平野啓一郎のレビュー一覧

  • 私とは何か 「個人」から「分人」へ

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    人との相互作用で作られる分人の考え方面白かった!大学の友達と高校の友達といる時の自分確かに違うし、しほの中で好きな自分の構成比が変わっていくことも感じた。この本を読んで、さらに自分と接する人を大切にしたいって思った!
    最後の方の、キリスト教的な神と1人の関係性が色んなところに影響してるなって気付かされた。

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    2026年04月25日
  • ある男

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    ネタバレ

    夫だと思っていた人が夫ではなかった…という話。妻の里枝目線で全部進むのかと思いきや、弁護士の城戸目線中心に物語が進んでいく。Xの戸籍交換の話と、在日3世という城戸の出生の背景があって人生と出生について深く考えさせられた。戸籍交換ブローカーの小見浦のキャラが物語の中でスパイス的存在となっていて面白かった。映画の方も観たけど、全体的にナイスキャスティングだった!

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    2026年04月25日
  • 三島由紀夫論

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    生と死の全体を思想化しようとし、
    その思想が生と死の全体に一体化するよう行動した
    それが三島由紀夫である

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    2026年04月21日
  • マチネの終わりに

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    ネタバレ

    大人の恋愛小説。温度感がいいなと思った。現実の目の前の選択肢から選んで生きている大人の人生。時を超えて、掛け違えたボタンに気づき、また再びふたりが向き合うラストに報われる。

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    2026年04月18日
  • 私とは何か 「個人」から「分人」へ

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    分人の考え方はいろんな私を同時に肯定することを促す。個人的には、ある自分にとって嫌いな分人を捨て去りたくなるという話が、今までの自分に当てはまるもので、すっきりした言語化だった。後から振り返って嫌いな自分になっていた瞬間も含めて、受け止めるようにしたい。

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    2026年04月10日
  • 私とは何か 「個人」から「分人」へ

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    ネタバレ

    新しい視点を学べた!
    八方美人は分人をたくさん作っているように見えて、実は真逆で、分人を作ろうと努力していない人って解釈は結構おもしろいなとおもった

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    2026年04月09日
  • 私とは何か 「個人」から「分人」へ

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    生成AIに対して、今後自分の読むべき作品について聞いたところ、本書の作者である平野啓一郎氏の作品が挙がったので、著者の思想の根底が「分人思想」であるということに興味を抱き購入。

    著者は哲学者ではないものの、「個人」の概念を改めて問い直し、独自の「分人」思想を実体験も交えて展開する。
    「個人」というのは唯一の人格なのか?「本当の自分」という確固たる自我は存在するのか?という、普段何気なく使っている言葉に対して疑問を呈し考察する姿勢は、哲学的アプローチであるといえる。

    「個人」はindividualの訳とされるが、これは"もうこれ以上分割不可能なもの"という意味が込められて

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    2026年04月08日
  • 私とは何か 「個人」から「分人」へ

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    学生時代の友人といる時の自分
    趣味の友人といる時の自分
    同僚といる時の自分
    家族といる時の自分

    確かに違います。
    個人の中に相対する人やグループに合わせて
    自然と形成される様々な自分が分人とのこと。

    時と場合によって微妙に違う自分を
    若い頃は恥ずかしいというか、いけないことのように思っていた時期もありました。
    「世界99」みたいな極端なモノではないけど。

    「八方美人」と「分人」とは違うという話にも
    モヤモヤがスッキリしました。

    「八方美人とは、分人化の巧みな人ではない。むしろ、誰に対しても、同じ調子のイイ態度で通じるとたかを括って、相手ごとに分人化しようとしない人である。」

    分人主義

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    2026年04月07日
  • マチネの終わりに(文庫版)

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    主人公たちがあと10年若かったら、きっと色んなことが違っていたんだと思う。
    我を押し通す程若くもなく、かと言って全てを受け入れる程でもなく...
    最初は緩やかに愛を育むのかと思ったらある事件が起きて、そこからは「こうしたら良かったのに」等のもどかしさが続いてた。
    色んな世界情勢の中、スランプもあり、結局選んだのは自分だけど、「こうしたら良かったのに」をそれぞれが大なり小なり抱えて生きてるんだなと思った。

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    2026年04月04日
  • マチネの終わりに(文庫版)

    aiu

    ネタバレ 購入済み

    独身の蒔野と婚約している洋子が惹かれあうという話で、内容としてはドロドロとしたものとなっていた。しかし、二人の性格の見せ方なのか、不快感を抱くようなことはなく、どちらかというとピュアな印象を持って読むことができた。
    また、終盤で擦れ違いの真相をお互いが知った際の考え方やその後の行動から、もし私ならどうしただろうかということを考えさせられた。どう動いても最高の結末が想像できないまま二人が再会し、そこで物語が終わりを迎えたので、自然とその後に思いを馳せられた。

    #切ない

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    2026年04月04日
  • マチネの終わりに(文庫版)

