平野啓一郎のレビュー一覧

  • 決壊(下)

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    最後まで読者をぞくぞくさせる感じ。登場人物の些細な仕草や言葉遣い。

    最後に崇が持ってきた黒いバッグ、後で改めて中身見たのかな。怖すぎる。

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    2025年08月01日
  • 「カッコいい」とは何か

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    【一言まとめ(キャッチフレーズ風)】
    「カッコいい」は見た目だけじゃない。
    私たちの生き方や価値観にまで響く“体感主義”だ。

    ③【要約(内容の流れ・ポイント)】
    本書は、大きく分けて以下の3つのポイントで構成されています。

    「カッコいい」という言葉の歴史と意味の広がり
     テレビ普及期に生まれた言葉で、外観だけでなく個人の生き方や価値観と結びついてきたことを解説。

    「カッコいい」の基準は“しびれる体感”
     理屈ではなく、体が震えるような感覚こそが「カッコいい」の本質。ジャンルを超えて多様化し、個人のアイデンティティと結びついている。

    外見と内面の関わり、そしてその裏に潜む危うさ
     外見と

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    2025年07月25日
  • 本の読み方 スロー・リーディングの実践

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    今まで、いわゆる純文学が苦手で、難しいと感じてきたが、読み方が雑だったからなんだと、この本を読んで改めて悟った。なんとなくわかってはいたけど。
    先へ先へと読んでしまいがちだけど、改めよう。
    この本に書かれている方法を取り入れながら、手持ちの本を、ゆっくり味わって再読してみよう。

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    2025年07月22日
  • 空白を満たしなさい(下)

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    一気に読んでしまった下巻。
    平野作品のカバーはよく考えられているのだろうと思ったから、絶対にゴッホの「自殺」についての描写(もしくは自
    殺ではなかったのではないか)というテーマが出てくるのかと思ったら、下巻の絵が実はゴッホではなく、弟のテオだったのでは?という説が出てきて、それは私も初耳だった。
    平野さんが興味を示している「分人」についてこの作品ではよりわかりやすく語られている気がする。やはりこの作品を読んでから、「本心」を読むともっとわかりやすかったのかなとも思う。
    でも入門というか、手にとるようなテーマとして、「本心」に出てくる母親のVFっていうのは興味深かった。
    子供2人、家族を持つもの

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    2025年07月21日
  • 本の読み方 スロー・リーディングの実践

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    スローリーディングのすすめ

    『本当の読書は、単に表面的な知識で人を飾り立てるのではなく、内面から人を変え、思慮深さと賢明さとをもたらし、人間性に深みを与えるものである。そして何よりも、ゆっくり時間をかけさえすれば、読書は楽しい。私が伝えたいことは、これに尽きると言っていい。』

    Recommendation for Slow Reading

    "True reading is not about adorning oneself with superficial knowledge, but about transforming oneself from within, bring

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    2025年07月14日
  • 悲しみとともにどう生きるか

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    悲しみとの向き合い方。
    ケアとは何か。
    居場所とは何か。
    様々な視点が紹介されていて、興味深く読みました。

    ひとりひとりの感じ方、考え方を尊重することの大切さを改めて想いました。

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    2025年06月03日
  • 空白を満たしなさい(下)

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    分人という視点、苦悩の扱い方、そして「死」がもたらす余波に深く揺さぶられた。
    分人について、誰かと一緒にいるときの自分と、一人のときの自分って確かに違う。その中には好きな自分もいれば、あまり好きじゃない自分もいる。

    本書の中にはすごく哲学的な内容もあり難しい部分があって、そこは斜め読みしてしまった。
    いつか再読したときには少しでも分かるといいな。

    ラストのシーン、光の描写が美しくて切なくて…。
    残された家族のことを思うと胸が痛いし、「死ぬことって、自分だけの問題じゃないんだな」と改めて考えさせられた。読後も余韻が残る、深い一冊だった。

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    2025年05月28日
  • 死刑について

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    日本が死刑を限りなく例外的なものとして捉えている限り、多数派の死刑存置論を変えることはできないと思う。逆に今以上に厳罰化が進んでいって、死刑選択基準が今より下がっていけば、どこかのタイミングで廃止論派の流れが来るのではないかと期待している。

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    2025年05月23日
  • 空白を満たしなさい(上)

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    自分は何故死んだのか?を探るミステリーな面もありつつ、哲学的側面もあって面白い。
    どうやら「分人」という考え方を知っておくとより深く楽しめるらしい。
    最後が「え?」ってなったので、下巻もそのまま読もう。

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    2025年05月21日
  • ご本、出しときますね?

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    2016年~2017年に BS で放送されていた番組を書籍化したもの。オードリー若林氏が各回2人の作家をゲストに迎えて行う鼎談集である。もともと知り合いの方も多いようで、堅苦しい話も小難しい話もなく、気軽に読める。

    小説を読んだだけでは分からない作家さんの側面が見られて楽しいし、読んだことのない作家さんも、話がおもしろい方の本は読んでみたくなる。また、毎回の鼎談の最後に紹介される本も、興味をひかれるものが多かった。

    読書の幅を広げたい方に。

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    2025年05月19日
  • 空白を満たしなさい(上)

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    豊崎書評から。現代文学には違いないけど、作家名を知らずに読めば、これはSFですわな。”空白”って、そういう意味ね。ミステリ的趣向も凝らされていて、後半の展開もとても気になる。

