平野啓一郎のレビュー一覧

  • 決壊(下)

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    そういう結末か…
    崇はこうするしかなかったのかな。
    ひとつの犯罪は、関係者をこうも変えてしまうんだな。

    そして、家族を殺された挙句に容疑者扱いまでされた崇の、罪と罰とか、赦しとかについて語る部分、とても重かった。
    すんなり納得はできないけど、でも、永遠に恨み続けるのも確かに辛い人生だよな…
    未だに仕事場であったことに関して、誰かになにかを償わせたい、というような不毛な感情を抱えてしまっている私には痛かった。

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    2017年03月29日
  • 決壊(上)

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    大きな事件(しかも表紙に書いてある)が起きるのが上巻の最後という。
    途中、崇が語る言葉が長かったり回りくどかったりで、かなり読み飛ばした感じ。目が滑るーそして分からなくても今のところまったく困らないー。

    登場人物の不器用さとか、他人との距離の取り方とか、かなりリアル。よく分かる。
    人間関係、いろいろあるよね…

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    2017年03月29日
  • 賢人の読書術

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    スキマ時間で読書=朝のトイレ、通勤時間は座らない、昼食後の30分、移動時間、風呂に入りながら

    マックブックカフェ
    読書会

    ベストセラーは読んでおいて損はない。

    マグロ船仕事術
    未来記憶
    選択日記

    本は批判精神で読む=能動的な読書
    電車では立ったまま寄りかかって付箋を貼りながら読む。慣れれば、待ち合わせの時間でも読める。

    周囲の人に話してアウトプット=知識が深まる。
    スペック、要約、書評をひとつにまとめる。自分の考えと行動に活かすか、を必ず入れる。
    書評ブログ。

    プロフェッショナルの条件
    ハイ・コンセプト
    アイデアのちから

    本も80:20の法則。キモはラストに集中、が多い。
    キラー

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    2017年02月08日
  • 「生命力」の行方――変わりゆく世界と分人主義

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    過去に発表されたエッセイと対談集。
    アートやエンターテイメント、文学についてのエッセイが中心だが、元ネタが分からないので理解も中途半端。
    けれど、新たなアーティストを知ったのでそれだけでも得した気分。
    対談は、森達也氏とのものが特に面白かった。
    ノルウェーで起きたテロ事件の話(P122)はとても考えさせられた。

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    2017年01月26日
  • 顔のない裸体たち

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    内容より文章の書き方に感銘。時々読み返さないと理解できない程であった。(私の文章力のレベルかもしれない)
    吉田希美子の弱さと片原盈の強引さ、こういう関係は自在しそう。
    終盤は一気に読めたが、結末は平凡である。
    兎も角、文章を楽しめる本と思う。

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    2016年12月27日
  • 決壊(下)

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    やっと読み終わりました!
    文章が難解な部分もあり、ちょっととばし読み!

    現代に生きる人間の心の闇。
    ネット社会の恐ろしさ。
    なんだか不気味で、暗くて…
    だけど、そういう不気味な事が身近でも起こり得る世の中に生きてるんだな〜って思ったら、すごく恐くなった…

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    2016年12月13日
  • 葬送 第一部(上)

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    ドストエフスキーやトルストイの小説を読んでいるようである.
    いきなりショパンの葬儀から始まるが,その後はショパンと,その親友ドラクロワの間を行ったり来たり.
    この二人の心理描写,心の声が,かなり事細かに描かれるのだが,さまよう魂の軌跡が微に入り細に入り描写される.
    上巻では特にドラマチックな出来事はないともいえるので,下巻が楽しみだ.

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    2016年10月05日
  • 高瀬川

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    表題作は、作者と思しき若い作家と女性編集者が京都のラブホテルに入ってから朝方そこを出て別れるまでの一部始終を描写したもの、と言ってしまうと簡単ですが、ありそうでなかった小説だと思いました。
    ふつうはあえて細かく書かないで済ますというか、書かずに逃げるようなことを淡々と読ませておいて「どうでもいいよ、そんなこと」と思わせないのはさすがだと思います。

    「氷塊」も構成が面白かったですが、ラストの氷の場面はタイトルとも相まってちょっと計算高い感じがしてしまいました。

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    2016年07月26日
  • 賢人の読書術

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    読書界(?)から選りすぐった(??)五人の権威による読書術。成毛氏と平野氏がいたので読んでみたが、冷静に考えたら両氏の読書術は既にそれぞれの本で読んで教わったので、目当てとする新情報などあるはずもなかった。他の著者のページにも特に目新しいものはなし。というか図解がでかすぎて読むとこあんまりない。ただ、一冊の中に相反するいくつもの意見があるのはよい。

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    2016年05月29日
  • 葬送 第二部(下)

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    ★3.5。
    19世紀のヨーロッパ文学の再構築、どうやら20代の時の作品のようですが、いやいやまさに力技。冗長とも思える描写も確かに(翻訳ものの)ヨーロッパ大河小説。ショパンとドラクロワを交互に描く構成も最初は?と思ったけれども、最終的には音楽と絵画という似て非なる芸術の交錯には重大な意味があると思うに至りました。また、冒頭の導入は本作の永遠なる循環を産み出す仕掛けであることも効果的。
    本年末を締めるに相応しい大作でありました。

