池上彰のレビュー一覧

  • 新・リーダー論 大格差時代のインテリジェンス

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    池上彰と佐藤優の3冊目の対談。
    内容は3冊ともに、その時々のホットな国際的な時事問題であるが、タイトルは「新・戦争論」「大世界史」と、今回は「新・リーダー論」と、必ずしも内容全体を著してはいない。
    タイトルのような内容も入ってはいるが、むしろ直近の国際情勢の分析と割り切って読むことをお勧めします。そういう読み方をすれば、いつもホットな国際問題について切り込んだ、深い洞察力を感じさせてくれるシリーズです。

    内容は、「新自由主義」下における格差の拡大や階層の固定化により、それへの大衆の不満と、それに迎合する大衆迎合型のポピュリズムが台頭し、その結果エリートと国民の間の信頼関係が薄れ、民主主義が

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    2016年11月20日
  • 徹底解説! アメリカ 波乱続きの大統領選挙

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    アメリカの大統領選挙の仕組みがよくわからず、新聞を読んでも???のことがあったので、慌てて購入。ようやく複雑怪奇な仕組みをなんとなく理解したつもり。勝者総取り方式って、変なの。

    「隠れトランプ」の存在が気になる。どうやら新上流階級(ボボス)もキーになっているようだけれど、どれだけ理解できているか自信なし。本書で出てくるティーパーティー運動家と同じ層なのか、違うのか?まだいまいちつながらない。

    そして、気になるのは炎上商法をトランプが意識的に活用したということだ。アメリカだけでなく、世界中いたるところで、今、アメリカが抱える問題を抱えている。日本も例外ではない。自分たちだけが良ければいいとい

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    2016年11月13日
  • なぜ、世界から戦争がなくならないのか?

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    戦後ドイツの取り組みと我が日本の違い。我々は、このドイツの姿を知らなかった人が多いと思う。それとも、日本国民から意図的に知れされなかったのか。

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    2016年11月13日
  • 池上彰とホセ・ムヒカが語り合った ほんとうの豊かさって何ですか?

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    2016年4月に初来日したホセ・ムヒカ前ウルグアイ大統領と池上彰氏との対談「豊かさとは何か」はテレビでも放送され大きな話題を呼んだが、その対談を完全収録。
    それに関係する世界の歴史を「池上解説」として同時収録、こちらも例によってわかりやすく、フヒカ氏の思想とその背景を補強している。

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    2016年11月12日
  • 新・リーダー論 大格差時代のインテリジェンス

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    池上氏と佐藤氏の対談をまとめた本の第3弾。書名は「リーダー論」ですが、内容的にはイギリスのEU離脱、アメリカ大統領選挙、パナマ文書にみられる格差拡大等々の国際時事問題に関する対談をまとめた本で「これからのリーダーはどうあるべき」的な内容は少ない目です。
    プーチン大統領、エルドアン大統領などにみられるちょっと強硬な指導者や、国民投票でEU離脱を招いたキャメロン前首相、異端の大統領候補トランプ氏などの政治家がなぜそれぞれの国でリーダーとして選ばれたのか(トランプ氏は共和党候補という意味で)という視点で対談が進んで行きます。
    かなり幅広いトピックスについて新書1冊にまとめた本なので、それぞれの項目に

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    2016年11月03日
  • 新・リーダー論 大格差時代のインテリジェンス

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    まず、帯のデザインが佐藤優と池上彰がキスしようとしているみたいでキモい。
    そして、前作『大世界史』と比べておっさんの時事問題談義感が増してる。あんまり勉強になった!って感じがしなかった。

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    2016年10月29日
  • 知らないと恥をかく世界の大問題7 Gゼロ時代の新しい帝国主義

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    石油問題、ISの問題、世界の事情がわかりやすい。
    フランスがテロの標的になったのは植民地で非人道的なことをしたことを考えると仕方ないと思ってしまう。この世はなんという世界なんだろう。
    富や幸福を分け合うことはできないんだろうか。
    いがみ合わずに。

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    2016年10月23日
  • 希望の資本論

    購入済み

    ピケティとの対談は面白い

    私は俄かな佐藤優ファンです。

    でもこの本は特別面白い本だとは思いませんでした。
    他の佐藤優の本を幾つも触っている人たちには、どこかで見かけた話が殆どという感じ。
    池上さんの存在感をあまり感じませんでした。

    ただ、ピケティとの対談や、その回顧を語るところは非常に面白かった。
    実はピケティはマルクスの資本論には全然興味がないようです。内容も殆ど知らない。
    むしろ、マルクスの話を振られること自体鬱陶しがっているような雰囲気さえ感じました。
    「21世紀の資本論」なんてタイトルは、本人の意思とは関係ないところでついてしまったのかもしれません。
    そこらへんが気になる人には少しおすす

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    2016年10月21日
  • はじめてのサイエンス

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    大学初年次に科学とは何かを考える資料として参考になると考える。特に原子力発電や核爆弾についての歴史は改めて整理でき勉強になった。

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    2016年10月18日
  • 池上彰の新聞勉強術

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    筆者が新聞に対して思い入れがあるのはわかったが、それでももうネットの情報に比べて新聞のオワコン化を覆すのは難しいと思った。

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    2016年09月29日
  • なぜ、世界から戦争がなくならないのか?

