死刑について

死刑について

1,320円 (税込)

6pt

死刑廃止の国際的な趨勢に反し,死刑を存置し続ける日本.支持する声も根強い.しかし,私たちは本当に被害者の複雑な悲しみに向き合っているだろうか.また,加害者への憎悪ばかりが煽られる社会は何かを失っていないだろうか.「生」と「死」をめぐり真摯に創作を続けてきた小説家が自身の体験を交え根源から問う.

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死刑について のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    死刑制度については勉強不足で存置派とも廃止派とも言えない状態だったが、本書を読んでこれまでにない死刑制度に対する捉え方を知ることができた。テーマの割に薄いこの1冊で、世界の死刑制度の現状、事例、著者の考えが分かりやすくまとめられていること自体も凄い。

    特に日本ではなぜ死刑が支持され続けるのかについ

    0
    2025年09月02日

    Posted by ブクログ

    【目次】

    死刑は必要だという心情

    「なぜ人を殺してはいけないのか」の問いに向き合って

    多面的で複雑な被害者の心に寄り添うとは
    ――「ゆるし」と「憎しみ」と

    なぜ死刑が支持され続けるのか

    「憎しみ」の共同体から「優しさ」の共同体へ
    ――死刑の撤廃に向けて

    あとがき

    付録:死刑に関する世界

    0
    2024年12月02日

    Posted by ブクログ

    この本は、死刑存置派も、死刑廃止派の両方が、読める本に仕上がっていると思いました。
    ですが、私の態度は、両方の意見もわかるという立場になり、未だに死刑については、知れば知るほどわからないと、突き詰めることもなく、曖昧なままの姿勢に、自分で、自分が嫌になるばかりでいます。

    0
    2024年11月28日

    Posted by ブクログ

    私も若いころは 死刑賛成だったんだけれども 今は反対。なんでそうなったのかは・・・ 理路整然とは説明できないなぁ。

    0
    2023年12月14日

    Posted by ブクログ

    素晴らしい本だった。数十年来の考え方がガラッと変わった。
    現在、日本人の8割が死刑制度継続を支持しており、年に数件執行されている。死刑制度が無い国が多数派を占めるなか、日本で依然として死刑が行われている文化的背景などが書かれてある。
    本書を読むまで知らなかったのだが、死刑制度が無いことがEU(欧州連

    0
    2023年06月20日

    Posted by ブクログ

    高校生の頃、「決壊」を読んだ。
    「加害者家族の問題はあまり考えたこと無かったな…あくまでも尊重されるべきは被害者や被害者遺族だけど、加害者家族も在り人間や生活が存在するのも事実だ。それでも何よりも被害者や遺族がもっとも尊重されるべきだし、被害者遺族大なり加害者家族だろうよ」と感想を抱いた…ような気が

    0
    2023年01月05日

    Posted by ブクログ

    この様な重たいテーマを、この短い論考で述べられていることに、まず感嘆した。著者の誠実な考え方が短く凝縮された秀逸な書である。「死刑」という国家による暴力で、問題を解決する社会でいいのか。死刑問題を考えるにおいては、この社会のあり方も含めて、大きく捉えていることが必要と思う。著者は当初は死刑賛成論者で

    0
    2022年11月06日

    Posted by ブクログ

    死刑制度には反対。
    しかし昔は賛成だった。
    海外の作家と交流したり、『決壊』を書く中で価値観が変わった。

    なぜ死刑制度に賛成の人が多いのか→人権教育がなっていないからだ。

    0
    2025年08月03日

    Posted by ブクログ

    日本が死刑を限りなく例外的なものとして捉えている限り、多数派の死刑存置論を変えることはできないと思う。逆に今以上に厳罰化が進んでいって、死刑選択基準が今より下がっていけば、どこかのタイミングで廃止論派の流れが来るのではないかと期待している。

    0
    2025年05月23日

    Posted by ブクログ

    死刑制度の存廃を筆者平野啓一郎の言葉から考える。この国の死生観や儀式、宗教、そしてムラ社会の因習などが背景となって、復讐心と人権の対峙は責任と優しさを天秤にかける。現状の看過は社会の荒廃へと連なっていく。そこに私たちは気付く、教育や情報リテラシーの大切さが問われている。謀(はかりごと)は便利アイテム

    0
    2024年08月16日

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