平野啓一郎のレビュー一覧

  • ご本、出しときますね?

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    あなたのマイルールは?っていう質問が出演者にたいして投げかけられるのだけど、これが面白い。とても一般的なことを答える方もいれば、え?それってどういうこと?と答えるような内容もある。ただ、どの回答も、よくよく話を聞くと、なるほどそうか。と思う内容で、上っ面でなくきちんと腹に落としたマイルールがあることがすごいなと。
    こうしたルールは最初からあるのではなくて、インタビューや内省の過程で形作られているんだろうけれど、きっと作家さんというのはそういう過程をごく自然なこととして普段からされているんだろうな感じたし、その過程と表出した事柄が、私の関心ごとなんだな。って気づけた。

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    2026年03月21日
  • ある男

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    ここ3年くらいずっと読みたかった本。読み始めてあれ?どっかで見たことある設定だぞと。記録をひっくり返してみると8年くらい前に読んでた。

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    2026年03月20日
  • ご本、出しときますね?

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    ネタバレ

    作家から入るのも良いものですなぁ。本を読んでみたくなった作家さんは村田沙耶香さん、海猫沢めろんさん、中村航さん、光浦靖子さんの4人。セクハラに寛容な村田さんは、だいぶん変な人ですね。角田さんは今までのエッセイからは分からなかった愛らしさで、見る目が変わりました。ズキュンときます。番組は終わってしまったようですが、一度くらい観てみたかった。若林さんの表紙につられましたが(そもそも若林さんが読書家だとは、初耳)予想外に良い本でした。

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    2026年03月18日
  • 私とは何か 「個人」から「分人」へ

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    分人という概念、それは唯一の自分などなく、相手との関係性に応じて変化するキャラクターがあるということ。自己が定まらない過去の自身を振り返ると、分人という説明がしっくりきた。それまで自己を恥じていたところが、励まされた気持ちになった。

    強調の太字が多く、かえって読みにくく感じた。

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    2026年03月15日
  • 私とは何か 「個人」から「分人」へ

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    私が頭の中で漠然と考えてたことをズバッと言語化してもらえた感じ!その人の別の一面がイメージと違った時に、そっちが本性だったんだ、、、って思われがちだけどその人の別の一面が見えただけなんだって思えるようになった。今後も大事にしたい!

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    2026年03月14日
  • 空白を満たしなさい(上)

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    記録。生きることと死ぬということ、自身の命を通して他者にどのような影響を及ぼすのか?平野氏が考える分人というあり方を知ることのできる作品です。

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    2026年03月13日
  • 空白を満たしなさい(下)

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    記録。設定が面白く、平野氏が考える分人というあり方を知ることのできる作品です。生と死、親と子、夫婦、隣人、会社。いろいろ考えさせられます。

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    2026年03月13日
  • マチネの終わりに

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    ネタバレ

    この素晴らしき世界にを聴きながら感想を書いています。
    どうしてなの?という展開ばかりで本当にやるせなかった。うまくいかなくなってしまう予感はしていたけどこんなチープな展開ある?と早苗のメールの時はがっかりしてしまったけど大人だから起こり得てしまうんだろうなーと。大人ということだけでなくPTSDとかプライドとかそういうものがあった。
    どうか2人がこれから2人で幸せになれますように。
    洋子のイメージは石田ゆり子がぴったりかも。

    音楽の話、世界情勢の話、神話、文学など2人のいる世界があまりにも違いすぎて半分くらいしか理解できなかった。なかなか進まず、2ヶ月かけて読み切った。

    未来は常に過去を変え

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    2026年03月13日
  • マチネの終わりに(文庫版)

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    何が正解で何が不正解なのか
    そんなことは未来になってみないとわからない気がする。過去を振り返ったとき、あの時の決断が正しかったと言える。

    自分のした選択は間違っていたのではないかと思うことが私には多々あって、何かを選択するときは慎重になって決断することが好きではないけど、これを正解にするのは自分なんだろうな。

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    2026年03月12日
  • 私とは何か 「個人」から「分人」へ

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    “愛とは、その人といるときの自分の分人が好きという状態のこと。”
    “愛とは、相手の存在が、あなた自身を愛させてくれること”なかなか興味深い考え方だった。

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    2026年03月08日
  • マチネの終わりに

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    ネタバレ

    会社上司のおすすめ作家の中から手に取った1冊です。

    まさに「運命のいたずら」という言葉がピッタリの作品でした。
    実際には蒔野のマネージャー、三谷の謀らいをきっかけに、洋子のPTSDや祖父江の件も重なるわけですが、以後も連絡を取ろうと思えば取れたのに、こうも2人は繋がらないのかと読んでいてもどかしく感じました。

