平野啓一郎のレビュー一覧

  • 決壊(上)

    Posted by ブクログ

    主人公は誰もが憧れるエリート公務員。しかしそこには隠された過去が。さまざまな人と出会う中で変化する心情にも注目。真の幸福とは果たして何なのか、私たちは何のために生きるのか答えは誰にも分からない。

    0
    2026年04月25日
  • 文学は何の役に立つのか?

    Posted by ブクログ

    平野さんの文章は好きだが 私には難しく、 斜め読みの箇所が多かった。ハン・ガンさんの作品を読んでみたいと思った。

    0
    2026年04月21日
  • 小説の読み方

    Posted by ブクログ

    具体例に出てくる「蹴りたい背中」「ゴールデンスランバー」「罪と罰」「本心」はとても参考になった。

    一方で、全体としては高校の現代文の授業のように感じてしまった。もしかしたら文学部の講義ってこういうのなんだろうか。

    とはいえ、メモしたくなることもいくつかあり、読んで後悔はない。

    0
    2026年04月15日
  • ある男

    Posted by ブクログ

    『本心』の前日譚の物語。
    「もう十分」という言葉のなかには、幸せも不幸も知り尽くした人間のアイロニカルな情感を感じた。

    0
    2026年04月04日
  • ある男

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「ある男」の正体を追う弁護士にフォーカスした物語の流れに惹き込まれた。
     重い出自を持つものは幸せになる権利はないのか?という問いが、主人公にも乱反射する群像劇。
     音楽やお酒の固有名詞がたくさん出てくるのは、この時代おしゃれだったのでしょうかね。
     きれいなところばかりではない、それぞれの人物の多面性が、人間らしく思えた。

    0
    2026年03月30日
  • ある男

    Posted by ブクログ

    『マチネの終わりに』が合わなかったのですが、この作品は面白かったです。
    相変わらず無駄に普段使わない漢字や用語を使うので、読みにくいのが難点ですが。
    この作家さんの作品はテーマは面白いので、文章の癖が無い映像化された方が伝わりやすいと思います。
    後、気になったのは、147ページの伊藤社長と城戸弁護士の会話です。
    伊藤社長の「古い山の持ち主を確認するために、戸籍を見ることがあるんですが、権利者が枝分かれして、もうグチャグチャなんですよ。」に対して、城戸は、「戸籍を見る」というのは、「登記簿を見る」の間違いだろうと思ったが、敢えて口にはしなかった。と有るのがよく分からなかったです。
    登記簿は、おそ

    0
    2026年03月29日
  • ある男

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    過去とは人を愛すにあたってなんなのか
    レッテルで人をみるべきではないのか

    大介の家族内で侮蔑と迫害を受けて肝臓の移植を押し付けられつつも被害者ぶることすら許されない過去と、xの殺人犯の父親が理由に虐められたことで強化された自分という姿かたちや人格や歴史への嫌悪感は、乱暴ながらも抽象化すれば同じく孤独にあるからこそ、小説を読んで共感するように、大介という人間の歴史に共感しながらxは生きたのか

    リエと全く同じような境遇をXがしていたら、X自体の境遇だった場合には2人は結婚していなかったかもしれないが、実際はそうではなくリエが惹かれたのはXの孤独と抽象化した"辛い体験"の共有

    0
    2026年03月26日
  • ある男

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    主にメインとなる話題は死刑制度についてなのかなと感じた。私的には死刑制度について、賛成である。これは、犯罪は環境要因、遺伝要因から来ているもので、そこにある程度の自由意志は存在しないのではないかと考えている。しかし、その環境要因の中に、今の司法制度があると思う。なので、死刑制度によってある程度の人間が抑制されていることも事実なので、今のままでもいいと考えた。しかし、最近では加害者の肩を持つ警察官も少なくないらしいので、目には目を歯には歯をの精神を捨てることなく、もう少し慎重に、しかしある程度大胆に司法制度の改善も考えてもいい頃なのかもしれない。
    この本の全体的な感想は、ストーリーの中間が非常に

    0
    2026年03月26日
  • ある男

    Posted by ブクログ

    文章含めすごく難しい内容だった。
    作者が伝えたいテーマはたくさんあるんだろうけど、核心は掴めなかった。

    Xが悪人ではなくてよかった。
    自分の人生がもし元々は他人のもので、自分はそれを途中からもらったのだと考えれば、もっと日々を大切に生きることができるのかもしれない。

    妻、母になったときに読んだらまた感じ方が変わるのかは気になる。

    0
    2026年03月22日
  • 私とは何か 「個人」から「分人」へ

    Posted by ブクログ

    特に高校から大学に入ったときに自分のキャラが大きく変わったことに違和感を感じていた。そしてそのキャラは今もかわらないまま、また新たに社会人としてのキャラが追加された。人によって態度を変えることは悪だとかんじていたが、この本を読んでこのままでいいのだと思えた。また今後分人が増えても肯定的に考えていけそう。

    0
    2026年03月22日
  • ご本、出しときますね?

