平野啓一郎のレビュー一覧

  • ある男

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    ネタバレ

    本を読み終わったあとに、他の人の感想を読むのが好きなのだけど結構同じ感想の人が多かった。というのも、城戸のバックグラウンドの話が長く、夫が誰なのかの真実を知りたいのにそれまでの過程が長かった印象。最初は楽しく読み進めていたけど途中がすごく長く感じて最後があっけなかった気がする。
    テーマ自体は興味深く、わたしは里枝目線でもっと話を進めてほしかったなと思った。

    でも愛にとって過去は必要か?と考えた時に、過去があったからこその今の自分がいるわけで、どんなにプラスなことやマイナスことがあっても、それをひっくるめての、それらがあったからこその自分であるからやっぱり必要なのかな?とも思った。
    それを受け

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    2026年01月13日
  • 私とは何か 「個人」から「分人」へ

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    相手とのコミュニケーションの中で『自分』が形成される。その『自分』に納得いかない・その『自分』でいることがしんどいのであれば、環境を変えるのが1番なのかも。それは決して逃げではない。耐える必要がどこにある?分人の取捨選択は自分で自由に決める権利がある。そう考えることができて、少し楽になった。

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    2026年01月11日
  • 私とは何か 「個人」から「分人」へ

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    最初は理解はできるけど共感はできないな〜と思いながら読んでいたけど、読み進めていくうちに、そうかも、と思える部分が増えてきた。誰といる時の自分が好きか?を考えながら、たくさんいる分人を愛していきたい。この本の内容を自分の中でしっかりと昇華できるようになったら、めっちゃ生きやすくなるんだろうな〜とおもった

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    2026年01月11日
  • 文学は何の役に立つのか?

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    書き下ろしでなく、寄稿したものを集めたものだが、書名の答えを多くの方は感じられると思う。本書の内容そのものが、文学から得られること、考えること、書くことなどが凝縮されているし、改めて著者の凄さを実感できた。

    登場人物の描写を詳細にすると、読者も同じように感じるので、読み疲れしないようにコントロールしているとの内容が、個人的に大きな気づきだった。

    そんなに文学作品は読まないが、読んで良かったと思う。

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    2026年01月11日
  • 本の読み方 スロー・リーディングの実践(PHP文庫)

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    最近、自分でも本の読み方にスピードを求めず、ゆっくり、じっくり読むことを心掛けている。丁寧に本を読み終えることで、読書により得られるものが濃厚になってきたように感じる。そのことを確かめたいという目的もかねて、本書を読んでみた。

    ”「スロー・リーディング」とは、差がつく読書術である。その「差」とは、速さや量ではなく、質である。”とあり、これの事だな思った。確かに著者が言われるように、試験勉強や、期限に間に合わせるために論文を仕上げるというような目的でもなければ、本を速く読まなければならない理由など何もない(笑)。

    ”「速読」は明日の為の読書、「スロー・リーディング」は、5年後、10年後の為の

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    2026年01月09日
  • 本心

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    これからの未来にありそう、というかほぼ同じような状況になっているのではないか。

    AIとの関わり方を考えさせられる。

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    2026年01月07日
  • ある男

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    分かるけど、むずかしー。
    伏線なのかしら?と気になりつつも、最後まで分からない部分もあったりして(大祐と会った後の美涼はどうだったのかとか、小見浦は本当に小見浦なのかとか、恭一にはどう報告したんだろうとか、大阪のアパートを持っていた工務店のおじさん?とか)。
    純文学って、やっぱりむずかしー。

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    2026年01月06日
  • 空白を満たしなさい(上)

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    上下巻を一気に読んだので疲労感と謎の涙。
    黄泉がえりという映画が昔あったなぁ。
    死者がやり残したことをやるというファンタジー感と、誰が犯人なのか?というサスペンスミステリー感がありつつも、テーマは「死」そのもの。残された人の空白や、残してしまう人への焦燥感、一瞬の死際の印象でそれまでの「生」が塗り変わってしまう影響力、自殺、分人の概念など、さまざまな角度から「死」を照らしている。
    「死」は暗闇、消滅といったイメージもある一方、佐伯のいうように、義務からの解放という救いの側面もあるように思う。
    「死」という事実やそれまでの過程を知ってしまうと思い出すたびに胸が苦しくなるので、いっそのことなにも知

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    2026年01月06日
  • 私とは何か 「個人」から「分人」へ

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    面白かった!「個人」という概念をより正確に捉えるために「個人」を表現したのが「分人」。
    人っていろんな自分の集合体だよね。そのいろんな自分って周りの人々・社会と影響を与え合っていて、いろんな自分同士も変化していくよね。周りの人々・社会と、自分って切り離せなくない?あなたが何をしようとその半分は他者のおかげであり、他者のせいなのだ!みたいな話で納得感強かったし、また物事の捉え方が広がった気がする!
    「誰かといる時の分人が好き、という考え方は、必ず一度、他者を経由している。自分を愛するためには、他者の存在が不可欠だという、その逆説こそが、分人主義の自己肯定の最も重要な点である。」←とても好きだった

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    2026年01月03日
  • 文学は何の役に立つのか?

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    創作活動と並行して積み重ねた講演、批評、随筆をまとめたもの。
    文学は、声にならない違和感、説明できない痛み、うまく言えない孤独。そういうものを、
無理に整理せず、そのまま差し出す。
    平野啓一郎氏が
    読んでると、どんな文学に影響を受け、どんな作家を座標軸にしているのかがわかる。
    
流行や話題性ではなく、
人間の内面・倫理・孤独・分断・時間を
粘り強く掘り下げてきた作家たち。
    だからこの本は、
文学論であると同時に、
平野啓一郎という作家の精神史みたいにも読める。
    文学は役に立つか、ではなく
自分はどんな文学を必要としてきたか。
    と言う感じ?

