平野啓一郎のレビュー一覧
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恋愛ものは余り好きではないのだが、友人が貸してくれたので読んだ。
天才ギタリストと言われる蒔野は、わずか3度しか会っていないジャーナリストの洋子に心惹かれる。
洋子には婚約者がいたが、彼女もまた蒔野に心を寄せる。
僅かな時間ではあったけれど濃密な時を過ごしたふたりが別れることになったのは、蒔野を愛し...続きを読むPosted by ブクログ -
何かの本で本作が言及されていて(なんだったかな…思い出せない。今後は繋がりで読もうと思ったものは、どこかにメモしておかないと)読んでみようと思い立って手にした。
実は平野啓一郎はあまり得意でなく、正直気が進まなかったのだけど、じゃあ読まなければいいんだけど、この人は小説だけじゃなくて、こんな新書で出...続きを読むPosted by ブクログ -
小説は好きなように読めば良いとは思いつつ、読解力に自信がない私は本書を手にとった。
やっぱり読んでよかった!
小説って、こんなに深く読めるんだと衝撃の連続だった。
特に、私の好きな伊坂幸太郎のゴールデンスランバーの解説は、深すぎ!と思わず唸った。
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多弁は織り込み済みなのでしょうが、饒舌は冗漫に通じます。語り過ぎは面白くないし、小学生の作文みたい。
知的な平野さんなんで、意図するところかもですが、やっぱり不作かな。
「よくやく」ではなく「ようやく」(405p)でしょうね。
校正もちゃんとできてないし。Posted by ブクログ -
オーディブルで聴いたので、小難しいこと言ってるところはなかなか頭に入ってこなかったが、面白かった。地の文の視点がコロコロ変わるので、ちょっと聴きづらいと感じるところはあったが。
早く下巻を聴きたい。Posted by ブクログ -
「先へ、先へ」より「奥へ、奥へ」
平野啓一郎さんのいう本の読み方はその通りだと思う。SNS全盛の今こそこういうアプローチは身につけたい。
実践編を読んだら、自分が大学受験の現代でやぅてきたやり方とそっくり。平野さんとほぼ同世代なので、なんとなくこう考えるひとが多いのかな?と感じた。Posted by ブクログ -
難しいなぁ。そして胸糞。
なぜゴッホの表紙なのかまだ謎。
でもところどころにゴッホの人生とリンクするような事がちりばめられてる気がする。
下巻はすぐ読んだ方が良さそうだな。Posted by ブクログ -
わざわざ「分人」などと言う概念をわざわざ持ち出さなくても、時と場合に応じて複数の自分を使い分けるなど、「ペルソナ」の概念と同じ話をしているだけで、特段新しい考え方でもなんでもない。Posted by ブクログ
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◆心に刺さったワード◆
⚫一日の中に締切があると、規則正しく進む
⚫中途半端な人こそ自分を天才に見せようとして横柄になる
⚫仕事してる間は、自分の内側のことで悩まなくていい。それに、金銭が発生すると「社会に必要とされてる」と思えて、自分のなかの欠落感が埋まった気になる。その「必要とされてる感」を失う...続きを読むPosted by ブクログ -
死んだ人が3年後に生きて戻ってくる。本人は何で死んだのか、何で戻ったのかわからないが、周りの人々の戸惑い、疑念、疑心暗鬼はそれ以上だ。
徹生は自殺したのか、殺されたのかを追い求めていく前半、死と生に対する考え方を分人という思想で解き明かしていく後半と、ストーリーはまあまあ面白かった。
心理描写や生や...続きを読むPosted by ブクログ