平野啓一郎のレビュー一覧

  • 私とは何か 「個人」から「分人」へ

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    何度も読み返したい本。
    悩みや迷いすら解決しそうな気がしてくる。
    分人の中に中立にいられるように心がけたい。

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    2026年03月20日
  • ドーン

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    ネタバレ

    16年前の作品だが、少し未来を予測しているような米国の政治情勢と技術からリアリティを持って今でも読み進めました。火星探査ミッションにおけるスキャンダルと大統領選、一見重ならないテーマを丁寧な描写で違和感なく合わせて感じられる。長大な作品でしたが、最終章の救いもあり、分人というテーマに集積しながら読み進むことができました。

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    2026年03月20日
  • マチネの終わりに

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    長編小説
    クラシックギタリストとジャーナリストの
    博識で大人で綺麗な愛が綴られていて、読み応えがあった

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    2026年03月20日
  • 私とは何か 「個人」から「分人」へ

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    この本を読んで私の新しい分人が生まれた。自分の新たな分人に出会うために、読書をしたり、他者と出会いたい!!
    自分の半分は他者のお陰であり、他者を通して自己肯定し、分断された集団は分人を通して交流していく、、すごく素敵な考え方。本当の自分ってなんだろう、どうあるべきなんだろう、と悶々としてたが、どの分人も自分の一部で、足場となる分人を自分で選べるんだ。自分でなんとか生きていかなきゃ、自立しなきゃ、と考えてたが、そもそも自分は他者との関わりでしか生まれない、と思ったらすごく楽になった。分人の構成により自分も相手も更新されていくとわかり、希望を持てた。
    殺人への言及により極論に走ることも抑止してくれ

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    2026年03月16日
  • 私とは何か 「個人」から「分人」へ

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    ずっと気になっていた平野啓一郎氏の新書、ライトで読みやすいのに1ページごとに気づきがあり、噂に負けない名著だった。
    目の前の人が誰かで性格が変わりやすいことからmbtiを始めとする診断で大いに迷ったことがあったが、分人という考え方をとりいれるとそのような悩みがすっと解けていく感覚になった。
    私がもっとも愛せる私の分人がいちばん大きい構成になるために、他者とのかかわりを見直すことも必要だと感じた。

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    2026年03月13日
  • ある男

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    今の時代の恋愛は、ネット上での出会いが当たり前のようになってきていて、
    匿名で知り合ったり、自分とは異なるプロフィールを使って出会ったり、
    お互いに、相手をそもそも信用できるのかという段階で、各々に相手のことを好きになろうとする。

    彼女のように、自分の愛する人の過去が、全くの別の人間のものだとわかったとき、その愛は果たして本物と言えるのだろうか。
    私はそもそも、そんなふうに考えることはおかしいと思う。
    作中、美涼さんの言葉の
    「わかったってところから、また愛し直す」のように
    自分が好きになったのは、相手の過去ではなく、出会ってからずっと自分の隣にいてくれた相手自身だから、、
    相手を好きになっ

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    2026年03月07日
  • 文学は何の役に立つのか?

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    密度の濃い文学論。小説にとどまらず映画、写真、絵画なども扱う。難しいところもあったが、著者の思考がギュッと詰まっていて興味深い。彼の知識や分析、感性、思索などのレベルが卓越していることに驚嘆。
    オッペンハイマー論が特に印象に残った。

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    2026年03月06日
  • 本心

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    普遍的なテーマを、想像できないストーリー展開、細部まで作り込まれた設定、丁寧かつ端正な美しい文章のお陰で、最後まで期待を裏切らなかった。

    近未来という設定で、格差社会、仮想現実、AIなど、今もある舞台装置を拡張しているのが絶妙すぎる。
    主題が、格差、死、分人、性、愛、外国人、など色々入り組んでいるが、やはりメインはタイトルの本心なのかな、という気がする。
    「もう十分」と言って自由死を望んだ母の本心は?
    「平気なの?」と三好に問われて抑制的な返答をした朔也の本心は?
    その回答を聞いて“「そう‥」とだけ頷くと、自分の勘ぐりを、そっと僕の目には触れぬ場所に片付けた”三好の本心は?

    何が本心なのか

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    2026年03月07日
  • 私とは何か 「個人」から「分人」へ

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    分人思想は目新しい思想じゃないからこそ、いいなと感じた。多くの人が共感し、この思想を取り入れることが容易であると思う。

    自分で自覚はしてなかったが、人によってかなり態度が変わったり、仲良くなるとキャラが変わるなど、よく友人などから言われてきていた。そこに対して、否定的には考えていなかったが、矛盾があり、一貫してはいないことには少し悩みがあった。ただ、この思想を当てはめると、どれも自分自身で肯定できることがすごく良かった。周りから見ても自分でも振れ幅が大きい人間なので、なんでこの人とはこんなにふざけ合うことができて、この人とはこんなに深い話が楽しめるのかなど考えるところがあったが、それは相手と

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    2026年03月04日
  • 私とは何か 「個人」から「分人」へ

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    二つの血を持つものとして、私とは何か、アイデンティティとは何か、何回も考えたことある。正解が見つからないままどこかで息苦しさを抱えていたが、この本を通してそのもやもやが解れた気がする。

