平野啓一郎のレビュー一覧

  • ある男

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    亡くなった夫が、実は全くの別人の戸籍を騙っていた「見ず知らずの男」だったというところから始まる物語。弁護士である主人公が、その男の足取りを地道に追い遂に正体を突き止める。戸籍交換、格差、ヘイトスピーチなどの色々なテーマを内包するので大筋がぼけてしまった印象がある。

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    2026年08月07日
  • ある男

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    親子、愛、血、人を形造るものはいったいなんなのか。人に見せている表情、人からの自分のイメージは果たして本当の自分なんだろうか、自分を生きていることになるんだろうかなど、別の観点でも人生を考えることとなった。

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    2026年08月03日
  • マチネの終わりに

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    すれ違うというのはご縁がないということ
    子どもが欲しいという描写にイライラしてしまうのは自分の余裕がないからかーと内省した

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    2026年07月23日
  • マチネの終わりに(文庫版)

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    ネタバレ

    ヒロインは魅力的だが、主人公はちょっとダルい。
    脇役だと思ってたマネージャーがこんなに話に絡んでくるとは思わなかった。

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    2026年07月21日
  • ある男

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    ネタバレ

    他人の戸籍ごと自分にしてしまう話は、いくつか例がある。有名どころだと東野圭吾の幻夜、宮部みゆきの火車だろう。だから、この題材自体新鮮なものではない。
    どちらかというとドキュメントを見ている感覚になる。
    さすがの表現技巧で読ませる文章なのだけれど、ページを先に急ぎたくなるような緊張感はなく、かといってそれを補うほどの表現美かと言われると、そうでもない気がした。

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    2026年07月18日
  • マチネの終わりに(文庫版)

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    ネタバレ

    序盤や終盤の展開をみるとたしかに「恋愛小説」なのだが、はたして筆者は「運命的な惹かれ方をしあった二人の恋愛模様」を描きたかったのか?というと、違う気がしている。

    というより、「描きたいことをいろいろ詰め込んでみました!」感をどうしても感じてしまい、そしてその「描きたい一つ一つの題材」がそれこそ「ひとつの作品の核」になりうる重いものばかりであるからこそ、中途半端な描かれ方となり、かえって一つ一つの要素が薄く感じられる。もっというと軽んじられている、という印象になっていると個人的には感じた。ひとつひとつの要素がうまく絡んでいないというか。

    複雑というより、「ちぐはぐ」。

    また、物語としての大

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    2026年07月17日
  • マチネの終わりに

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    会えない時間が愛を育むとは言われたものですけど、ここまで深く人を愛せるのは羨ましいですね

    大人な恋愛だけどもっとコアな部分から繋がるような恋愛の物語なのかなーって思いました

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    2026年07月15日
  • ある男

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    ネタバレ

    戸籍ロンダリングした元の人物を追うというミステリー本筋だけでなく、在日差別・死刑の是非・子育ての方針の食い違いによる離婚等の色々なテーマについての考察も興味深いし、それが本編と絡み合ってどう展開していくのかも気になるのだけど、如何せんモノローグが長くてくどくて何度も読み飛ばしたくなりながら何とか読み進める、多分半分以上モノローグ
    終盤になって物語が加速して最終的に謎は解き明かされるけど、道中出てきた色々なエピソードや考察は必要だったのかどうか
    結構投げっぱなしが多い気がして、ちょっと座りが悪く感じる

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    2026年07月10日
  • ある男

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    過去から解放されたい人はいるのかもしれない。
    だが、他人になりすますのも所詮過去の一部。愛も過去を知りたがる、過去など関係ないというのは過去を知ってからの話

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    2026年07月10日
  • 本心

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    ネタバレ

    読み応えあった。
    以下ネタバレ↓


    リアルアバターやらVRやら現代よりも少し先の時代を行っていたけど、物語としては母を失って悲しみに暮れていたら1人の青年がリアルの人との交流を通して、母がいない現実世界にも次第に慣れていった。。というところかな。
    自由死とか割とセンシティブな話題も出てきていて、生き方は選べるけど死に方だけは選べないっていうのはちょっと考えさせられたな。。
    深い題材が多かったけど、最後はあっさり終わった感じはある

