平野啓一郎のレビュー一覧

  • ウェブ人間論

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    「ウェブ進化論」の著者である梅田さんと小説家である平野さんとの対談。「ウェブ進化論」をストックとするなら、「ウェブ人間論」はフロー。ITだけではなく文学についても知識がないと完全に理解することが難しいのではないか。「ウェブ進化論」の続編と思って読み進めると壁にぶち当たることになると思う。ちなみに、私は完全に理解できなかった。
    いい本であることには変わりないので、いずれ改めて読みたい。

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    2009年10月07日
  • 顔のない裸体たち

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    誰にも有り得る話。物語というより論文に近かった。肉体と精神の分離。快楽にすがっても大抵の人間は虚無に辿り着く。ミッチーのような例外を除いては。

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    2009年10月04日
  • ウェブ人間論

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    「WEB進化論」の梅田さんと75年生まれの作家・平野さんの対談集。ネット世界にどっぷりつかり、自在に泳ぎまくる梅田さんと、そういう世界になんだかんだで懐疑的で否定的な意見を出してくる平野さんが、超平行線上でガチンコ勝負。初めのうちはどちらかと言えば平野さんよりだったけど、後半は梅田さんの意見の方が納得できたかなあ・・・。まあ、どっちも少々極端なんですが(^^;ま、この本の趣旨は『どっちに賛同』というよりは、『じゃあ自分はどう思う?』ってのを考えさせることみたいですが。読んでる間中、「自分の頭を使って考えろ」と繰り返し言われていた気がします。印象的だったのは、平野さんは紙の本がなくなることに危惧

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    2011年07月15日
  • 「カッコいい」とは何か

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    『私とは何か:個人から分人へ』に続き、私にとって平野啓一郎さん2冊目の新書として読んだ。

    「カッコいい」は推しを前にして自分が口走る最上の級の褒め言葉だと日頃思っていて、この本のタイトルを目にした時、とても気になった。

    分厚い新書で、古今東西のカッコいいが集められている。面白く読んだし、読み終わって「カッコいい」について、なんとなく概念ができた気がする。「かわいい」との対比、未来志向の憧れか、過去への懐かしさか、男性性なのか?、いやその男性性も変化しており、女性のカッコいいももちろんある…などなど。

    作家の感性と力量を感じさせる本で、やはり小説を読んでみようと思った。

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    2026年05月18日
  • 文学は何の役に立つのか?

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     法学部出身の文学者なので、とても理屈っぽいところがいいと思いました。ドフトエフスキーや三島由紀夫の作品についての解説もとても良い。ドフトエフスキーをもう一度読みたくなった。

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    2026年05月16日
  • ある男

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    戸籍ねぇ。

    本で読み取るの難しいなーとか思ったので、再度映画でも見ました。

    原さん、幸せになってほしい

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    2026年05月14日
  • 空白を満たしなさい(下)

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    ネタバレ

    難しかった。というのも、哲学的な要素が多く、すべての考えを理解し考えさせる内容で難しいと感じた。
    作者はエッセイなどでも分人という考えを提唱しているようで、自身の考えをそのまんま物語に持ってきてしまうとはすごいなと思った。
    また、死について、遺された側のことを考えると亡くなった側の葛藤もよくわかった。
    タイトルは完全に主人公目線の意図かと思いきや、遺された側へのメッセージとは思っていなかった。
    装丁にも意図があり仕掛けが多い作品。

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    2026年05月12日
  • 日蝕・一月物語

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    緊張感、高揚感を自分も体験しているかのような、温度と匂いがする物語。知識と表現力と語彙力が圧倒的すぎて、まだまだ私には理解できていない。再読しなければ。
    この話が理解できるようになるまで読書を続けたいなと思った。

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    2026年05月11日
  • 本心

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    結局のところ他人の“本心”は完全には分からないもの。というか自分自身でも曖昧だと思う。
    それでも人は、相手を理解しようとするし、理解しようとした痕跡や記憶を抱えて生きていくしかないのではないかな。

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    2026年05月10日
  • 私とは何か 「個人」から「分人」へ

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    ネタバレ

    これまで多くの人が人間関係の中で感じていたであろうモヤモヤを"分人"という概念で言語化。
    個人をそれ以上の単位に分けられるという考え方は、新鮮でありながら確かに納得がいった。

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    2026年05月01日
  • 私とは何か 「個人」から「分人」へ

