平野啓一郎のレビュー一覧

  • 私とは何か 「個人」から「分人」へ

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    尊敬する先輩にお勧めされた本。
    好きな人が好きな本は、大体好きである。

    「分人」は、目から鱗な考え方だったけど、知れて良かった。
    自分の周りで起きる状況や感情の動きを、より客観視できそう。

    そして、平野啓一郎の作風が毎回違うことや、何を思って作風を変えているかも、なんとなく理解できたような。

    おすすめです。

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    2026年11月01日
  • ドーン

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    ネタバレ

    名作…平野啓一郎さんの天才ぶりを存分に感じた。
    火星への宇宙探査、アメリカ特有の社会構造を踏まえた大統領選挙、そして《散影》という新たな社会システム。複雑にみえる場面たちが、ディビジュアル・分人主義という平野さんの軸となる思想と絡み合って、最後収束していく様が本当に美しかった。
    2008年刊行ということに驚き…まだスマホもろくにない世代に《散影》や「可塑整形」のある情報過多社会をこんなにもリアルに描くなんて…
    ディストピアのようだったけど、今や描かれている内容も遠くない未来のように感じてしまう。《散影》が定着した背景にどこか納得してしまうところもあるし--
    「警察に見られることを怖れて、犯罪に手を出さない。──悪くない考えでしょうが、私としては、アメリカ国民の一人として、誰に見られても恥ずかしくない行動を取る、という考えの下に日常生活を営む方が望ましいと思っています。同時に、権力の濫用には、国民全員で対抗すべきです。」

    歴代大統領の名前にトランプが出てきていなくて、発刊当時からのアメリカの変化を思うと、どうしてネイラーのような考えの人が立ってくれていないのだろうと現実を哀しく感じてしまった。
    代替銃の考え--「これは、個人individualではなく分人dividualだけを撃つ銃です。誤射の際に、取り返しがつく銃であり、後悔が常に間に合う銃なのです。」
    も心から賛同できるし
    デルガードとの関係性を通じて明らかにされる、ネイラーの「普通の感覚(自分こそがサポートしなければならないという積極的な支援の感情を抱かせるもの)」も、とても納得。

    一方で、キッチンズもきっと己の正義と戦っていたのだろうし、デヴォン社のタールがアストーにキレるとき
    --「たった一発の誤射で、世界中が非難囂々という有様だ。何もせずに、リヴィングのソファで指を咥えて見ている世界中の偽善者どもが!」
    の発言にはハッとさせられるものがあった。これまで「悪者」として見ていた人物の正義をまざまざと見せられて、それを否定しきれなかったから。でもやっぱりどんな正義のためだろうが、暴力や殺人を許してはいけないのだよね。自殺まで追い込まれてしまったけれど、彼も正義のために戦ったひとりだよな、と。

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    2026年11月01日
  • 私とは何か 「個人」から「分人」へ

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    一貫しない自分を肯定してくれる本。

    「『本当の自分はただ一つ』という考え方は、人に不毛な苦しみを強いるものである。」
    これはまさにその通りで、かつて「自分とは何か」と思い悩んでいた私にとって、自分の存在を1つの答えに定めようすること自体が自分を苦しめていたのだと改めて気づかされた。
    相手によって異なる自分の顔も全て本当の自分だとする「分人」の考え方を取り入れられると、かなり生きやすくなると思った。

    大きな比率を占めている分人が自分の個性になるということから、いろんな自分を認めつつも特に生き心地のいい自分を大切にしていきたいと思った。

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    2026年10月25日
  • マチネの終わりに

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    詩的で哲学的で美しかった。とても好き。お互い連絡を取り合わないまま五年間、意識しあっているところが素敵だと思った。

    美、と言うのは凄惨な姿を人々が受け入れ可能なオブラートに包無仕事を引き受けさせられている、というのが新視点で興味深かった。これは小説としてゆっくりフレーズを噛み締めたいお話だなって思った。かなり好きな小説。

