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Posted by ブクログ
「人生は大きな不協和音だ」
これを20代で書ききった作者に感銘を覚えました。
こんな描き物をされている最中、作者はすごい濃密な空間にいたんだろうなと、想像すると畏怖を覚えました。
人は死ぬ、という事をこの2部ではずっと突き付けられた時間になりました。
死が身の回りから現代的に忌避されている中、こんな形でしか段々と人へ伝えられなくなってきている気もします。
天才ショパンを通して人生の歩み方を、凡人ショパンを通して死ぬ過程とは何かを問いかける。
読んでいる途中より、読み終えた後の今の方が、頭の中でメロディーを奏でているのがすごく不思議。
思考から他の事が消え去るくらい、いい時間になりました。
Posted by ブクログ
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内容(「BOOK」データベースより)
病躯を引きずるように英国から戻ったショパンは、折からのコレラの大流行を避けてパリ郊外へ移った。起きあがることもままならぬショパンを訪なう様々な見舞客。長期にわたる病臥、激しい衰弱、喀血。死期を悟ったショパンは、集まった人々に限りなく美しく優しい言葉を遺す。「小説」という形式が完成したとされる十九世紀。その小説手法に正面から挑んだ稀代の雄編。堂々の完結。
ショパンの死からその後の処理までで物語は終わる。
この巻になってからは泣き通し。
いろんな感情が入り交じってしまって、あげくにはしゃくり上げつつページをめくる。
この「葬送」はもう一度最初から読み返してみようと思っています。
繊細で、美しい音楽を生み出した作曲家は、その曲同様
繊細で美しく、控えめでみなに愛され天に召されて行ったのだと。
死の床でも歌をせがみ、自分の葬儀の音楽を指示し、自分の作品の行く末をフランショームに託すショパン。
今までもショパンは好きな作曲家でしたが、この本をよみだしてからは絶対的な見方が、聴き方が変わりました。
この巻に入ってからはずーっとJablonskiのなにがしのショパンを流しながら読んだのですが、
自分の中での音楽が変わっていくのが手に取るようにわかって不思議な感覚に陥りました。
同じ録音なのに今までとは違う音に聞こえてくる不思議さと言ったら!
今までわたしが聞いていたのは「音」の羅列で「音楽」ではなかったのか?という驚愕すらあって。
もっともっと「音楽」を解し、演奏可能な人間になれるように、勉強したいと思うようになりました。
モーツアルトのレクイエムがまた違った意味で重要になり、
勉強してみたいと思いました。
いい作品でした。
たぶん一生手元に置いて、何かの折りにはよみかえすのだろうと。。。。
はじめ読めなかったのは嘘のようです。
重い本です、痛い本です。
でも興味のあるかたにはおすすめしたい作品となりました。
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