平野啓一郎のレビュー一覧
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後半、話が哲学的になってきてから作者の書きたかったことが掴め始めて面白くなってきた。
自殺した人が、自殺なんかするわけがなかった自分がなぜ自殺に至ったかを生き返って追及する話。
よくこんなストーリーが思いつくなぁ。
平野さんってめちゃくちゃ頭がいい人なんだろうと感じた。
個人と分人の話はすとんと腑に...続きを読むPosted by ブクログ -
完全に土屋を阿部サダヲのイメージで読んでたので、NHKドラマで佐伯役だったのには驚きましたが、佐伯の存在が土屋の影だって解釈すると、暗示的な偶然でした。Posted by ブクログ
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スローリーディングを訴える、今の時代にこそ必要な良書。自分自身、早く読まないとと焦って読んでしまったことが何度もあった。それは、速読とか多読といった情報をいかに早く要点だけに絞って取り入れるかという観点のもの。一方で、スローリーディング、とりわけなぜ作者はこの一文を入れたんだろうか、なぜこんな表現な...続きを読むPosted by ブクログ
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いくつか無料試し読みを読ませていただきましたが、最も続きが気になりました。
映画も上映中で、読んでから見るか、見てから読むか悩ましいところです。
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同名のテレビ番組の書籍版。対談番組なので普通の対談本として読める。内容は若林×小説家2人の対談。読んだことない人も多かったけどどの人も面白くてみんな読んでみたくなったし、小説家の皆さんのとがり方は自分とは違くて自分はやっぱ作家ではないな、とも思った。Posted by ブクログ
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読み易さと内容の濃さの両方を叶えた充実した対談。この組み合わせでは当然と思えるが、改めて1990年以降の日本が辿ってきた道を考えさせられる。本筋とはやや離れるがイチローが変えたベースボール感には鳥肌がたった。Posted by ブクログ
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面白すぎてあっという間に完読。
物書きの皆さんは日々何を考えてるんだろうって気になって仕方なかったので、得にしかならない!と鼻息荒めで読んだ。
勉強になったのは、森鴎外の行き着いた哲学が
【諦め】ということ。
対談されていた作家さんの本や、処方された本など読みたい本が増えたので何を読んだらいいかわか...続きを読むPosted by ブクログ