平野啓一郎のレビュー一覧
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設定には最後まで違和感があったけど、このテーマを扱うにはこうするしかなかったし、これでよかったのだろうと思う。
とても考えさせられる作品であったし、感情も揺さぶられました。Posted by ブクログ -
人が空白を埋めるのは、人が死んだときだけではない。いじめられたとき、挫折したとき、失恋したとき、深く傷ついたとき。事実を事実として受け入れたら、それは穴のまま。前を向いて動いていくには、自分に折り合いをつけ、事実を再解釈することが必要。そうして、自分の受け入れられるかたちに心をかえる。それが事実とは...続きを読むPosted by ブクログ
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分人と言う名前については少しイメージが合わない感じもしたが、考え方についてはとても納得されることが多かった。個人が一つの考えだけで、色んな人に対して同じ接し方で無くてもいいという考え方はちょっと気が楽になる感じがする。何もいろんな分野での交友関係が大切と言うことを分人の視点で考える事について、結局は...続きを読むPosted by ブクログ
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読書芸人の若林が小説家と対談する番組の書籍化らしい。
常々小説大好きな人の気持ちを知りたいと思っていたが、この対談で多くの気づきを得られた。
自分自身は現実的なビジネス書や、心理学、脳生理学などの役に立つ本を好んでいたので、なにゆえ個人の脳内で創作されたフィクションが好まれるのか不思議であった。
本...続きを読むPosted by ブクログ -
軽薄な「速読」テクニックへの痛烈な批判本。
本人も作家である立場から、物書きがいかに言葉選びを熟慮しているか、またそれを自分で読み取り感じることが著書に触れる喜びの一つであることが、作例を交えて書かれている。(勿論、本を読む目的は人それぞれだが。)「速読=脂肪。役に立たず、頭の回転を鈍らせる。知って...続きを読むPosted by ブクログ -
自分が死ぬことがあらかじめわかっていたとして、それがあとどのくらい残されているのかわからない、いつ消えるのかわからないといったとき、その残りをどのように過ごすのか、誰に会いに行くのかと思うと、今の私にできることは、いつも通りに好きなお店にお酒を飲みにいくことだけなような気がする。
自殺や希死念慮を...続きを読むPosted by ブクログ -
作家による読書法の紹介本。
わかりやすく、理にかなっていて面白かった。本来、個人が楽しみながら進める読書を、国語の時間が妨害している面はたしかにあるよなぁと思う。試験における作者の意図は、出題者の意図なのだと割り切って説明されていて、少しすっきりした。
また、気持ちがいいほどのアンチ速読で、読んで...続きを読むPosted by ブクログ -
以前読んで面白かったので再読。
今まで読んだことのないタイプの小説だった
美しい風景が頭に浮かぶような清々しさすら感じるラストだったPosted by ブクログ -
数年前に読んで面白かったので再読
死んだ人間が生き返る設定
主人公が自殺なのか他殺なのかのミステリー要素
とても続きが気になるストーリー
あと認めたくないが佐伯というキーパーソンが
この小説の魅力だと思います
魅力とか言いたくないくらい
関わりたくない人物ですが。Posted by ブクログ