    関係ないけど、
    最近「瀬戸内寂聴」というワードが出て

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    2026年01月02日
  • 本の読み方 スロー・リーディングの実践(PHP文庫)

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    2026年1冊目はこちらの本。何気なく買ったものの積読されていた本。読み始めたらあっという間に読み終わってしまった…面白い…

    まず速読というものについて、痛烈な批判が展開されるのがなんとも面白い、まったく容赦がない。速読というものに憧れたことも取り組んでみたことは無し、逆にいうと特に悪いイメージもなかったけど、この本で完全に否定派になりました笑 速読本が最終的には自己啓発と結びついており、未知なる自分を解放していく的な文脈で語られている、というのは大変面白いなと思った。

    第2部、魅力的な誤読、そもそもこの捉え方がもう面白い。そうか、誤読って別に悪いことじゃ無いんだ。余地が残された点について

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    2026年01月02日
  • 私とは何か 「個人」から「分人」へ

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    ずっと自分の中でモヤモヤしていたことが本書で言語化されていてスッキリした上にさらなる考え方を享受してくれた
    特に『本当の自分』というものに悩んでいる人には読んでもらいたい

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    2026年01月02日
  • マチネの終わりに(文庫版)

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    ネタバレ

    「大人の恋愛小説を、インテリな著者が文学にしたらこうなりました」という感じ。

    以下、少しネタバレになりそうです。

    韓国ドラマとかの設定にもありそうな、壮大な設定やすれ違い、恋の天敵、ドラマチックな展開などなど、一見俗っぽい??って思うんだけど、旧ユーゴスラビアの歴史的な問題や、シリアの紛争、クラシック音楽やドイツ文学をはじめとする文学や詩の世界の奥深さなどをお話に盛り込みながらなので、俗っぽさがなくなる感じでした。

    このスタイルの本、初めてでした。
    初めての読書体験。

    私の教養が浅いので、分からない文学作品等も多く、後から読み返して学びたいので付箋を貼りました!
    トーマス・マンとか、読

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    2025年12月31日
  • マチネの終わりに(文庫版)

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    ネタバレ

    長い長い。半分くらいまでは本当にゆっくりしか読めなかった。マネージャーの行動は行き過ぎていて理解することができないけど本能的に運命の相手みたいなことを理解していたのかなとは思った。隠し通せよとは思ったけど。お互い離れていてもお互いのことを考えているのがやはり、運命の人で何かが違えば出会わなかったし、結婚していたかもしれない。人生タイミング。
    過去は変えられるっていうのはすごい印象に残ってるしその通りだと思う。

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    2025年12月30日
  • 死刑について

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     芥川賞受賞作家による死刑廃止論。
     講演の内容ベースだから読みやすい。

     なぜ死刑廃止論の立場に至ったか、日本での死刑存置論の問題点はどこか。単なる冤罪のおそれを超えて、日本の立法、行政、行政、さらに人権教育の不完全さにまで及ぶ、考え抜かれた廃止論が展開される。
     
     死刑に賛成し存置を唱えることは、被害者遺族への真の思いやりではない、というのは重要だと思う。
     「憎しみ」の連帯ではなく、「優しさ」を持つ国へ、という主張は、死刑に限らず、昨今の日本の抱える分断・対立全般に当てはまる。著者の小説のファンにも是非読んでもらいたい。

     それにしても、某有名大学で名誉教授の憲法学者は、死刑に当た

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    2025年12月30日
  • 私とは何か 「個人」から「分人」へ

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    精神的に行き詰まった時に
    この考えがあると少し楽になるかも
    客観的に今自分のどんな分人がどうしてるんだろ?
    とみることで考えが整理される気がした。

    ロジカルで読み進めるのが私には少し大変だった

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    2025年12月28日
  • 空白を満たしなさい(下)

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    ネタバレ

    下巻は「分人」解説主体で、そこばかりに目が向きがちになるけれど、ラデック氏や池端氏の語りから"生き方"や"死後の生き方"など、なかなか重たいものについて考えさせられる。哲学的なようで、宗教的なようで、現実的でもあり、混乱。

    未知の父親の影を追い求めていた主人公だからこその「空白を満たしなさい」。父から息子への想いが凝縮されたタイトルの意味に、鳥肌其の一。どう活用するかは、大人になった息子がその時判断するでしょう。託せば良いさ。つべこべ言わず、子を信じろ。

    個人的には、自分が死んだ後で誰に何と言われようと気にならないし、まだまだ生きていかねばならない人

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    2025年12月26日
  • 私とは何か 「個人」から「分人」へ

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    分人という考え方をなんとなく理解していたつもりではあったが、実際に読んでみてより理解が深まった。
    特に、うまくいかないことがあってもそれが相手と自分で起こっていることであれば、半分は相手のせいであると考えられるのは、なるほどと思った。また、自分の中に、分人が複数存在していると考えるなら、もし一つの分人が不調をきたしても、他の分人があるから大丈夫と考えることができるのも、いい考え方だと感じた。

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    2025年12月24日
  • マチネの終わりに(文庫版)

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    ロマンチックだとは思ったけれど、設定が浮世離れしすぎていて共感しづらくないかしら?あと、冷静と情熱のあいだとか思い出されたり。

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    2025年12月19日
  • ご本、出しときますね?

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    本好き芸人であるオードリー若林と小説家達とのトーク本。小説家であっても一人の人間。人の面白さから読みたくなった本が沢山ありました。
    書き手の面白さから本を手に取りたくなる一冊。

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    2025年12月16日