平野啓一郎のレビュー一覧

  • マチネの終わりに(文庫版)

    Posted by ブクログ

    これほどまで人の心の奥底に届き、深く感動させる名作と出会え嬉しい反面
    今後この作品を超えるものに出会えるだろうかと、心配です。

    0
    2025年11月24日
  • サロメ

    Posted by ブクログ

    好きな男が振り向いてくれなかったから殺す狂気の女、サロメ。そしてロリコンな王様。登場人物が個性強すぎ。

    0
    2024年08月27日
  • かたちだけの愛

    Posted by ブクログ

    交通事故により片足切断という悲劇に見舞われ、悲しみと不安に沈む女優・叶世久美子(本名中村久美)と、たまたま事故から救助し、何の因果か彼女の義足のデザインを任される事になった主人公・相良郁也が、徐々に彼女と心を通わせていくラブストーリー。

    「焦らず少しずつ、未来のことを考えていきましょう。不安を感じる時には、どんなことでも相談してください。解決のための具体策を、一つ一つ考えていきましょう」
    「思ってること、感じていることを一つ一つ話していけば、一緒に考えられるんだから。少しずつでも前進するよ」
    「人のすべてなんて、見えるはずがない。だったら、自分の一番良いところが見えるようにすべきだよ。誰にだ

    0
    2024年07月25日
  • 「カッコいい」とは何か

    Posted by ブクログ

    我々はカッコ良さに呪われている。どこまでもかっこ良さを求めている。カッコ良さにこだわらないカッコ良さ。さらにはカッコ良さに素直に開くカッコ良さ。しかしながら、これらは他人をそのように思うだけで、「自分」は絶対にカッコよくなれないという構造。この構造が呪いだ。
    結局、カッコ良さは納得感ではないか。同じ著者の分人論では、関係の数だけ個性が存在するわけで、それらの統合がカッコ良さだという見方をやめるよう告げている。

    0
    2024年07月18日
  • ご本、出しときますね?

    Posted by ブクログ

    出てくる作家さんが、すごく豪華!
    性格の悪さもさらしていて、楽しかった。
    最後の光浦靖子と尾崎世界観との鼎談が一番笑った。

    0
    2024年06月18日
  • ある男

    購入済み

    深い

    重厚な文体ですが読みやすい作品。重犯罪加害者の家族の問題とか、社会問題を扱っていてとても考えさせられた。さすが作者は法律に詳しい。弁護士ではなく、渦中のXさんの視点で読んでみた。司法とかhateとか今まであまり考えないことを考える機会になって良かった。

    #深い #共感する #切ない

    0
    2024年05月08日
  • 小説の読み方

    Posted by ブクログ

    物語を
    メカニズム、発達、機能、進化
    の観点から考察してみる。
    創造的な誤読を楽しむ。

    ケータイ小説「恋空」について、文体の特徴として、形容詞、形容動詞、副詞といった修飾語が極端に少なく、まるでマンガの一コマを思わせるテンポ感、という平野さんの指摘に納得。

    物語の中で、主人公がA君について語るとき、A君はそういう設定の人なんだろう、と思い込むことがあるけれど、それは主人公から見た視点のA君であり、そこに主人公という主語を補填する述語も含まれている、ということは新たな気づきであった。
    言われてみれば、それは当たり前なんだけれど、創作物を読んでいる、という前提がその感性を鈍らせていたように思う

    0
    2024年04月16日
  • 死刑について

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    死刑存置派も一考する内容がある。
    被害者への配慮は、存知派の方も根本では同じではないだろうか。
    著者は自身の意見においての変遷を丁寧に書いており、賛成派も反対派も頷ける部分もあると思う。
    結論や正しさを明確に述べている書ではなく、更に理解を深め、自身の意見を構築するために著者は投げかけているのではないだろうか。

    0
    2024年03月21日
  • ドーン

    Posted by ブクログ

    中盤まではなかなか読み進めるのがヘビーなのだが、登場人物たちが苦悩を自分自身の「分人」と結びつけて乗り越えようとしていく過程が読み応えがあり、特に主人公の明日人のそれの危うさを孕みつつ一種の誠実さと真摯さを手放さない感じが良かった。

    0
    2024年02月11日
  • 葬送 第二部(下)

    Posted by ブクログ

    「人生は大きな不協和音だ」

    これを20代で書ききった作者に感銘を覚えました。
    こんな描き物をされている最中、作者はすごい濃密な空間にいたんだろうなと、想像すると畏怖を覚えました。

    人は死ぬ、という事をこの2部ではずっと突き付けられた時間になりました。

    死が身の回りから現代的に忌避されている中、こんな形でしか段々と人へ伝えられなくなってきている気もします。

    天才ショパンを通して人生の歩み方を、凡人ショパンを通して死ぬ過程とは何かを問いかける。

    読んでいる途中より、読み終えた後の今の方が、頭の中でメロディーを奏でているのがすごく不思議。

    思考から他の事が消え去るくらい、いい時間になりま

    0
    2024年01月18日
  • 本の読み方 スロー・リーディングの実践(PHP文庫)

