平野啓一郎のレビュー一覧
-
「こういう読み方があるのか」という発見と「こういう風に読むことができるのか」という驚きが強かったです。
本をここまで丁寧に、常に疑問を持ち、考えながら読めることはとても素晴らしいことだと思うと同時に、とても羨ましくもありました。
こんな風に読むことができるまでは時間がかかりそうですが、この本に書...続きを読むPosted by ブクログ -
速読本が巷に溢れる中、あえてのスローリーディング。速読ができない自分にもどかしさを感じてたけど、読書はやっぱり量より質だよね!って思わせてくれる一冊でした。自分の本の読み方は間違ってないって思えました。Posted by ブクログ
-
小説家×小説家×若林さんの鼎談(初めて知った言葉だ)集。対談ではなく鼎談、そして小説家ではない人がいるところが面白さを生み出しているのだと思いました。
作家の方の、作品への思いではなく、その周辺や日常の話だったり、マイルールだったりが分かり、作家も雲の上の人ではないんだなと思えます。本の紹介もあっ...続きを読むPosted by ブクログ -
面白かった。特に村田沙耶香さんは本当に小説のままの方なんだな、と。作家さんが勧める本、いくつか読んでみたいと思い、欲しいものリストに入れながら読みすすめました。
けど1番面白かったのは光浦靖子さんと尾崎世界観さんの対談。(小説家じゃないんかい)
アーティストが頑張れソングを歌うことについて言ってるこ...続きを読むPosted by ブクログ -
物語調の哲学書のような本でした。
消したい自分の分人があって、いずれ無くなれば生きやすいのになぁなんて思うこともあるけど、
「好きな自分でいられる人と多くの時間を過ごす」というシンプルな答えがあり、優しい本だなと思いました。
確固たる自分なんて無くて良いし、24時間完璧で同じ自分でなくても良...続きを読むPosted by ブクログ -
オードリー若林さんと作家さんの鼎談を書籍化したもの。
最初の西さんと朝井さんのやり取りは鉄板の面白さで声出して笑ってしまったし、他の回も読んでいる間ずっとニヤけていたと思う。
皆キャラがぶっとんでいるうえに話が面白く、若林さんも作家さん自身も本当に楽しそうでお互いに興味津々なのも伝わってきた。
いい...続きを読むPosted by ブクログ -
平野啓一郎さんの小説を読む時は、作品として面白いがとにかく時間がかかるという印象だったが、今作を読んだらそれこそが作者が意図していた読み方だったのか!と、してやられた気持ちになった。
後半の実践編はセンター試験の現代文のテストを思い出さずにはいられなかったが面白かった。作者の金閣寺愛がよく分かった...続きを読むPosted by ブクログ