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    2026年10月24日
  • マチネの終わりに

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    見事なまでにすれ違う大人の静かなラブストーリー。

    三谷のしたことに賛否あれど、結果的にうまくいったのならそれが運命だったと言えなくもない。
    結局のところそのようにして人はいつも誰かと繋がったり途切れたりしているのではないか。
    ならば三谷を一方的には責められない。
    蒔野と洋子があっさり最初から付き合っていたとしても未来がどうだったかはわからない。

    何年もの年月にそれぞれの人生が流れる。

    もう時々しか思い出さないと思う日もあれば、まだ思いが燻って近くにあると思い知る日もある。

    NY公演の客席にひっそりと座る洋子に気がついた蒔野がマチネの終わりに贈った一曲。

    For you

    英語だと『皆さんのために』。
    同時に『貴方のために』とも訳せる。

    公演後にセントラルパークを散歩すると公言した蒔野。

    お互いにすれ違いを演じることもできた二人だが、そこに洋子はいた。

    会うのは3度目だが、二人はそのときやっと初めて出会ったのかもしれない。

    上質の映画をみたような読後感でした。



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    2026年10月18日
  • 空白を満たしなさい(下)

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    自殺について、
    なぜ死にたいのに確実に死ねる方法を取らないのか?
    どの分人がどの分人を殺したのか?とか、
    そういう考え方がとても面白かったです。
    目からウロコとはまさに!

    命は一つだから素晴らしい、懸命に生きることができる。
    とはまあ、いろいろな作品で語られていることではありますが、
    私にはこの作品が1番そのこと受け止められるきっかけになりました。

    命は一つ、人生は一度きり!
    そうはいっても、毎日惰性で生きてしまってるなあ。
    そんな風に全力で生きられていないなあ。

    もちろん、復生後の主人公のように
    張り詰めて生きていく必要はないと思いますが、
    自分が大切な人や大切に思ってくれる人を
    大切にしていきたいな、と思いました。
    大好きだって気持ちと、ありがとうって何回でも伝えていって、
    そうすることが、きっと自分を大切にすることに繋がるんだろうなと思います。

    そしてこのタイトルに返ってきたとき、
    りくがどんな風に父の自殺を受け止めたのか。
    全てが報われるような、ステキな読後でした!

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    2026年10月15日
  • マチネの終わりに(文庫版)

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    「人は、変えられるのは未来だけだと思い込んでいる。だけど、実際は、未来は常に過去を変えてるんです。変えられるとも言えるし、変わってしまうとも言える。過去は、それくらい繊細で、感じやすいものじゃないですか?」

    本書は、単なる恋愛小説ではなく、登場人物がそれぞれに愛を育み合う過程において「愛とは何か」「過去とは何か」といったことを示す哲学書であると僕は感じた。

    読み進めていくと、
    僕では言葉にできないような感情がいくつも湧き出てきた。
    今後再び読むことがあったら僕がどこに心を動かされたのかを覚えておきたいと思い、感情の動いた箇所にとりあえず印をつけた。
    とにかく平野さんの文章は、人の感情や葛藤、思考を最も適切な言葉で、それでいて艶がある、とても素敵な表現をされる。

    そういえば、僕はちょうど能登半島に行ったところだった。
    震災からは2年半以上経過しているが、
    町の中はまだまだ復興の最中である。
    当たり前に過ごしてきた日常を一瞬にして失った過去。
    その過去は変えられるのだろうか?
    変わるべきなのだろうか?
    ということをなんとなく考えている。

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    2026年10月13日
  • 私とは何か 「個人」から「分人」へ

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    分人という考え方を基にして世界を捉えてみるという本。自分を個人として捉えるのではなく、分人の集合体として考えてみるというのがためになった。特に印象に残ったのは、恋と愛のこと。愛とは、相手の存在によって自分自身を愛せるようになること。またその逆も然り。この部分に感銘をうけた。私はそんな自分の分人を大切にしたいし、そこを軸に生きたいと思った。

