平野啓一郎のレビュー一覧
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平野啓一郎「ある男」が、めっちゃくちゃ面白かったので「平野さんの他の作品はどないなものなんだろう?」と興味を持ちまして。この「マチネの終わりに」読んだ次第です。こちらも見事な作品だなあ、とね、思いましたね。うむ。良かった!
クラシック・ギタリストとしての蒔野聡史は、間違いなくなんらかの特別な才能を...続きを読むPosted by ブクログ -
2006年の単行本を2019年に文庫版として新装。タイトルにあるようにスロー・リーディングこそが本来の読書のあり方、楽しみ方であるとのメッセージに多いに安心させられる。深読みのこつも第3部以降に古今の名著を題材にして解説され得ることの多い一冊。Posted by ブクログ
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作家さんの生の声というか、フィクションではない部分を知る機会ってあまりないので、こういう対談集で人となりを知るのはとても興味深い。ますます好きになったり、まだ読んだことのない作品を読みたくなったり。
知らなかった作家さんも、まずこんな人なんだということがわかってから読んでみたい!と思うのも新鮮。Posted by ブクログ -
分人の概念が、一番わかりやすく説明されていた
人格の切り替えではなくて、mixture、他者との交流によってその割合は変わる
自殺の説明として、分人概念を持たず、ある分人を消そうとして自分全体を消してしまう
ゴッホの例Posted by ブクログ -
その人特有の変な癖や、趣味趣向×本
という、私の好きなものが詰まってた。
おもしろくない訳がないじゃないか!
好きな作家さんもで出て、その人となりが知れたのが興味深かった。
尾崎世界観×光浦靖子の歪んでるけど、
優しくて、不完全な感じがよき。
あぁ、もっと力を抜いていいんだなーPosted by ブクログ -
#本の読み方
#平野啓一郎
#スローリーディング
#PHP文庫
スローリーディングの概念は理解できたし大変共感した。情報があふれる現代においてゆっくり本を読むことこそ豊かさ。焦らなくていいんだな、とホッとした。実践方法とかは私には難しくて真似できそうにない。また、いつか再読してみよう。Posted by ブクログ -
まず、思ったのは
生き返るって
まあ何かのかげんで息を吹き返したとしても
肉体はどーすんの?
灰になってるでしょ?
しかもそういう現象が増えてきている世界設定
でもね
読んでいるうちに
そんなことよりいろいろ考えちゃうんだよね
とくにあの佐伯という男の言葉には
胸が悪くなるような嫌悪感を覚えるん...続きを読むPosted by ブクログ -
なるほど、もっと楽しんでじっくり読まないと骨身にならないよと。消化せずに通過してるだけの読書じゃ勿体無いよ。そんなメッセージです。
例示される読解の内容自体は特別深いわけではないけれど、落ち着いて読んで良いんだって安心させられる。Posted by ブクログ -
自分には少し難しいと感じたものを読み返してみたら、案外スラスラ読めた。それに、それそれ!って思うことばかりが書かれていて、自分が感じていたことを言語化してくれている本だと思った。Posted by ブクログ