平野啓一郎のレビュー一覧

  • ある男

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    ネタバレ

    厳しい環境に置かれた人が描かれる小説の受け取り方がまだわかっていない。著者自身の思想がよく透けていて、他の作品を読んでその思想に近づきたいと思った。美涼が都合よく城戸のことを好きになってるのだけ普通に気に食わなかった

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    2025年11月19日
  • マチネの終わりに

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    ネタバレ

    前半の半分くらいはただの恋愛小説?あまり面白くないのかなと思っていたが、三谷が洋子にメールを送ってからはストーリーが加速して一気に読み終えた。有名な作品で評価も高く期待して読んだが、恋愛系の話はやはり何か物足りなく感じてしまったため評価は星3つ。

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    2025年11月16日
  • ある男

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    ネタバレ

    信じて愛した人が名前も生い立ちも違くて殺人犯の子供だと分かっても同じように好きと思えるのかな?と考えさせられた。
    今が誠実な生き方をしていれば過去なんて関係ないって思うけど綺麗事かもなー。
    過去に囚われて普通の生き方ができなくて戸籍交換したわけだし
    朝鮮人の話や神話とかちょいちょいつまらないなって思った。
    主人公ちょっとお花畑だよね?なんか痛いおじさんだなって思った。思いとどまれたのは耐え

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    2025年11月15日
  • ご本、出しときますね?

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    村田沙耶香さんのインタビューを読み漁っていたところこの番組を知り、当方リトルトゥースでもあるので是非観てみたいと思い、映像を探していたら書籍化されてるとの事で読みました。
    若林さんと仲の良い西加奈子さんや朝井リョウさんのインタビューも載っていてとても面白かったです。

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    2025年11月09日
  • ある男

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    感想が難しい。面白かった点と、何だかなぁって点が混在している。素朴ながらも素敵な出会いで再婚した夫が、実は偽名でまったくの別人だった。その謎を解くというあらすじは興味深くそそられたが、ストーリーの軸となるのは弁護士の人生観みたいな?なかなか偽名の謎が進展せず、弁護士のアイデンティティをじっくりと読ませられている感じ。これが個人的にはちょっと冗長だった。しかし「愛にとって過去とは何か」という問いかけとアンサーは腑に落ちて良かった。それにしても文章といい言葉のセンスといい、独特な作家さんだなぁ。

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    2025年10月30日
  • ある男

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    事故で亡くした夫が「谷口大祐」ではなく全くの別人だった。愛にとって過去とは何か?

    差別、出自、社会構造などに対する問題意識への語りが強く、ゆえに「愛に過去は必要か」という物語上のテーマがぼやけてしまっているものの、平野さんの知性や思考性が存分に堪能できる作品でもあった。

    自分ではない人生を生きるということ、自分とは何か、自分と過去の連続性とはという思想的なテーマに対してじっくり論理的な分かりやすさのもと物語ってもらえるのは、なかなかに興味深い体験だった。

    謎を紐解いていくようなストーリーそのものは魅力的で面白かった。

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    2025年11月15日
  • ある男

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    平野さんの物語りには、最後に「未来」や「救い」があるので好きです。

    本当は誰なのか?
    が知りたくて読むパワーになるけれど、本当は誰か?なんて、、、そんなに重要じゃない、、、かな、少なくてもワタシにとっては。

    ワタシにしたって、貴方は本当は誰?と聞かれても…これこれこういうモノです…というのは、その時々で違いそう。

    名前なんて、もっとそう。
    イーロンマスクじゃないけれど「記号」のようなもの。

    戸籍を変えたとして…
    ルーツや過去の物語りを変えたとして…
    何が変わる?何か変わる?

    変わったと思ってるのは気のせいなんじゃないかな。

    さして、重要だとは思わないかな。

    どこをどういじっても、

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    2025年10月21日
  • 本心

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    扱うテーマを詰め込みすぎたような気がしました。

    ・格差
    ・仮想世界
    ・AI
    ・死生観

    どれか一つだけでもいいような気はしますが。

    僕も母子家庭で、母にはすごくお世話になったなと思っています。そんな母は、今教師を辞めて、楽器を勉強する学校に通っています。子どもたちが社会人になり、心配することがなくなり、自分のしたいことをしているのかなと思うと、嬉しく思います。
    あまり感謝とかを伝える機会がなく(照れくさいのもあり)、地元を離れて仕事をしていますが、この本を読んで、また「母」という存在のありがたさを感じました。
    母もきっと大変だったと思うけど、僕の前では弱音は吐きませんでした。

    本を読むと

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    2025年10月20日
  • 文学は何の役に立つのか?

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     評価が低いのは自分が理解できないところがたくさんあったからで、決してこれがつまらないというわけではありません。
     ドフトエフスキーなんてカラマーゾフ上巻で挫折したし、絵画に至ってはほとんど分かりませんでした。

     平野さんがあらゆる芸術の造詣が深いことは分かりましたね。

     瀬戸内寂聴や大江健三郎との対談や弔辞は、羨ましいですね。これからの日本文学会をしょって立つ人ならではです。

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    2025年10月19日
  • 本の読み方 スロー・リーディングの実践(PHP文庫)

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    スローリーディングのススメ。じっくりと読み込むことで、その本が持つ真の姿を知り、味わうことができる。とても魅力的な読み方。一方で、読みたい本が増殖している現状があり、多読したいという欲求も捨てきれない。答えなんかない。一生迷ってそう

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    2025年10月15日
  • 空白を満たしなさい(上)

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    装丁に惹かれました。
    ゴッホと目が合って。
    そんな人も多いはず、、!

