平野啓一郎のレビュー一覧

  • 賢人の読書術

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    成毛真氏の勧める多ジャンル多読、平野啓一郎氏の勧めるスローリーディング、それぞれの根拠などが、自分にとっては納得が入った。図解有り、大きな文字で忙しい人にもわかりやすい構成。

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    2013年12月14日
  • 顔のない裸体たち

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    初めてこの方の本を読んだが、一つ一つ丁寧に書かれていて、読みやすかった。

    過激な題材だったが、最初に断り文章もあったりとおもしろく、
    卑猥なことでもその内部にある、誰でもおちいり、ありそうなことが書かれていた。

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    2013年10月24日
  • 葬送 第二部(下)

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    やっと終わった!苦しかった!内容も苦しかった。死の葛藤とか、直前の苦しみとか、苦しさしかないよ。読み進めるごとに、自分も削られていった。

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    2013年10月20日
  • 賢人の読書術

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    読書術、ここ1、2年でほんとに少数の本を読むようになった私にはまだ早かったかな。

    でも、一度に何種類もの本を読む速読やじっくりゆっくり読む読書の仕方、いろんな読み方があって面白いなと思った。

    自分にあった読書術を探したい。

    あと、少し読み終わらなかった。

    また借りるぞ。

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    2013年10月02日
  • 葬送 第二部(上)

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    奏でられている音を言葉にするという、何とも不可能そうなことが表現されていることの不思議。それから、痛み、苦しみ、悩み、いろんな負の表現が秀逸。だが、しかし、わたしには難しい…なかなか読み進まなかった。あと、最後1冊!

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    2013年09月01日
  • 文明の憂鬱

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    芥川賞作家・平野啓一郎のエッセイ集。

    月刊誌「Voice」連載当時は、毎月、編集部からトピックス的な写真が
    20~30枚送られてきて、平野氏が気になったものを直感的に選び、
    思うままに書くというスタイルをとっていたらしい。

    印象的だったのは「錠と鍵とを巡るイメージ」の章。

    中国からのピッキング集団が大きな社会問題化していることを受け
    日本人のセキュリティ意識を論考してくかと思いきや、
    論旨は思わぬ方向に進む。

    同氏が以前、ノルマンディのベネディクト会博物館を訪れた際、
    膨大な数の「鍵」のコレクションに仰天した話を持ち出す。

    これらの鍵は当時の修道士達の労働の産物で、
    いずれも「複雑な

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    2013年06月29日
  • 賢人の読書術

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    参考になる部分もあれば、参考にならない部分もあって、結局読書なんていうものは、自分で自分のスタイルを確立していくのが一番なのかもしれないという結論にいたった私は、この本が参考になっというべきか、はたまたならなかったというべきなのか。むむむ。

    ちなみに一番参考になったのは、松山真之介さんの『価値ある良書を手にするための「選書術」』の章。

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    2013年05月29日
  • 顔のない裸体たち

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    人によっては描写がキツく感じるかもしれない。安モノのAVを見ているような・・・好き嫌いが分かれそうな作品ですね。
    歪んだ男女関係の先に起きた悲劇。こんな世界も現実のどこかに確かに存在するんでしょうね。意外と身近にも・・・。

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    2013年04月04日
  • ディアローグ

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    こういうのを読むと純文学の人は大変だな、と思ってしまう。
    それだけ期待をしてしまうのだけれど。

    とりわけ、大江健三郎氏との対談だ興味深かった。小説家は、他者を如何に語れうるか。

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    2013年02月21日
  • ウェブ人間論

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    梅田望夫と平野啓一郎の対談

    梅田氏の『ウェブ進化論』により、
    ウェブの現状がどうなっているのかを明らかにした業績は大きい。
    はてなの近藤社長と同世代の小説家平野啓一郎氏が、対談集。

    ●ウェブの世界で生活すると言うこと・・・
    それが、自分の分身ともなっていること。

    バーチャルな世界

    ●匿名・・・という特殊な世界。
    (中国のチャットをみてみると同じように匿名が多い。
     匿名にするのは、東洋人の気質かもしれない。

    ブログの5つのパターン

    ●iPOD、グーグル、ユーチューブ・・・などの新しい動き。
    情報に対する能動性
    私は、ポッドキャストにはまってしまった。
    音で、情報を仕入れていく・・・

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    2013年02月10日
  • 葬送 第一部(上)