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    平野さんの存在は存じ上げていた。著書は恥ずかしながら未読だ。Youtube「出版区」を通じて、「分人」という考え方に興味が湧いて手に取った。書かれていることは、ざっくりと。起源・定義・自作における分人の解説・分人という考えを持っての対人方法。決して読みやすい一冊ではないが、読み終わった後に、そういう考え方も確かにあるし、無意識に自分でも「分人」を使っている自覚もできた。分人という言葉を持って平野さんの書かれた物語も読みたくなった。

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    2026年04月29日
  • 本心

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    近年のAIの進化が著しく将来沢山の仕事が人からロボットに代わっていくこと。少子高齢化や貧富の差が大きくなっていくこと。近い将来本当にそうなっていくんだろうなと思いながら読んでました。
    少し重めでリアルな内容もあり、読み進めるのが非常に苦しい場面もただありました。

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    2026年04月27日
  • 決壊(上)

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    主人公は誰もが憧れるエリート公務員。しかしそこには隠された過去が。さまざまな人と出会う中で変化する心情にも注目。真の幸福とは果たして何なのか、私たちは何のために生きるのか答えは誰にも分からない。

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    2026年04月25日
  • 文学は何の役に立つのか?

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    平野さんの文章は好きだが 私には難しく、 斜め読みの箇所が多かった。ハン・ガンさんの作品を読んでみたいと思った。

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    2026年04月21日
  • 小説の読み方

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    具体例に出てくる「蹴りたい背中」「ゴールデンスランバー」「罪と罰」「本心」はとても参考になった。

    一方で、全体としては高校の現代文の授業のように感じてしまった。もしかしたら文学部の講義ってこういうのなんだろうか。

    とはいえ、メモしたくなることもいくつかあり、読んで後悔はない。

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    2026年04月15日
  • ある男

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    『本心』の前日譚の物語。
    「もう十分」という言葉のなかには、幸せも不幸も知り尽くした人間のアイロニカルな情感を感じた。

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    2026年04月04日
  • ある男

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    ネタバレ

    「ある男」の正体を追う弁護士にフォーカスした物語の流れに惹き込まれた。
     重い出自を持つものは幸せになる権利はないのか?という問いが、主人公にも乱反射する群像劇。
     音楽やお酒の固有名詞がたくさん出てくるのは、この時代おしゃれだったのでしょうかね。
     きれいなところばかりではない、それぞれの人物の多面性が、人間らしく思えた。

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    2026年03月30日
  • ある男

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    『マチネの終わりに』が合わなかったのですが、この作品は面白かったです。
    相変わらず無駄に普段使わない漢字や用語を使うので、読みにくいのが難点ですが。
    この作家さんの作品はテーマは面白いので、文章の癖が無い映像化された方が伝わりやすいと思います。
    後、気になったのは、147ページの伊藤社長と城戸弁護士の会話です。
    伊藤社長の「古い山の持ち主を確認するために、戸籍を見ることがあるんですが、権利者が枝分かれして、もうグチャグチャなんですよ。」に対して、城戸は、「戸籍を見る」というのは、「登記簿を見る」の間違いだろうと思ったが、敢えて口にはしなかった。と有るのがよく分からなかったです。
    登記簿は、おそ

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    2026年03月29日
  • ある男

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    ネタバレ

    過去とは人を愛すにあたってなんなのか
    レッテルで人をみるべきではないのか

    大介の家族内で侮蔑と迫害を受けて肝臓の移植を押し付けられつつも被害者ぶることすら許されない過去と、xの殺人犯の父親が理由に虐められたことで強化された自分という姿かたちや人格や歴史への嫌悪感は、乱暴ながらも抽象化すれば同じく孤独にあるからこそ、小説を読んで共感するように、大介という人間の歴史に共感しながらxは生きたのか

    リエと全く同じような境遇をXがしていたら、X自体の境遇だった場合には2人は結婚していなかったかもしれないが、実際はそうではなくリエが惹かれたのはXの孤独と抽象化した"辛い体験"の共有

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    2026年03月26日
  • ある男

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    ネタバレ

    主にメインとなる話題は死刑制度についてなのかなと感じた。私的には死刑制度について、賛成である。これは、犯罪は環境要因、遺伝要因から来ているもので、そこにある程度の自由意志は存在しないのではないかと考えている。しかし、その環境要因の中に、今の司法制度があると思う。なので、死刑制度によってある程度の人間が抑制されていることも事実なので、今のままでもいいと考えた。しかし、最近では加害者の肩を持つ警察官も少なくないらしいので、目には目を歯には歯をの精神を捨てることなく、もう少し慎重に、しかしある程度大胆に司法制度の改善も考えてもいい頃なのかもしれない。
    この本の全体的な感想は、ストーリーの中間が非常に

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    2026年03月26日