのだが・・・)
わかるというのは、本当に自分の頭で考え理解すること。
その方法がこれまた『わかりやすく』書いてあるので
ぜひ読むだけでなく実践しなくてはね。