    Posted by ブクログ

    速読が推奨されていることをよく見かけるのもあり、読むのが遅いことが悪いことかと思っていました。
    紹介されているスローリーディングのテクニックをすぐに習得することは難しいが、本を自分のペースで楽しんでいこうと前向きになれました。

    0
    2024年01月10日
  • 死刑について

    Posted by ブクログ

    私も若いころは 死刑賛成だったんだけれども 今は反対。なんでそうなったのかは・・・ 理路整然とは説明できないなぁ。

    0
    2023年12月14日
  • 本の読み方 スロー・リーディングの実践(PHP文庫)

    Posted by ブクログ

    数年前、某書評サイトに参加していた時期がありました。そこではみなさん競うように書評を上げていて、中には毎日3冊から4冊もの本の書評を上げる人も。私はそのスピードにまったくついていけず、大好きなはずの読書がちっとも楽しくなくなってきてしまい、これはいかんもうここにはいられない、と一年足らずで退会しました。

    そんな私にとってこの本は、天から差し込まれたひと筋の光、「大丈夫だよ」とやさしく手を差し伸べてくれる、救世本です。まさに我が意を得たりな一冊で、読みながら「そうそうそうなんですよ!」、「ほんっとまさしくこれ!」と心の中で叫びどおし。

    本書は、徹底的に〈アンチ速読〉。〈一年間に何冊読んだ、と

    2
    2023年12月12日
  • 葬送 第二部(下)

    Posted by ブクログ

    ジョンジュサンドの気持ちには、あまり共感しなかった。最後くらいは会いに来て欲しかった。
    善良な個が集まって奏でられる不協和音。私たちを取り巻く現実世界をうまく表現しているなぁと思った。
    曖昧な物が重なって出来上がってる個と共同体。印象派の絵画のような文体を意識して書いたって、平野さんが天才すぎる。
    クラシック含め音楽の知識が不十分で、ショパンの演奏会を想像の世界で実感できなかったのが悔しく、今後も勉強していきたい。

    0
    2023年12月01日
  • ご本、出しときますね?

    Posted by ブクログ

    本の内容はもちろん面白かった。
    それ以上に読んだことがない作家さんをたくさん知ることができたし、紹介されており本の中に読んでみたいものもたくさんあった。

    たまには意識的に新しい作家さんを開拓しないと読むものが偏っちゃうから。

    0
    2023年11月19日
  • 『マチネの終わりに』無料試し読み

    匿名

    購入済み

    初めて読みました。

    平野啓一郎さんの作品は今回始めて目にしました。非常に繊細な表現でついつい没入してしまいました。続きが読みたいので完全版を購入します。

    #切ない #胸キュン #癒やされる

    0
    2023年11月02日
  • ある男

    匿名

    購入済み

    読む価値有り!!

    最近読んだ中で上位に入る作品でした。
    続きが気になりすぐに読み終えました。
    楽しい秋の夜長を過ごせました。
    また、作者さんの他の作品にも興味がわきました。
    是非、読んでみたいです。

    #深い

    0
    2023年09月23日
  • ご本、出しときますね?

    Posted by ブクログ

    小説家の方々の独特な頭の中がとても面白い。聞き手の若林さんの面白さと相まってテレビ観といたら良かったー!と悔しい気持ちでいっぱい。またやってくれたらいいのに。

    0
    2023年09月22日
  • 本の読み方 スロー・リーディングの実践(PHP文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    自分は本を読むスピードが遅い方なのでこの本を読んで、今までは読むスピードを早くして色々な本を読みたいと思っていたが、それよりも本の理解度や深く考える時間に費やしたほうが、より読書を楽しめて為になると思えた。

    再読について書かれていたが、これは小説に限った話じゃなくて漫画、ドラマ、映画、アニメにも当てはまることだと思ったので、基本的に1回しか見ないので試してみたいと思う。
    この本も再読しようと思う。

    「自分だったらどうするだろう」と考えるのは元々、自然とやっていたので良い事だと知って嬉しかった。

    「辞書癖」をつける、と書かれているがこれは前から実践してはいるが難しい言葉や読めない漢字が続く

    0
    2023年09月03日
  • 空白を満たしなさい(上)

    Posted by ブクログ

    すごく面白かった!平野啓一郎先生の本はこの本が初めて。オーディオブックで完聴。
    自分が死んだあとに生き返る(復生)するという有り得ない設定ながら、登場人物の動きや分人主義という考え方や先が気になって読み進めるのが止まらなかった。
    自分が自殺したあとに蘇ったら、自分の夫が蘇ったら、などと空想しながら読み進めたが、自分の立場と重ねて、夫の自殺という乗り越えるのが難しい壁をやっと乗り越えたところで夫が蘇えったら、嬉しい反面、この3年間は何だったんだろうと考えてしまうだろう。
    途中出てくる佐伯という男の気味の悪さは印象的ではあるが、同意できる部分もあった。
    命の価値って、重さって、何なんだろう。
    自分

    0
    2023年07月02日