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    分かりやすい解説だったがそれほど深い話ではなかった。文字も大きく図も多くて読みやすいので、入りとしてはよかった。

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    2016年09月27日
  • 日本の大課題 子どもの貧困 ――社会的養護の現場から考える

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    子どもは「自分が悪いからお父さんが殴ったんだろう」と解釈する傾向があります。

    政府は労働人口を増やすために移民政策を検討しているようですが、そのことを考えるよりも前に、日本にいる人材を掘りおこし、研修の機会や環境をととのえて働けない若者たちをうまく仕事に結びつける手立てを探すべきだと思います。

    今、社会的養護を必要としている子どもの数は増えているんでしょうか。 高橋 ええ。ここ十数年で社会的養護を必要とする児童の数は増加し、2011年の厚労省の発表によれば、対象児童の数は4万6000人とされています。  けれども実際には、少なくとも7万人は存在

    もうひとつ重要なのは、施設を出た子どもたち

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    2016年09月22日
  • 一気にわかる! 池上彰の世界情勢 2016

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    若干、図が少なかったように感じました。テレビでニュースは観るが、あまり新聞は読まないという人は読んだほうが良いと思える一冊です。

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    2016年09月12日
  • 日本の大課題 子どもの貧困 ――社会的養護の現場から考える

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    児童福祉が抱える問題点がわかりやすく、当事者の説明付きで述べられている。中々焦点が当てられてこなかった分野なので、池上さんの提言で少しは注目されると良いのだが。

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    2016年09月02日
  • 池上彰のあした選挙へ行くまえに

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    違う本でも読んだことあるくだりがチラホラ。分かりやすく、読みやすい。タイトルと内容が一致していないと思えた。

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    2016年08月21日
  • 一気にわかる! 池上彰の世界情勢 2016

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    平易な言葉に還元された副題と見出しがトピックごとに用意されており、また、解説もこれでもかというほど噛み砕かれており、さすがにわかりやすい。情報のそぎ落とし方もわかりやすさ重視で画一的。

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    2017年05月02日
  • 世界を動かす巨人たち<政治家編>

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    プーチン、メルケル、ヒラリー、習近平、ハメネイ、エルドアンといった著者が独自に選んだ世界の政治家の生い立ちを主に紹介した一冊です。

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    2016年08月05日
  • 池上彰の世界の見方 アメリカ~ナンバーワンから退場か~

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    中高生から読める本なので、わかりやすい表現で書かれています。アメリカについて実はあまりよく知らないなー、という大人が読むのにも適していると思います。
    色々な側面から切り込んでいて興味深い。
    2016年11月頃には、本シリーズの「中国・香港・台湾」編が出版予定らしい。そちらも読んでみたい。

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    2016年08月02日
  • 池上彰のこれが「世界を動かすパワー」だ!

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    ネタバレ

    「週刊文春」連載のコラムを再編集・加筆したものなので、扱っている時事問題の新鮮さがイマイチなものもあるけれど(最近の世界の変化のスピードが速すぎるのかも)、相変わらず分かりやすく、頭が整理される。アメリカでは、学校に通わせると進化論を教えられてしまうからと、子供を学校に通わせない親がいるということに驚いた。

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    2016年07月20日
  • 池上彰が世界の知性に聞く どうなっている日本経済、世界の危機

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    トマ・ピケティ、E・トッド、岩井克人、中曽根康弘、小長啓一、今井敬、大場智満、堤清二、八城政基、塩川正十郎。まさに世界の知性といってよい錚々たる面々。池上氏の該博たる知識が、これら一流の名士からとびきりの知見を引き出している。どれも簡潔にまとめられており事の真髄を突いている。加えて非常にわかりやすい。惜しむらくは、簡潔すぎて深まりにかける点。紙面の関係でやむを得なかったのかもしれないが、それぞれの対談をもっともっと長く聞きたかった。とりわけトマ・ピケティとの議論は固唾を呑んで行を追ったが、いずれも巷間言われていることの範疇。特に目新しいものもなく、あっと言う間に終わってしまい、かなりの勢いで肩

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    2016年07月12日