    他者を介した自分はすべて本物の自分、

    生きるのを止めたいのは、複数ある分人の中の一つの不幸な分人

    分人という考え方は、これからの自分を肯定して生きていくための支えになると思う。心に書き留めていたい。

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    2026年02月26日
  • ある男

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    現実的ではないようで
    でもきっとこの世の中にあることであろう戸籍売買

    読み終えた後
    身の回りの人たちが
    実は全然違う人だったらと
    想像を巡らせてしまった

    全然別の名前を持つ人物だったとしても
    その人と出会った後の人生や関わりは紛れもなく事実なので
    それをどのよう折り合いをつけるかは
    その時その場にならないと分からないけれど
    かなり混乱することは間違いないだろう

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    2026年02月21日
  • 空白を満たしなさい(下)

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    最後の最後まで結末がわからず、ハラハラしすぎて本当に見てられない、、眩しくて残酷な運命の中でどう行き、どう死ぬのか。分人主義を切り口に、人が生きるとは、死ぬとはを深く感じさせる小説

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    2026年02月20日
  • マチネの終わりに(文庫版)

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    ネタバレ

    過去は変えられないと思いがちだが、未来によって常に過去は変えられているーーー。本作のテーマともいえるこの概念をベースにしながら、恋愛とも言えないけれども互いを思う気持ち、嫉妬により結ばれなかった結婚生活まで、静かに流れるクラシックのような物語だった。
    ミステリではないのに、先が気になり、でも一気に読み進められないような独特の雰囲気を感じた。他の作品も読み進めたい。

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    2026年02月15日
  • 私とは何か 「個人」から「分人」へ

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    とにかくわかりやすくて、時間に追われている中でもするする読むことができ、まずそのことに感動した!
    大人になりいろんな場面や環境でつながりが増える人間関係のなかで、ある人に対して無理して振る舞っていると感じる部分と、仲の良い友達と居ても無理はしていないけど疲弊してしまう部分と、1人でいる時間の圧倒的な落ち着きと安心に対しても、分人という考えが当てはまるなぁと目から鱗。
    いろんなパターンの自分がいることへの肯定と、それゆえに落ち着かない対人関係への理解が深まり、なんだかすっきり。

    作中にたくさんの積読(積読登録すらできていないものたちも含む)が出てきて、平野さんを構成する本たちが私の本棚にも並ん

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    2026年02月12日
  • マチネの終わりに(文庫版)

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    ネタバレ

    好きな作品。

    たった数回しか会わずとも強く惹かれ、紡ぎ合う時間がどれだけ短くとも二人の深い繋がりは、生き方、考え方、すべてに影響を与え続ける。

    再会の後、どんな話しをするのかな。
    互いの大切なものを、互いに受け入れ合って、精神的な深い繋がりを、穏やかな気持ちで語り合いながら歳を重ねて行ってくれたらいいな。

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    2026年02月11日
  • 文学は何の役に立つのか?

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    平野啓一郎の「文学は何の役にたつか」を読み終えた。エッセイや評論集の類いで、中には僕には難解のものがあったが、大半は興味が惹かれるものだった。
    三島由紀夫、ドナルド・キーン、瀬戸内寂聴、大江健三郎、安部公房、古井由吉、ハン・ガン、ドストエフスキー、森鴎外などたくさんの文豪が登場する。
    寂聴さんにはかなり可愛がって頂いたようで、お酒の席で寂聴さんからたとえば甘粕正彦のリアルな話を聞いていたなんてことが書かれていると僕までなんかワクワク楽しくなったのだ。
    この本を通じて、まだまだ読みたい本、読まなければならない本がたくさんあると実感した。
    ちなみに平野啓一郎は「正気を保つため」に文学は役に立ってい

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    2026年02月06日
  • トーマス・マンはなぜ日本で愛されるのか

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    実は、トーマス・マンを読んだことがない。そろそろその辺を読もうかと思い始めた頃にたまたま出会ったのが本著だ。
    分野を問わず、マニアがその世界を語りあうのを見るのが好きだ。そんなに面白い世界なのかと気になり始める。
    冒頭の対談が九州大学で行われたのも興味深い。これまで、トーマス・マンの勉強会がずっと行われてきたのだそうだ。また、平野啓一郎の講演は、同世代の地方出身として、多くの共感があった。

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    2026年02月05日
  • 私とは何か 「個人」から「分人」へ

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    あまりにも良かった…
    個人を構成する分人がメインテーマ。
    「分人は相手との関係性の中で作られる」
    →居心地が良いのは半分は相手のおかげ
    →"人によって態度が変わる"は当たり前
    と、いくつもの発見があった。
    対人関係で少し肩の荷が降りたと思う。
    この本に出会えて感謝してる。

    P.S. 記録をサボっていたので、新年を機に再開(TT)

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    2026年02月02日
  • 私とは何か 「個人」から「分人」へ

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    分人という考え方、非常に面白いと思った。

    人間関係を論理的に捉えて自分と相手を理解できる?
    自分探し?自己嫌悪?愛?
    私の分人は、相手の分人との関係性で成り立っている。
    人間関係で悩む人にとって、もしかしたら命を繋ぐ可能性だって秘めている本だと思う。

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    2026年01月31日
  • 私とは何か 「個人」から「分人」へ

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    物心ついた頃から自己のアイデンティティに対する不安と孤独を感じていた自分が救われた気持ちになる。自分と他人に優しくなれるヒントがたくさんあるので、対立の激しいこの時代だからこそ、できるだけ多くの人が目にすると良いなと願う。

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    2026年01月31日