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    ネタバレ

    ショパンとドラクロワの友情を中心に描かれる彼らを取り巻く人間関係と、芸術家としての創作の日々。
    いきなりショパンの葬儀の場面から物語は始まる。既にして複雑な人間関係が見て取れる。時を遡って、晩年のショパンとドラクロアの係わり合いを中心に物語は進む。愛人との関係が終わりに近づいたショパン。円熟期を迎え、これから更なる大作に挑もうとするドラクロア。
    上巻では、芸術批評の場面が多く、理解できないところも多かったのは事実。ただ、もともと第一部として1冊の本だったことを考えると、前半は時代背景や人物像を紹介するために割かれたと考えても致し方ないところでしょう。

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    2013年01月22日
  • 日蝕・一月物語

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    文庫本ながらサイン本。出だしから難解で、長いことほってあり、観念して、お風呂の読書タイムに持ち込んだ。何とか読み終えたが、難解この上なく、これがデヴュー作とは驚き。サインをもらうとき、著者のお姉さまが私と同名だと聞いた、その一点にのみ、親しみを感じます。繰り返し。難解。

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    2012年12月25日
  • 葬送 第一部(下)

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    なかなかページが進まずに、読み終えるのに2週間もかかってしまった。
    早く続きを読みたいとずっと思っているのに、時間をみつけ、いざこの本を手にすると、何だか再び表紙を捲るのが躊躇われてしまう。その繰り返しだった。
    しかし長い物語に飽きてしまったのではない。断じて違う。
    続きを読むのが億劫なのではなく、恐ろしいのだ。
    全てを読み終えるまで、もう、ここから出られなくなってしまうのではないか、という気がして。

    上巻を読み終えた時に、「まるで一つの荘厳な神殿のようだ」という感想を持った。
    それならば、その奥に座する神に謁見するにも辞去するにも、相応の作法と覚悟が必要なのは自明の理だ。

    物語は一つの終

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    2012年11月22日
  • 葬送 第一部(上)

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    全4巻から成る大作の、一冊目。
    この巻は主人公たるショパンとドラクロワの人物像、彼らの日常と交流の様子、その周辺人物と舞台である19世紀のパリの街並、といった背景の描写が中心となっていて、何か重要な事件が起きるわけではない。だから正直、重苦しい語り口とも相俟って、読みやすいとは言い難い。
    しかし300ページも使って語られるほどに作り込まれた人物像、舞台背景はとても魅力的で、念入りに推敲されたのであろう重厚な文体はまるで、一つの荘厳な建築物を思わせる。

    読み進めるにつれて、冒頭から立ち込めていた「死」の匂いが次第に濃くなり、『葬送』という題名の意図するところが見え始めてきたところ。
    繊細なピア

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    2012年11月08日
  • ウェブ人間論

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     ここ10〜20年の間に一般人の生活を画期的に変えた発明というのは、インターネットと携帯電話ぐらいじゃないだろうか。テクノロジーの革命が以前と比べ鈍化したか、もしくはその逆かは正直全然わからないんだけど、少なくとも我々の生活様式を大幅に変えるような技術革新は少なくなってきたと言っていいのだろうと思う。しかし、21歳の自分がそれでも下の世代と感じるギャップ。流行とかじゃなくて思考様式や常識のギャップ。それはほとんどこれらの新しいコミュニケーションツールの存在が関与しているように思う。

     この本の著者(対談本なので著者と言っていいのかわからないけれど)は二人とも知らない人だったんだけれども、梅田

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    2012年12月03日
  • サロメ

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    新訳なので、読みやすい。

    キリスト教について知識があればもっと楽しめたかも。
    解説をよんで学ぶことが多かった。

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    2012年09月13日
  • 日蝕・一月物語

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    デビュー作の「日蝕」で三島由紀夫の再来と言われたとかなんとか、確かに三島由紀夫っぽさを感じる作品だった。小難しい文書だけど、意外と読みやすく話の内容も意外とわかりやすい。個人的には「一月物語」の方が好き。主人公が現実と夢と幻の間を彷徨っている感覚が凄いと思った。

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    2012年09月09日
  • 顔のない裸体たち

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    出会い系で知り合った男女のセックスの模様が、本当の姿、嘘、インターネットの世界の自分と実生活の自分についての考察を交えて描かれている。今となっては「あんな真面目な人が」という表現自体がもうそう思ってる純粋な自分を演じる時にしか使われない、だからこの作品は刊行当時に読みたかったな。エロの描写、淡々としているのによかった。

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    2012年08月22日
  • サロメ

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    本編より解説の方が長いけど、解説の内容が理解できなかった。
    聖書やワイルド、三島由紀夫の知識があったら多少は楽しめると思う。

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    2012年07月05日
  • 葬送 第一部(上)

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    クラッシックなスタイルの大作。しかし、途中で。冗長な感じにくたびれてしまって流し読み。続きは、買わないなぁ…。
    彼には、フランス語で藤沢周平的日本歴史小説を書いてもらいたい。

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    2012年06月18日