平野啓一郎のレビュー一覧

  • マチネの終わりに

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    すごく良かった!!!
    変わるのは未来だけじゃない。何かの渦中にいる時には知ることができなかったものを改めて知って、それだけで簡単に過去の見え方が変わってしまう感覚がそのまま感じられた。
    私も転勤が多くて、自分のルーツとかに関しては重なる部分があってすごく考えさせられた。
    恋愛小説なのに、むしろそこより哲学的な要素が強く感じられて面白かった

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    2026年01月21日
  • 私とは何か 「個人」から「分人」へ

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    「マチネの終わりに」を書いた平野さんの作品。内容としてはかなり初心者向けだと思う。私の人格が無意識に切り替わる、それは普通だし他の人もそうしていると念頭におけば、コミュニケーションにも余白が生まれるだろう。記憶の断絶があると多重人格になるのだろうか。親、友達、職場に見せる人格があると認識し、より好きな人格を極める営みは続けていきたい。

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    2026年01月21日
  • 私とは何か 「個人」から「分人」へ

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    本書の「分人」との考え方はとても腑に落ちて、しっくりきた。
    お母さんが電話口で言葉遣いや口調が変わる感じなどなど、みんな分人使い分けてるもんね。
    自分探しの旅とか本当の自分は、、なんてないのよね。

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    2026年01月20日
  • ある男

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    メインのストーリー(ミステリ)と、主人公の周囲のテーマと、蛇足に思われたりもしたけれど、結局自分の人生の選択でアイデンティティは変わって行く。僕も徐々にまた新しいアイデンティティと向き合って行くんだろうな。

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    2026年01月18日
  • 私とは何か 「個人」から「分人」へ

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    ペルソナ的な話かと思って本を読み始めたが、少しちがってた。分人という考え方が浸透すれば、生きやすくなる人が増えるのかもしれない。

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    2026年01月18日
  • 私とは何か 「個人」から「分人」へ

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    分人という考え方に興味があって。思えば自分探しとか、自己分析とか、10代の頃からずっと考えてきた気がする。本当の自分はどのようなものか、何を求めて生きているのか、理解しつつあるようで未だに全容が掴めない、そんな時にこの本で分人主義という考え方を知った。自分とは、他者との関わりを通じて現れる様々な人格の集合体。愛とは、お互いの存在でそれぞれが自分のことを愛せるようになること。これまで自分の内面を掘り下げようと考え続けてきたが、自分を取り巻く人たちとその関係性にもっと目を向けて、大切にしたいなと思った。

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    2026年01月18日
  • 決壊(下)

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    崇の饒舌っぷりに何度も気を失いかけたけど、読破。文学的な描写がなんともすばらしく感じる反面、行間を読む隙間が1ミリもないような、みっちりしてた。
    平野さんが書く程度の低い人間は、みんな小学生みたいだった。

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    2026年01月18日
  • 本心

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    今後AIが発達していくと、こういう世界が出来上がるのか?と思えるほどのリアリティさだった。

    「自由死」に対し、様々な角度からの意見が見れたが、果たして「正しさ」とは何か?「倫理観」とは何か?を問いただけれ、難しさを感じた。

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    2026年01月17日
  • 死刑について

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    死刑を廃止するか、存置するか。

    日本ではまだまだ存置派が多い中で、
    著者の小川哲也さんは廃止派。

    その理由を書いているわけだけど、
    さすが芥川賞受賞歴のある作家さんなだけあって、
    思慮深さがえぐい。

    単に、廃止すべき理由を書いているだけでなく、
    もともと存置派だったからこその視点も書かれているから、例え廃止派だったとしても違和感なく読める。

    私たちは日本人だから、
    死を待って償うという概念が
    当たり前に染み付いてたのかもしれない。

    死が本当に償いになるのか、
    という前提が少し揺らいだ。

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    2026年01月16日
  • 私とは何か 「個人」から「分人」へ

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    ブックトークで紹介された本で、もともと気にはなっていたものだったのでこれも何かの縁と思い読んでみることにした。たしか、紹介の中で「分人という考え方を知って気が軽くなった」と言っていたような。

    読んでみると、人はみな演じ分けてるのだ、というような、ペルソナだったり、「本当の自分」などといった考え方とは一線を画す発想で面白い。その人ごとに見せるさまざまな人格はすべて自分である。社会的な分人から分化した存在だと捉えるものであって、どの分人も等しく自分だという。この考え方は僕の中でストンと落ちた。

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    2026年01月15日
  • ある男

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    ネタバレ

    本を読み終わったあとに、他の人の感想を読むのが好きなのだけど結構同じ感想の人が多かった。というのも、城戸のバックグラウンドの話が長く、夫が誰なのかの真実を知りたいのにそれまでの過程が長かった印象。最初は楽しく読み進めていたけど途中がすごく長く感じて最後があっけなかった気がする。
    テーマ自体は興味深く、わたしは里枝目線でもっと話を進めてほしかったなと思った。

    でも愛にとって過去は必要か?と考えた時に、過去があったからこその今の自分がいるわけで、どんなにプラスなことやマイナスことがあっても、それをひっくるめての、それらがあったからこその自分であるからやっぱり必要なのかな?とも思った。
    それを受け