    Posted by ブクログ

    あなたのマイルールは?っていう質問が出演者にたいして投げかけられるのだけど、これが面白い。とても一般的なことを答える方もいれば、え?それってどういうこと?と答えるような内容もある。ただ、どの回答も、よくよく話を聞くと、なるほどそうか。と思う内容で、上っ面でなくきちんと腹に落としたマイルールがあることがすごいなと。
    こうしたルールは最初からあるのではなくて、インタビューや内省の過程で形作られているんだろうけれど、きっと作家さんというのはそういう過程をごく自然なこととして普段からされているんだろうな感じたし、その過程と表出した事柄が、私の関心ごとなんだな。って気づけた。

    0
    2026年03月21日
  • ある男

    Posted by ブクログ

    ここ3年くらいずっと読みたかった本。読み始めてあれ?どっかで見たことある設定だぞと。記録をひっくり返してみると8年くらい前に読んでた。

    0
    2026年03月20日
  • ご本、出しときますね?

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    作家から入るのも良いものですなぁ。本を読んでみたくなった作家さんは村田沙耶香さん、海猫沢めろんさん、中村航さん、光浦靖子さんの4人。セクハラに寛容な村田さんは、だいぶん変な人ですね。角田さんは今までのエッセイからは分からなかった愛らしさで、見る目が変わりました。ズキュンときます。番組は終わってしまったようですが、一度くらい観てみたかった。若林さんの表紙につられましたが(そもそも若林さんが読書家だとは、初耳)予想外に良い本でした。

    0
    2026年03月18日
  • 私とは何か 「個人」から「分人」へ

    Posted by ブクログ

    分人という概念、それは唯一の自分などなく、相手との関係性に応じて変化するキャラクターがあるということ。自己が定まらない過去の自身を振り返ると、分人という説明がしっくりきた。それまで自己を恥じていたところが、励まされた気持ちになった。

    強調の太字が多く、かえって読みにくく感じた。

    0
    2026年03月15日
  • 私とは何か 「個人」から「分人」へ

    Posted by ブクログ

    私が頭の中で漠然と考えてたことをズバッと言語化してもらえた感じ!その人の別の一面がイメージと違った時に、そっちが本性だったんだ、、、って思われがちだけどその人の別の一面が見えただけなんだって思えるようになった。今後も大事にしたい!

    0
    2026年03月14日
  • 空白を満たしなさい(上)

    Posted by ブクログ

    記録。生きることと死ぬということ、自身の命を通して他者にどのような影響を及ぼすのか?平野氏が考える分人というあり方を知ることのできる作品です。

    0
    2026年03月13日
  • 空白を満たしなさい(下)

    Posted by ブクログ

    記録。設定が面白く、平野氏が考える分人というあり方を知ることのできる作品です。生と死、親と子、夫婦、隣人、会社。いろいろ考えさせられます。

    0
    2026年03月13日
  • マチネの終わりに

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    この素晴らしき世界にを聴きながら感想を書いています。
    どうしてなの?という展開ばかりで本当にやるせなかった。うまくいかなくなってしまう予感はしていたけどこんなチープな展開ある?と早苗のメールの時はがっかりしてしまったけど大人だから起こり得てしまうんだろうなーと。大人ということだけでなくPTSDとかプライドとかそういうものがあった。
    どうか2人がこれから2人で幸せになれますように。
    洋子のイメージは石田ゆり子がぴったりかも。

    音楽の話、世界情勢の話、神話、文学など2人のいる世界があまりにも違いすぎて半分くらいしか理解できなかった。なかなか進まず、2ヶ月かけて読み切った。

    未来は常に過去を変え

    0
    2026年03月13日
  • マチネの終わりに(文庫版)

    Posted by ブクログ

    何が正解で何が不正解なのか
    そんなことは未来になってみないとわからない気がする。過去を振り返ったとき、あの時の決断が正しかったと言える。

    自分のした選択は間違っていたのではないかと思うことが私には多々あって、何かを選択するときは慎重になって決断することが好きではないけど、これを正解にするのは自分なんだろうな。

    0
    2026年03月12日
  • マチネの終わりに

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    会社上司のおすすめ作家の中から手に取った1冊です。

    まさに「運命のいたずら」という言葉がピッタリの作品でした。
    実際には蒔野のマネージャー、三谷の謀らいをきっかけに、洋子のPTSDや祖父江の件も重なるわけですが、以後も連絡を取ろうと思えば取れたのに、こうも2人は繋がらないのかと読んでいてもどかしく感じました。

    平野さんの作品は初めて読みましたが、個人的には表現が少し回りくどいと思う箇所もあったものの、全体的には読みやすかったです。

    ただ、イラク関連の話も出てきて、これは勉強不足の私には少し難しい内容でした。

    ラストシーンがとても美しいので、一度手に取ったなら積読にせず、是非最後まで読ん

    0
    2026年03月07日