    死んだ人が生き返るなんて嬉しいにきまってる、なんてこともないんだな。
    当の本人は復生者として肩身の狭い暮らしを余儀なくされ、死に方が自殺だったならば余計に生きづらい。
    自分の本当の顔というのはどれが正解なのか、親といるときか友人か家族か1人でいる時か。
    分人という考え方をそのまま物語に落とし込んだような世界観。
    大切な人を失うということは、その人と過ごした自分の分人も失うということ。
    深いところまで掘り下げて結局本当のところが見えないから人を心から信じられない。

    ドラマで実写もやってたの知らなくて、途中から役者さんに当て

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    2025年10月11日
  • 空白を満たしなさい(下)

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    この作品は自殺防止の意味も込めて書かれたのかなって思った。死んでまた生き返ってその時初めて自分のしたことに対する後悔と周りへの影響が身に沁みてわかるのだと思う。(実際、生き返れないから無理な話ではあるが)
    でも徹生もそうだったように、自殺する明確な理由ってきっとなくて一時の心の迷いなんだろうな…

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    2025年10月01日
  • サロメ

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    古い表現で理解が難しいが、解説がオスカーワイルドについて詳しく述べられていて、解説が読み応えあった。
    原田マハさんの「サロメ」を読んだ後に読んだため、原田さんの小説を背景として想像するとまた違った読み方ができた。

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    2025年09月30日
  • マチネの終わりに(文庫版)

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    クラシックギターもジャーナリズムもわからない。40歳の恋愛もわからないし、自分には全くない世界の話。めっちゃ面白いわけじゃないけど、恋愛小説もいいなって感じた作品。

    自分が18歳の時に妻と出会ったこと。難波で手を繋いだこと。なんか偶然じゃなくて、付き合った気がする。18歳の時ことをすごい思い出させてくれた。
    あと、偶然に期待しては良くない。

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    2025年09月28日
  • 文学は何の役に立つのか?

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    本書はいわゆる、エッセイ集といったものであるから、タイトルにある「文学は何の役に立つのか?」について、延々と語られるわけではない。
    小生はタイトルのみで本書を手にとったため、やや拍子抜けしたが、オッペンハイマーに関する内容はとても興味深かった。

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    2025年09月25日
  • マチネの終わりに

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    あいつ許さん。と思ったのは私だけじゃないはず。
    すれ違いというか、すれ違ったというよりも…。
    でも二人はそういう運命だったのかな。
    あの最後からどう動くんだろう。

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    2025年09月24日
  • 小説の読み方

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    ネタバレ

    速読が流行る中、本書は「スローリーディング」を軸に、小説をどう味わうかを提示している。

    印象に残ったのは「述語」の二種類――主語を説明するものと、物語を前進させるもの。これを意識するだけで小説のテンポの違いが見えてくるのは大きな発見だった。

    一方で、理論編と実践編のつながりがやや分かりにくく、登場人物が多い小説の攻略法が示されていないのは残念。そこで自分なりに「人物を主語として整理し、述語の役割で物語を動かす人物を見極める」という読み方を提案したい。

    小説を論理的に読む試みとして刺激的な一冊。自分なりの読み方を模索するきっかけになった。

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    2025年09月21日
  • マチネの終わりに(文庫版)

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    ネタバレ

    表現や言葉が恥ずかしながら馴染みの無いものがちらほら。感情の表現の仕方が多彩で、まるで本から浮かび上がってくるようだった。事実に基づいた作品と記載してあったが、小説のラストの展開から2人はどうなったのだろうと思った。
    再会後、長いすれ違いを経て、ずっと一緒にいる気もするし、互いにそうしたいと思っていてもそれを言葉にせず、永遠の別れを伝える気もする。
    たった3回しか会っていなくても、それぞれの心に何年も居座り続ける存在だ。願わくば、互いの思いのままを知り、ずっと一緒にいて欲しい。

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    2025年09月17日
  • 文学は何の役に立つのか?

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    なかなかに難しい本でした。

    ドストエフスキーに関しては、まともに読んでないからさっぱり理解できず(汗

    三島由紀夫、森鴎外、安部公房は、少しだけ見識深めたかも。上面ですが・・・

    個人と分人、なかなかに興味深いお話でしたが、説明しろといわれるとそこまで理解できていないのが本音かな。

    文学は役に立つのか?
    そんな高尚なことは考えず、読むだけの私です。

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    2025年09月16日
  • 「カッコいい」とは何か

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    平野啓一郎さんの「カッコいい」を論じた真面目な本なのだが、どうしても薀蓄満載の本になってしまっている感がある。本人は楽しんで書いたと思うし、もちろん、現代においてそれを論じる意味は十分にあると思うが。

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    2025年09月13日