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    2026年01月13日
  • 私とは何か 「個人」から「分人」へ

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    相手とのコミュニケーションの中で『自分』が形成される。その『自分』に納得いかない・その『自分』でいることがしんどいのであれば、環境を変えるのが1番なのかも。それは決して逃げではない。耐える必要がどこにある?分人の取捨選択は自分で自由に決める権利がある。そう考えることができて、少し楽になった。

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    2026年01月11日
  • 私とは何か 「個人」から「分人」へ

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    最初は理解はできるけど共感はできないな〜と思いながら読んでいたけど、読み進めていくうちに、そうかも、と思える部分が増えてきた。誰といる時の自分が好きか?を考えながら、たくさんいる分人を愛していきたい。この本の内容を自分の中でしっかりと昇華できるようになったら、めっちゃ生きやすくなるんだろうな〜とおもった

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    2026年01月11日
  • 文学は何の役に立つのか?

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    書き下ろしでなく、寄稿したものを集めたものだが、書名の答えを多くの方は感じられると思う。本書の内容そのものが、文学から得られること、考えること、書くことなどが凝縮されているし、改めて著者の凄さを実感できた。

    登場人物の描写を詳細にすると、読者も同じように感じるので、読み疲れしないようにコントロールしているとの内容が、個人的に大きな気づきだった。

    そんなに文学作品は読まないが、読んで良かったと思う。

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    2026年01月11日
  • 本の読み方 スロー・リーディングの実践(PHP文庫)

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    ネタバレ

    最近、自分でも本の読み方にスピードを求めず、ゆっくり、じっくり読むことを心掛けている。丁寧に本を読み終えることで、読書により得られるものが濃厚になってきたように感じる。そのことを確かめたいという目的もかねて、本書を読んでみた。

    ”「スロー・リーディング」とは、差がつく読書術である。その「差」とは、速さや量ではなく、質である。”とあり、これの事だな思った。確かに著者が言われるように、試験勉強や、期限に間に合わせるために論文を仕上げるというような目的でもなければ、本を速く読まなければならない理由など何もない(笑)。

    ”「速読」は明日の為の読書、「スロー・リーディング」は、5年後、10年後の為の

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    2026年01月09日
  • 本心

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    これからの未来にありそう、というかほぼ同じような状況になっているのではないか。

    AIとの関わり方を考えさせられる。

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    2026年01月07日
  • ある男

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    ネタバレ

    分かるけど、むずかしー。
    伏線なのかしら?と気になりつつも、最後まで分からない部分もあったりして(大祐と会った後の美涼はどうだったのかとか、小見浦は本当に小見浦なのかとか、恭一にはどう報告したんだろうとか、大阪のアパートを持っていた工務店のおじさん?とか)。
    純文学って、やっぱりむずかしー。

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    2026年01月06日
  • 空白を満たしなさい(上)

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    上下巻を一気に読んだので疲労感と謎の涙。
    黄泉がえりという映画が昔あったなぁ。
    死者がやり残したことをやるというファンタジー感と、誰が犯人なのか?というサスペンスミステリー感がありつつも、テーマは「死」そのもの。残された人の空白や、残してしまう人への焦燥感、一瞬の死際の印象でそれまでの「生」が塗り変わってしまう影響力、自殺、分人の概念など、さまざまな角度から「死」を照らしている。
    「死」は暗闇、消滅といったイメージもある一方、佐伯のいうように、義務からの解放という救いの側面もあるように思う。
    「死」という事実やそれまでの過程を知ってしまうと思い出すたびに胸が苦しくなるので、いっそのことなにも知

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    2026年01月06日
  • 私とは何か 「個人」から「分人」へ

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    面白かった!「個人」という概念をより正確に捉えるために「個人」を表現したのが「分人」。
    人っていろんな自分の集合体だよね。そのいろんな自分って周りの人々・社会と影響を与え合っていて、いろんな自分同士も変化していくよね。周りの人々・社会と、自分って切り離せなくない?あなたが何をしようとその半分は他者のおかげであり、他者のせいなのだ!みたいな話で納得感強かったし、また物事の捉え方が広がった気がする!
    「誰かといる時の分人が好き、という考え方は、必ず一度、他者を経由している。自分を愛するためには、他者の存在が不可欠だという、その逆説こそが、分人主義の自己肯定の最も重要な点である。」←とても好きだった

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    2026年01月03日
  • 文学は何の役に立つのか?

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    創作活動と並行して積み重ねた講演、批評、随筆をまとめたもの。
    文学は、声にならない違和感、説明できない痛み、うまく言えない孤独。そういうものを、
無理に整理せず、そのまま差し出す。
    平野啓一郎氏が
    読んでると、どんな文学に影響を受け、どんな作家を座標軸にしているのかがわかる。
    
流行や話題性ではなく、
人間の内面・倫理・孤独・分断・時間を
粘り強く掘り下げてきた作家たち。
    だからこの本は、
文学論であると同時に、
平野啓一郎という作家の精神史みたいにも読める。
    文学は役に立つか、ではなく
自分はどんな文学を必要としてきたか。
    と言う感じ?

    関係ないけど、
    最近「瀬戸内寂聴」というワードが出て

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    2026年01月02日