平野啓一郎のレビュー一覧
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表紙のゴッホの意味が分かった辺りからは夢中で読んだ。
生きることと死ぬこと。遺していく人と遺される人。分人の話はかなり納得した。誰しも自分が出会う人に影響を受けてる。
ドラマも楽しみだ。Posted by ブクログ -
【読もうと思った理由】
最近、一度読むだけだと難解で理解しにくい本を徐々に読むようになり、「もっと読解力があったらなぁ」と思うことが多くなっていた。そんな折、この本とたまたま出会い読むに至る。
【読後の感想】
プロの作家の方は、「ここまで考えて本を読んでいるのか」と脱帽し、恐れ入った。
(以下、...続きを読むPosted by ブクログ -
復生いいなと思ったけど、また消滅してしまうのは2回悲しみが来るようで余計につらそう…。
タイトルの意図はなるほどと思った。
あとは分人の考え方が非常に興味深かった。
この本を読んで、生の儚さの方がより強く感じてしまい、もう少し有意義に生きなければという気になった。
結局、佐伯は徹生の父親だったのか?...続きを読むPosted by ブクログ -
死んだはずなのに3年ぶりに生き返った徹生。しかしその死因は「自殺」。愛する妻と子供を置いて本当に自殺していたのか。
上巻読んで、続きがめちゃめちゃ気になる…
徹生は果たして自殺なのか殺されたのか。殺されたのなら誰が犯人なのか気になるし、怪しい人々も。Posted by ブクログ -
オードリー・若林正恭と作家二名との鼎談13回分が収められた本。テレビ番組で放映されていたことは知らなかったが、とても面白く読めた。作品からは分からない作家の素顔が知られて良かった。「○○にオススメの一冊」のなかで、『シェア』、『変愛小説集』、『ライン』を読んでみたいと思った。Posted by ブクログ
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私という個人を分人というものに分けて考えて生きるという、今までにない人間観を与えてくれた本。人と向き合うときに悩む自分、例えば自分以外の相手同士の人間関係、自分と相手との人間関係におけるウエイトの考え方を持つことでその相手との付き合い方にシンプルな考え方を持つことができ、悩みの解消につながるかもしれ...続きを読むPosted by ブクログ
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「個人individual」という単語は否定語inと「分ける」というdividualでできていて、「(もうこれ以上)分けられない」という意味なのだそう。ひと(人格)はこれ以上分けられないのかというと、そうではなくて、対応する相手や場面によりすこしずつ違った人格が生じていて、しかしそれは何も多重人格と...続きを読む
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まずあまりに突飛な設定に戸惑ったが、小説としての面白さは抜群です。
死んだ人間がいつの間にがこの社会に戻って普通に暮らし始める。しかしなぜ自分が死ぬ羽目になったのか?家族との絆はどうだったのか?
主人公は生前のことを思い出しながら反省をしながら家族と生きる決心をする。
しかし….ということです。
死...続きを読むPosted by ブクログ -
速く、一冊でも多く本を読みたいと思っていたが、自分がこれだ、と思った本をじっくりゆっくり読んでみたくなった。Posted by ブクログ