池上彰のレビュー一覧
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相変わらずわかりやすい文章。シンプルでスッと頭に入ってくる池上流はもはや名人芸。内容もさることながら表現に触れたくて読んだ。
・2012年問題
「アメリカ大統領選」オバマ⇒?
「ロシア大統領選」メドベージェフ⇒続投?プーチン?
「中国共産党全国代表大会」胡錦濤⇒習近平
「北朝鮮」金正日⇒金正恩
・PI(I)GS
ポルトガル、イタリア、(アイルランド)、ギリシャ、スペイン
・高齢化=65歳以上が人口の7%
・レアアース:鉄+レアメタル(少量)=ステンレス
・日本は領海を含めると世界6番目の広さ
・マスコミは「政策」ではなく「政局」を伝えてばかり
⇒政策に精通したベテラン記者がいない
・日本 -
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池上彰が経済をキーワードに10人にインタビュー。物理学や医学が発展し、その事で世の中が明らかに進化して見えるが、経済学が果たした役割とは?ケインズ以前まで、途轍もない大恐慌で失業者が溢れていたが、そこまでなっていない事が経済学の成果だと。では、我々が経済学を実践するような場とはどのようなシチュエーションか。淡々と仕事をする中にはマクロ政策は生まれず、政策や規制によって左右される環境に合わせ、最適行動を取ることこそが、我々の経済的所作なのだろう。最も、その政策を立てる側にこそ、この処方箋が生きなければ意味がない。経済学が役割を果たすとすれば、政府や金融が正しく理論を用いた場合のみなのではないか。
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【由来】
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【期待したもの】
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※「それは何か」を意識する、つまり、とりあえずの速読用か、テーマに関連していて、何を掴みたいのか、などを明確にする習慣を身につける訓練。
【要約】
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【ノート】
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【目次】
第1章 東日本大震災と「伝える力」
1 「ようめんに」と言われても
2 和文英訳をして解説した
3 人はわからないと不安になる
4 自分がわからないことは相手もわからない
5 理科系の話を文化系に翻訳する人が必要
6 菅直人氏と枝野幸男氏の「伝える力」
7 相手に「話の地図」を渡すことが必要
8 東京電力と東京ガスの違い
9 イギリスのリスク・コミュニケーションに学ぶ
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【由来】
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【期待したもの】
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※「それは何か」を意識する、つまり、とりあえずの速読用か、テーマに関連していて、何を掴みたいのか、などを明確にする習慣を身につける訓練。
【要約】
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【ノート】
・初めて読んだ池上さんの「知らないと恥をかく」シリーズ。分かりやすい。それが全編にわたって透徹しているので、逆にありがたみが分からないと言うか、サラッと読んでしまうと言うか。
・「食事のおいしくない国は戦争に強い」(P20) 確か、こういう知見を最初に見たのは佐藤優だったか。
・カタールは豊富な天然ガスで外貨を稼ぎ、イギリスの高級デパート「ハロッズ」を買収したりして投資している。社会保障 -
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【期待したもの】
・シリアから広く中東、イスラム世界に関心が広がっているが、イスラムについての基礎知識が皆無なので、おさえておきたい。
【ノート】
・「今さら聞けない」基礎知識がサラリと身につく。
・「十字」が十字軍を連想されるからということで、イスラム世界では「赤十字」ではなく「赤新月」という呼び方をされているとは初めて知った。「報道されない中東の真実」でこの組織名が出ていたのだが、そういう解説が特になかったので、そういう名前の組織なんだという程度の認識しかなかった。多分、イスラム世界における常識なんだな。
・コーランについては未読で、どういうものか知らなかったので、その成立の経緯から -
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●「なぜマスコミはこれをニュースにしないんだ」といったネット上でのマスコミ批判に対して、「マスコミに期待しすぎである。ニュースにできなかったのは、そのネタを拾えなかっただけ」とか、「うわさレベルのことはニュースに書けない。マスコミはきちんと確認をしてからニュースにする」といったことを述べていて、一辺倒の物の見方をしていてはダメだなと感じた。
●また、アメリカの地方紙の衰退の影響を例に、「知る権利の代行者」たるマスコミがなくなることへの危惧も述べており、なるほどその通りだとも思った。
●しかし、その割に近年のマスコミは、朝日新聞の誤報に対する他社のバッシングや表現規制におもねるような態度など、自 -
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知の巨人、池上彰さんが越境を繰り返してきたことによって今があると語り自らの越境方法について語っている本書。
ターゲットがビジネスマン向けだからかいつもの池上さんの本より少し難解。
老若男女、様々な階層の人に向けて話ができるのが池上さんのすごいところ。
内容としては自発的、受動的かは関係なくそこで新たな知識を手にし、それらを組み合わせることによって一段階自分の教養力を上げることができるという話。
ホリエモンの語っている多動力とほとんど同じ話のように感じる。
一見すると対照的に見える2人が同じようなことを話しているのはとても興味深い。
きっとこれが真理なのだろう。 -
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「崩御」?
天皇が亡くなるとそう言うんだ、へえ~、というくらいで、とくに厳かな気持ちにもならず自分にとっての平成は幕を開けた。
「下血」という文字が新聞報道にも頻繁に載り、いよいよ容体が危ないとなると、学校も自粛ムードで、文化祭が取りやめになった。別に中止でもいいけど、天皇の具合が悪いのと、文化祭がなんの関係があるんじゃ?とブツクサ。
不謹慎、不遜、なんて畏れ多い態度、と今なら思うが、馬鹿な10代男子の頭の中なんてそんなもの。
平成の幕開けはバブルの余韻にまだまだどっぷり浸かったまま、何事もなく過ぎたが、異変は海外からやってきた。なんとソ連がなくなった!冷戦で二分されていた