平野啓一郎のレビュー一覧

  • 本の読み方 スロー・リーディングの実践(PHP文庫)

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    本書は作家・平野啓一郎氏が提唱する「スロー・リーディング」を解説したものです。夏目漱石『こころ』や三島由紀夫『金閣寺』から自作の『葬送』まで、古今の名作を題材に実践的な手法の数々を 教えてくれます。




    この記事を書くために先ほど何度目かの再読をいたしました。本書は作家・平野啓一郎氏による「本の読み方」をいわばマンツーマンで指導してくれるといった趣旨のもので、3回ほど再読すると味の出るつくりになっております。

    作中で平野氏が「もっと早く本が読めるといいんだけどなぁ」と嘆きつつ、先輩の作家に「自分は本を読むのが遅いんですが、どうすればいいのでしょうか?」と尋ね、「実は自分もなんだ」と回答を

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    2025年04月06日
  • 本の読み方 スロー・リーディングの実践(PHP文庫)

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    自分では『もっと速く読みたい』と思っていたこと、
    全く気にしなくて良い!と、むしろゆっくり読んで、
    『先に先にではなく、奥へ奥へ』読むと。

    後半のケース・スタディみたいなのはとてもわかりやすいし、
    例として使用しているそれらの本を読んでみたくなる。

    ご本人が仰る様な『スロー・リーディング』を実現するには、
    膨大な読書量と理解力・記憶力が必要になると思うし、
    そこに自分が到達できるとは到底思えないけど、
    自分のペースでゆっくりと、奥へ奥へ読み続けていきたい…と思える様、背中を押してもらった本になりした。

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    2025年04月06日
  • 葬送 第二部(下)

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    いや〜ゴールイン!
    第一部でも書いたけれど、難解な芸術論…は苦戦。
    ただ、第二部はショパンの最期があり、彼を取り巻く人々の群像劇もあり…一気に読んだけれど、読後は魂が抜けたような、でも、壮大な時代を共に駆け抜けたような…そんな脱力感もありつつ、平野さんの力量を改めて実感した体験でした。


    政変があり、伝染病があり…混乱する何か大きな出来事の中では芸術は…芸術家というものは…やはり影響をダイレクトに受けるものなのですね。。。

    生きるか死ぬかと言う時に、絵画や音楽や文学なんて「不要不急」と云われた、コロナ禍を思い出し、なんだ何も変わってやしないじゃないか…と感じました。

    ただ、だからそれらが

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    2025年03月28日
  • マチネの終わりに(文庫版)

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    主題がいくつもあって
    読む人によって、共感できる箇所は
    それぞれなんだろうな

    過去は変えられるのか
    実際のモデルがいるのか
    映画化されたものを観たい
    何故なら音楽も合わせて聴きたいから

    その後、2人はどうなったのか…
    これも読む人の価値観で
    解釈が違うだろうから、
    いろんな人に聞いてみたい

    知性的で品のある登場人物
    クラシック音楽も含めて
    上質な小説だと思う

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    2025年03月26日
  • 理想の国へ 歴史の転換期をめぐって

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    ネタバレ

    なんだかずっと歴史の転換点にいるという話を聞くような気もするけれどー歴史的には、その「期間」が転換「点」とされるのか…

    大澤真幸さんと平野啓一郎さんのお二方は、これまでも対談を重ねてこられていたそうで、

    この本に収録されているのは、2020年~2022年に4度行われた対談。

    1. 平成の天皇が退位を宣言した後の2019年1月
    2. コロナ禍の2020年8月
    3. コロナ禍の2021年3月
    4. ロシアのウクライナ侵攻後の2022年4月

    あとがきでは、

    _諸々の大問題を直視するならば、未来予測はどうしても悲観的になりがちだが、私が大澤さんと一致しているのは、反シニシズムであり、また、自

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    2025年03月24日
  • 空白を満たしなさい(下)

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    中学生の頃、「あいつは裏表があるから性格が悪い」みたいな陰口が横行していて、その時から相手によって態度、接し方が変わることは当たり前のことだと考えていたから、本書の分人の考え方には強く共感した。

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    2025年03月24日
  • 決壊(下)

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    長編だけどドンドン引き込まれてしまった。
    平野ワールド、報われない思い、バッドエンド、分人、破壊、決壊
    崇がいたたまれない

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    2025年03月23日
  • 本の読み方 スロー・リーディングの実践(PHP文庫)

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    最近読書の勢いが増していたが、速く読むことを意識し過ぎているのではないかと自省し、本書を手に取ってみた。面白かった小説などは内容が映像として頭に残っているが、ふむふむと納得しながら読んでいると思っていた新書などは思い出せないものが多い。そんな中で「著者が長年書いたものを短時間に、ましてや速読法などで理解するのはおこがましい」というメッセージは心に突き刺さりました...
    後半は古典作品から抜粋した文章を用いて本の読み方を説明していたが、自分が興味のあるところだけを読みました。本棚に残しておきたい本ではあるので、また気になったタイミングで読破したい。

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    2025年03月21日
  • ご本、出しときますね?

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    オードリーの若林と作家たちが対談し、”自分のルール”についてをメインに小説を書くにあたってのモチベーションや作品の映像化の話、小説には関係ない話まで色々と語る番組の書籍化。各回の最後にはオススメの本が紹介されています。それぞれのこだわりや持ち味が出ていて面白かったです。テレビで実際に話しているのを見たかったかな。

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    2025年03月21日
  • かたちだけの愛

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    デザイナーの仕事にまつわる華やかな世界に触れることができて新鮮だった。恋愛における細やかな心情がよく描かれていた。

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    2025年02月20日
  • ご本、出しときますね?

