平野啓一郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
装丁に惹かれました。
ゴッホと目が合って。
そんな人も多いはず、、!
死んだ人が生き返るなんて嬉しいにきまってる、なんてこともないんだな。
当の本人は復生者として肩身の狭い暮らしを余儀なくされ、死に方が自殺だったならば余計に生きづらい。
自分の本当の顔というのはどれが正解なのか、親といるときか友人か家族か1人でいる時か。
分人という考え方をそのまま物語に落とし込んだような世界観。
大切な人を失うということは、その人と過ごした自分の分人も失うということ。
深いところまで掘り下げて結局本当のところが見えないから人を心から信じられない。
ドラマで実写もやってたの知らなくて、途中から役者さんに当て -
Posted by ブクログ
ネタバレ速読が流行る中、本書は「スローリーディング」を軸に、小説をどう味わうかを提示している。
印象に残ったのは「述語」の二種類――主語を説明するものと、物語を前進させるもの。これを意識するだけで小説のテンポの違いが見えてくるのは大きな発見だった。
一方で、理論編と実践編のつながりがやや分かりにくく、登場人物が多い小説の攻略法が示されていないのは残念。そこで自分なりに「人物を主語として整理し、述語の役割で物語を動かす人物を見極める」という読み方を提案したい。
小説を論理的に読む試みとして刺激的な一冊。自分なりの読み方を模索するきっかけになった。 -
Posted by ブクログ
やっと読み終わった上巻
ぞわぞわと恐怖の波が押し寄せてくる
はじめから
畳み掛けるように一気に話す崇の言葉に
ちょっと戸惑いつつ
一気に読み進めてきたけれど
頭が理解するのに時間がかかる文章に
自分の理解力のなさを
感じずにはいられないと共に
なんだか違和感を感じた
すべてが夢の中のことのように
何気ない家族の出来事は
どこにでもある
家族の悩みであって
何も珍しいことではない
だからこそかえって
恐怖を感じるような気がする
時に信頼が疑惑に突然かわることがある
その瞬間を
自分の目で見たかのような衝撃
崇と佳枝の関係がいったいどんなものなのか?
母と父の関係は?
少年と両親、同級生との関 -
Posted by ブクログ
登場人物の特徴的な部分でもあるが、哲学的な要素と独特な比喩表現が相まって読みづらい部分と、物語として面白いゾクゾクする狂気的な部分が入り混じっていて読み進める速度に山がある…笑
悪魔的な思想の「死」「殺人」において、自分のテリトリーで起きるか、テリトリーの外で起きるかによって考え方が違うという言い分はとても共感できる。
初・平野啓一郎で作家のクセって面白いなぁと俯瞰的に思いながら読む自分もいた。
【あらすじ】
地方都市で妻子と平凡な暮らしを送るサラリーマン沢野良介は、東京に住むエリート公務員の兄・崇と、自分の人生への違和感をネットの匿名日記に残していた。一方、いじめに苦しむ中学生・北崎友