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    2026年10月12日
  • マチネの終わりに(文庫版)

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    ネタバレ

    マチネの終わりに
    平野啓一朗

    何気なく手に取った本が今年最高の1冊だった。
    男女のすれ違い恋愛の話。生きること、愛すること、出会うこと、別れること……今自分がこうして生きてる理由は?問いと気づきが多くて感動。読み切れてよかった。

    とにかく文章が素敵。こんな表現できるんだ、演奏の様子とか心情とか。自分では普段使わない単語がたくさんでてきた。
    平野さんの表現力の高さ、ホントすごいなぁ。

    あと一歩違ってたら死んでた、すれ違ってたから今一緒にいない、どうして出会ったんだろう?
    人生て不思議だね。今こうして生きてる意味、考え出したら壮大だ。
    パートナーを大事にしようと思った。

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    2026年10月12日
  • マチネの終わりに(文庫版)

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    感情や場面、視えないはずの音の描写まで、全てが丁寧に言語化されていて、体験していないことが頭の中でスムーズに映像化された。感情の描写がリアルで、読者として読んでいると腹立たしい出来事でも当事者の場合に感じることは異なる、と、説得力のある心理描写が重ねられていた。
    作中の「人は、変えられるのは未来だけだと思い込んでる。だけど、実際は、未来は常に過去を変えてるんです。変えられるとも言えるし、変わってしまうとも言える。過去は、それくらい繊細で、感じやすいもの」というセリフが、最初はよく分からなかったが、最後まで読むことでこの考え方がすごく意味を成していることが分かった。
    月並みな言い方になるが、すごく素敵な作品だった。何年後かに、また読み返したい作品だった。

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    2026年10月10日
  • 空白を満たしなさい(下)

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    読み始めは死者が生き返る話?どんな風に話進んでいくんだ?という感じで面白くなるのか不安があった。
    が、とても良かった。

    命を生きるという事の重みや儚さを、復生から消滅という主人公の心の移変わりを通して、とてもリアルに感じ取ることができた。
    最後は涙が止まらなかった。

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    2026年10月09日
  • 本心

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    格差や自己決定死についての話。
    死を選択したいという感情は、自分から持つものではなく社会に影響されているのかどうか、興味深い疑問だと感じた。

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    2026年10月08日
  • 葬送 第二部(上)

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    どうしてこんなにひとの心の機微をありありと描けるのだろう…圧倒させるような知識量と相まって、読んでいると物語の中に引き摺り込まれるような感じがする。私にとって、読んできた平野作品の中でも大傑作だったと思う。

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    2026年10月07日
  • 葬送 第二部(下)

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    どうしてこんなにひとの心の機微をありありと描けるのだろう…圧倒させるような知識量と相まって、読んでいると物語の中に引き摺り込まれるような感じがする。私にとって、読んできた平野作品の中でも大傑作だったと思う。

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    2026年10月07日
  • 私とは何か 「個人」から「分人」へ

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    哲学系の新書で紹介されていたので読んでみた。すごく分かりやすくて、百利あって一害なし、というような世界の捉え方で、早速、日々の暮らしのなかで活かしてみようと思った。
    あまりにも良いなと思ったので高校生の我が子にも薦めてみたら、高校の教科書に載っているので知っているとのこと。
    うん。そうであるべきだよね…。

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    2026年10月07日
  • マチネの終わりに(文庫版)

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    ネタバレ

    読み出したら止まらなくなってしまい、2日ほど睡眠を削って読んでしまった。
    深く自身と芸術、歴史、文化、思想に向き合う2人が運命的に出会い、引き離され、最後には再会を果たす。軽薄さのない恋愛の崇高さと切なさに憧れを持った。
    洋子のような側から見れば完璧な女性のうちにも、凡人のそれと同じく嫉妬や後悔など様々なものが渦巻くものなのだろうと想像できるようになった。また、1970年代からの社会情勢、とくにイラク戦争についての己の無知を恥じ、教養のない女性はセクシーじゃないというフィリップの考えにもどきっとした。