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    2025年05月12日
  • ドーン

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    分人の考え方を深ぼる試みを感じる作品。「空白を満たしなさい」でも思ったけれど、平野さんはとことん哲学と向き合うのが好きで、火星探索がどうだったかだとか、なぜ死んだ人が生き返るのか(空白を満たしなさいの設定)だとか、そこのからくりの説明に1ミリも関心がないのが、清々しくてよい。

    自分が好きだと思える、世の中のためだと信じられるディヴ(分人)を差し出したい、というリリアンの願いは切実で、共感できる。明日人の複雑な心境はわかるような、わからないような。

    私を構成する多数のディヴの中でも、
    ・心地よく、多くの他者と共有できるもの(パートナーや友人の中にいる時の自分)
    ・心地よいが、他者との共有は困

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    2025年05月12日
  • 空白を満たしなさい(上)

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    前情報を入れずに読むので、上巻はミステリー展開でドキドキハラハラしながらも「でも平野啓一郎だぞ?そんなシンプルミステリーな訳ないよな?」と構えながら読みました。
    予想通りでした。笑

    ドーンは苦手で最後まで読めずでしたが、ある男、マチネの終わりにに続き、読み応えのある興味深い本でした。

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    2025年04月27日
  • 空白を満たしなさい(下)

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    オカルト?ミステリー?哲学?ジャンル分けするのが難しい作品ですが、平野さんが一貫して提唱されている分人主義という概念を知ることができる物語です。

    一見オカルトチックな設定ですが平野さんの重厚で繊細な描写のおかげで没入感も深く、ずしんと重くて暗いけど気になる、気になるけど知るのが怖い。そう思いながら最後まで興味深く読みました。

    ラデックの出家についての考え方もとても面白かったです。

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    2025年04月27日
  • サロメ

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    FGOに登場するサロメというキャラクターが好きでせっかくなので原作を読もうと思いました。

    少女らしい可愛らしさとヨカナーンへの異常な執着を見せるおぞましさが両立してるこの文庫でも魅力的に書かれていて古典作品でありながら読みやすかったです。
    サロメの踊りの官能感や「ヨカナーンの首をちょうだい」と強請る怪しさが緊張と共に読み手にも伝わってくる素敵な文章でした。

    舞台や映像にもなっている作品なのでサロメの踊りのシーンやヨカナーンの首の唇にキスをするシーンは是非そちらでも見てみたいです。

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    2025年04月19日
  • ご本、出しときますね?

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    番組Pの佐久間宣之の『おわりに』が印象的だった。作家さん達の考え方の違いが面白く、文字だけで伝わる人柄みたいなものに押されて何冊か本をポチった。

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    2025年04月12日
  • 小説の読み方

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    本書は『本の読み方スロー・リーディングの実践』の続編であり実線偏であります。現代の純文学、ミステリーさらにはケータイ小説も含めた計九作品を題材に、予備校の授業のようなイメージで解説してくれます。




    本書は芥川賞作家・平野啓一郎氏による読書論・第2弾です。個人的には『本の読み方スロー・リーディングの実践』の小説版であると捕らえております。

    この記事を読むために何回か再読しましたが、読みながらイメージしたことは丁度、予備校の現代文の授業風景で、平野氏が黒板で講師をする映像が頭に浮かび、もしかしたら平野氏は小説家としてだけではなく、予備校講師の道を選んだとしても、人並み以上の成功を手にしてい

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    2025年04月10日
  • 本の読み方 スロー・リーディングの実践

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    本書は作家・平野啓一郎氏が提唱する「スロー・リーディング」を解説したものです。夏目漱石『こころ』や三島由紀夫『金閣寺』から自作の『葬送』まで、古今の名作を題材に実践的な手法の数々を 教えてくれます。




    この記事を書くために先ほど何度目かの再読をいたしました。本書は作家・平野啓一郎氏による「本の読み方」をいわばマンツーマンで指導してくれるといった趣旨のもので、3回ほど再読すると味の出るつくりになっております。

    作中で平野氏が「もっと早く本が読めるといいんだけどなぁ」と嘆きつつ、先輩の作家に「自分は本を読むのが遅いんですが、どうすればいいのでしょうか?」と尋ね、「実は自分もなんだ」と回答を

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    2025年04月06日
  • 本の読み方 スロー・リーディングの実践

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    自分では『もっと速く読みたい』と思っていたこと、
    全く気にしなくて良い!と、むしろゆっくり読んで、
    『先に先にではなく、奥へ奥へ』読むと。

    後半のケース・スタディみたいなのはとてもわかりやすいし、
    例として使用しているそれらの本を読んでみたくなる。

    ご本人が仰る様な『スロー・リーディング』を実現するには、
    膨大な読書量と理解力・記憶力が必要になると思うし、
    そこに自分が到達できるとは到底思えないけど、
    自分のペースでゆっくりと、奥へ奥へ読み続けていきたい…と思える様、背中を押してもらった本になりした。

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    2025年04月06日
  • 葬送 第二部(下)

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    いや〜ゴールイン!
    第一部でも書いたけれど、難解な芸術論…は苦戦。
    ただ、第二部はショパンの最期があり、彼を取り巻く人々の群像劇もあり…一気に読んだけれど、読後は魂が抜けたような、でも、壮大な時代を共に駆け抜けたような…そんな脱力感もありつつ、平野さんの力量を改めて実感した体験でした。


    政変があり、伝染病があり…混乱する何か大きな出来事の中では芸術は…芸術家というものは…やはり影響をダイレクトに受けるものなのですね。。。

    生きるか死ぬかと言う時に、絵画や音楽や文学なんて「不要不急」と云われた、コロナ禍を思い出し、なんだ何も変わってやしないじゃないか…と感じました。

    ただ、だからそれらが

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    2025年03月28日