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    ネタバレ

     「未来は常に過去を変えている」過去には戻れないという時間的な不可逆性があるけれど、現在と未来を使って、過去を捉え直すことはできる。過去に対する自分の心情を塗り替えることで、過去は変えられる。だから思い出に惹かれ続ける。
     大人になると心を動かされるものに出会う機会が減ってしまう。他人を通してみる理屈のない好奇心に、身を委ねて情熱を捧げることに臆病になってしまう。大人になったといえば聞こえはいいけれど、言い訳が上手になっているだけ。

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    2026年04月04日
  • 本の読み方 スロー・リーディングの実践(PHP文庫)

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    最初には難しかった、
    本をたくさん読むとあそこでも言ってた、ここでも言ってた、と繋がってくるんだとわかった、

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    2026年03月31日
  • 私とは何か 「個人」から「分人」へ

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    分人という考え方が自分の中ではとても斬新でおもしろかった。人を愛することとは?についても分人観点で語られていて、心が軽くなる感覚があった。

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    2026年03月28日
  • 本心

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    ネタバレ

    現代より進んだ世界を題材にしており、AIやVF(ヴァーチャルフィギュア)と呼ばれるような技術は進歩している一方、格差は拡大し、生きることを負担に感じる人もいる、そんな中で出てくる「自由死」という概念について問う一作だった。
    病などでもう助からない命に対する死の選択と、貧しい生活を強いられ、子供や周りへの負担を考えて半ば強制的な死の選択では大きく異なる。しかし、主に後者の境遇にいる者は、そこから抜け出すためにできることが少ないというジレンマを、自由死を願った母を持つ朔也と、彩花、岸谷、そしてイフィーという違った境遇にある者たちのやり取りからひしひしと感じた。この答えのない未来の問いに、これからの

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    2026年03月28日
  • 本心

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    最愛の人の他者性と向き合う。というフレーズが印象的だった。
    空白を満たしなさいで知った平野啓一郎だったが
    本心はより哲学的というか、考えさせられる一面が多かった。

    母が死んだら、わたしは母のVFを作りたいと思うんだろうか

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    2026年03月26日
  • マチネの終わりに(文庫版)

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    この作品は464ページあるのですが、その真ん中あたりで三谷さんという方が、つい魔が差してある行動をしてしまうシーンがあり、そこから一気に物語に引き込まれます。
    序盤は音楽用語などのオンパレードで、もしかしたら音楽に詳しくない方は読むのを諦めてしまうかもしれませんが、そこはグッと堪えて、ぜひ真ん中あたりまで読み進めてみてほしいです。

    そして洋子さんは最初、婚約者がいるのにどんどん蒔野さんに惹かれていくのは読んでいて複雑だったのですが、終盤のとあるシーンがとてもカッコよくて印象に残っています。
    わたしもあの場面で、ああやって言えるような人間になりたいです。
    ただ、洋子さんはチケット代まで受け取ら

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    2026年03月23日
  • 本心

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    かなり哲学的で難しく、読むのに時間がかかった。
    中盤で出てきた「縁起」に引き込まれた。実際に体験してみたいし、文字として読んでいるだけで不思議な気分になり、印象に残った。

    自分は深く考えもせず自由死に賛成派だったが、社会の格差が広がり、強者が弱者に強いるために生まれるものなのかと衝撃を受けた。
    人生における「もう十分」が社会に言わされている言葉なのだとしたら、あまりにも救いがない。。

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    2026年03月21日
  • ある男

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    重大な犯罪をおかして指名手配されている人間が、別人として生きる。
    どうしてそんなことが可能なんだろうと前々から疑問でした。
    悪いことをしたらどこかからか必ずばれるし逃げきれない。
    社会の目は絶対にごまかせない。
    そういう考えが、子供のころからガッチリと根付いているけれど、自分が知らないだけで、社会というのは割と穴だらけなんだなと思いました。
    気になって調べてみたら、日本での年間行方不明者は約8万人いて、これは1時間に10人のペースという計算になるそう。
    隣に住むおばあさん、散歩中に会うお姉さん、コンビニの店長さん、皆は本当に私の知っている彼らなんだろうか。
    そんなことを考えると、なんだか怖くて

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    2026年03月22日
  • マチネの終わりに

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    大人の恋愛小説の代表と言っても過言ではないでしょう。
    2人の間に強い気持ちがあるにも関わらず、環境や周りの人たちによって一つ歯車がズレるだけで、全然違う展開になっていくのが、読者にはわかっているだけにもどかしいです。
    最後の最後まで2人を見守っていたくなります。
    そして、滲み出てくる我慢の愛情を感じることができました。

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    2026年03月20日
  • 空白を満たしなさい(上)

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    ネタバレ

    死んだ人間が復生者となって蘇る。自分は自殺するような人間ではない。自殺したのではなく、殺されたのではないかと疑い、自分が死んだ理由を追求していく。対人関係ごとに色んな自分がいて、〈個人〉に対して〈分人〉と呼ぶ考え方に出会う。的はずれであるけれども、NHKで漱石についての番組を見た直後に読んだので、明治になって近代人は〈国家〉と〈個人〉の問題に苦しんだが、〈分人〉という考え方は、現代人を〈個人〉から解放するのかみたいな、途方もないことを思い浮かべてしまった。

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    2026年03月17日