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    若林さんは不思議な人だ。
    めっちゃ自意識過剰で自己防衛本能が強くて、見栄っ張りでカッコつけ。本音は言わない。
    だけどスッと人の懐に入ってくる可愛げもあるんだなぁ。
    この本では、若林さんのそんな部分が遺憾無く発揮されていて、終始ほっこり見守る気持ちで読むことができる。
    人が死ぬ本ばっかり読んでたアタマが癒される〜。

    私が好きなのは、羽田圭介さん&藤沢周さんの回。
    この回は、若林さんが話すボリュームも多くて、羽田さん、藤沢さんとの相性の良さを感じる。話してることもほどよくカタくて、良い意味で、男同士っぽい感じ。小気味よくてずっと読んでたい。一冊丸ごとコレでもいいなぁ。
    あとは角田光代さん

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    2025年02月13日
  • 本心

    匿名

    購入済み

    言葉の使い方がとても綺麗です。こんな表現の仕方あるんだと思う所が何度もありました。
    実際にありえるかもしれない未来の話し。あっちとこっちの世界で苦しんでる若者達、寂しかったり心細かったりしました。

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    2025年02月01日
  • 本の読み方 スロー・リーディングの実践(PHP文庫)

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    多読•速読を目標に日々読書に励んでいる身だが、非常に勉強になった。
    世界的に評価されている小説を沢山スローリーディングしたい。特に、下記の部分は心に留めておきたい。

    外国人は相手の教養を重視するので、読書をして会話の準備をしておくことが重要である。
    知的に洗練されている人ほど、食事の席などではシリアスな仕事の話や、政治や宗教、教育問題といった話題は避け、小説や映画の話を好む。そのときに、何でもいいから自分の好きな本について手短に内容が説明でき、感想がうまく表現できれば、信頼感もグッと増す。

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    2025年01月29日
  • 「カッコいい」とは何か

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    つまるところ、体感、痺れるような体感があることが必要なんだとか。カッコいいとはということを調べてここまで色々なテーマがあることに驚いた。
    自分の場合は、自分もやっていること、たとえば野球とかで、とても自分には成し得ないようなことをやってのけるヤツはカッコいいし、世間が何を言おうともブレない奴もカッコいい。それは大谷もそうだけど、自分の場合は王選手であり、そして長渕剛なんだが…

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    2025年01月15日
  • 小説の読み方

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    ネタバレ

    小説とはなにか
    究極の述語に至る過程で著者の思惑をどれだけ映すことが出来るかを楽しむもの
    主語を充填するか、前進するか
    プロットの舵の切り方と進路が力量を推し量れる指標となるものだと感じた。
    これから小説を読む際は参考にしていきたい。

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    2025年01月06日
  • 本の読み方 スロー・リーディングの実践(PHP文庫)

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    漠然と「こんな感じかな」とやっていた本の読み方だが、改めて言語化されてみるとなるほど、まだまだ世界が広がりそうだ。読み込めるということは、より深く理解ができるということだから、おそらく日常のさまざまな場面でも活用できるテクニックにもなり得るだろう。
    読みながら、どうしてもっとこういう力を高めなかったのかと後悔しながら、今回それを知れたことで何か変わるかもしれない、なんて期待感も生まれた。

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    2025年01月02日
  • 本の読み方 スロー・リーディングの実践(PHP文庫)

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    スローリーディングをしても読んだ内容を忘れてしまいます。読書の意味と最後のフーコーの章、一般論→しかし→自説しか覚えていません。丁寧に読めるようになった。
    なので、スローリーディングを実践しつつ、もっと印象に残る読書法を模索していきたい。

    読書の意味 自分なりに考え感じたことをこれからの生活にどう生かしていくか

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    2024年12月20日
  • 小説の読み方

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    ネタバレ

    4つの質問
    1.メカニズム → どうしてそうなっているのか?そう書いたのか?
    2.発展→作者の歴史の中で、その本はどういう立ち位置
    3.機能→作者と読者にとってどういう役割を果たすのか
    4.進化→文学史の中でどういう立ち位置なのか

    大きい矢印(プロット)があり、それを進める小さい矢印がたくさんある。この矢印は、主語と述語の述語から方向性が分かる。

    また、述語には2種類あって
    1.主語充填(深み)
    2.プロット(速さ)
    このバランスが読み応え、読みやすさに関わってくる。

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    2024年12月20日
  • 悲しみとともにどう生きるか

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    ネタバレ

    未解決事件の遺族である入江杏さんが主宰する集まりの場「ミシュカの森」。
    そこへ招かれた方々が「悲しみとともにどう生きるか」をテーマに様々に語ったことをまとめた一冊。

    六人の方それぞれの悲しみに対する向き合い方に考えさせられたり理解が深まったように感じたり。

    第4章東畑開人さんの「アジールとアサイラムとパノプティコン」という話が興味深かった。避難所と収容所。シェルターと管理所。
    そしてその後の対談の中で「自分の物語を物語ることによる癒し」という話がなされます。河合隼雄先生が物語によって生きる力や癒しを得られるというようなことをいくつかの著作の中で語られていたことを思い出しました。
    読みながら

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    2024年11月20日
  • 決壊(下)

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    前編あわせて久しぶりの長編小説。
    ラストに行くにつれ不気味な展開になっていき、鳥肌がたつような寒気がした。
    それでもやっぱり、どっぷり小説にハマるのは楽しい。
    平野啓一郎の小説は、「マチネの終わり」のように文章の綺麗さ、読みごたえが好きだが、この小説はどちらかというと小難しい言い回しが多く、理解が難しいところもあった。
    でもやはり、色々考えさせられる。
    信じるというのは難しい。

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    2024年11月03日