    再会のその後は描かれていないが、共に生きていく関係となっていることを願わずにはいられない。この2人が友人としてでも恋人としてでも関わっていくことで早苗との関係は遅かれ早かれ破綻するだろう。しかし2人が完全に縁を切るということも想像のつかない選択肢であるように思う。

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    2026年10月07日
  • ある男

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    ここ1、2ヶ月くらい、城戸章良について考えながら読み進めた。
    城戸が対話する相手によって見せる「分人」を追うのも心地よく、また、城戸の内面の琴線に触れる瞬間には、彼の葛藤や逡巡する苦悩をこちらも追随するような気持ちになった。

    世間の排外主義的な風潮や、被害者遺族ではなく加害者遺族側に焦点を当てるという、非常にセンシティブかつ難しい問題を、この作品を通じて考えることができてよかった。

    城戸と自分の性格を重ねる部分もあり、息子の心情には胸を打たれた。
    いい作品に出会えた。

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    2026年10月06日
  • ある男

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    ネタバレ

    平野啓一郎さんの著書を初めて読みました。

    初めて触れる言葉が多く、辞書片手に読み進めました。笑 また地の文が多いこともあって、想定していたより読み終わるのに時間がかかりました。

    戸籍の交換の仲介という闇が、本当にこの世に存在しているのではないか、と思わせるくらいリアリティを感じた。実際、あったとしてもそれが本当にあると、私が真実を知ることは難しそうだが。

    本当にそのビジネスがあったとしたら、私は「人の人生のその後を歩きたい」いや「自分の人生をリセットしたい、辞めたい」だろうか?
    あの時に戻りたい、やり直したいと考えることはこれまで何度もあった。でも誰かになりたいわけじゃなく、あくまで今の自分の人生の起点となっているだろう一部を変えて、自分の人生の今を変えたいだけ。

    「自分の人生を辞めてまで他者の人生を生きる」という選択肢が浮かばない自分は、とても幸せなことなのかもしれない。

    日本の「刑罰観」というものに興味を持った。まずは本書の最後に掲載されていた参考図書を読んでみよう!

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    2026年10月05日
  • マチネの終わりに(文庫版)

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    すごく好きな作品です。

    人を好きになるって、こんなに嬉しくて、こんなに苦しいんだなあって。
    タイミングとか、ちょっとしたすれ違いとか、
    たったひとつの言葉で、その後の人生が変わってしまうこともあるのかも。

    それでも、何年経っても心の中に残っている人がいるって、なんだか素敵だなと思いました。

    夜、静かに浸りながら読むのがおすすめです~

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    2026年10月05日
  • ある男

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    平野啓一郎さんの作品は、これが初めてでした。

    これまで読んできた小説の中には、物語としては最後に大きく盛り上がって「面白かった」と思えるものの、そこにたどり着くまでの文章は比較的平凡で、最後まで読むこと自体に少し頑張りが必要な作品もありました。

    その点、この本は少し違いました。

    物語全体としての評価は、自分の中では星4つくらい。ただ、それ以上に印象に残ったのは、一つ一つの文章そのものの面白さでした。言い回しや表現が独特で、何気ない一文にも惹かれるものがあり、「次はどんな文章が出てくるんだろう」と思わせてくれます。

    だから、結末が気になるから先を読むというより、本を開いて文章を読むこと自体が楽しい。隙間時間があれば、少しだけでも開いて読みたくなるような本でした。

    「最後まで頑張って読めば面白い」のではなく、「開けば、もう面白い」。

    他の作品も同じような読み味なのかはまだ分かりませんが、少なくとも『ある男』を読んで、平野啓一郎さんの文章そのものをもっと読んでみたいと思いました

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    2026年10月01日