平野啓一郎のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
「WEB進化論」の梅田さんと75年生まれの作家・平野さんの対談集。ネット世界にどっぷりつかり、自在に泳ぎまくる梅田さんと、そういう世界になんだかんだで懐疑的で否定的な意見を出してくる平野さんが、超平行線上でガチンコ勝負。初めのうちはどちらかと言えば平野さんよりだったけど、後半は梅田さんの意見の方が納得できたかなあ・・・。まあ、どっちも少々極端なんですが(^^;ま、この本の趣旨は『どっちに賛同』というよりは、『じゃあ自分はどう思う?』ってのを考えさせることみたいですが。読んでる間中、「自分の頭を使って考えろ」と繰り返し言われていた気がします。印象的だったのは、平野さんは紙の本がなくなることに危惧
-
Posted by ブクログ
人が1人死んだあとは、その空白を皆が埋めようとする。
突然、目が覚めた。否、生き返った。
目が覚め、帰宅したはずだったが、妻からは「あなたは3年前に死んだはず」と告げられた。
そしてその死因は「自殺」。そんなはずはない。自分は幸せだ。死ぬような人間じゃないはずなんだ。
この小説を読んで救われる人は絶対にいるはず。
自分の内側に内側にどんどん入っていくと何があるのだろう。
自分というものはいつも多面的で、いろいろな顔があることは自分自身にも分かります。
そして、人間の心の中のさらに奥深くに、なんとなく自分を信じられない自分がいる感じは分かります。
自殺なんかするはずはない、なんて思っていて -
Posted by ブクログ
人が1人死んだあとは、その空白を皆が埋めようとする。
突然、目が覚めた。否、生き返った。
目が覚め、帰宅したはずだったが、妻からは「あなたは3年前に死んだはず」と告げられた。
そしてその死因は「自殺」。そんなはずはない。自分は幸せだ。死ぬような人間じゃないはずなんだ。
この小説を読んで救われる人は絶対にいるはず。
自分の内側に内側にどんどん入っていくと何があるのだろう。
自分というものはいつも多面的で、いろいろな顔があることは自分自身にも分かります。
そして、人間の心の中のさらに奥深くに、なんとなく自分を信じられない自分がいる感じは分かります。
自殺なんかするはずはない、なんて思っていて -
Posted by ブクログ
平野啓一郎の他の作品よりは、読みやすくはあったかと思うも、恋愛小説感を感じさせないというのが、個人的な感想か。
恐らくはギタリストとジャーナリストという職業の組み合わせにあまり馴染みがなく、また国を股に掛けるということに打ち解けられなかったか。
出会いというのが、必然で急激なところは認めるも、それとは逆に、これほどにまで錯綜した行き違いについては、主人公のもどかしさとともに物語性にも着いて回ってきているように思った。
しかしながらその物語性よりも、今から10年前であっても、イラク戦争や、PTSD、またスカイプなど普通に使用しており、インターネットと人と社会のつながりを考えさせられるとこ -
Posted by ブクログ
著者の思想がところどころ垣間見えました。個人は自己責任によってその人のアイデンティティが確立されるわけではなくて、周囲の環境に強く影響される(=反自己責任論)。だから小林謙吉の極悪犯罪にも世論と一緒になって非難できなかったのかなと。また反自己責任論の立場から見るからこそ、自己責任論背景の基に、社会から批判される自分の存在を憂いていて、他人の人生を生きることに強い憧れを抱いていたのではと思った。戸籍を交換してまで他人の人生を生きたいという願望は、並大抵の人が経験する苦悩レベルでは生まれないからこそ、このなんとも言えない読後感なんだと感じた。
-
Posted by ブクログ
ネタバレ読後即映画も鑑賞。
私的に読むのに時間がかかった割には読後感がイマイチだった。作品が悪いのではなく、今の自分にはピタリとハマらなかっただけだと思う。映画も同様の感想。
とはいえ、読んでてロシア文学に似たような文体?というか流れを感じたり、ただの小説ではなかった。(私の中のただの小説→ストーリー映像が頭に流れてくるから感情移入しやすいし読みやすいので気楽に読める)
城戸の内面がすごく深くて初めましての作家だったけども、在日の方なのかな?と思うくらい。
最初の設定を忘れてたので読み終わって序章に戻るとまたスッキリする。
メモ
映画で伝えたい事と小説で伝えたいことってそれぞれ違うのかしら。
ホン