平野啓一郎のレビュー一覧
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梅田望夫と平野啓一郎との対談本。
9年前に発行された本だが、梅田望夫のウェブに対する見方はおおむね合っているのかなと感じた。
細かいところを見れば確かに違う進化の仕方をしたものも見られるが、彼の主張の根本の部分はその通りであったなぁと見ます。Posted by ブクログ -
読み終わるのに半月もかかってしまった・・・。
3冊目に入り、益々内容が濃くなっていく。
私とショパン、ドラクロワ達と共有する時間もどんどん増えて、あらゆる想像を巡らせながらページを捲っていった。
あぁやっとここまで来たか・・・
でももう、あと残り一冊しかないのか・・・Posted by ブクログ -
まるで完成された素晴らしい絵画のように、陰惨ながらもとても美しい物語でした。最後の、サロメがヨカナーンの首にキスをする場面が好きです。恐ろしく、グロテスクで、不条理極まりない、けれど完全に純粋な恋。美しい、と思います。Posted by ブクログ
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大変現実に即したわれわれの精神の捉え方で、観察的にも統計的にも物理的にも、この説明がしっくりくるし、具体的な問題解決の方法も見えてくる。
発明、発見! -
名文の嵐。天才を描けるのは天才だけなのだ。が、いかんせん読むのは苦行のようだった。タイトル通りで全編通してとにかく薄暗い。特に第二部は、ずーーーーーっとショパンが追い詰められてて死にそうで死にそうでなかなか死なない。つらい。Posted by ブクログ
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平野啓一郎さんの、知識の広さや、感性の多様さがわかる本。他の著書やコラムなどで読んだ内容もありましたが、様々な切り口の対談などは、とても読みやすく面白かった。まだ読んでない平野作品を読みたくなった。Posted by ブクログ
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文才があるというのは、この人のような人を言うのだろうなと思う。そう感じる本を読むと、本を読むことは好きだが、作家には絶対なれないなと感じさせる。そんな感じの本。
文体が哲学的で癖があるので、合わない人もたくさん居るだろうと思うけれど、私はぐいぐい引き込まれ、あっという間に読めた。Posted by ブクログ