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    2026年07月10日
  • 高瀬川

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    表題作はほとんど官能小説のようで、電車の中で読むのが憚られた。ただ、「口内を自他の別なく行き交い…」等等、独創的で美しい表現は流石。もちろん、ベッドシーンだけでなく、ホテルを出て下着を詰めたペットボトルを川に流してしまう場面も印象的で、「檸檬」のラストシーンを思い出した。

    一方で、他の短編は、実験的な構成なのだろうが、ちょっと入り込めなかった。

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    2026年07月07日
  • ある男

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    在日とか部落差別とか犯罪者の家族であるとか、普段自分自身が生活する上で意識せずに過ごしていることを目の前に出されて、その渦中にある人々がそれとどう向き合い、どう感じ、悩み、戸籍を取替えて他人の人生を生きたいほどに苦しんでいるんだという事を目の前に差し出された。
    これを読むと、自分は当事者じゃないから、何かでこうして見たり聞いたりしてみても、その痛みはわかると言えるものではないのだなぁと。。。

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    2026年07月06日
  • ある男

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    最初から面白かった。
    時々難しい話が出てくるけど、作者の伝えたいことは伝わった。
    最後の息子の成長を感じられる終わり方がよかった。

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    2026年07月03日
  • ある男

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    自分の人生を他の誰かが過ごしたなら、どんな人生になるんだろう。
    自分が歩んだ、そして歩むはずだった人生より良いものになるのだろうか。

    自分の人生に言い訳してないか?
    親の教育のせいだ、田舎に生まれたせいだと言い訳を並び立てる自分の人生を、羨む人がいるかもしれない。
    そしてその人たちは、もっと自分の人生をうまく歩むのかもしれない。

    自分が誇れる自分でいるために、心豊かに生きようと。
    そんな自己啓発的な捉え方をしてしまいました。笑

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    2026年07月01日
  • ある男

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    愛について倦怠期の夫婦を通じて語られるパートは、ワテにはまだ早いなと思った。
    全体的に登場人物を好きになれない。

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    2026年07月01日
  • 小説の読み方

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    メカニズム(作品の仕組み)・発達(小説家の成長)・機能(読者に対する作用)・進化(時代性等の文学史の位置付け)の四つの質問から小説を分析して読む、主語と述語の関係で読むという「読み方」解説本。
    個別解説で「恋空」や「蹴りたい背中」と扱うネタが古くなってスマホがコモディティ化してSNSの発達した2026年では語り口自体が古くなるのは致し方ないがドストエフスキーの解説はさすが。
    そしてここまで小説を深く解析するご本人はSNSの政治論評がその辺の素人のおっさんと同レベルのがよくわからない…。

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    2026年06月13日
  • マチネの終わりに

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    ネタバレ

    ギタリストと女性ジャーナリストの恋愛。会話が高尚すぎる。クラシックギターのバッハが聴きたくなる。なんだかもやもやするラストでした。

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    2026年06月04日
  • 本心

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    興味深く読むことができたが、少し長かった。
    色々なテーマが複雑に絡み合い、考えさせられた。
    AIの脅威も感じたが、限界も感じた。
    人間とAIの付き合い方は永遠のテーマである。

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    2026年05月30日
  • マチネの終わりに(文庫版)

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    途中読み進められなかったが、読み終えて良かった作品‼︎

    8章から何度震えたか‼︎
    感想を私の言葉では表せない。

    40歳くらいになったらまた読みたいと思う。

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    2026年05月28日
  • 本の読み方 スロー・リーディングの実践

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    今までにない視点でさらに深く本を読めるようになるのは魅力的で、いいなと共感できるところはあった。しかし、あんまり考えすぎずに素直に自分の心が動く場所がどこだったのか感じながら読むのがわたしは好きだなと思った。
    作者の意図とか考えずに、純粋に物語の世界につかりながら読みたいのが正直な気持ちでした。

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    2026年05月26日