    平野さんの作品は初めて読みましたが、個人的には表現が少し回りくどいと思う箇所もあったものの、全体的には読みやすかったです。

    ただ、イラク関連の話も出てきて、これは勉強不足の私には少し難しい内容でした。

    ラストシーンがとても美しいので、一度手に取ったなら積読にせず、是非最後まで読ん

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    2026年03月07日
  • ある男

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    ネタバレ

    亡くなった夫は、別人だった。一体誰?!
    衝撃の設定だが、蓋を開ければ戸籍交換。メインは弁護士城戸さんの苦悩。ちらりと垣間見た妻のスマホの怪しいやり取り。夫婦の再構築は疑心暗鬼が付きまとう、怪しい雲行き。そこは深掘りされずに、りえさんの息子の逞しい成長に心奪われるラスト。

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    2026年03月07日
  • マチネの終わりに(文庫版)

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    「人は変えられるのは未来だけだと思っている。
    だけど実際は、未来は常に過去を変えている。」

    そうか、過去は変えられないと思ったけど過去への思いは未来の見方によって変わっていくんだな。

    自分にもわからないぐらい繊細に。

    人は一生の中で出会うべくして出会う人は、いったいどのくらいいるのだろう?

    その出会いを離さず、つかまえていけれるのだろうか?

    いずれにせよ、自分の弱さから目を逸らさない強い人でいたいな。

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    2026年02月28日
  • 私とは何か 「個人」から「分人」へ

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    世間一般でよく語られる、「人によって態度を変えてはいけない」という言葉を浅い理解のまま受け取って無意識に苦しんでいた節があるなと、初めてその悩みを悩みとして知覚できた。自分に一貫性を持たせなければならないという固定観念に当たり前のように囚われていたが、生物学的な個体としての個人の中には、外部との相互作用の結果としての分人が存在し、かつそれはある一貫性をもつ統合的な個人に集約されるのではなく、それぞれが相互影響しながらも独立的に、つまり総合的に個人を形成しているという。この考え方を知ると生きやすくなる人は多い気がする。

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    2026年02月28日
  • 本心

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    結局他人の本心なんてものは自分の在りよう次第で、自分に都合よく、もしくは真逆で勝手にネガティブに捉えてしまうものでしかない。
    関わる人間が少ないほど、視野は狭くその人と関わる時間の比重が大きくなり、皮肉にもその狭い了見の中で生きる結果、その人との関係すらうまくいかなくなる。

    結局人は自分で考え、いろんな人の考えに触れることでしか何も変われない。
    考え方は別に誰が正しいと決めるものでもないし、その答えに違いがあるからその人であると周りは認識する。
    そして、その変化が起こるのはあくまで自分から見ている側面のきっかけだけではないことにきちんと目を向けなくてはならない。

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    2026年02月22日
  • 文学は何の役に立つのか?

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    もっと気楽に読める内容だと思っていました。タイトルに惹かれたのですが、小難しかったです。文学に対する思いや気持ち情熱は理解出来ました。

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    2026年02月20日
  • マチネの終わりに(文庫版)

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    ネタバレ

    すごく難しい言葉が多くて読み終えるのに時間がかかった。
    だけど読み終えた後は、今まですれ違いすぎてた2人の時計がやっと進む期待に溢れた。

    ただ、早苗を本当に許せないのはまだ自分が若いからなのか。当の本人達が何故あそこまで冷静でいられるのかが疑問だった。

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    2026年02月19日
  • ある男

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    ネタバレ

    難しい。
    私は縁がなかっただけで、きっと現実にも存在していることなんだろうな…。
    自分の浅い経験では何が正しいのか分からなかった。
    全部仕方なかったように思えてしまう。
    大祐の最後の3年だけが唯一の幸せだったんじゃないか、というところを読んで泣いた。
    このまま大祐として生きていいのか、言うべきか、言うとしてどこまで言うのか、その先に家族の未来があるのか、色んな葛藤があったんじゃないかと思う。
    もっと長生きしてほしかった。

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    2026年02月13日
  • 小説の読み方

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    前著『本の読み方 スロー・リーディングの実践』の対象を小説に限定し展開したもの。
    冒頭に動物行動学者のティンバーゲンによる「四つの質問」が提示され、これが小説を読むのにも有効だと解く。メカニズム、発達、機能、進化がそれだ。
    メカニズムとは小説を構成する要素を細分化し分析すること。発達とはその作家の人生のどのタイミングの作品かを考えること。機能とは作家が作品を通して伝えたかったことはなにかを考えること。ジャンル分けもここに入る。進化とは時代や社会の中でのその作品の位置づけだ。
    これを踏まえて古今東西の11作品を読み解く。やや納得いかない部分もあるが参考になった。読者としてというよりも、小説家とし

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    2026年02月08日
  • サロメ

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    難しい.....
    旧約聖書のモチーフがいくつか出てくるので、旧約聖書の理解なしにはあまり楽しめない気がします。
    この作品もそうですが、シェイクスピアなどの劇用の作品?はあまり楽しめず、どうしたものかと思ってます。(オペラも寝てしまうタイプ)

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    2026年02月03日