池上彰のレビュー一覧
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時代が動いてきた背景には感染症との関わりがあった、ということを著者2人の対話形式で説明された本。
私にとって世界史・日本史とは覚えるもので、時代のストーリーがあまり見えず面白くないものだった。教養として勉強になりました!今回のコロナ禍でどのように歴史が変わるか、注目したい。
戦争や文化の発展には理由があり、それが感染症のパンデミックの影響ということも多かったらしい。
また感染症が広まる背景には、衛生環境の悪さも影響する。(中世ヨーロッパの衛生環境が悪かった。また、ナイチンゲールは戦場で医療現場を清潔にすることに取り組んで助かる人が増えたとのこと。)
奈良の大仏建立の裏にも天然痘があったり -
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Posted by ブクログ
宗教といい、思想といい、哲学という。それぞれ言葉でみると、特有の色を感じるものだけど、人が行動したり思考したりするときの、ひょっとしたら無意識に存在する、枠組みみたいなものなのかもしれないな、と思った。自分には理解できないけれど、この人はなんでこんなことを言ったり、こんなふうにふるまうんだろう、というとき、その背景にはその人の宗教なり思想なりがあるんだよね。そうやって考えると、日常から少し離れているものにとらえられがちなこれらが、実は広い世界で仕事する上では切実に必要な知恵なのだという気がした。
池上氏と佐藤氏の本、なんか加速度的に増えているけど、よほど馬が合うのか、売れるのか。まぁ両方なん -
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政治学の軸に「人権の保障」というものがあり、
それを支えるのが「教育」と「労働」であるというのを以前政治学の書籍で学んだ。そこから派生して、日本の教育について学ぼうと思い本書を購入。
主に日本の現場レベルでの教育の話であり、期待したものでなかった。ミスった笑
でも最後の方の、日本と北欧の教育制度の違いに関するところは興味深く感じた。
財政赤字→教育にお金を回せない→教育費を家計の支出に頼る→教育格差、その他諸問題…
という構図を知り、頭が整理された。
日本の教育の画一性、主体性の無さが
小学校では必ずウサギを飼い、アサガオを育てている
というのに表れている
という記述には納得。
海外、特 -
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愛され憎まれる国、アメリカを知る決定版!
黒人大統領の誕生と巨大資本の破綻のみならず、アメリカは建国以来さまざまな希望と絶望を繰り返してきた。自身「好きで嫌い」という池上彰が、9つの側面から解説するアメリカを知るための教科書決定版。
随分前になってしまったけれど、オバマ大統領が誕生するまでの歴史がかなり分かりやすくまとまっている。宗教のくだりは面白かったですね。そこまで熱心なイメージはなかったけど、みんな大統領も神の名のもとに宣誓するのかー、もし無神論者が大統領になったらどうするんだろう(笑)とにかく大統領の権利が強いイメージだったけど、それは戦争など必要に迫られただけで本来は州ごとに中央に対 -
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こんばんは! 今日のイチオシの本は、
『日本の戦後を知るための12人』:著 池上彰
本書は、池上彰さんチョイスの、現代日本を形作った重要人物12人を語る本となっています。今回はその12人から【田中角栄】さんのご紹介をさせていただきます!調べてみると、田中角栄さんの人柄や人生はすごく面白いです。田中さんの成り上がりはまるで、農民から太閤まで上り詰めた豊臣秀吉、分かる人には分かるものですが『キングダム』の呂布韋のようです。
このレビューを見れば、田中角栄という人物や当時の政治の流れを、【最速で大体知ることが出来る】ようになっています!政治や歴史のことになんとなく興味があるけどあんまり -
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『【改訂新版】池上彰のお金の学校 』/池上彰
様々なジャンルから書籍を出されている著者ですが、今回取り上げたのは、「お金」についてです。それに連動する形で、「経済」についても解説されています。
自分が歳を重ねるにつれ、知っていると思っていたことや、何となくは知ってるけどといったこと、又は、認識の振り返りという意味では、とても分かりやすく基礎知識を学べます。
その内容は、「仮想通貨」のことや「キャッシュレス」、「GAFA」についてなど、既存のことから現代のお金の現状についてもまとめられております。
私が学生だった頃にこういう書籍があればなぁとつくづく思いましたし、今はどうかわかりませんが、 -
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文春新書から定期的に刊行されている池上彰氏と佐藤優氏の対談をまとめた本。これまでの著作では、国際情勢とか社会問題について二人の対談を通じて、それらの解説や様々な視点を提供してもらえるような内容でしたが、今回の著作はちょっと雰囲気が異なります。
とにかくよく勉強され、教養を身につけておられる二人による「人生の後半である45歳を超えたら、どうやって勉強し続けるか」についての心がけや、方法論を60のトピックスに分けて紹介する内容となっています。
全てが共感できる項目、参考になる項目というわけではないですが、私にとってヒットした項目をいくつか列挙します。
・理系の知識を身に着けたいなら講談社ブルーバッ