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    2015年12月31日
  • 葬送 第二部(上)

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    第二部冒頭からChopinの本領発揮。
    当方クラシックは門外漢なのでChopin=作曲家という認識しかないのですが、演奏家なのね、言われてみればそうだなぁ。どう転んだって音楽の醍醐味はライブだもんね。
    今でこそ技術進歩により音・映像という手段でもって追体験できるものの、音楽はやはり刹那的だからこそ魅力的。その世界を何とか文章に落とし込もうという試みは上手く行っていると思う。
    そしてここに至ってやっと絵画と音楽の世界を振り子のように行ったり来たりする本作の構成が効果を発揮し始めると思われ。ちょっと長いけどね。

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    2015年12月23日
  • 葬送 第一部(下)

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    えらく歩みの遅い作品。おそらくはそういった構成を意図的に採用しているのだろうけれども、その仕掛けは読者に挑戦的な感あり。
    内容としてはショパンとドラクロワの話を行ったり来たりする訳だけれども、今のところドラクロワの話の方が芸術に身を投じた人間の苦悩と悦びを粘着的に描いていて面白い。この辺り、美術展評論もしている作家の面目躍如といったところかな。逆にショパンの話はメロドラマであって、正直言ってショパンでなくとも良い訳で。まぁこれもキャラクター採用の時点での作家の意図なのかもしれない。

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    2015年12月19日
  • 高瀬川

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    じっくりと腰を据えて読みたい短編集。実験的な要素も高いけれど、その言葉の紡ぐ美しさは、やはり、平野啓一郎。その感想を言葉にするのは、とても難しいけれど、なんだろう…水の滴をたどるような感じでした。

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    2015年09月23日
  • ウェブ人間論

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    対談形式。

    ウェブはこれからどうなっていくのか。
    やはり物はそれなりに価値を持ち続けるだろうという見解。

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    2015年09月05日
  • 決壊(上)

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    所々飛ばし読み。いかにも平野さんっぽい哲学的なところを…そこが一番重要な気もするけど。。下巻読んでみて再読するか決めよ。

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    2015年01月28日
  • 賢人の読書術

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    あらゆるジャンルのものを同時に読む超並列読書術。最後まで通して読む必要はなく内容さえも覚えていなくてよい。読時の衝撃や感動は、自分の中に必ず精神的な組み替えを発生させ、将来必ずアイデアをひねり出すとき、血肉となって影響する。加えてこの読書術は頭の切り替えを速くするとともに考え方を柔軟にする。ありとあらゆる場所に本を置いておき、ちょっとした時間を利用して読書に充てる。どんな忙しい人でも1日に1時間は容易に確保できる。短時間の読書はかえって集中力が身につく。五人の賢人がそれぞれのユニークな読書術を披露。多読もあれば精読もある。自分にあった読書術を見つけ実践すればよい。

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    2014年12月18日
  • 賢人の読書術

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    インプットは大好きだけど、アウトプットは苦手です。
    でも、読書会は楽しそうだし、いつか参加してみたいです。

    多読から精読を目指したいです。

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    2014年12月03日
  • 日蝕・一月物語

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    「日蝕」
    「アンドロギュヌスの正体は何か」
    「ジャンの父親は本当にユスタスなのか」等
    物語の横軸に、いくつかの謎を残す作品で
    深読みの余地は多く、それが読後の余韻にもつながっている
    しかし
    錬金術師の捕縛に際し
    逃げ出すことしかできなかったにもかかわらず
    「自分自身こそアンドロギュヌスだったのかもしれない」
    などとのたまう主人公の
    奇妙な図々しさには違和感がある
    「自分は、他者の死によって自我に目覚めたジャンと同じだ」
    そんなふうに言うならわかる気もするのだけど…

    「一月物語」
    北村透谷をモデルにしたと思しき主人公が
    「胡蝶の夢」をさまようというお話
    北村透谷というのは、明治日本を生きた詩人

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    2014年12月01日
  • かたちだけの愛

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    穏やかだったり、ゴツゴツしたり激流だったりと色々な流れで読めた。表現も美しく、全て映像となって心に残りました。
    ただ、分人や愛の形についての説明のような所が引っかかりました。
    あえてしっかり書いて伝えたかったのか。
    何となく読者の心に伝わる方が私は良かったと思いました。

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    2014年11月08日
  • 「生命力」の行方――変わりゆく世界と分人主義

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    ネタバレ

    芥川賞を史上最年少で受賞したあの平野啓一郎のエッセイと聞いて手にとってみたが、期待はずれ。なるほどと思う考察もあったが、素人に毛が生えた程度。

    雑誌に発表したものなのでまとまりがないのは致し方ないとしても、自作の宣伝のために文章を書いている感じがしてならない。インタビューも豊富な文学的知識を披露するが、社会を分析するにいささか思考が甘い。

    この人はあまり人間観察ができない人なのだろうか。
    文語体で話題をさらったあの名作からすでに二十年近く経つも、平常文でのエッセイはあまり練られていない。骨子となる「分人主義」なるものについても、個々人が分けられない個性ではなく、多様な顔をもつ、という単純な

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    2014年10月10日